ゲーム・インデックス

日付別

五十音順

アルファベット順

土嚢の会 2025.04.26

Lunch20250426.JPG第93回の土嚢の会です。参加者は13名、うち初参加1名です。初プレイは「クッレ」と「アスリ」です。そのうち「クッレ」はアブストラクトではなく昔の子供ゲームですが「アスリ」は「クインテン」の作者によるアブストラクトです。写真は昼食のマーブルオムライス。




アキバ Akiba
(説明 10分 プレイ時間 25分)
Akiba20250426.JPG初参加のナグナツさんと大昔にアバロンを遊んだことがあったなあと思い、その改良版(と勝手に思っている)である「アキバ」を遊びました。Kuba、Kubatoo、Trabouletといった別称があるみたいです。ギークによれば、作者の Serge Cahu はこのゲームしか作っていないようですね。中立のボール(赤)を過半数落とせば勝利。ボールを落とすと連続で手番があるのでかなりスピーディーです。今回は接戦!

参考:最初に遊んだ時のレポート
https://www.gamers-jp.com/playgame/archives/001371.html#akiba

結果:自分 7、ナグナツ* 6



クインテン Quinten
(プレイ時間 各15−40分)
Quinten20250426.JPG「クインテン」は今個人的に一番熱いゲームです。コネクションゲームとエリアマジョリティーを融合させたような不思議なゲームです。久し振りに参加してくれたいとうさんと遊びました。1戦目はすぐに決着がつきましたが、2戦目はかなりの接戦となり、なんとか勝ち切れました。やっぱり面白い。

結果
1戦目:自分* 勝利、いとう 敗北
2戦目:自分 勝利、いとう* 敗北



トレロス Toreros
(プレイ時間 各5−35分)
Toreros20250426.JPG自分は結構面白いんじゃないかと思っている「トレロス」です。まずはスコットさんと1戦、その後、土井さんと2戦しました。土井さんとの戦い(特に2戦目)は熱く、どこで牛を配置して放つかという読み合いが熱かったです。牛を囲うのは資格だけではなく8の字に囲うこともできますね。牛を放つことでしか相手を妨害できないので、このタイミングが大切です。

ゲームの面白さを掴むのが少し難しいかもしれません。周りでは評判が良くないのですが、自分は結構面白いと思います。

結果
1戦目:自分 勝利、スコット* 敗北
2戦目:土井* 勝利、自分 敗北
3戦目:自分* 勝利、土井 敗北



トルコ チェッカー Turkish Checkers
(プレイ時間 各15−20分)
草場さんに教えてもらって「トルコチェッカー」を遊びました。チェッカー模様を使わずに通常の8x8のマス目全てを使います。コマは前方か左右に進んだりジャンプします。相手の最前列に到達するとフライングキングになり、途中で進路を変えながら上下左右に幾つでも進めます。非常に強いです。

草場さんはプレイ経験が豊富で、まったく歯が立ちませんでした。左右に動き続けていたらゲームが終わらないんじゃと少し思いましたが、実際はそんな心配はないみたいです。

どこかで似たようなゲームを遊んだ気がしていたのですが、どうも去年のエッセンで遊んだ「ダマ」がこの「トルコチェッカー」の新版みたいです。ルールが少しだけ異なり、キングの動きがかなり弱いみたいです。今回は面白く感じたので、このルールの違いは大きいのかもしれません。(写真撮り忘れ)

以前2025年製品版 ダマ Dama を遊んだ時のレポート
https://www.gamers-jp.com/playgame/archives/002426.html#dama

結果
1戦目:草場* 勝利、自分 敗北
2戦目:草場 勝利、自分* 敗北



クッレ Kurre
(説明 5分 プレイ時間 各10−40分)
Kurre-Box20250426.JPGクニツィアの幻のゲーム「クッレ」がエサさんの好意で長年の時を経てようやく手に入りました。このゲームを最初に知ったのは、カプコンの「指輪物語」の説明書の最後のページです。そこにはクニツィアの経歴として受賞歴のあるゲーム4つが紹介されています。そのうちの3つ、「モダンアート」「古代ローマの新しいゲーム」「チグリスユーフラテス」は有名ですが、最後の1つがフィンランド児童ゲーム賞を1998年に受賞した「クッレ」なのです。まったく無名のゲームで、出版がフィンランドのタクティックということもあり非常に手に入りづらく、ebayやギークのゲーム販売でも見たことがありませんでした。しかしフィンランドのウェブサイトを漁ってようやく見つけたというわけです。エサさんがルールをその場で説明してくれました。

Kurre-LOTRDescription.JPGボードは7つのエリアが円形に繋がっています。各エリアには松ぼっくりを1−5個置けるマスがあります。各プレイヤーは24個の松ぼっくりを等分に分けてゲーム開始。手番には1−3の目のダイスを振りリスを時計回りか反時計回りに出目ちょうどのエリア数だけ進めます。そのエリアに空きマスがあれば松ぼっくりを置かなければならず、ここでまたダイスを振るか決められます。空きマスがなければ、そのエリアの松ぼっくりを全て獲得できます。こうして松ぼっくりを置かなければならないのに置けないプレイヤーがいたら終了。そのとき一番多くの松ぼっくりを持っていたら勝利です。

Kurre20250426.JPG単純に見えて、ダイスを振り続けるか止めるかという選択があり、かなり熱くなります。なんと3回も遊んでしまいました。展開によっては収束が長引くことがあるのが欠点で、2戦目は40分かかりましたが1・3戦目は10−15分でした。気になるなら松ぼっくりを3つ以上勝ち取ったら1つ減らすなどすれば良いのではと思います。クッレ!!!

結果
1戦目:エサ* 10、自分 7、中村 0(敗北)
2戦目:エサ 12、中村 5、自分* 0、土井 0(敗北)
3戦目:スコット* 7、自分 7、とけい 1、中村 0(敗北)



ブロックス Blokus
(プレイ時間 30分)
Blokus20250426.JPGスコットさんの提案で、久し振りに「ブロックス」を遊びました。昔よく遊んだゲームで、結構自信があったのですが、土井さんがうまいことエリアを獲得していって最後はかなり差がつきました。土井さんは全て使い切ってしかも最後のコマが1x1だったのでボーナス20点! 今度は土井さんとデュオを遊びたい。

結果:土井(赤) 20、自分(青) −10、中村(緑) −16、スコット(黄) −22



アスリ Asli
(プレイ時間 各5−15分)
Asli20250426.JPGkobaさんが発掘してきた「クインテン」の作者 Luis Bolaños Mures が作った囲碁のようなゲームです。グループが生きている条件が他のグループと空きますで縦横に繋がっていることなので、完全に囲まなくても分断すれば取れるし、また眼という概念はありません。なんだか不思議なゲームです。3回やっても雲を掴むような感じでした。これはこれで可能性を感じるので、また遊んでみたいものです。

結果
1戦目:エサ* 勝利、自分 敗北
2戦目:エサ 勝利、自分* 敗北
3戦目:自分 勝利、koba 敗北



これで今回の土嚢の会は終了です。参加者のうち道化師さん、タクヤさん、たっくんとは遊べませんでしたがまた次回に。


高尾ボードゲーム会 2025.04.20

ラー Ra (25世紀ゲームズ版 レギュラーエディション)
(プレイ時間 30分)
Ra20250420.JPG初めて遊ぶ25世紀ゲームズのレギュラーエディションです。ファラオエディションはタイルがプラスチックでさらに豪華なのですが、この版ではタイルが厚紙です。その分箱の厚さが3分の2くらいになり携帯制は増しています。

誰か来るのを待つ間に、イズナさんと2人で遊びました。イズナさんは2人ラーは初めてだそうですが、自分も久し振りです。タイルは全て袋から出して積み上げてからプレイ開始。この25世紀ゲームズ版はラータイルをひくと船が進み、船が最終マスに到達したらラウンド終了ということになっています。スタートマスから5マス進んだらランド終了で、2人の場合はこんなに短かったかなあ、と半分疑問に思いながらプレイ。5人プレイではすべてのラータイルが出る可能性があるので10マスだったことを思い出し、ボードで5人の場合を数えてみたら9マス目で終了になっています。なにかおかしい。

なんと、あとで確認したらボードは船のコマを使う場合(11マス)とこれまで通りにラータイルを置く場合(10マス)の両面になっていて、間違えてラータイルを置く方の面で船を使ってしまったので1マス少なかったのです。ギミックのせいで、こんなに色々面倒なことになっているとは。こんなギミックをつけなければ良いのに、と思ってしまいました。25世紀版を持っている人は気をつけましょう。

そんなわけで、本来はラータイルが6枚引かれたらラウンド終了のところ5枚で遊んでしまいました。毎回4回競り落とすのがギリギリで、ラータイル5枚で終了していたので、かなり短く感じました。イズナさんはモニュメント、自分はファラオとナイルで点数を稼いでいき、自分の勝利。

結果:自分 44、イズナ 9



イーグル チェイス Eagle Chase
(説明 20分 プレイ時間 35分)
EagleChase20250420.JPGシンプリーファンから出版されているクニツィアの教育ゲームです。アメリカ合衆国の50州を動き回り、様々な名所を訪ねたり鷲を捕まえたりして点数を得ていきます。ダイスを振ってなるべく効率よく回るだけなのですが、フライトカードやお邪魔カードもあり、また鷲は一度捕まえられると移動するまでは点数にならないので競争の要素もあります。アメリカを旅行している気分になれるし、カードにはしっかりと豆知識が書かれていて教育ゲームとしてはよくできているのではないでしょうか? 思ったよりもちゃんとゲームになっていて楽しめました。武井さんはダイス運に恵まれず、自分は最後にイズナさんに妨害されて、イズナさんの勝利。

結果:イズナ 12、自分 10、武井 9



バラージ Barrage (テンデイズゲームズ版)
(説明 40分 プレイ時間 190分)
Barrage20250420.JPG久し振りのバラージです。ルールの細かいところをすっかり忘れていて、ルールブックを読みながら説明しました。それにしても例外ルールみたいなのがすごく多くて大変なゲームです。道管のコストの高さを誤解しているプレイヤーがいて、一度最初からやり直したりしました。そこから3時間強です。長い!
最初だからあまり考えずにやればと思うのですが、もう遊ばないかもしれないからしっかり考えたいという意見があり、なるほど、そういう意見もあるのかと思いました。自分は割とこういう壮大で複雑なゲームは最初は考えてもしょうがないので(特にバラージは点数の見通しが悪いし)直感で進めていき、2回目3回目でわかってきてから徐々に考えを深めていく傾向があります。

ダムと水の流れのシステムは面白いのですが、ロンデルと2種類の重機のシステムはかなり面倒に感じました。さらに全員の異なるボードの特殊能力や追加の重役の能力の違いなど大変です。後半には少しずつプレイスピードも早くなって、ボードの左側のダムで水流を独占していたイズナさんの勝利。

結果:イズナ(フランス) 78、自分(ドイツ) 74、武井(アメリカ) 68、たっくん(イタリア) 62


メープルゲーム会 2025.04.19

指輪物語 デュエル 中つ国の決戦 The Lord of the Rings: Duel for Middle-earth (ホビージャパン版)
(説明 25分 プレイ時間 50分)
LOTRDuelForMiddle-Earth20250419.JPG「世界の7不思議:デュエル」のシステムをもとに指輪物語のテーマにした2人用ゲームです。戦闘の部分がマップになり、このマップをすべて制圧することも勝利条件の一つになっています。ゲームは3ラウンド制で、各ラウンドはカードの並べ方が異なります。表のカードを裏のカードを互い違いに配置していき、裏のカードはその上にあるカードが取られないと表になりません。

手番にはカードを1枚取り、その効果を発揮します。マップ上に自分のコマを置いたり、シンボルを集めて特殊能力を得たり、といった感じです。勝利条件が3通りくらいあり、それらを天秤にかけていくので、なかなかバランス感覚が難しいです。もう少しで勝てそうというところで追いつかれて逆転負け。

結果:スコット(サウロン) 勝利、自分(ホビット) 敗北



指輪物語 ボードゲーム Lord of the Rings (豪華版)敵たち Friends & Foes
(プレイ時間 95分)
LOTR20250419-1.JPG日本語では拡張がないのでなかなか遊ぶ機会がなかった「友と敵」を久し振りに遊びました。

粥村 Bree が終わったところで、敵カードが1枚だけになり、裂け谷 Rivendell でなんとか最後の1枚も消してショートカット達成。モリア Moria とロスローリエン Lothlórien を迂回しアイゼンガルドへ。ロスローリエンでもらえる12枚の特殊カードのうち3枚しかもらえないのは痛い(さらに指輪保持者はダイスも振る)ですが、それでも先に進む方が良いという判断です。

LOTR20250419-2.JPGアイゼンガルド Isengard をクリアし、ここでも的カードを全て倒してショートカットを達成し、ヘルム峡谷 Helm's Deep をスキップしてシェロブの巣 Shelob's Lair へ。ここの2番目のイベント Face of the Dead でサムもピピンもワイルドカードや3シールドがなく脱落! まさかここで脱落するとは! フロドである自分だけは生き残りましたが、もう次の手番で力付きサウロンに飲まれました。いやー、久し振りに「敵たち」拡張入りで遊んだけど面白いですね! また近いうちに遊びたい。

結果(サウロン12):44(敗北)(自分=フロド、デイブ=サム、スコット=ピピン)



フタン Hutan: Life in the Rainforest
(説明 25分 プレイ時間 35分)
Hutan20250419.JPG前回遊んだとき感じたのは、未完成や単一色でない島へのペナルティーが大きいこと。チケットトゥライド式で、マイナスかプラスかなので、今回はそのマイナスを非常に気にしながら遊びました。広げすぎないように保守的にプレイしていき、マイナスを抑えつつも動物の高得点ボーナス(11点)を達成して1位。

結果:自分 104、スコット 101、デイブ 99



ロングボード Longboard
(説明 15分 プレイ時間 40分)
Longboard20250419.JPGサーフボードをテーマにしたクニツィアのカードゲームです。2022年のキックスターターで買いそびれていたゲームですがようやく手に入れられました。タイトルは Long Board という風に二語だとおもっていたら、Longboard と一語でサーフボードの種類の一つのことだそうです。

手札は公開で最初は2枚、自分の前にカードをスートごとに緩い昇順(同数字可)に並べてサーフボードを作ります。手番は2アクション制で、アクションは次の3種類あります。山札から引いて自分の手札に加える、手札から自分のサーフボードの列に加える、自分の手札を1枚以上使って相手の手札1枚と交換して、ただちに自分のサーフボードの列に加える(ことのき相手からもらう手札の数値は自分が渡す手札の合計値未満でなければならない)。

つまり山札のカードが自分のサーフボードになるには必ず2アクションかかりますが、あまり2対1枚の交換をしているとそれだけよりアクションがかかることになるわけです。この、カード交換のシステムは同作者の「カステイェールス Castellers」に似ていますね。

サーフボードは4枚以上にならないと得点対象にはなりません。点数はカードに描かれたステッカーの枚数です。また最長のボードや最大のボード枚数にはボーナスがつきます。さらにゲームごとに目標カードが4枚あります。かなり既視感があるものの、よくまとまったゲームです。すべて公開情報なので遊びやすいですね。

結果:自分 40、デイブ 30、スコット 22



ユーカー Euchre
(説明 20分 プレイ時間 65分)
Euchre20250419.JPGカナダの国民的カードゲーム。通常は4人でのパートナーシップなのですが、3人用にアレンジしたルールで遊びました。24枚のカード(A-9)を4人分配ります。1人5枚で残った4枚のうち1番上の切り札表示カードを公開し、ディーラーの左隣りからその切り札で過半数(3トリック)勝てると思えば、ディーラーに「テイクイット」と言って表示カードを取らせ、デクレアラーになります。あるいはパスしてさらに左隣りにデクレアラーになる権利を譲ります。ディーラーもパスしたら今度は自由に切り札を決めるということで再び宣言フェイズがあります。

デクレアラーは5トリック中3トリック取るのが目的です。他の2人はそれを防ぐのが目的です。3人ルールでは、ダミープレイヤーの手札を一緒にしてその中から任意に5枚選べますが、勝った時の点数が低くなります。2人分の手札からベスト5を選ぶので、かなり勝ちやすいですが、ときどきそうでもないこともあります。10点先取なので、最後の方ではデクレアラーにわざと勝たせたりして調整していました。次回は4人で遊びたいですね。

結果:自分 10、デイブ 9、スコット 8



デスペラード Desperados (紙箱版)
(プレイ時間 4ディール55分)
Desperados20250419.JPGこれも4人のパートナーシップ戦が基本なのですが、3人で遊ぶのは初めて。3人だと個人戦となり40点先取です。ならず者カードが合算されないし、カードをパートナーに渡せないのですが、それ以外は思ったより悪くないです。ルールを1箇所間違えて、ならず者で攻撃されている時にその鉱山を閉じたら、最後の鉱脈カードを捨てなければならないということを忘れていました(版によってこのルールがないものもあるので、完全に間違いではないのですが)。4ディールでスコットさんがちょうど40点を達成して終了。

結果:スコット 40、自分 38、デイブ 37