第94回土嚢の会です。参加者は12名。初プレイは「ルミナスペル」、「ライネージ」、「キャトル」の3種で、うち「ライネージ」はこの日1番の収穫でした。午後のティータイムは久し振りのスコーンと紅茶でリラックスしました。
ルミナ スペル Lumina Spell
(説明 10分 プレイ時間 45分)
先日、高尾ボードゲーム会でプレイされているのを見て気になっていたゲームです。ランダム配置されたタイルを押し出してタイルを集めていき、公開されている共通のカードに示された目的を達成するというゲームです。カードは早い者勝ちで、常に4枚が公開されています。
タイルは3色1−8が各2枚に加えて中央に配置するタイルがあり7x7を構成しています。各プレイヤーはあらかじめ1枚のワイルドを持ち、1手目はこれを押し込んで反対側から押し出されたタイルを取るのです。数値が同じがプラスマイナス1差だと連続して2枚以上を押し出すことができ、これによってタイルを集めていきます。手番にはタイルを押す代わりにカードに示された組み合わせで点数を得ることができます。
カードには特定の色や連番や同数字などが示され、基本的にはタイル1枚1点になっています。達成がかなり難しく、また盤面も直前のプレイヤーによって大きく変わるのであらかじめ戦略を考えるのは不可能に近いです。また、最後に残ったタイルがマイナスになるのは、ちょっとチグハグな感じがします。
結果:イワーク 7、たっくん 1、自分 −1、道化師 −2
少し早めですが、昼食のマーブル特製オムライスです。
ヘックスキャップ Hexcap
久し振りに参加してくれた彼葉さんと「ヘックス」のバリエーションである「ヘックスキャップ」を遊びました。3連以上が並ぶと連続手番ですが、その前に両側に相手のコマが置かれてキャップされます。「デュプロヘックス」の7x7のボードで遊んだのですが、さすがにちょっと小さすぎたかなあと思います。9x9か11x11くらいが良いかもしれません。
結果;自分 勝利、彼葉 敗北
マナラス Manalath
(プレイ時間 各5−15分)
マナラスをリクエストしてくれたイワークさんと対戦。ボードの隅だと先手が割と簡単に勝ててしまうのですね。イワークさんは色々と研究をしているようで、非常に強くて勉強になりました。0勝4敗。このゲームはもっと遊ばれても良いゲームだと思います。
結果
1戦目:イワーク 勝利、自分* 敗北
2戦目:イワーク* 勝利、自分 敗北
3戦目:イワーク 勝利、自分* 敗北
4戦目:イワーク* 勝利、自分 敗北
頭脳絶好調3D Einfach Genial 3D
(説明 10分 プレイ時間 50分)
初参加の片岡さんとザザさんとルールが比較的シンプルな「頭脳絶好調3D」を遊びました。手札があるので純粋なアブストラクトではないですが、アブストラクトな要素が強いゲームです。だいぶ3Dに慣れてきて、最後に調整するタイミングがわかってきました。最後は強敵タクヤさんに追いつかれるかと思いましたが逃げ切れたようでホッとしました。
結果:自分 10−10−12−16−18−22、タクヤ 9−12−13−14−18−18、片岡 9−9−9−10−14−15、ザザ 8−8−8−9−13−13
フロウ Flow
(プレイ時間 5分)
先日のゲームマーケットでの戦利品のひとつ。草場さんが帰る直前に紹介も兼ねて1戦だけ遊びました。シンプルで良いゲームですが、先手後手の有利不利がどれだけあるかが気になります。先手が有利だと思うので、パイルールを取り入れても良いかもしれません。
結果:自分* 勝利、草場 敗北
ワイヤ Wire
(プレイ時間 各5−10分)
「フロウ」と同じサークルから出版された、ちょっと変わったコネクションゲームです。相手のコマも使って良いというのは「ウルトラ/ソートウエーブ」のようですが、配置を90度変えられるのは自分のコマだけです。しかし先手がかなり有利に思えます。防ぐ方法がありそうですが、まだよくわかりません。草場さん、kobaさんと計4戦遊んで、すべて先手が勝利しました。
結果
1戦目:草場* 勝利、自分 敗北
2戦目:koba* 勝利、自分 敗北
3戦目:自分* 勝利、koba 敗北
4戦目:koba* 勝利、自分 敗北
オービットー Orbito
(プレイ時間 各5-10分)
初参加の片岡さんとシンプルなアブストラクトゲームをいくつか遊びました。まずは、ボールを周回させるギミックが面白い「オービットー」です。おそらく先手がかなり有利で、最初の3戦は先手が勝利。4戦目は自分が先手だったのですが、2人同時に4連を作る引き分けとなりました。ということで、実質敗北です。
結果
1戦目:片岡* 勝利、自分 敗北
2戦目:自分* 勝利、片岡 敗北
3戦目:片岡* 勝利、自分 敗北
4戦目:引き分け
ペントアップ Pent-Up
(プレイ時間 2ゲーム25分)
ネスターゲームズのなかで比較的わかりやすい「ペントアップ」です。自分も遊ぶのは久し振りです。12種のペントミノをうまく使った素晴らしいゲームだと思います。配置可能な最上段に強制配置というルールがやっぱりよく効いていて、うまく相手の上に置けるように仕掛けていくのが楽しいです。2戦2勝。
結果
1戦目:自分 勝利、片岡* 敗北
2戦目:自分* 勝利、片岡 敗北
ヤバラックス Yavalax
片岡さんはザザさんや草場さんと「ヤバラス」をずっと遊んでいたようだったので、派生の「ヤバラックス」を紹介しつつ遊びました。片岡さんは強くて2戦0勝2敗。
結果
1戦目:片岡* 勝利、自分 敗北
2戦目:片岡 勝利、自分* 敗北
ライネージ Linage
(プレイ時間 各15分)
今日一番のヒット作。「クインテン」の作者が考案した「ライネージ」は11x11のボードと1色の石しか使わないゲームです。手番には石を任意の場所に打つだけ。しかし空きマスが繋がってできたエリアは必ず縦か横の連続した3マスの空きマスを含むようにしなければなりません。プレイヤーは縦と横に分かれて、縦だったら縦の連続した3マスを含むエリアが、横ならば横の連続した3マスを含むエリアがそれぞれプレイヤーのエリアとなります。最後に自分のエリアの合計が広い方が勝者です。
非常に不思議で斬新なルールです。まさか空きマスの並び方で所有者が決まるとは! どうも先手が有利らしく、最初に競りでコミを決めることが推奨されていますが、ゲームがわからないので5目半のコミで遊びました。1戦目は手探りでしたが、2戦目で少しわかるようになってきて、勝利。どちらも自分が後手で5.5のコミを入れた点数です。これは暫く遊び続けたい。「クインテン」とともに注目の碁盤ゲームです。
結果
1戦目:koba 40、自分 23.5
2戦目:自分 39.5、koba 36
キャトル Cattle
(説明 5分 プレイ時間 各5-10分)
UFOと羊に分かれて遊ぶ非対称ゲーム。なぜ羊なのにタイトルがキャトル(牛)なのかは謎ですが、コンポーネントのUFOや羊が素晴らしいです。連鎖しないチェッカーのように、直線上でUFOは羊を1匹だけ飛び越せます。すると羊はUFOに誘拐されたことになり、UFOの上に羊のコマを載せるのです。3つのUFOで3匹の羊を誘拐すればUFOの勝利。羊はUFOを1つでも動けなくすれば勝利です。また牽引光線という黄色の円盤があり、UFOはこの牽引光線を配置することによって隣接する羊を引き寄せられます。ゲーム的には「流氷に乗って」とかなり似たところがありますが、ボードの構成や移動のルールなどは異なります。
たっくんと3回遊びました。最初の2戦はたっくんが羊となったのですが、割とあっさりと3匹を捕まえてしまいました。交代して最後は自分が羊になりましたが、牽引光線が強くてあっさりと負けてしまいました。いまのところUFOが3勝です。
結果
1戦目:自分 勝利、たっくん* 敗北
2戦目:自分 勝利、たっくん* 敗北
3戦目:たっくん 勝利、自分* 敗北
(*は先手の羊、後手はUFO)
流氷に乗って Go with the Floe
(プレイ時間 各5分)
最後に再び片岡さんとネスターゲームズの「流氷に乗って」。細かいルールをかなり忘れていました。説明書のルールの構成がわかりづらく、もう少し要点をわかりやすくすっきりできなかったのかと思います。アザラシを交互に担当して自分が2勝したあと、最後にもう一度だけ片岡さんがアザラシを担当して見事勝利。
結果
1戦目:自分* 勝利、片岡 敗北
2戦目:自分 勝利、片岡* 敗北
3戦目:片岡* 勝利、自分 敗北
(*は先手のアザラシ)
これで5月の土嚢の会は終了です。しのだけさんと土井さんとは遊べませんでしたが、また次回に。
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