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土嚢の会 2017.06.10

6月の土嚢の会は、飛び入りも含めて総勢11人と盛況でした。合計で13種22ゲーム遊びました。うち土嚢は「ジルカン」「ペントアップ」「カラニッシュ」の3種。さらに、多くのテストプレイを通じて、白熱した議論が繰り広げられました。これからが楽しみです。



アキシオム Axiom
(説明 10分 プレイ時間 40分)
Axiom20170610.JPG遊ぶのは2004年以来となる「アキシオム」です。3Dのへんてこなゲームということ以外はまったくルールを覚えていませんでしたのでルールの読み合わせから始めます。自分の色のキューブ(ドームと呼ばれる突起が1つと2つの2種類ある)を6個とセプターと呼ばれる棒を2つ持って決められた初期配置から始めます。目的は、自分のセプターを相手のセプターがいるキューブに移動させることです。移動は縦横なら角を曲がって進めますが、斜めは同平面上のみです。また、他のセプターやキューブのドームがある場合はそれが障害物となりそれ以上は進めません。相手の色のキューブから自分の色のキューブへと移動すると、今いたばかりの相手の色のキューブを取り除くことができます。

最初の30分くらいは、このキューブ除去のルールを2人ともすっかり忘れていて、ゲームがダラダラと続きましたが、このルールが入ると一気に収束するようです。ルールに多少曖昧なところがあり、ギークなどでいろいろと調べてみる必要がありそうです。このあと、結構研究されていたので、また持ち込みたいと思います。

結果:エアンヌ 勝利、自分* 敗北



ラインズ オブ アクション Lines of Action
(プレイ時間 25分)
LinesOfAction20170610.JPGこれもちょっと久し振りに遊ぶゲームです。オセロやチェッカーで代用できてしまうのですが、やはり専用のボードとコマの方が格好が良いですね。目的は自分のコマをすべてひとまとめに繋げること。「ヴォロー」などの系統のゲームですが、おそらくこの「ラインズオブアクション」が元祖だと思います(違ったらすみません)。いちばんの特徴は、進む距離はその線上にいるコマの数だということです。そして自分のコマは飛び越えられますが相手のコマは飛び越えられないというのも、すごく良いルールだと思います。慣れるまでは移動力の計算が大変かもしれません。

結果:自分 勝利、菊子 敗北



ウィンカーズ Winkers the game
(プレイ時間 各5−15分)
Winkers20170610.JPG2014年のエッセンの中古ブースで見つけたゲーム。グレートアメリカンカンパニーという怪しい出版社ですが、ゲームは思いの外面白かった記憶があるので、今回持ち込んでみました。ちなみにギークでのレーティングは7つしかなく、1、4、4、4、5、5、5。これだからギークはあてになりません。それほど深いゲームではないと思いますが、それでも十分、研究対象として楽しめます。3目並べで、2段階構成になっており、1段目は共通のチェッカーコマで、2段目に自分の色のチップを置きます。ただしチップは10枚しかないので、やみくもに置いていけば良いというものではありません。このあたりがこのゲームの面白さです。後手が有利という声もありますが、実際どうなのか気になるところです。1戦目は菊子さんと、2−3戦目は「ペンギン」を遊んだ後に佐藤さんと遊びました。

結果
1戦目:自分 勝利、菊子* 敗北
2戦目:佐藤 勝利、自分* 敗北
3戦目:佐藤* 勝利、自分 敗北



ジルカン Zyrcan
(プレイ時間 各15−30分)
Zyrcan20170610.JPG自分が持ち込んだ中では初プレイのゲームです。3−5人と土嚢の中ではちょっと異色です。まず12隻ある自分の宇宙船を順番にボード上に配置してからゲーム開始。宇宙船には1−3の移動力があり、それぞれちょうどしか動けません。また動いた先に必ず敵の宇宙船がなければならず、移動後にその敵は除去されます。これを繰り返して最後に誰かが動けなくなったラウンドで終了です。もっともボード上に残っている宇宙船の総移動力の高いプレイヤーが勝利です。

ちょっと「ペンギン/それはオレの魚だ!」や「シュガーグライダー」に似ています。マルチなアブストラクトなので、結局どうしようもない部分が多いです。1戦目は自分、2戦目は土嚢の会初参加のフジマキさんの勝利です。

結果
1戦目:自分 11、しょう* 4、フジマキ 3
2戦目:フジマキ 7、しょう 4、自分* 3



フォールド イット Fold-it
(プレイ時間 10分)
Fold-it20170610.JPGしょうさんが持ち込んだハンカチを使った早解きパズルゲームです。めくられたカードに示された絵柄が隣り合わせに並ぶようにハンカチを折らなければなりません。ハンカチは両面で16の料理が4x4に並んでいますが、その位置は表と裏で同じです。また折るときは4x4のグリッドの線に沿って折らなければなりません。思ったより面白く、楽しめました。また遊びたい。

結果(残りのライフ数):しょう 2、自分 2、フジマキ 0



ペンギン Pingvinas
(プレイ時間 15分)
Pingvinas20170610.JPG「それは俺の魚だ!」の初版にあたる木製のバージョンです。自分はこのエディションが一番好きなので、時々持ち出して遊びます。今回は2人とも手強く、自分がエリアを確保したと思ったら2人はより大きいエリアを確保していました。久し振りにこのゲームで最下位になってしまいました。

結果:フジマキ 35、しょう* 34、自分 31



ペントアップ Pent-Up
(プレイ時間 各10分)
Pent-Up20170610.JPG前回遊びに来てくれたときは、一緒にゲームをしなかったので、今回は2つほどひなさんと遊びました。「ペントアップ」はプレイスタイルによって階層の数がかなり変わるのですが、今回はなんと5段になりました。一時はさらに上を取られるかとひやひやしましたが、相手のミスで勝利。でも2戦目は負けてしまいました。ひなさん、強いです。

結果
1戦目:自分* 勝利、ひな 敗北
2戦目:ひな* 勝利、自分 敗北



香港 Hong Kong
(説明 5分 プレイ時間 20分)
HongKong20170610.JPG続けて「香港」です。どうも勝利条件である、より多くの建物を勝ち取るというのを勘違いしていたみたいで、悪かったです。珍しく、取ったり取られたりがほとんど起こらないという、かなり静かな香港でした。屋根と高速建築をうまくセーブして、勝利。

結果:自分* 14、ひな 10



ヤバラックス Yavalax
(プレイ時間 各5−10分)
Yavalax20170610.JPGまだ遊んだことがないという彼葉さんと「ヤバラックス」を遊びました。手番に2つ置くのが難しかったようです。しかし、2つ置きルールは、先手後手の有利不利がなくなるという大きな長所があるので好きなルールです。「六目並べ」「デュプロヘックス」など多くのアブストラクトゲームに使われています。相手の3連を弱点としてうまく利用するのがコツです。

結果
1戦目:自分 勝利、彼葉* 敗北
2戦目:自分* 勝利、彼葉 敗北



カラニッシュ Callanish
(プレイ時間 各10分)
Callanish20170610.JPG飛び入りのメンマさんと「カラニッシュ」を遊びました。チェスのナイトの動きとライン上でのエリアマジョリティーを組み合わせた面白いゲームです。土嚢にはまだまだ面白いゲームがありますよ! メンマさん、また立ち寄ってくださいね。

結果
1戦目:メンマ* 勝利、自分 敗北
2戦目:自分* 勝利、メンマ 敗北



ロボトリー Robotory (アズモデ版)
(プレイ時間 各10−15分)
Robotory20170610.JPGこれもちょっと久し振りに遊ぶ「ロボトリー」です。なかなか類を見ないシステムで、自分は好きなゲームの一つです。赤の中立ロボットの使い方が肝ですね。また、ゲームをどちらが終わらせるのかという駆け引きも面白いです。土井さんと遊び、こちらの経験の利があったのか、2戦2勝でした。なお、リメイクの「パクパクパーク」では少し運がある遊び方もできます。

結果
1戦目:自分* 3、土井 0
2戦目:自分 2、土井* 1



シンガポール Singapur
(プレイ時間 各15分)
Singapur20170610.JPG「香港」に続いてクニツィアのアジア都市ゲーム3部作の2作目です(3作目は「京都」)。同じ出版社から出ている「グラビタス」や「キャッチ」は完全情報のアブストラクトですが、この「シンガポール」は手札が4枚あるので、アブストラクトではありません。どちらかといえば「ケルトタイル」などに近いプレイ感覚です。より多くのビルが見えていた方が勝ちというメカニクスが、かなり悩ましく面白いです。これは普通のゲーム会に持っていっても問題ないゲームですね。しょうさんも気に入っていました。

結果
1戦目:自分* 8、しょう 5
2戦目:しょう* 8、自分 7



アッパーハンド Upper Hand
(プレイ時間 各15−20分)
UpperHand20170610.JPG最後は7路のアッパーハンドです。先月は菊子さんに負けてしまったので、再チャレンジというわけです。どうも自分は上を取ることにこだわりすぎるようで、1戦目は4差で敗北。2戦目はその辺りを意識して周りを固めていたら、1点差で勝てました。なお先手が圧倒的に有利なので、お互いに先手を1回ずつの2回で1戦としています。先手は後手が残したボールの数だけ得点です。万が一先手が負けたら、マイナス点となります。

結果
1戦目:菊子 15、自分 11
2戦目:自分 17、菊子 16



夕食は1階のイタリアンで6人で楽しくおしゃべりをしました。また来月!


ディアシュピール 2017.06.05

ビッグ ファイブ Big Five
(プレイ時間 2ディール25分)
BigFive20170605.JPGまずは、かんちょーさんも交えて「ビッグファイブ」を遊びました。みんな「クワークル」は遊んだことがあるそうですが、「ビッグファイブ」は初めてだそうです。大きな違いは、個人の山札をなくすことが目的で、点数をつける手間がないことです。さらに、スモール4とビッグ5のルールが効いており、これによって山札を一気に少なくすることができます。そして配置の時には必ず配置する列のうち1枚は既に置かれているカードでなければなりません。この最後のルールはとても良いルールだと思います。2ディール遊んで1ディール目はあっしーさん、2ディール目はかんちょーさんがそれぞれ上がって0点。自分は振るわず、合計で最下位でした。

結果:あっしー 1、たかはし 11、かんちょー 11、自分 13



コンテナ Container
(説明 20分 プレイ時間 70分)
Container20170605.JPGさて何を遊ぼうかということになり、時間もあったので「コンテナ」を遊ぶことになりました。特殊ルールなど一切なく、非常に洗練されているルールです。4人でのショートゲームで、一つだけアンバランスな色があるのが難しいです。自分の10点であるオレンジ色は誰も生産していない状態から始まり、最初にオレンジの工場を建てたたかはしさんがやたらとオレンジの値段を釣り上げるので途中はヒヤヒヤしました。自分は工場は1つのまま早めに倉庫を3つにして、倉庫で稼ぎました。主版に、のずさんがたかはしさんのコンテナを高値で購入して、このあたりで勝負が決まったと思います。やはり傑作。次こそロングゲームを遊びたい。

結果:たかはし:123(63+60)、自分 104(32+72)、のず 92(36+56)、わかとも 81(66+15)(カッコ内は、現金+コンテナ)



ニューヨーク スライス ピザ New York Slice
(プレイ時間 25分)
NewYorkSlice20170605.JPG最後は5人で「もっとホイップを」の新版の「ニューヨークスライスピザ」です。作者はアラーズ。やはり11分割されています。以前、ワシントンDCでの自宅ゲーム会の時にデリバリーを頼んだニューヨークピザという店を思い出しました。自分はそこでよくアンチョビとパイナップルというピザをよく食べていましたが、アンチョビは嫌われ者。このゲームでもそれは同じです。

ピザは数字に書かれた枚数だけありますが、追加でハーフハーフのスライスがあり、これは2分の1スライスとして数えます。また、毎回特殊能力が書かれたタイルをめくり、これをどれかの塊に付けるのです。この特殊能力が結構バランスを欠いています。さらにアンチョビは通常はマイナス点。それ以外は、「もっとホイップを」と同じルールです。

やはり切り分けには結構時間がかかります。これがこのゲームの核心部分なので、仕方ないのですが、そう続けて遊びたいタイプのゲームではないですね。でもたまに遊ぶには良いと思います。

結果:わかとも 22、ももこ 20、自分 18、たかはし 15、あっしー 10


ボードゲームサークル まんまる 2017.06.04

巨大カメのかけっこ La Maxi Course des Tortues
(プレイ時間 各10-15分)
LaMaxiCourseDesTortues20170604.JPG「かめのかけっこ」のフランス版はなぜか巨大です。とはいっても通常の12インチ正方形箱くらいなのですが、ボードとカードが大きくなって見やすくなりました。遊びやすさはこの巨大版の方が上です。agatamoさんの息子のトモヒト君でも遊べるゲームということで出してみたのですが、結果としてはトモヒト君に助けられて2勝しました。1戦目は、もうこれ以上良くならないと思ったのか、自分の色をゴールしてくれて勝利。2戦目は自分の色のカメをゴールの2歩手前まで誘導してくれて、自分が2歩進めて勝利。子供にとっては、正体隠匿は概念として少々難しいジャンルなのかもしれませんね。

結果
1戦目:自分 1位、TOMI 2位、agatamo 3位、ワタナベ 4位、トモヒト 5位
2戦目:自分 1位、TOMI 2位、トモヒト 3位、agatamo 4位、ワタナベ 5位



メンバーズオンリー Members Only
(説明 5分 プレイ時間 75分)
MembersOnly20170604.JPGagatamoさん持ち込みの「メンバーズオンリー」です。いつもの通り、地道に稼いでみたり、大穴を狙ってみたりと、賭けを楽しみました。N枚以上よりもN枚以下のほうが賭けづらいのですが、大当たりはこちらにあることが多いです。みんながお互いに持っているのではと牽制しあって結局なかったりするからです。惜しくも4点差で2位。最後にもう1ジャンルとれなかったのが痛かったです。

結果:ワタナベ 23、自分 19、agatamo 16、TOMI 15、トモヒト 6



オロンゴ Orongo
(説明 10分 プレイ時間 45分)
Orongo20170604.JPG大麦さんに誘われて、「オロンゴ」のテーブルに混ぜてもらいました。ソルさんの所有物だったようで、最後に建てる記念のモアイが金色に塗られているのが個性的でした。特に、表向きに置かれたタイルがどこなのかを示す自作と思われる輪がたくさんついており、これでボードの状況が分かりやすくなりました。なるほど、みんな色々と工夫するものですね。

序盤では山が出なかったので、あまり無理をせずに2位を狙ったり貝を貯めたりします。中盤以降は2箇所を拠点にして、うまく安全な海岸線を確保し、モアイを少しずつ建てていきました。最後には貝不足にも陥らずに、金色のモアイを置き切って勝利。やはりオロンゴは良いゲームですね。

結果:自分 0、みどり 1、大麦 2、タナハ 3



いろんな動物 Viele Tiere
(プレイ時間 各5分)
「動物集め」はハバから2005年に出版されているクニツィアの子供ゲームです。1-4枚のタイルを組み合わせると動物の姿が完成するようになっており、また動物の背景色3色に合わせて木製の飼育係コマが3つあります。全部で3種類のゲームが遊べます。せっかくなので、順番にゲーム1から3までを遊びました。なお年齢は4歳以上99歳以下です。

ゲーム1:動物園の混乱 Chaos im Zoo
VieleTiere1ChaosImZoo20170604.JPG「メモリー(神経衰弱)」のバリアントです。蛇の3枚以外のすべてのタイルを裏向きに並べます。同じ動物のタイルをめくっている限りめくり続けられますが、違う動物をめくったら失敗ですべて伏せて戻します。もし動物を完成させるまでめくると、その背景色に対応した飼育係を受け取ります。これは他のプレイヤーが完成されると取られてしまいます。すべてのタイルが表になって取られたらゲーム終了。飼育係は1つにつき蛇タイル1枚がもらえます。タイル枚数の最も多いプレイヤーの勝利です。TOMIさんが記憶力が良くて勝利。

結果:TOMI 11、ワタナベ 8、トモヒト 6、みどり 4、agatamo 4、自分 1



ゲーム2:素早い飼育係 Schnelle Zoowärter
VieleTiere2SchnelleZoowarter20170604.JPGスピードゲームです。順にタイルを1枚ずつ表向きにします(裏向きに伏せません)。その結果、どれか動物が完成したら、その背景色に対応する色の飼育係をいち早くつかみます。最初につかんだプレイヤーが、その完成した動物タイルをすべて獲得します。すべてのタイルがなくなったら終了。タイル枚数の最も多いプレイヤーの勝利です。これは、みどりさんが強かったです。

結果:みどり 11、TOMI 10、ワタナベ 8、トモヒト 3、自分 1、agatamo 0



ゲーム3:大きな動物と小さな動物 Kleine und große Tiere
VieleTiere3KleineUndGrosseTiere20170604.JPG最後のゲームですが、これは運だけのゲームです。飼育係は使いません。順にめくっていき、動物が完成したらその動物タイルをすべて獲得する、それだけです。運だめしですね。一番運が良かったのはagatamoさんです。

結果:agatamo 8、TOMI 8、みどり 6、トモヒト 5、ワタナベ 4、自分 3



3つの中で、一番ゲームとして良いのは最初のゲームかもしれません。以下が3ゲーム通しての総合結果です。

総得点:TOMI 29、みどり 21、ワタナベ 20、トモヒト 14、agatamo 12、自分 5



リカーーーリング Recurrring
(説明 5分 プレイ時間 各10-15分)
Recurrring20170604.JPG今回はお試しで1ディール勝負を2回、4人と3人で遊びました。自分以外は全員初プレイです。本当ならば、何度か繰り返した方が面白さがわかるのですが、時間の関係上仕方ありません。でもagatamoさんにも試してもらえたのは良かったです。

結果
1戦目:agatamo 13、自分 9、みどり 8、TOMI 6
2戦目:みどり 12、TOMI 11、自分 5



インフェルノ Inferno (テンデイズゲームズ第2版)
(プレイ時間 3ディール30分)
Inferno20170604.JPGテンデイズゲームが最近再販した、小箱の「インフェルノ」です。6人だと誰かしらが安全に引き取ることが多いのですが、そうならずに1巡してからが熱いです。何度も歓声が上がりました。これは面白い、と初めての方にも好評だったようで良かったです。

結果:自分 33、TOMI 43、ワタナベ 58、ニンジャスレイヤー 64、スズキ 66、みどり 76



コード破り Code Knacker
(説明 5分 プレイ時間 30分)
CodeKnacker-Boxes.JPG「コード破り」はクニツィアがラベンスバーガーから2007年に出版したダイスゲームです。獲得するカードの構成と終了条件を変更した「イゴール Igor」がR&Rから翌2008年に、さらに、それとほぼ同じ「ディノパーク Dino Park」がピアトニクから2013年にリメイクとして出版されました。手番にはダイスを振り、場にある金庫カードの暗証番号と合致させて、できるだけ多くの高得点の金庫カードを獲得することが目的です。バーストの要素があり、「ダイスゲーム百科」の区分でいけば「危険なゲーム」に分類されるでしょう。

CodeKnacker-Dice.JPGコンポーネントはダイス5個(1、2、3、4、5、マイクロチップの6面)と金庫カード22枚、そして半透明の赤いチップが17枚だけです。金庫カードはしっかりした厚紙でできており、それぞれに獲得した時の得点(2−5点)と、3-6個の暗証番号が書かれています。かなりシンプルなコンポーネントと言えます。

CodeKnacker-Cards.JPG金庫カードをシャッフルし、そこから場に表向きに3枚置いてゲーム開始です。手番プレイヤーは5個のダイスをすべて振ります。振るたびに1個以上のダイスを脇によけなければなりません。ダイスが1-5の数字の目のときは、それに対応する暗証番号が金庫カードのどれかになければ脇によけられません。脇によけたら、暗証番号の上に赤いチップを置きます。金庫カードには仕掛けがあって、チップを置くと数字が消えてX印が浮かび上がります。マイクロチップの目は自由に脇によけられますが、チップは置けません。これらはあとで、追加手番のチャンスになります。

CodeKnacker-Marker.JPGここで手番を終了するか、まだ脇によけていないダイスを振り直すかを決めます。こうして毎回1個以上のダイスを新たに脇によけていき、そのたびに手番を終了するか、振り直して続けるかを決めるのです。一度、脇によけたダイスは振り直すことはできません。ダイスを振らずに手番を終了すると決めたならば、そのときすべての暗証番号にチップが乗った金庫カードをすべて獲得できます。

CodeKnacker-Gimmic.JPGもし、5個すべてのダイスを脇によけることに成功し、かつそのうち2個以上がマイクロチップならば、再び5個すべてのダイスを手にとって手番を続けられます。この追加手番は何度でも起こりえます。

振ったダイスを1個も新たに脇によけられなければバーストで、何も獲得せずに手番終了です。もしすべての暗証番号にチップが乗っている金庫があっても、それは捨てられて誰のものにもなりません。自発的に手番を終了する以外には、金庫カードは得られないのです。

手番が終わったら、再び場が3枚になるように金庫カードを山から表向きに出して、次のプレイヤーの手番になります。このとき、チップが暗証番号の一部にだけ乗っている金庫はそのままです。場が3枚に補充できなくなるとゲーム終了です。もっとも合計得点の高いプレイヤーの勝利です。

CodeKnacker-CardsWithAllSymbols.JPGダイスの運があるとはいえ、なかなか考えさせられるゲームです。合致する数字やマイクロチップが出ても、脇によけるのは義務ではありません。追加手番を狙っていくのか、今回でカードを取れる確率を最大にするのかというジレンマがあります。暗証番号が6個のカードは、必ず2手番以上はかかります。追加手番の確率を上げたいならば、マイクロチップが2つ出るまではダイスを1個しか脇によけないようにする方が良いでしょう。また、欲張ってチップをたくさん置いてしまうと数字の目でのバーストも起こりやすくなるので要注意です。ダウンタイムがあるので、「ヘックメック」と同様に2-3人が最適でしょう。一番プレイ感覚が近いのは「リスクエクスプレス/戦国時代」だと思います。

Igor-Cards.JPGバージョンによってテーマ、カード枚数や終了条件が異なります。テーマは「コード破り」が金庫の暗証番号、「イゴール」がモンスターの生成、そして「ディノパーク」が恐竜探しになっています。箱が一番コンパクトで内容物に合った大きさなのは「コード破り」で、赤いチップのギミックもあり一番完成度が高いです。他の2つはカードが厚紙ではないので内容物が少ない割に、箱がやたらと大きいのですが、テーマの好みや絵柄で選ぶと良いでしょう。

ルール上の大きな違いとしてはカード構成とゲームの終了条件があります。「コード破り」では22枚の厚紙でできた金庫カードがあります。場を3枚にできないとゲーム終了なので、実際にはそのうち20枚ほどしか使いません。カードの得点は2−5点で枚数のバランスもこれが一番良いと思います。「イゴール」と「ディノパーク」では18枚のカードをすべて使い、点数は1−5点で枚数も同じですが、達成条件のシンボルの組み合わせが少しだけ異なります。「コード破り」と比べると、ダイス2個で達成できる1点のカードが入っているのはかなり大きな違いです。なおどのバージョンにも5種類すべての目が必要な3点のカードがあります。

Igor-CardsIdentical.JPG余談ですが、「イゴール」にはなぜかまったく同じ達成条件の1点カードが2枚あり、もしかしてミスプリントなのではないかと思われます。カードのデザインは「コード破り」と「ディノパーク」は点数別にイラストが異なるのに対し、「イゴール」では点数に関係なく2枚のカードが同じモンスターのペアになっており、同色の背景になっています。

カード構成と枚数
コード破り:金庫カード22枚(2点x7、3点x6、4点x5、5点x4、計72点)
イゴール:モンスターカード18枚(1点x3、2点x3、3点x5、4点x4、5点x3、計55点)
ディノパーク:恐竜カード18枚(1点x3、2点x3、3点x5、4点x4、5点x3、計55点)

ダイスの目(*は2個で追加手番になる目)
コード破り:1、2、3、4、5、*マイクロチップ
イゴール:赤茶、黄、緑、灰、黒、*IGOR
ディノパーク:金槌、穴、縄、罠、網、*双眼鏡

カードに置くマーカー
コード破り:半透明のチップ(赤:置くと数字がX印になる)17個
イゴール:助手チップ(黒)18個
ディノパーク:探検家(木製のコマ)18個

終了条件
コード破り:場のカードが3枚にならなかったとき
イゴール:すべてのカードを取った/捨てたとき
ディノパーク:すべてのカードを取った/捨てたとき

短縮ルール
コード破り:なし
イゴール:5枚のカードをあらかじめ取り除く
ディノパーク:5枚のカードをあらかじめ取り除く

CodeKnacker20170604.JPG今回は3人で遊びました。ダイスが飛び散らないように木製のダイスウォール使用です。自分のダイス運が非常によく、写真のように、4があと3つ必要だと4が3つとマイクロチップが出るというように、なんだか幸運過ぎる展開でした。どんどん得点を重ねていき30点を超えて勝利。反対にのっさんはバーストが理不尽に多く、少々可哀想でしたが、ゲーム自体は楽しんでもらえたようです。

結果:自分 31、スズキ 20、のっさん 8



奇妙なキッチン Cucina Curiosa
(プレイ時間 15分)
CucinaCuriosa20170604.JPG最近ちょっと気に入っているパズルゲームの「奇妙なキッチン」です。今回は欲張りすぎて、最後の最後まで入り口のタイルを置かなかったのが敗因でした。マイナス2点となる魚の骨を2つも獲得してしまい、差し引き6点に終わりました。タイルのパターンがかなり特徴があるので、少し研究してみたくなりますね。

結果:スズキ 10、自分 6、のっさん 4



秦 Qin + ヒキガエルと龍亀 Neuer Spielplan
(説明 5分 プレイ時間 各15-25分)
QinToad20170604.JPG秦の拡張ボード入りを久しぶりに遊びました。まずは「ヒキガエル」。緑が美しいボードでスタート地点が各色2つずつあるのが独特です。Traxさんがいち早くコツをつかんだようで、村はどんどん獲得するし、相手のパゴダは併合で追い出すしで、ダントツでトップでした。

QinDragonTurtle20170604.JPG次に「龍亀」のボードです。自分は慎重に隙をつくらないように進めます。みんなタイルの引きに翻弄されていたようで、その間を縫ってなんとか僅差で勝利。最後は運がこちらにありました。

結果
1戦目(ヒキガエル):Trax 0、のっさん 6、自分 8
2戦目(龍亀):自分 0、Trax 1、のっさん 5



Manmaru20170604.JPG2次会でも少しゲームをしたり、色々な話で盛り上がりました。