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ディアシュピール 2023.09.12

今回はなんとクニツィアの子供ゲーム6種も遊びました。セレクタ、シュピーゲルブルク、ハバ、ペガサスといった出版社からの知られざるゲームたちです。今回の個人的初プレイは「バンディット」と「ライツスタータップス」です。



バンディット Bandito
(プレイ時間 5分)
Bandito20230912.JPGセレクタから出版されていたクニツィアの子供ゲームです。めくられたのと全く同じ絵柄を探すというそれだけのゲームですが、似た絵柄が非常に多く、またタイルは両面なのでリアルタイムでタイルをひっくり返して両面をチェックしなければなりません。最初に見つけると副保安官 Deputy の銀のバッジがもらえ、2回見つけると保安官 Sheriff の金のバッジがもらえて勝利です。

結果:自分 2、やぎの 1



おやすみ、月のクマさん! Schlaf gut, kleiner Mondbär!
(プレイ時間 5分)
SchlafGutKleinerMondbar20230912.JPGシュピーゲルブルクから出版されていたクニツィアの子供ゲームです。遊ぶのは2回目。ルールをすっかり忘れていたのですが、ダイスを振って出た動物を引き寄せ。ダイスで星を振ると持っている動物の数だけ星を減らせる、というゲームです。星がなくなれば勝利。運だけのゲームですが、意外と接戦になって盛り上がります。無の時間もありますが、それも良いのでは。やぎのさんがすべての星をなくして勝利。

結果:やぎの 0(勝利)、自分 1



うさぎのニーノ Nino Conillo
(プレイ時間 各3-5分)
NinoConillo20230912.JPGセレクタから出版されていたクニツィアの子供ゲームです。目的はより多くのウサギを獲得すること。ダイスを振り対応する色の出口にウサギを置きます。既に置かれていたらウサギを獲得できます。出口は5色。ダイス目のうち1面はウサギの目で、これは中央から直接ウサギを獲得できます。ただし、これだと相手にそのまま出口のウサギを残してしまうので、必ずしも良いとは限りません。

1戦目、2戦目は8対8の同点だったのですが、3戦目でようやく決着がつきました。

結果(*は先手)
1戦目:やぎの* 8、自分 8
2戦目:やぎの 8、自分* 8
3戦目:自分 10、やぎの* 8



ムムム! Mmm!
(プレイ時間 各15分)
Mmm20230912.JPGペガサスから出版されていたクニツィアの子供ゲームです。とはいっても、配置のルール(必ず縦列か横列のどちらかに収まるようにチップを置く)のバリアントを加えれば、大人が遊んでも楽しい協力ゲームです。

1戦目は5マスの食べ物がある難しい面でプレイし惨敗。それならと、2戦目は易しい面でプレイしましたが、あと1ますというところで敗北しました。ムムム、難しい!

結果
1戦目(上級):敗北
2戦目(初級):敗北(残り1マス)



フロッテ フロッセ Flotte Flosse
(説明 プレイ時間 各5分)
FlotteFlosse20230912.JPGハバから出版されていたクニツィアの子供ゲームです。めくり札に描かれた魚を探して網で叩きますが、魚が危険な状態(牙をだしている)たら取ると失点になります。お互いに手を出そうとして止まる瞬間が面白いですね。

めくり札には漁師が4枚くらい入っていて、これが出たときは木製の漁師のコマを網で叩きます。これがなかなか楽しい!3回遊んで惨敗でした。

結果
1戦目:やぎの 7、自分 4
2戦目:やぎの 8、自分 6
3戦目:やぎの 6、自分 5



クラスク Klask
やぎのさんが得意だというのでクラスクを何度か遊びました。なかなか勝てずに、もう1回、もう1回とリクエストしているうちになんと7回も遊んでしまいました。6戦目でようやく勝利しましたが、7戦目では再び敗北。いずれまた挑戦したいものです。(写真撮り忘れ)

結果
1戦目:やぎの 6、自分 5
2戦目:やぎの 6、自分 1
3戦目:やぎの 6、自分 4
4戦目:やぎの 6、自分 1
5戦目:やぎの 6、自分 0
6戦目:自分 6、やぎの 2
7戦目:やぎの 6、自分 2



ババババ バーガー BaBaBaBa Burger
(プレイ時間 45分)
BabababaBurger20230912.JPGハンバーガーを作る賽苑の昔のゲーム。3人で遊びました。わからないままに食材を集めていくのが面白く、手札制限もほどよい感じです。少々勝利点(注文の値段)のバランスが悪いところなどもありますが、システムはすごく良くできています。どこかの大手出版社から再販して欲しいものです。

結果:やぎの 2100、自分 1500、はっくつ 900



キャプテン シャーキー ヤシの木に登れ! Capt'n Sharky: Ab auf die Palme!
(プレイ時間 25分)
CaptnSharkyAbAufDiePalme20230912.JPGシュピーゲルブルグから出版されていたクニツィアの子供ゲームです。コンポーネントの椰子の木が大掛かりで楽しいです。ゲームもしっかりとしていて、大人でも結構楽しめるのではと思います。今回は特殊カードの赤枠のイベントカードも入れましたが、これに関するルールが結構曖昧で解釈が間違っていたかもしれません。これらは抜いても良いと思います。

今回は中間点の半分の椰子の実が1つしか取れず、最下位になってしまいました。

結果:やぎの 37、かーん 28、はっくつ 24、自分 20



カルテル Cartel
(説明 10分 プレイ時間 80分)
Cartel20230912.JPGかーんさんのリクエストで持ち込んだ1974年のいにしえのゲームです。結構細かいルールを忘れていましたが、正しく遊べたと思います。引いたカードが結構運がよく、着々とカルテルを広げていくことができました。とても1974年製とは思えない面白さです。現金、株券、債権の組み合わせでの支払いが熱い。そして債権を使うと収入が以後半分になるのもすごい。

結果:自分 1158、やぎの 1078、はっくつ 705、かーん 629



ニワトリ大混戦 Hennen Rennen
(説明 10分 プレイ時間 10分)
HennenRennen20230912.JPGはっくつさんのリクエストで「ニワトリ大混戦」を遊びました。「ピューマフィア」の元になったゲームで、1ディールのみの戦いです。特殊タイルはなく、カードも1−100という数値です。

トリックでは2位になるのが目標なのですが、手札に来るのは高数字のカードばかりで、なかなか2位が取れずに難しかったです。このバージョンでは1トリック目だけトリックでなく同時出しなので、スタートプレイヤーを決める必要がないというメリットがありますね。

ディールごとの運の要素があり、また1ゲームのプレイ時間が短いのでピューマフィアのように人数分のディールを遊んだほうが良いと思います。

結果:自分 37、やぎの 24、かーん 23、はっくつ 12



ライツ スタータップス Rights a.k.a. Startups
(プレイ時間 25分)
RightsAkaStartups.JPG「スタータップス」のルールで「ライツ」のテーマだというゲームです。どちらも未プレイなので細かいことはわかりませんが、これは両方のゲームが遊べる限定版だとのこと。今回は「スタータップス」のルールで遊びました。

5-10の数字カードが枚数分あり、これらの最多獲得を目指します。最多を取ると他の最多を取れなかったプレイヤーの枚数が得点になるので、独占は旨みがありません。どのタイミングで戦い始めるかがなかなか難しいゲームです。

手番にはカードを山札からめくるか場に捨ててあるカードを取るかなのですが、場に捨ててあるカードがあるのに取らないときにはそれらのカードに持ち点からチップを置かなければなりません。その後、カードを捨てるか自分の前にプレイするかができます。最多を出している数字のカードは拾うことができませんが、その分チップを置く必要はありません。この独占禁止のルールがよくできています。

ルールを聞いたときにはよくわからなかったのですが、慣れてくるとかなり楽しめました。これはこれまでのオインクゲームズでトップ3に入るのではないでしょうか。

結果:かーん 20、やぎの 17、自分 17、はっくつ 2



クニツィアの子供ゲーム、クラスク、カルテルと充実した1日でした。まだまだ子供ゲームはあるので、今度は未プレイのものを中心に遊びたいものです。


R−120 2023.09.09

久し振りにひだりさん主催のR−120を訪ねて長時間ゲームをたくさん遊びました。とはいっても、結果を見るとどれもプレイ時間120分は切っていますね。



バルセロナ Barcelona
(説明 30分 プレイ時間 100分)
Barcelona20230909.JPGスペイン、カタルーニャのバルセロナの都市計画をモチーフとしたゲームです。バルセロナはセルダによって碁盤の目の街並みが作り上げられ、プレイヤーはその軌跡をたどっていきます。

手番には任意の交差点に市民トークンを置き、その縦横斜めに示されたアクションを行います。そのあと、配置されている市民トークンを使って建築するというのが基本の流れです。

11種類あるアクションは、道路を建設したり、資源やタイルがもらえたりなど多彩です。そのあとの建設では建設したいブロックの周囲の交差点に、指定された種類の市民トークンがあれば対応するタイルを配置できます。手番に配置する時に市民トークンは2段重ねて配置するので、自分だけ下の段を覚えておけばあとでそれを有利に使うことができます。正方形のブロックで配置できるタイルは開発度に合わせて3種類あり、どのタイルから置いても良いのですが、あとからより開発度の高いタイルでの上書きが可能です。

BarcelonaPersonalBoard20230909.JPGよくわからないままゲームが始まり、自分は初めは道路ばかり作っていました。しゅだっちさんが2本作ると同じ列に2本追加して7点というのが良さそうに思えたからです。その後、自分が建てた建物のボーナスを意識して、積極的に建てるのですが開発度1のタイルだとセルダボーナスが1上がるのに対し、開発度2-3の難しいタイルだとセルダボーナスが下がってしまいます。結局このゲームは何をやらせたいんだ? と思いましたが、とにかくセルダボーナスの恩恵にあずかるべく、開発度1を中心に建てていきました。そのおかげで、決算ではかなりのボーナス点が入りました。

面白いと思ったのは、市民トークンの配置と、それを使った建物の配置という二重構造になっていること。ここの駆け引きは悪くないです。ただ、プレイ経験者に聞くと交差点や路面電車はあきらかに弱く、ゲームバランスが悪い部分もあるようです。サグラダファミリアはボード上には現れず個人ボードでの進捗度になっているだけというのはちょっと残念です。都市計画のゲームはテーマとして好きなので、いずれワシントンDCも出してくれないかなあ。

結果:自分 176、ぴーかん 157、しゅだっち 145



レボルター Revoltaaa
(プレイ時間 10分)
Revoltaaa20230909.JPG「革命万歳」のリメイクで、基本は同時出しのロシア革命ルールになっており、バリアントとしてバナナルールという名前でトリックテイク式のフランス革命ルールが掲載されています。今回は、基本となる同時出しのルールで遊びました。2スートでトリックごとに合計値が高い方の色の一番低いカードが勝利します。どちらかの色が4トリック取られたら終了となり、4トリックになった方の色が1トリック1点です。言葉で書くと非常に分かりづらいのですが、なかなかひねりがあるゲームです。

3人で3ディール戦を行いました。1ディール目はぴーかんさん2点、自分1点。2ディール目は逆に自分が2点、ぴーかんさんが1点で、これで3対3です。最終の2ディール目でぴー菅さんがなんと3点も取り、勝利しました。しゅだっちさんは1回も得点となるトリックが取れず無得点。

結果:ぴーかん 6、自分 4、しゅだっち 0



失われた種の探索 The Search for Lost Species
(説明 40分 プレイ時間 105分)
SearchForLostSpecies20230909.JPG島のどこかに隠れている失われた種(今回はフクロウ)を求めて島を探索するゲームです。スマートフォンのアプリケーションを使ったゲームなので、ひだりさんのスマートフォンを使って一緒に遊びました。

アクションはコスト(時間)が1-5かかり、それによって自分のコマが進みます。つねに時間を一番使っていないプレイヤーが手番となるので、コストの少ないアクションだと連続で行える場合があります。この辺は「テーベの東」と同じシステムです。

基本的には論理パズルで、4種の他の動物はそれぞれの法則があります。鳥は菱形状の4つのヘックスに生息するとか、蛇の隣のヘックスにはクスクスはいないとかカエルの隣は空きヘックスが2つあるとかです。ただ、空きヘックスというのは失われた種のマスを含むので失われた種を探すのはなかなか大変です。

SearchForLostSpeciesApp20230909.JPGアクションによって複数のヘックスの調査ができたり、村人に話を聞いたりということができます。自分は直線の3ヘックスのうち2ヘックスが鳥だということを突き詰めたのですが、他のプレイヤーはもっと早くに鳥の場所を突き詰めていたようです。そんなわけでひだりさんが見事に失われた種を探して勝利。

探検しているという感覚は面白いですが、もう少しプレイヤーインターアクションが欲しいです。他の人が何を調査しているか、ということがわかってもあまり手がかりにはなりません。せっかくアプリケーションを使っているならば、そのあたりをもう少し強める方向にしてほしかったです。

結果:ひだり 50、ぴーかん 25、自分 20



スリー リング サーカス 3 Ring Circus
(説明 15分 プレイ時間 85分)
3RingCircus20230909.JPGアメリカ東部・中西部でのサーカス興行をテーマとしたゲーム。カードでカードを購入して自分のボードに並べ、それぞれの都市の需要に合わせたサーカスを行っていきます。エリアマジョリティーの要素もあり、なかなか大変なゲームです。とにかく普段遊ばないような重いゲームを遊んで疲弊していたので、あまり細かいルールを理解せずになんとなくで遊んでしまいました。

ボードには多くのアメリカの都市が示されており、マサチューセッツ州ブロックトンなどかなり小さな町も示されていたのが懐かしくもあり面白かったです。ところで、「スリーリングサーカース」という同名の映画があるみたいですね。関係あるのかな?

https://en.wikipedia.org/wiki/3_Ring_Circus

結果:あすまー 116、ぴーかん 114、一味 113、けがわ 106


Catalogue.20230903JPG.JPG御殿場の時之栖(ときのすみか)というリゾート施設で第2回ボードゲーム大祭が開催されました。去年は行かなかったので今回が初めて。9月2日から3日の2日間のイベントですが、2日目だけの日帰り参加です。朝、スコットさんの家がある千葉・佐倉から出発しましたが、会場の静岡・御殿場まで2時間強と思ったよりも近かったです。

GolfBingo20230903.JPGゲームマーケットとは違った雰囲気で、ブースをのんびりみたり、久し振りに会う友人知人とお喋りしたり、台湾夜店風の遊戯でゴルフビンゴと瓶釣りゲームを遊んだりと思う存分楽しみました。特にゴルフビンゴは2回挑戦し、2回目には2日間での新記録65点を達成! 16マスのうち12マスを埋めました。これは嬉しい。瓶釣りは瓶を引っ掛けて立てるのですが、難しすぎてさっぱりでした。




レクト ベルソ Recto Verso
RectoVerso20230903.JPGテンデイズのブースで試遊したゲームです。両面になっているカードを立ててお互いの見える面に示された通りにブロックを積みます。4x4に収めなければならず、またすべてのブロックを使わなければなりません。つまりどちらのプレイヤーからも見えないブロックはどちらからも見えないように隠さなければならないのです。

久し振りに会う大新さんと3枚のカードをクリアするタイムトライアルに2回挑戦しましたが記録は破れず。のちにまんまるのHTPさんとも挑戦しましたが、やはり記録は破れませんでした。




ゆびすごろく Yubi Sugoroku
YubiSugoroku20230903.JPGその名の通り指を使ったすごろくです。指を使って0から5の移動力を表し、手番ではそのうち任意の移動力を使うことができます。まだ到達していないタイルは表になり到達点に書かれた指の数だけ移動力の補給ができます。またじゃんけんのように、2本(チョキ)で5本(パー)のマスに止まると連続手番ができるなど、遊び心があります。最初に進むと予期せぬタイルで足止めを喰らいそうだったので、少し後ろをついて行ったのですが終盤でアクセルを踏む前にゲームが終わってしまいました。

結果:不明



Nostalgia20230903.JPGそのまま、別府さいさん、ぬんさん、さやさん、Kanaさんと皆んなでGKB-Fuというレストランで焼肉を食べ、そのあとさやさんとKanaさんと3人で長泉にあるボードゲームカフェ ノスタルジア Boardgame Cafe Nostalgia で一緒に遊びました。雰囲気の良いお店で、棚には多くのゲームが置かれていました。

https://www.nostalgia-web.com/




ホエール ライダーズ Whale Riders
(プレイ時間 30分)
WhaleRiders20230903.JPGちょっと珍しい(あまり流通していない)ゲームで綺麗な絵柄のよくできたゲームということで「ホエールライダーズ」です。3人で遊ぶのは久し振りですが、2人ともものすごく手番が早く、さらにすごくうまく集めて契約書を何枚も達成しており、こちらはたじたじでした。すごい!

結果:さや 36、Kana 31、自分 27



スペース ワーム Space Worm
(プレイ時間 30分)
SpaceWorm20230903.JPG続いて今面白いと思っている紙ペンゲームから「スペースワーム」です。4つのステージのうち、面白かったと思われるステージ2を遊びました。各3個ある4種の果物のうち1個はスーパーフルーツで、ただちにダイスを戻してもう1手番できます。3人だと8個のダイスを3−3−2個というように、スタートプレイヤーとその次のプレイヤーは3個ずつダイスをドラフトすることになるのですね。スーパーフルーツでそれがずれるような気がしていましたが、勘違いです。いつでも3−3−2個です。

結果(ステージ2):自分 24、さや 19、Kana 0



ラミー17 Rummy 17 (ピアトニク版)
Rummy17-20230903.JPG先日遊んだ「コントラクトラミー」との比較という意味で遊んでみました。手番プレイヤーが捨て札でなく山札を選んだ時に他のプレイヤーが捨て札を取れるのは同じですが、さらに追加でもう1枚ということはありません。やはり後発だけあって「ラミー17」の方が洗練されています。3ディール遊んで1人1回ずつあがりました。

結果:Kana 3、自分 1、さや −5



初めて参加した大祭でしたが、そのあとのゲームカフェも含めてとても楽しめました。来年は現地で1泊して楽しもうかと思います。
Kanaさんのレポート:https://kanana82.wixsite.com/bodomemo/post/boardgametaisai