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ニュース 2222年11月11日
カテゴリ: 当サイト変更・更新情報
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■ セッションレポート ゲームインデックス

日付別:2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010
2011(上半期) 2011(下半期) 2012 レビュー記事

五十音順:数字・ア−オ カ−コ サ−ソ タ−ノ ハ−ホ マ−ン
アルファベット順:数字・A−C D−G H−L M−P Q−S T−Z

投稿者:けがわ 12:34 | コメント(0) | リンクURL

ニュース 2012年05月16日
カテゴリ: セッションレポート
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■ 高円寺盤遊会 2012.05.12

翌日はいよいよゲームマーケットという土曜日です。一日早く、愛媛からじろうさんが上京して、その案内役を買ってでました。10時半頃に東京駅で待ち合わせ、そのまま盤遊会の会場である高円寺へ行きます。いつも月斎さんが連れて行ってくれる駅の北口の「くいしんぼう」で昼食を食べ、そのまま「すごろくや」へ。展示してある「ラコタ」を遊ばせてもらいました。



ラコタ Lakota
Lakota20120512.JPG今回で2回目ですが、基本的にはアブストラクトなので2人がベストなのではと思います。崩してしまった時のペナルティーが大きく、果敢にチャレンジしたじろうさんは幾つも引き取ることになってしまいました。指先系のゲームとしては「バウベルグ」の方が戦略的で好みですが、これも悪くないです。

結果:自分 0、じろう 7



すごろくやを出発し、近道をしようと住宅街で道に迷い、1時過ぎに漸く盤遊会の会場へ到着です。すでに2卓立てられるだけの参加者が集まっていました。自分はナベさんたちと「リサイクル」や「ビッグファイブ」を遊び、じろうさんは別の卓で「インフェルノ」やゴキブリポーカーシリーズの新ゲームを遊んでいたようです。



リサイクル Lixo?
Lixo20120512.JPGソフトパスのギャンブル的要素が楽しめる競りゲームです。コンテナカードやリサイクルカードの出方で5が破棄されたり1を奪い合う展開になるのが面白いですね。なるべく競りで負けないように機が熟すのを待ってからの勝負が良いようです。久し振りにプラスに転じての勝利です。4人中3人がプラスというのは珍しいかもしれません。

結果:自分 8、Miyaponski 7、ナベ 1、ヤマダ −11



ビッグ ファイブ Big Five (アミーゴ携帯ポーチ版)
BigFive20120512.JPG一度はやってみたかった4人での4ディール戦を初めて遊びました。1ディールが短いので、人数分遊んだ方が良いように思えます。写真は象1枚から始まったにもかかわらず、序盤にはゴリラ帝国になった時のものです。このときはカードが出しずらくて大変でした。

結果:ヤマダ 22、自分 24、にゃかの 26、坂元 29



ストロッツィ Strozzi
Strozzi20120512.JPG月斎さんが持ち込んだと思われるゲームの山から、ストロッツィを選びました。にゃかのさんに言われて気が付いたのですが、使用するカード枚数はラウンドごとに(プレイヤー数+1)の3倍となっています。つまり何人で遊んでも3枚だけ余分があるということです。

序盤から中盤は殆どタイルを取りませんでした。タイブレークソルバーとなる巻物で有利だったので、あとから同数になるようにタイルを取ろうと考えていました。結果的には巻物での優位性を捨てて、船の速度などを中心に色々な場所でバランスよく点数を稼いでいきました。途中で何故か勘違いして、自分がまだカードを置いていない港を間違えて考えていたのですが、気が付いたときにはカードの運も少々味方してくれて、なんとか勝つことができました。メディチよりも気軽で、プレイしやすく良いゲームだと思いますが、やはりカード構成表は欲しいですね。

結果:自分 200、けんすけ 190、にゃかの 180、じろう 170、ゆうすけ 140



オーレ! Olé!
(プレイ時間 2ディール 35分)
Ole20120512.JPG風太郎さん持参の「オーレ!」を借りて2ディールほど遊びました。ゴーアウト系(手札をなくすことが目的)のなかでは一風変わっていて好きなゲームです。どのカードを残していけば良いかは結構難しく、今回も終わってから失敗したと思い返せる部分が多くありました。また遊びたいゲームです。

結果:ゆうすけ −37、じろう −45、にゃかの −53、自分 −59、けんすけ −62



帝国 Imperium (ローマ Rome より)
(プレイ時間 25分)
Imperium20120512.JPG総督のルールと2枚ある特殊カードが面白い「ローマ」収録のリメイク版です。単独でトップだった時に首都に自分のコマを総督として残すのですが、これが後から同じプレイヤーが置いたコマとごちゃごちゃになってしまいます。誰が総督なのかがわかれば良いだけなので、じろうさんの提案で総督のプレイヤーは写真のように上に重ねておくようにしました。この小さな工夫でプレイアビリティはぐっと上がりました。

とだっちの西側の1−6−4帝国を崩しつつ、自分は東側の2−5−7辺りを根城にします。なんとか追加決算と後出しを駆使して、6の国でトップタイに持ち込みとだっち帝国を崩しました。ほかにも所々で1つのコマだけで点が取れたのは大きかったです。

追加決算と出し直しのルールが面白く、元のゲームとは違った良さが生まれており、なかなか良いと思います。ただ、総督などのルール上どうしても一度勝ったところを重視しがちになるので、突飛な戦略は立てずらいかもしれません。この辺りはアメリカの地勢マルチのミニ版といった感じもします。

結果:自分 41、とだっち 37、坂元 33、河原 30、じろう 29



ポイズン Poison (アミーゴ携帯ポーチ版)
Poison20120512.JPG最後にお試しということでポイズンを2ディールだけ遊びました。5人だと読みずらいので運の要素が大きくなりますが、うまく立ち回ることができました。5人は4人の次に良いプレイ人数だと思います。

結果:とだっち 2、自分 3、河原 12、じろう 15、坂元 22



軽めのゲーム中心でしたが、いつものことかもしれません。上京してきた Table Games in the World のおのさんたちと合流するべく、一足先に会場を後にしました。

投稿者:けがわ 01:45 | コメント(3) | リンクURL

ニュース 2012年05月14日
カテゴリ: セッションレポート
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■ 秋葉原水曜日の会 2012.05.09

KosmosTeenageKnizia.JPG久し振りの水曜日の会です。「手抜き工事」を初めて遊べたこと、訳したまま未プレイだったシュピールボックス収録の「インベストポリー」を試せたこと、クニツィアの問題作(?)である、コスモスのティーン・エイジ・ガールズ・ゲームが2つも遊べたことなど、収穫の多いゲーム会でした。写真はその怪しさ満点の10−14歳対象の「有頂天」と「セレブのプロマイド」です。




ロンドン掠奪事件 Looting London (グリフォンアジア小箱版)
(説明 5分 プレイ時間 25分)
LootingLondon20120508.JPG到着した時にはちょうどすべてのテーブルでゲームが行われており、少し後に来たアル隊長を誘って2人で「ロンドン掠奪事件」を遊びました。うまくカードを調節して、自分の都合が良いように未解決事件を決めるようにします。2人で遊ぶのは久し振りですが、思ったより冗長感も無く、終始悩まされ続けでした。なんとか僅差での勝利。やればやるほど隠れたカードドラフトの名作という気がしてきます。

結果:自分 31、アル隊長 29



手抜き工事 Pfusch
(説明 10分 プレイ時間 30分)
Pfusch20120508.JPG粘土をこねて中に鉄骨に見立てた1センチ立方くらいの木製キューブを入れて資材を作ります。1つの資材は建物の1つの階層分なのです。このときにキューブを入れなくても見破られなければ問題ありません。もともとキューブの数が少ないのでいつかは手抜き工事をしなければならないのです。さらに余ったキューブは得点になるので、うまく他人を欺けばしめたものです。しかし、検査官役のプレイヤーは、建設中の建物に長い楊枝を刺して手抜きかどうかを調べます。このプリミティブなプロセスが楽しいゲームです。

ゲームは12ラウンドを通して行われ、ラウンドごとに1資材(1階層分)をつくります。ボードには2−4階建ての建物を建てる場所があり、それぞれ得点が異なります。その後、12枚のビッドチップから1枚を同時選択して最も高数値のプレイヤーが検察官となります。このとき同じ数字がバッティングすると、はげたか式に無効となります。なお3回手抜きがばれると脱落です。

みんな資材の作り方に個性があります。アル隊長は綺麗な球体にしたりめんたいこの様な形にしたりと怪しいです。はいばらさんはもっと怪しく、ロボット型だったりします。自分はと言えば、キューブとほぼ同じ大きさで嘘だか本当だか見分けるのが難しい大きさに挑戦していました。そんな風に三人三様でしたが、はいばらさんと自分はビッドでバッティングしてしまうことが多く、アル隊長が検査官となり手抜きが何度もばれてしまいます。自分は2回ばれたあとに、なんとか生き残りましたが、はいばらさんは3回ばれて脱落です。まあ何度も遊ぶゲームではないと思いますが、相手の建物に楊枝を指すのはなかなか楽しいです。

結果:アル隊長 13、自分 9、はいばら 脱落



インベストポリー Investopoly
(プレイ時間 60分)
Investopoly20120508.JPGシュピールボックス91年5号の付録です。価格が常に変動する株とゴールドを売買してお金を儲けていきます。価格は両方ともに50から始まります。売る時は価格表示を1つ下げてからその価格で売り、買う時は逆に価格表示を1つあげてからその価格で買うのです。つまり、価格表示の1つ上と下が売値と買値を示しており、その差はつねに2なのです。そして売買の旅に価格が変動するのです。シンプルながら需要と供給を良く表しています。

手番には株と金の両方についてそれぞれ1つだけ売買ができます。そのあとダイスを2つ振って、その数だけ自分のコマを時計回りに進めます。もし振った目がぞろ目ならばぞろ目でなくなるまで振り直してから出た目をすべて足します。進んだ先のマスによって株価と金の値段が変動します。

コーナーのうち3隅では株式市場が開かれます。手番プレイヤーから順に何巡でも全員が続けてパスをするまで(つまりソフトパスです)株と金を売買できるのです。ただし手番の時と異なり売買できるのはどちらか1つだけです。

株と金はここまでは等価ですが、以降のルールによって差別化されています。最後の1つのコーナーでは誰かが止まるか通過するたびに株の配当が起こります。1株につき1ドルです。またボードの特定の地域に全員のコマがいる時には金の値段が5ドル上昇します。これは場合によっては連鎖することがあります。

プレイ時間をあらかじめ決めておき(45−60分くらいが目安)その時に最も多くの資産を持っているプレイヤーが勝ちとのことですが、一応現金で300を持っている人が現れたらゲームエンドとすることにしました。(最初は500と言っていましたが、途中で変更しました)。おそらく最も良いやり方は最初から手番数を決めておくことです。20−25手番ずつくらいが良いのではないでしょうか。次回は20回でやってみたいです。

価格変動システムはのちの「パルミラ」の元になったと思われます。また変動したものを交換していくシステムは「アレーレイシュピーレイ」収録の「食べ物と飲み物」に受け継がれています。こうしてデザインの遍歴を垣間みるのは興味深いものです。

今回はにゃかのさんが持ち前の経済ゲームに対する強みを発揮して見事に勝利です。自分は途中で株にこだわって金に代えなかったのが災いして3位でした。

結果:にゃかの 437、河原 405、自分 356、ぎゃ猿 334



アイリッシュ ウルフ Irish Wolf
(プレイ時間 25分)
IrishWolf.JPG「アイリッシュウルフ」は何度もリメイクされている「フリンケピンケ」「クアンダリー」「トール」「ロコ」「ボツワナ」といった一連のゲームの大元になったと思われるゲームで、ルールもかなり異なります。シュピールボックスに掲載され、カードの絵柄も載っているのですが、これをカラーコピーして使うよりも代用を使った方が楽です。3−4人用です。

使用するのは5色5ランク(1−5)の25枚のカードと、カードに対応した5色のチップ5つずつ25個だけです。チップは色別に分けてテーブルの真ん中に並べておきます。25枚を等分に手札として配ります(3人では8枚、4人では6枚になる)。最後に余った1枚は表向きにして対応するチップの横に表向きに置いておきます。

手番では手札から1枚プレイして場のチップを1つ取るだけです。プレイしたカードは同じ色のチップの横に表向きにし、それまでに置かれたカードが見えるようにずらして重ねます。チップはどの色をとっても良く、また取らないという選択もあります。取ったチップは皆から見えるように自分の前に置いておきます。

こうしてプレイを続け、ある色の5枚目が出たらラウンド終了です。このとき、終わらせたプレイヤーはチップを取ることはできず、代わりに1点を得ます。ここで各色で出されたカードの合計値を比べます。最も高いのはもちろん5枚目が出た色で合計値は15です。3位まで順位を決定しますが、2位がタイの時はすべて2位扱いで3位は無し、3位がタイの時はすべて3位扱いです。

獲得したチップのうち、1位、2位、3位に対応するものはそれぞれ3点、2点、1点となります。しかしランク外の色に対応するチップはすべてマイナス1点になってしまうのです。

ディーラーとスタートプレイヤーを時計回りに変えて人数分のラウンドを遊んだら終了です。最も得点の高いプレイヤーの勝利です。またバリアントとして、ランク外の色のチップをマイナス2点、または3点にするということが書かれています。

「フリンケピンケ」に似ていますが、合計数の相対順位を競うという部分で大分プレイ感が異なります。応援しているスートの数値1は残しても他が全部出れば14となり2位は確定です。また積極的に他のプレイヤーが取ったチップをマイナスになるよう仕向けるのも意地悪ですが楽しいものです。

IrishWolf20120508.JPG最初遊んだ時には終わらせたプレイヤーが1点を得られるルールやランク我意になったものはマイナス1点だというルールが抜けていました。ドイツ語の元のルールにミスプリントがあり、どうもおかしいと思って問い合わせて漸く正しいルールが分かったのです。

今回は4人で4ラウンドプレイです。例によって「古代ローマの新しいゲーム」のカードとチップを使いました。シンプルながら取っ付きが良く、評判もまずまずでした。メンバーによって色々な展開が見られるのがこのゲームの良いところですが、今回は比較的3色だけ伸びることが多く、マイナス点はあまり計上されませんでした。河原さんと自分がトップタイです。

結果:河原 32、自分 32、にゃかの 26、ぎゃ猿 20


セレブのプロマイド Promi-Klatsch
(プレイ時間 5分)
Promi-Klatsch-Box.JPG「セレブのプロマイド」はクニツィアがコスモスの十代の女の子のためのゲームシリーズの1つとして出したものです。「有頂天」と同様にピンクの箱に入っており、対象年齢は10−14歳と狭いです。「有頂天」が「ノイ」に近いカードゲームだとすれば、こちらはクニツィア版のカルタといったところです。

Promi-Klatsch-Tiles.JPG厚めの正方形のプロマイドが16種3枚ずつ計48枚あり、これらをよく混ぜて裏返しにして場に散らします。目的はこれらのプロマイドを集めることです。手番になったらどれでも1枚を表向きにしますが、かならず相手に先に見えるようにめくらなければなりません。もしめくったプロマイドと同じものが既に場にあれば、その既に出ている方を素早く手で叩いて取ります。面白いことに同種は3枚ずつあるので、3枚目が出たら、2枚目を取るわけです。シンプルですが、記憶したものが移っていくというのはクニツィアの記憶ゲームによく使われているシステムで、結構混乱します。また16種類というのもよい塩梅で、ゲーム後半になっても新しいプロマイドが現れたりします。こうしてすべてのプロマイドが場に表になったら終了です。

Promi-Klatsch20120508.JPGいわゆるお手つきに関する罰則などは書かれていませんが、今まで取ったものを戻すなり、破棄するなりしてマイナス点とすると良いでしょう。手軽ですが、見た目ほど悪いゲームではないと思います。ただ、これをティーンエイジガールズに向けて売るのはどうかとは思いますが。

今回もやはり10種以上の場所を覚えておくのは大変で、中盤からは、あれ、あれという声とともに数秒遅れて取るという展開が続きます。にゃかのさんが僅差で勝利となりました。

結果:にゃかの 10、ぎゃ猿 8、河原 8、自分 6



有頂天 Im Siebten Himmel
(プレイ時間 20分)
ImSiebtenHimmel20120508.JPGカード構成とゲームの肝(7と言うとその2人の戦いになる)を説明してから遊びました。各スート6枚で既に出た枚数だけ覚えていればよく、数値を覚える必要はあまりないので、結構カウンティングができます。この辺の鋭さは、リメイクされた「精霊さん」よりも優れているところです(あちらはカードが各スート9枚)。3や4くらいでのリバースなどじりじりとした展開となり、今まで遊んだ「有頂天」では一番面白かったです。序盤で2連勝して優位に立ったものの、最後には逆転負け。

結果:ぎゃ猿 3、自分 2、にゃかの 1、河原 1



ゲシェンク Geschenkt
(プレイ時間 10分)
Geschenkt20120508.JPGもうあまり時間がないということで河原さん持ち込みの「ゲシェンク」です。久し振りで感覚を忘れてしまい、チップが無くなるというじり貧な展開になってしまいました。取ろうと思った直前にチップの山を取られたりと、タイミングが空回りする感じで最下位でした。

結果:どきゅん −11、ぎゃ猿 −28、河原 −35、自分 −40

投稿者:けがわ 16:15 | コメント(1) | リンクURL

ニュース 2012年05月12日
カテゴリ: セッションレポート
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■ ASGA 2012.05.07

草場さんの呼びかけで、アブストラクトゲームを遊んで研究するという「アブストラクト・ストラテジー・ゲーム・アソシエーション Abstract Strategy Game Association」が発足しました。略称はASGA(アスガ)です。以前にも同名の会があり、細々と活動していたとのことです。

今日は第1回ということもあり、草場さんの提案で自分が最近遊んだもので面白いと思われるものを持ち込みました。途中ポーランドのトリックテイク「ミゼルカ」で息抜きをした以外はすべて2人用アブストラクトゲームです。なお、せっかく記録が残っているので、自分が参加した以外のプレイ記録も書いています。



スプリット Split
(プレイ時間 各10分)
Split20120507.JPGジャクタリアのスプリットは2011年のエッセンで購入したゲームです。4ヘックスを繋げたボード8枚を交互に並べてボードを作ります。そのあとは自分のコマ16個を積み上げた塔をどこかのマスに置き、手番では塔を任意の割合で分割(スプリット)させて、移動させます。このとき移動先は直線上で「ハイパーロボット」のようにボードの端や他の塔に当たるまでは止まれません。これを繰り返して手詰まりになった方が負けです。

問題点としては先手が非常に有利だということです。2人に指摘される今日まではあまり気にしていませんでしたが、言われてみるとそうかもしれません。特に、ボードの初期配置の時点で、先手が細長い形状にして、ボトルネックとなる場所を自分のスタート地点とすると、後手はほぼお手上げになってしまいます。この辺りの改良点が無い限り、ゲームとしては良くないかもしれません。あとで英訳を見直すと最初の塔はボードの端に置かなければいけないと書かれていますが、ボトルネックは端になることが多いのでこの問題は解決しそうにありません。ボードの配置にもう少し制限を設けるなどすれば解決しそうですが、いずれにせよ先手有利ということには変わりないでしょう。

結果
1戦目:自分 1、ナグナツ 2
2戦目:ナグナツ 0、自分 3
3戦目:ナグナツ、草場(結果不詳)



ホキト Hokito
(プレイ時間 各20−25分)
Hokito20120507.JPGアブストラクトゲームにも第1種、第2種と色々なサブカテゴリーがあり、囲碁のように自分のコマが1種類でボードも辺や端ということ以外の特異点がないものを第1種と呼ぶようです。草場さんとナグナツさんによれば「ホキト」は第2種に含まれるようです。

自分ではかなり気に入っているゲームですが、ナグナツさんはコマに数字が書かれているので余り好みではないということです。慣れてくると序盤から色々と考えるのですが、ランダム配置なのでそのあたりも厳密にはアブストラクトではないもかもしれません。まあこの部分はプレイヤーが順にコマを置いていくようにすれば解決します。

結果
1戦目:草場 21以上、ナグナツ 15以下(ちゃんと数えていない)
2戦目:自分 22、ナグナツ 14



ラン Run
(説明 5分 プレイ時間 各25−30分)
Run20120507.JPGここからはクニツィアの古いアブストラクトシリーズを3種連続で遊びます。まずは「ラン」です。草場さんは以前遊んだことがあるとのことで「これは面白いよ」と言ってくれます。ナグナツさんと2回遊びました。先手有利を軽減するために先手の初手番だけはカウボーイか牛のどちらかしか置けないのですが、それでも強いので牛だけという風に限定した方が良いのでは、という案がでました。

いずれにせよ、少し慣れてくると中央で対峙する形になりがちです。手番毎に牛とカウボーイの両方を動かさなければならず、それができないときにはコマを取り除かなければならないので収束するように作られいるのは良いことです。ゲームの詳細レビューはここ。

結果
1戦目:ナグナツ 4、自分 0
2戦目:ナグナツ 5、自分 2



コントラ Contra (アレーレイ シュピーレイ Allerley Spielerey より)
(プレイ時間 各15−35分)
Contra20120507.JPGこの日の1番の問題作である「コントラ」です。今までは高数字の10は途中まで温存していましたが、実は真ん中(2マスのうちのどちらか)に初手で10を置くのが最善手で、それ以外の手は考えられない、と言われました。ナグナツさんによれば、このゲームは結局、軍人将棋と同じタイプのゲームなので、強いコマから先に出して使っていった方が良いこと、なので10が最善手でその次が最弱の1を出す手だと言っていました。にわかには賛成しかねなかったので、わざと初手では10を出さずに4を出したら、すぐ隣りに10を出されてしまいました。こうなると自分は相手よりも位置が悪い場所に10を置かざるを得なくなり少々辛いです。それでもそんなに最善手というようには見えませんでした。

結果
1戦目:ナグナツ 22、草場 14
2戦目:ナグナツ 21、自分 10
3戦目:ナグナツ 37、自分 33



ギルドの石 Der Stein der Zünfte (アレーレイ シュピーレイ Allerley Spielerey より)
(プレイ時間 各15−25分)
DerStein.JPGまず、草場さんとナグナツさんの対戦です。なんと端(20番のマス)に1を置き、隣りに2で対抗(1を取る)、さらにその隣りに2で対抗(2を取る)、さらにその隣りに3で・・・というようにボードの半分位を埋めていきます。あっけにとられて見ていると、途中でこのままでは負けると気づいたのか漸く手を変えてきました。なにかの実験を見ているようで面白かったです。

2戦目と3戦目は自分とナグナツさんの対戦です。連続の10や1マス飛びの11(11の塔)という短い経験から培ってきた作戦を使って2連勝。強敵ナグナツさんに漸く少しは勝つことができした。数字の書かれたコマを使うとはいえ、ナグナツさんにもそれなりに好印象だったようです。小さい数字も大きい数字も使い道があるのが良い、とのことです。

結果
1戦目:ナグナツ 22、草場 17
2戦目:自分 22、ナグナツ 18
3戦目 自分 7、ナグナツ 5



ミゼルカ Mizerka
(説明 5分 プレイ時間 120分)
Miserka20120507.JPGここで休憩(?)も兼ねて、草場さんが遊びたがっていたポーランドの「ミゼルカ」をフルゲームで遊びました。18ディールもあるので2時間ほどかかります。また本来は手札が6枚配られた時点でゲーム内容を決めるのですが、それでは運の要素があまりにも強すぎるので手札は13枚全部配る「フルハンド・ミゼルカ」としました。

ミゼルカ(ミゼール、つまりトリックを取らないようにする)は割とどんな手でも大丈夫であり、なるべく後まで残しておきたかったのですが、耐えきれずに途中で使ってしまいました。草場さんも早々とミゼルカを使ってしまい以後何度も「これもミゼルカ」などと言っていました。結局3人とも最後まで残したのはノートランプです。ノートランプはわりとどのスートが偏っていてもできるので結局安全策を取るとそうなってしまうのです。

漸く18ディールのフルゲームを遊べましたが、やはり冗長な気がします。6つのビッドをすべてこなしていくというゲームで、最後には選択肢が無いという不条理感を楽しむのですが、それならばせめてこの半分の長さくらいが良いと思います。2時間というのは長過ぎです。1人あたり3ディール(スート、ミゼルカ、ノートランプ)というのが良いのではないでしょうか? これなら9ディールなので丁度半分のプレイ時間となります。このとき「スート」のビッドはスペードなりあらかじめ決めておいても良いし、4つのスートから自由に選べるというのでも良いと思います。ミゼルカとノートランプのビッドはやりやすいので、トランプスートのビッドにも同じくらいの使いやすさがあって良いかもしれません。

前回も書きましたが、得点システムにあまり意味がないことは大きな不満です。これなら全員の得点を累計しても計算上は同じなのです。

結果:ナグナツ 8、草場 4、自分 −12



オリオン Orion (オリオン Orion より)
(プレイ時間 各15−60分)
「オリオン」は色々なゲームが遊べるセットなのですが、とりあえず一番面白いと思われる「オリオン」を遊びました。1戦目はナグナツさんと草場さんの対戦でしたが、2人ともオリオン特有の動きに慣れておらず、ゲームは非常に長引きました。ボード上にほとんどすべてのコマが置かれ、1つ2つと取っていく泥仕合で、何と60分もかかってしまいました。でもこれは仕方のないことです。

2戦目はナグナツさんと自分が対戦し、15分でボードをほぼ占領して20点以上を獲得しての勝利です。

結果
1戦目:ナグナツ 勝利、草場 敗北(点数不明)
2戦目:自分 22、ナグナツ 2



クラミ Kulami
(プレイ時間 各25−35分)
Kulami20120507.JPG最後の締めはシュテフェンシュピールの新作「クラミ」です。1戦目はナグナツさんと草場さんで、きれいに8x8の正方形上のボードでした。2戦目は、写真のように変形ボードとしました。途中までは6のボードの過半数を握って優勢だったと思うのですが、終盤に見事にはめられて逆転負けです。

結果
1戦目:ナグナツ 22、草場 17
2戦目:ナグナツ 24、自分 20



ASGA(アスガ)は現在のところはナグナツさん、草場さん、自分の3人で月1回ほどの不定期開催を予定しています。興味がある方の参加は大歓迎ですので、コメントするか3人の誰かに連絡をください。

投稿者:けがわ 00:20 | コメント(6) | リンクURL

ニュース 2012年05月11日
カテゴリ: セッションレポート
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■ GWゲーム合宿2012 その2 2012.05.05

合宿2日目です。朝食後、2テーブルに分かれて遊びました。



メディチ Medici (アミーゴ版)
(プレイ時間 110分)
Medici20120505.JPG6人で遊べるゲーム、となると選択肢が限られてくるのですが、誰かが持ってきた箱に「メディチ」があるのを見つけました。どうも木さんの所有らしいのですが、別の方の家にあったもののようで、木さんは懐かしがっていました。もしかしたら、自分が人生で最初に遊んだ「メディチ」はこれかも知れません。

時間はかかりますが、自分は6人メディチも結構好きです。ゲームを通してカードの合計値は低く、さらに色のそろいも最初は悪くて苦戦しました。途中でもう少し高値をつけて競り落としておけば良かったと思うカードの組み合わせもあります。2ラウンド目からボーナスを取っていた木さんや夜の花畑さんが一歩抜け出た形となりましたが、自分はなんとか黄色と灰色の2色で僅差でトップを取ることに成功して最後でギリギリの勝利。非常に暑いゲームで面白かったです。

結果:自分 96、夜の花畑 91、木 91、TRAX 81、きりきり 74、手羽先 60



テレストレーション Telestrations
(プレイ時間 60分)
Telestrations20120505.JPG去年一番の面白パーティーゲームだと思えるテレストレーションを6人で遊びました。時計回り、反時計回りと2ラウンドを遊んだ後、席順を変えてさらに2ラウンドを遊びました。今回は、気に入った絵や言葉への得点は無く、伝達だけの得点です。写真は手羽先さんから回ってきた絵です。この日一番インパクトのある絵でした。

結果:きりきり 16、TRAX 16、木 16、夜の花畑 14、手羽先 11、自分 11



ペンギンパーティー Pingu-Party (アミーゴ携帯ポーチ版)
Pingu-Party20120505.JPGここで「ペンギンパーティー」をお試しで1ディールだけ遊びました。写真からも分かるように、最初なのにもう意地悪な置き方がされています。評判はまずまずでした。翌週のゲームマーケットでは日本版の「さるやま」も出ることだし、これからも色々なところで手軽に遊ばれて欲しいゲームです。




マスターズ ギャラリー Masters Gallery (グリフォンアジア小箱版)
(プレイ時間 35分)
MastersGallery20120505.JPG「これは競りの無いモダンアートです」と言うとモダンアート経験者はたいてい驚きます。「モダンアートから競りを抜いたら何が残るのか」ともいわれます。確かに「モダンアート」のコアシステムのひとつは競りですが、もうひとつは手札の価値を上げていくという部分にあり、マスターズギャラリー(或は異名同ゲームの「モダンアートカードゲーム」)はこの後者のシステムに焦点を当てている秀作です。

自分は1ラウンド目ではプレイしたカードが3位以内に入らなかったこともあり、最下位の3点、2ラウンド目終了時には14点で4位でしたが、このゲームの本番は3−4ラウンドにあります。この2ラウンドで温存していたカードを大量に出して、逆転勝ちです。「モダンアート」よりも分かりやすくて良いのでは、という意見が多かったです。

結果:自分 87、rkusaba 79、やっちゃん 76、ぶうりん 76、TRAX 62



オリジン 第2次世界大戦はなぜ起こったか Origins of World War II
(説明 20分 プレイ時間 80分)
OriginsOfWWII20120505.JPGウォーゲームのように見えて、実は(見かけよりは)時間がかからない政治ゲームです。各プレイヤーは列強の欧米諸国を担当し、様々な地域をコントロールしたり、相手国理解という状態に持っていったりして得点します。アメリカだけはそういう状態にならないことで得点になるという例外です。面白いのは、それぞれの国ごとにコントロールしたときの得点が異なることで、これらはあらかじめ決まっています。ゲームは6ラウンドで、各ラウンドの最初に自国に軍隊が規定数増えます。これも国ごとに異なっており、特にドイツの軍隊の量はかなり多いです。またラウンドが進むほど軍隊の新規投入量も多くなっています。そのあと、決められた国の順番で自国の軍隊を好きな国に好きなだけ移動します。このゲームはボードでは地図が描かれていますが、距離という概念が無く、どんなに遠くても構わずに移動ができます。また一度移動したらそこからさらに移動することは一切ありません。これらのルールがこのゲームを簡潔なものにしています。

全員が移動を終えると、再び決められた順番に戦いを起こすかを決められます。同じ地域/国にいる1つの国と戦うか、全員まとめて戦うかのどちらかです。たとえば、ドイツ、ロシア、イギリス、アメリカの4カ国がある地域に軍隊を派遣しているとき、ドイツは、ロシア、イギリス、アメリカのどれか1国と戦うか、3国すべてまとめて戦うかのどちらかです。複数の地域で個別に戦うことも可能で、手番プレイヤーが順番を決められます。

戦闘はなんとも古風なダイスロールです。軍隊の比による戦闘結果表があり、3:1だと断然攻撃側の有利になります。結果はどちらかが全滅、または両軍の同数軍隊をすべて相殺する、または何も起こらない、などがあります。

基本的にはこの比が切り捨てなのを利用して相手に効率よく優位に立ちます。つまり相手が10いるのならば10送って1:1、20送って2:1、または30送って3:1を目指すのです。相手も当然同じことを考えているので力の配分を考えていかなければなりません。最後はダイスロールですが、最善を尽くすしか無いのです。

自分は軍隊では最強であり全員を敵に回すというドイツになりました。70年代のゲームにしては時間もそれほど長くなく(といっても80分ですが)結構楽しめました。最後のダイスロールで運が味方してくれて勝てましたが、ダイスの出方によってはイギリスの勝利という結果でした。

一度自国から動かした軍隊は2度と動かせない、最後は相手を倒さずに、5軍隊だけ送って理解点を得る、というあたりはなかなか面白かったです。ただどうしても高得点のところはすぐにコントロールされて確定されるなど、ゲームの展開は狭いかもしれません。その辺りを手直しして再販するのも良いのではないでしょうか。

結果:自分(ドイツ)21、TRAX(イギリス)16、ぶうりん(ロシア)15、やっちゃん(フランス)8、rkusaba(アメリカ)5



帝国 Imperium (古代ローマの新しいゲーム Neue Spiele im Alten Rom より)
(プレイ時間 15分)
Imperium20120505.JPG最後に余り時間がないということで、誰も遊んだことが無いという「古代ローマの新しいゲーム」から短時間エリアマジョリティーの「帝国」を出してみました。通常の8ラウンド制ゲームです。自分は8と9の両方に力を入れつつも途中でうまく回収して、最後に自分のコマを使い切ることができて効率は良かったのですが、中間の4−7辺りを軽視したためか得点は今ひとつ伸びませんでした。「まだまだこんなに面白いゲームもあるんですねえ」という誰かの一言が印象的でした。

結果:ぶうりん 19、TRAX 17、rkusaba 17、自分 16、やっちゃん 12



幹事のrkusabaさんに駅まで送ってもらいました。宿でもらった時刻表が間違っており、駅で30分ほど待ちぼうけとなりましたが、最終のフェリーにはなんとか間に合いました。1泊2日の参加でしたが、普段遊べないゲームを遊べたりととても楽しめました。どうもありがとうございました。

投稿者:けがわ 00:05 | コメント(0) | リンクURL


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