1年振りの、第7回トラタロ会です。今回はハンガリーの「ウルティ」、カナダ・アメリカ東部・中西部の「ユーカー」、ウルグアイの「カナスタ」、アイスランドの「ホルナフィヨルドマニ」、クニツィアの「ポートランド」などを遊びました。名札はカナスタの重要カード黒3が描かれているものを選びました。
ウルティ Ulti
(プレイ時間 80分)
「ウルティ」はハンガリーで人気があるらしい7-Aの32枚を使ったマストトランプ、マストウィンのトリックテイクです。トリックを取ると10点、マリッジは20点(切り札なら40点)、というルールで過半数を取るか、全トリックを取るか、ラストトリックを最弱の切り札(7)で取るか、あるいはトリックをひとつも取らないか、カードを全公開するか、と言った組み合わせでデクレアラーになるためにビッドします。
ハンガリーのカードはスートも異なり最初は判別が難しいですが、なれてくると雰囲気があって良いです。ゲーム点が高い組み合わせで勝ちたいものですが、なかなかその判断も難しい。今回は合計6ディールを遊びましたが、冒険をしすぎて1人だけ沈みました。
https://www.pagat.com/marriage/ulti.html
結果:赤桐 49、こっつー 16、自分 −65
ユーカー Euchre
(プレイ時間 25分)
前回はメープルゲーム会でスコットさんたちと3人だったのですが、今回はようやく4人で遊べました。かなり好きなタイプの鋭いトリックテイクです。ターンアップカードが切り札ですが、宣言するにはそのカードを譲らなければならないというのが良いですね。そしてたった5トリックなので、非常にテンポが良いです。10点先取で、途中2対3で負けていたものの、そこからは相手チームに点を許さずに11対3で勝利。
結果:赤桐&自分 11、スコット&こっつー 3
クロス クリベッジ CrossCribb
(プレイ時間 2ディール30分)
4人で向かい合わせがパートナーになるペア戦で、各プレイヤーは7枚の個人山札を持ち、1枚めくってそれを全体が5x5になるように任意の位置に配置します。7枚の山札のうち1枚はクリブとして伏せたままスタートプレイヤーに渡さなければなりません。最初から1枚が中央にあるので、4人が6枚ずつ出してちょうど5x5が埋まるというわけです。
ここで縦列チームと横列チームはそれぞれの5列でクリベッジ式に点数を計算します。差分点が勝利したチームの点数になり、数ディール繰り返して、これが31点になれば勝利です。
縦列と横列に分かれて戦うというのは、クニツィアの「ロボットマスター/ドラゴンマスター」や「プリズマ」っぽいです。2ディールだけ遊びましたが、クリベッジの計算に慣れてからはかなり面白かったので、次回は31点先取で遊びたいです。
結果(2ディールのみ):赤桐&自分 13、スコット&こっつー 0
キャンセレーション ブラックレディ Cancellation Black Lady
(説明 プレイ時間)
今日のパーティーゲーム(?)の「キャンセレーションブラックレディ」です。なんと12人でのプレイ! 3ディールほど遊んで、さっちゃんと自分が無傷で勝利しました。
大人数でやることが多いですが、実は6人くらいが面白いのではと思います。
結果:さっちゃん 0(勝利)、自分 0(勝利)、他10名。
カナスタ Canasta
(プレイ時間 110分)
今日のカナスタは荒れました! 3ディール終了時は2530対2250と280点の僅差でしたが、4ディール目でこちらが欲張ってワイルドが手札に多くあるうちに早上がりされてしまい、マイナス点。2440対3130と逆転されます。
そして5ディール目。溜まりに溜まった捨札を取らせまいと、どちらのチームも必死です。しかし、ついに自分の捨て札が次のスコットさんに拾われてしまい、なんとナチュラルカナスタ4つとワイルドカナスタ2つという大量のカナスタを作られてしまいボーナス2700点で敗北しました。
結果:スコット&mulberry 6475、自分&Shun. 3095
タントニー Tantony
気を取り直して同じチーム分けで「タントニー」です。今度は経験者のShun.さんと自分がうまく回して、4ディール中にAのトリックを2回とQのトリックを2回取ってダブルスコア勝利。自分たちが先にトリックを取らされた時には手札は2と3しかなくて、相手をうまく押さえました。
結果:Shun&自分 252、スコット&mulberry 119
ポートランド Portland
(プレイ時間 各25分)
割と短時間で楽しめるということで「ポートランド」を遊びました。1戦目はスコットさんが1、4、6回目の勝負を制して勝利。自分は2回目しか勝ちませんでしたがなんとか2位になりました。mulberryさんは3、5回目で勝利したにも関わらず最下位の0点が3回あったこともあって3位。
「ホルナフィヨルドマニ」を挟んで最後に6人でもう1戦遊びました。1、5、6回目を制したさやさんと、4回目で勝利した雨崎さんが同点勝利。自分は赤桐さんとともに同点最下位でした。
N人で遊ぶと総得点はN(N-1)/2*21であり、一人当たりの平均は(N-1)/2*21です。4人なら31.5点、6人なら52.5点というわけです。
結果
1戦目:スコット 50、自分 27、mulberry 26、Shun. 23
2戦目:さや 79、雨崎 79、Ducks 66、まよ 33、赤桐 29、自分 29
ホルナフィヨルド マニ Hornafjarðarmanni
(プレイ時間 40分)
Shun. さんが「ホルナファルザール・マニ」という名前で教えてくれたゲーム。ホルナファルザールって何だろうと思って調べたら、どうもホルナフィヨルド Hornafjarðar というアイスランド南東部のフィヨルドの名称らしいです。発音もホルナフィヨルドマニに近かったので、名称としてはこちらが良いのではと思います。(Pagat、wikipedaなどによる)
https://www.pagat.com/quotawhist/manni.html#hornafjardar
「マニ」と呼ばれるアイスランドのトリックテイクのバリアントです。3人専用で、適当にカットしたカードによってゲームの目的が変わります。
10以上:ノートランプ
6−9:そのカードのスートがトランプ
5以下:ノートランプのミゼール(ノロ nóló と呼ばれる)
そしてカットしたカードをボトムカードにして12枚ずつ配る(手札3組とウィドー)ので、ディーラーはこのカットカードが手札になります。配り方がちょっと変わっていて、各プレイヤーに3枚配ったあと、ウィドーに4枚配ります。最後はウィドーには配らないのですが12枚ずつになるのですね。
このあとディーラーの左隣りのプレイヤーは7枚、その次(つまりディーラーの右隣り)のプレイヤーは5枚まで手札を捨ててウィドーから同枚数を取れます。ディーラーは残りがある時に限り交換できます。先に捨てるので、交換しない方が良かったということもあります。この交換枚数を決めるのは悩ましいところです。
点数は目標トリック数(4トリック)との差分です。ノロなら低い分だけプラスになるのでゼロサムになるのです。数ディール続けて誰かが10点になったらそのプレイヤーの勝利で終了です。
最初は負けていたものの、少しずつ取り返していって勝利!(写真撮り忘れ)
結果:自分 11、mulberry 0、Shun −11
最後に6人で「ポートランド」を遊んで終了です(結果は前述)。色々と遊べて非常に充実したトラタロ会でした。次回が楽しみです。
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