ゲーム・インデックス

日付別

五十音順

アルファベット順

土嚢の会 2025.12.07

Lunch20251207.JPG第99回土嚢の会です。参加者は13名と盛況でした。初プレイは「ペンギンが流氷から落ちたら死ぬゲーム」、「リンクロス」、「ばけばけ」の3つ。版違いの初プレイは「イーコール(バトルフォーオリンパス)」と「ガーデン(マインリーフ)」です。今日のランチはマーブル特製ドライカレー。久し振りに食べられて美味しい!




ペンギンが流氷から落ちたら死ぬゲーム Penguins on the Floe
(説明 5分 プレイ時間 50分)
PenguinsOnTheFloe20251207.JPGぴーかんさん持ち込みの「アバロン」を改良したようなゲームです。手番は3アクション制ですが、必ず3匹の異なるペンギンを押さなければなりません。また直線上で自分より相手のペンギンが少ないならば2−3匹のペンギンで相手の1−2匹を押すことができます。このときは自分が使ったペンギン数だけアクションを消費することになります。

目的は相手のペンギンを3匹盤上から押し出すか、相手の王様ペンギンを押し出すか、相手の王様ペンギンのスタートヘックスに乗り込むかのどれかです。

「アバロン」は慣れるとすぐ膠着して終わらないので、「フォーカス」とともに有名だけど駄作だと思うのですが、この長いタイトルのゲームではかなり改良されていると思います。ジリジリとした戦いの末に勝利。また遊んでみたいゲームです。

結果:自分* 勝利、ぴーかん 敗北



イーコール Ichor
(説明 15分 プレイ時間 各15-45分)
Ichor20251207.JPGキックスターター、そして今年のエッセンで発売されたゲーム。「クリンチ(シュピールボックス)」「ティク(シュテフェンシュピール)」「バトルフォーオリンパス(ネスターゲームズ)」のリメイクで、特殊能力が多い「バトルフォーオリンパス」を元にしています。まさかリメイクされるとは思いませんでしたが、ネスターゲームズからの少量販売だったので、今回こうしてリメイクされるのは喜ばしいことです。

スコットさんと基本ゲームを2回遊びました。ボードは小さい6x6を使用し、スコットさんがモンスター、自分がゴッドを担当。能力はカードに書かれており、また相手の能力一覧もあるのでプレイしやすいです。1戦目はこちらのミステイクであっけなく敗北。気を取り直しての2戦目。特殊能力は各コマ1回ずつだけなので、スコットさんのモンスターの能力をなるべく使わせていきます。こちらが若干有利かと思ったのですが、またもや進路を阻まれて敗北。

結果
1戦目:スコット* 勝利、自分 敗北
2戦目:スコット* 勝利、自分 敗北
(*は先手のモンスター、後手はゴッド)



リンクロス Linkx
(プレイ時間 各5−10分)
Linkx20251207.JPG立体に置いたボードにテトリスのようにポリオミノを落としていくゲームです。なんと目的は縦か横に繋げるというコネクションです。角で接しているポリオミノも繋がっていると考えます。手番には自分の色のポリオミノを1つ落としますが、きっちり敷き詰められないような落とし方をしてはいけません。

ポリオミノはテトロミノ(正方形4)が数種とトリオミノ、ドミノがそれぞれ2つずつあり、相手の残りも考えながら進めていきます。思ったよりもゲームになっていて、なかなか面白かったです。

結果
1戦目:自分* 勝利、スコット 敗北
2戦目:スコット* 勝利、自分 敗北
3戦目:自分 勝利、とけい* 敗北
4戦目:自分* 勝利、とけい 敗北



ガーデン Garden
(プレイ時間 15分)
Garden20251207.JPG先日のゲームマーケットで購入した台湾ボードゲームデザイン出版のゲーム。以前「マインリーフ」として出版されていたゲームのリメイクのようです。それぞれ4種類のコマを2つずつ持ち、相手が直前に置いたコマが示す場所にしか置けません。相手が置いたコマの縦横列のマス、斜めのマス、周囲のマス、周囲以外のマス、の4通りの指示があります。目的は縦横斜めで3連(1点)、4連(2点)を作ること。「マインリーフ」と異なりモジュラーボードなので、より長く遊べそうです。

結果:スコット 4、自分* 2



ばけばけ Bakebake
(プレイ時間 各10分)
Bakebake20251207.JPGおそらくこの日一番遊ばれていたゲームです。ボードには、自分の側にそれぞれの色の動物コマを1つ置いた状態でスタートです。目的は相手の最前列に自分の動物を送り込むこと。手番には自分の動物を1マス前後左右に移動するか、新たに自分の動物コマと中立の木コマをペアで隣接する空きマスに置くかです。ここで面白いのは、本物の動物は1匹ずつだけで、残りは木コマとペアになった偽物なのです。そして複数に解釈できる時には自分と相手の動物と偽物を好きに解釈できるのです。例えば動物、木、動物と3つが並んでいたら、どちらの動物を本物と考えても構いません。

非常に斬新なルールで、戦略もよくわかりません。気がついていたら負けていた、ということが多く、本当にキツネにつままれた気分です。ぴーかんさんに2敗したあと、kobaさんと遊んで1勝1敗。

結果
1戦目:ぴーかん 勝利、自分* 敗北
2戦目:ぴーかん* 勝利、自分 敗北
3戦目:自分* 勝利、koba 敗北
4戦目:koba* 勝利、自分 敗北



ペントタイル Pent Tile
(プレイ時間 各25−30分)
PentTile20251207.JPG土井さんがデザインした「ペントタイル」です。先日のゲームマーケットで発売されました。8x8のボードにタイルを2枚ずつ配置し(先手の初手番だけは1枚)、できるだけ多くのペントミノ(正方形5個が繋がった形)を作るのが目的です。正方形6個以上の繋がりを作るのは禁止です。同数のペントミノができたときは先に作った方が勝利なので、終盤はスピードも大切になります。

エサさんはさすがに強く、面白い手を打ってきます。1戦目は3対3、2戦目は4対4の同点でしたが、タイブレーク(先に完成が勝利)で1勝1敗となりました。非常にエレガントで素晴らしいゲームだと思います。

結果
1戦目:エサ* 3(勝利)、自分 3
2戦目:自分* 4(勝利)、エサ 4



クインテン Quinten
(プレイ時間 各35分)
Quinten20251207.JPG最後は久し振りに参加してくれた佐藤さんと、紹介を兼ねて「クインテン」を遊びました。自分も結構久し振りで、ルールを忘れていました。11x11のボードとして使える「ボールト」のボードと囲碁のコマを使用。のヘックスのようなコネクション要素とエリアマジョリティーでの領域争いを融合させた、なんとも不思議なゲームです。1戦目はこちらのミステイクが続いて佐藤さんの勝利、2戦目は自分が少し盛り返してきたかというところで時間切れです。また遊びましょう。

結果
1戦目:佐藤* 勝利、自分 敗北
2戦目:時間切れ



これで今年の土嚢の会は終了です。参加者の半数(うるま、しのだけ、タクヤ、道化師、土井、中村)とは遊べませんでしたが、また次回遊びましょう。来月は100回記念としてヤバラックス大会の予定です。


R−120 2025.12.06

鄭和宝船 The Treasure Ship of Zheng He
(説明 40分 プレイ時間 180分)
TreasureShipOfZhengHe2-251206-1.JPG久し振りのR-120会の洗礼ということで、林尚志氏の鄭和宝船(ていわほうせん)を遊びました。箱がすごく分厚くて大きいです。

中国からアジア、アラブ、アフリカに船で7回遠征した明(中国)の時代の鄭和をテーマとしたゲームです。史実に沿って7ラウンドあり、各ラウンドでは3−4セグメントで遠征します。どのセグメントを受け持ちたいかはその前の巨大なボードでのワーカープレイスメントで決まります。各セグメントでは各プレイヤーは1回だけアクションができます。資源やお金を受け取ったり、石碑を建てたりするのです。資源は、ワーカープレイスメントでのコストとして必要になり、お金は石碑を建てる費用になります。

TreasureShipOfZhengHe20251206-2.JPG遠方のアフリカやマダガスカルに行くと動物を持って帰れます。そして動物タイルでポリオミノパズルをします。また戦いという要素があり、貢献度によって色々な資源や点数や何かがもらえます。

資源の種類が多くて、最初はかなり大変でした。他のプレイヤーとのインターアクションは少なく、航海のどのセグメントが取れるか、というあたりだけです。遊んでいる間はまあまあ面白いところもあるのですが、やっぱりもっと鋭いゲームが遊びたくなりますね。それにしても3時間(説明を入れれば3時間40分)は長い!

結果:ひだり 248、ぴーかん 232、自分 183、うきん 170



スウォップ! Swopp!
(プレイ時間 3ディール40分)
Swopp20251206.JPG持参したゲームの中から、プレイ時間と人数に合致するものということで「リカーーーリング」のドイツ語版である「スウォップ!」を遊びました。5人での個人プレイです。1−3ディールではそれぞれ、ひだりさん、一味さん、うきんさんがカードをなくすことに成功してあがりました。ちょっと久し振りに遊ぶのですが、やっぱり面白い。

結果:うきん 18、ひだり 15、自分 13、一味 12、ぴーかん 5



すしオッター Sushi Otter
(プレイ時間 45分)
SushiOtter20251206.JPGここで4人になり、再び林尚志氏のゲームとして「すしオッター」を遊びました。カワウソが寿司を握っているイラストが可愛いゲームです。手札8枚から最大5枚のポーカーハンドを作っていき、各ハンドにはスコアと勝利点があります。この用語が非常に紛らわしいのですが、スコアはカードの金貨などによって足されることもあり、スコアが最も高いプレイヤーから順位点として勝利点がつきます。また自分だけの手役など、様々な特殊カードがあるあたりは、おかずブランドっぽいなあと思います。自分は序盤に手に入れたイーブンフラッシュ(すべて同スートで数値が偶数)という役を2回作ったのですが、3回目がうまくいかずに沈んでしまいました。

結果:一味 50、うきん 44、自分 26、ひだり 15


ディアシュピール 2025.12.03

ルービーのABC Rooby's ABC
(説明 5分 プレイ時間 5分)
RoobysABC20251203.JPGシンプリーファン出版のクニツィアの子供ゲーム。英語のアルファベットを学ぶためのゲームです。ボードは5枚に分かれていて、それぞれのアルファベットを頭文字とする物が描かれています。手番には袋からアルファベットの文字を引いてそれをボードの合致する場所に配置し、対応するものの名前を言うだけです。ボードの最後のアルファベットを配置するとルービーのマーカーがもらえ、このマーカーを多く取った方が勝利します。

「バスに乗り降り」や「パーキングゲーム」のように運だけのゲームです。ドイツ語版もあるのかな?

結果:自分* 3、やぎの 2



ネズミ探し ProcuRatos
(プレイ時間 3分)
ProcuRatos20251203.JPG先日のクニツィア会で遊んだ「ネズミ探し」を再び遊びました。ルールを説明すると、やぎのさんが「バンディット」のリメイクじゃないのか? という鋭い指摘。細かいルールの違いはあるもののほぼ同じゲームだと考えて構わないと思います。「バンディット」は表裏が明記されていないので、トークンを裏返して探しましたが、「ネズミ探し」ではその必要はありません。カードが傷まないのでこの方が良いかもしれませんね。なお、カードは24枚で、ネズミの色、スカーフの色、スカーフの形、鼻の髭、もみあげ、帽子のリボン、の6種の要素があるのですが全ての組み合わせ64通りから24通りを選んでいるようですね。

結果:やぎの 勝利、自分 敗北



代われそのジョブ Kaware Sono Job
(説明 5分 プレイ時間 35分)
KawareSonoJob20251203.JPG4人専用の協力トリックテイク。4スート14枚の割とスタンダードなデッキですが、各手札に付随して2、3、4、5の4枚のトリック数を示したビッドカードがあり、達成したトリック数に応じてビッドカードを除去できます。目的は4ディールで4枚全てのビッドカードを全員が除去することです。各ディールは14トリックなので、論理的には可能です。しかしメニューシステム(と勝手に呼んでいますが、「ミゼルカ」「多すぎる料理人」「ゴーゴーエスキモー」みたいに異なるメニューをこなして最後は選択肢がなくなるシステムのゲーム)なので難しいのです。

面白いのは手札のカードはシャッフルせず、次のディールでは手札と残りのビッドカードをまとめて左隣りのプレイヤーに回すのです。また、第2ディール以降は、切り札スート、最弱スート、1枚交換といった特殊能力のどれかを使えるようになります。

結果:12枚(16枚中)



カラコルム Karakorum
(説明 20分 プレイ時間 20分)
Karakorum20251203.JPGはっくつさんのリクエストで持ち込んだゲーム。前回3人で遊んだ時はかなり楽しめたのですが、今回の4人プレイではいまひとつ受けが悪かったです。ダウンタイムが長いと言われたのはちょっと驚きました。他人の手番でもめくられたカードのどれを取るかなどと考えることがあるので、ほぼダウンタイムはゼロだと思っていたのですが、そうでもないのかな。

自分は面白いゲームだと思うので、もう少し色々なグループで試してみたいと思います。

結果:かーん 32、やぎの 26、はっくつ 21、自分 21



フレームレット! Framlet!
(プレイ時間 20分)
Framlet20251203.JPG最近よく遊んでいる紙ペンゲームです。「マイアイランド」や「マイシティロールアンドダイス」を一緒に遊んだメンバーなので大丈夫だろうと思い、ハードモードを選択。やはりかーんさんはこういうパズルゲームに強く、1位でした。自分はなんとか全部埋め切ったものの3位。

後で気がつきましたが、ゴッドリフトを使う時には通常のポリオミノを描くこともやらなければならないみたいですね。これまでは代わりにゴッドリフトを使うのだと思っていましたが、追加で行うようです。

結果(ハードモード):かーん 136、やぎの 111、自分 108、はっくつ 86



押し屋東京 Oshiya Tokio
(プレイ時間 5分)
OshiyaTokio20251203.JPGエッセン新作(実はリメイク)の「押し屋東京」です。たまたま未プレイだった「タリーオン」をもってきたのですが、これもなんと「押し屋東京」と同じゲームでした。なんと言う偶然。人数分の4ディール戦が遊びたかったのですが、却下されてしまい1ディールのみ。

結果:かーん 20、やぎの 19、自分 15、はっくつ 7



スペース ワーム Space Worm
(説明 10分 プレイ時間 20分)
SpaceWorm20251203.JPGかーんさんリクエストの「スペースワーム」です。今回はレベル3をプレイ。ボードの上下左右がワープで繋がっている難易度が高いボードです。うまく計画をしないと、すぐに手詰まりになって死んでしまいます。かなり歯応えのある紙ペンゲームで、クニツィアの紙ペンではかなり好きな方なのですが、初プレイだった3人はプラス点にならずにマイナスで終わりました。次回はレベル1にした方が良いですね。

結果(レベル3):自分 7、やぎの* 0、かーん −11、はっくつ −21