友人のよしださんが開催するKGBに参加しました。いつもよりゲームは少なめで3種しか遊びませんでしたが、楽しめました。
ソーダ密輸しよう Soda Smugglers (スタンダード版)
(説明 5分 プレイ時間 20分)
今回は、得点チップが紙製のスタンダード版です。ゲーム自体は同じです。特殊カードは除いて、純粋にブラフと駆け引きを楽しみました。なかなか好評でした。
結果:みーしゃ 24、アラモト 24、よしだ 19、自分 19、まんしょ 12
モダンアート Arte Moderno (Fractal Juegos版)
(プレイ時間 60分)
初めて遊ぶバージョンです。チリの Fractal Juegos という出版社で、箱も小さめで持ち運びしやすいです。絵柄も各画家の違いがはっきりしていてわかりやすくできています。しかし例によって10のコインが少なすぎてちょっと困りました。こういうインターアクションの強いゲームは遊んでいて楽しいですね。
結果:自分 461、みーしゃ 358、アラモト 357、よしだ 294、まんしょ 255
ハイパー ロボット Rasende Roboter
最後は適当に集まった人たちで「ハイパーロボット」です。とにかくパズルを解きたいというプレイヤーが多く、ときには時間無制限としながら楽しみました。
ゲーム・インデックス
日付別
五十音順
アルファベット順
昨日の失敗を繰り返さないように、早めに朝食を食べます。そして、朝食後、会場が開くまでの1時間くらいで早速ロビーでゲームをしました。
タバルア Tavarua
(プレイ時間 80分)
九州で遊んだ中では一番本格的な長時間ゲームです。テーマはサーフィンで、沖まで波を追いかけてパドリングし、波に乗っている間はうまくバランスを保ち、最後には流れに任せて戻る、ということがよく表されています。ロングボードとショートボードがあるのも面白いですね。ルールが結構複雑でしたが、雰囲気が良くて楽しめました。インターアクションは同じ波に乗れるのは2人まで、というくらいなので、もう少しインターアクションが欲しいところです。
結果:不明
会場では、昨日試遊したばかりの「シジジー」が製品化されており、早速購入しました。こんなに早くカードや説明書をプリントして整えられることに驚き。
十五賽 Jyugosai
ダイスで遊ぶ五目並べです。1列で15以上になるか、1の目が3つ並べば勝利です。手番にはダイスを振って任意のマスに置くだけですが、6の目が出たら3として置くか、振り直しができます。振りなおして6が出れば置けますが、そうでなければ置けずにパスとなります。このルールがちょっとややこしい割にあまり機能していない気がします。もう少し大胆にダイスを使った方が良かったのではないでしょうか。
ところで英語タイトルは Jyugosai で Jugosai ではないのですね。「じゅ」だと ZyuかJuだと思うのですが。
結果:自分 勝利、ねいじま 敗北
このあとは主にイベントのトークショーを聴いて過ごしました。「創作ゲームの海外展開(梶野氏他)」、「2024年の海外ブース連続出展記(Saashi氏)」、「国内メーカー30代社員語り場(高田氏他)」などなかなか興味深かったです。ちょっと残念だったのは、進行スケジュールが張り出されていなかったことや、スクリーンが使われていなかったことです。少しでも視覚に訴えるものがあれば、トークがより映えたのにと思います。3つ目のトークに出演した3人に写真を撮らせてもらいました。
ダブル Dobro
最後にコリンさんのブースで1ゲーム遊びました。「エスカレーション」に似たゲームですが、1回に2枚までしか出せません。また直前の数字と同じ数字を出すこともでき、そのときは場の数値が倍になります。出せない、あるいは出したくない時には引き取ります。
タイトルが Dobro だと発音は「ドブロ」だし、「ダブル」という意味はないと思うのですが、その辺りが気になるところです。
これで3日間にわたるボードゲームカーニバルは終了です。19時博多発の新幹線に乗るべく、往路と同じ道を歩いて香椎花園駅へ。橋を渡ると少し現実に戻った気がします。西鉄と地下鉄を乗り継いで博多に行くと、ちょうどキャンセルが出たみたいで19時の新幹線(のぞみ64)の指定席が買えました。良かった!
総括:九州ボードゲームカーニバルはイベントとしてはまだまだ発展の余地があると感じました。遊んで交流するのが中心の宿泊型イベントなので、日本版のBGG .CONみたいな感じがあります。夜中にもホテルのロビーが開放されていたのは良かったです。次回訪れる時を楽しみにしています。
(完)
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翌日、起きるともう9時5分前です。朝食のビュッフェ受付が9時までだったことに気がつき、慌てて食べにいきます。お茶漬けが美味しいと勧められるままにお茶漬けを食べました。11時の会場に少し遅れて入場。色々なブースで試遊をして過ごしました。
シジジー Syzygy
裏向きの1−9の数字カードを順番に並べるというシンプルな目的の協力ゲームです。まだ試遊版ですが、もしかしたら明日出版するかもしれないということです。
遊んでみるとなかなか面白い。どちら向きなのかをどこかで情報交換しなくてはならないのと、端には置けないので1や9の配置がもどかしいのが良いですね。
翌日、少量が出版されたので購入しました。
パンダスピン Panda Spin
テンデイズゲームズのブースで試遊したゲームです。いわゆるシェディングゲーム(ゴーアウト系)なのですが、カードは上下で異なる数値や能力が書かれており、まずは灰色の弱い方の数字を使ってゲームを進めます。他のプレイヤーが自分が出したカードより強いカードを出すと、出したカードは反転して(スピンして)手札に戻り、青の強い方が使えるようになるのです。このとき、1枚でも青が混じっていたら手札には戻りません。こうして手札をある程度強くしつつ、なるべく早く上がるのです。
手札が戻ってくるというのは、なかなか面白いです。2回試遊しました。
結果
1戦目:4人戦(結果不明)
2戦目:月斎、工藤、たかた、自分(結果不明)
リボルブ Revolve!
「スカウト」の梶野氏がデザインした「リボルブ」です。「スカウト」同様に、手札を無くしたら勝利といういわゆるシェディング系(ゴーアウト系)のゲームで、カードは上下で数値が違います。
手番では、手札からより強いメルドを出す、出ているメルドに手札から1枚加える、出ているメルドを手札に加える、手札を反転させる、の4種類のアクションから1つ行います。メルドは1枚以上の同位札です。他のプレイヤーが出している同枚数のメルドより強くなければ(数字が大きくなければ)なりません。枚数が異なるメルド同士は考慮しません。このあたりはちょっと「アブルクセン」っぽいです(参考にしたゲームとして挙げられています)。自分のメルドと同枚数でより強いメルドが出されたら、直ちに反転して手札に戻さなければなりません(これはメルドの付け札によっても起こります)。また手番開始時に、自分が出してたメルドは流れて捨て札となります。
その場にいたSIMさんら、九州のゲーマーたちと2回遊びました。点数が順位点だけなのですが、もう少し工夫が欲しい気もします。
ナイン ダイス 09 九州ボードゲームカーニバル ver. Nine Dice 09 Kyushu Board Game Carnival Version
このボードゲームカーニバル用に作られた「ナインダイス」のバリアントです。9個のダイスを振って、その中で決められた単語になる組み合わせをいち早く探す、というシンプルなゲームです。組み合わせによっては色まで宣言しなければならないものもあります。
ルドフィール Ludoviel
さやさんらと遅い昼食を食べにいき、その待ち時間で遊びました。会場に併設された飲食店街があるのですが、今回行ったのは「湘南パンケーキ」の店。九州に来て、地元湘南のものを食べるというのも変な気分です(海外で日本食を食べる感じ?)。「ルドフィール」の写真を撮り損ねたので、食べ物の写真です。チキンオーバーライス。この日の夜に、もう1回遊んでいるのですが、やはり写真は忘れました。
昼食後はオリゲームズのゲームを2つ遊びました。
13アニマルズ 13 Animals
オリゲームズ。数字がないラミー系のゲームで、数字の代わりに動物になっています。同じ動物や、同じカテゴリーの異なる動物を集めると点数になります。なお、カードの裏がカテゴリーの色になっていて、どのカテゴリーを集めているかわかるようになっています。
オーバーパークド Over Parked
オリゲームズの新作。自分のボードは駐車場になっていて、うまくいろいろな車タイルを配置していきます。手番プレイヤーが選択肢から任意の車の配置(1−3台)のカードを選ぶと、他のプレイヤーは自動的にカードが決まるというシステムです。これはダウンタイムを短くするという点では良い考えかもしれません。
同じ色の車の塊をたくさん作った方が良いので、なるべくそれに集中して配置していきました。
これ以降は懇親会です。4種のゲームを遊びました。
フリテンくん カードゲーム Furiten-kun Card Game
変態トリックテイクの代表格である「ウィリー」の日本語版リメイクです。こちらの版を遊ぶのは初めてです。8ディール遊ぶとちょっと長いので、4ディール戦としました。各自2トリックした取れませんが、1トリック4枚の平均合計値が20なので、2トリックでは40点。それを考えながら合計値が1位に、あるいは4位になることを目指します。なぜなら1、2、3、4位の順に順位点は3、0、1、2点なのです。ちょっとテンポが悪いのと、つい「フリテンくん!」と言う代わりに「ウィリー!」と言ってしまうのが問題です。間違えたら「バップくん」、そして2位になって位0点だと「ヤキトリくん」とかってに名付けていました。でも考えすぎていてフリテンくんのイラストを楽しむ時間はありませんでした。
ねいじまさんがかなり優勢でしたが、最後になんとか追いついて同点1位。
結果(4ディールのみ):ねいじま 8、自分 8、こだま 5、たかうみ 3
DTC DTC
(プレイ時間 20分)
自分が持ってきたゲームのひとつ、「DTC」です。かなり好きなタイプのブラフ系のゲームで、自分の次手番のねいじまさんをことごとく騙していました。
結果:自分 6、こだま 12、たかうみ 18、ねいじま 30
スウォップ! Swopp!
続けて昨日も遊んだ「スウォップ!」です。1ディールのみでしたが、かなり熱い戦いでした。最後は自分は手札が揃わず1、4、6の3枚だったのですが、これで上がって勝ち切りました。あまりない展開です。
結果(1ディールのみ):自分 14、こだま 11、たかうみ 7、ねいじま 7
ナワバリ Nawabari
(説明 15分 プレイ時間 25分)
カードを中央のプールからドラフトして、点数を稼いでいくゲームです。カードはランダムに人数プラス1枚が公開され、それを数字順に並べます。高い数字の方が良いカードなのですが、次のドラフトは低い数字を前回とったプレイヤーからというシステムです。
プレイヤーインターアクションが少ないので、自分の好みではないですが、まあまとまっているのではないでしょうか?
結果:ダリル 62、自分 48、ねいじま 43、ミズノ 42、こだま 39
これで懇親会の時間は終了です。あとはホテルのロビーにもどって、さらに色々遊びました。
ゼロ Zero (テンデイズゲームズ版)
「ゼロ」を数ディール遊びました。自分は1回だけゼロを達成できたので満足。
結果:不明
6ニムト 6 nimmt!
左側にも出せる「プロフェッショナルルール」です。自分はこのバリアントが好きなので、ときどき6ニムトを持っていって紹介することがあります。正式ルールだと左か右かで差分が近い方に出すのですが、自分はその処理が面倒なので左側優先としています。
フリップ セブン Flip 7
今年のSdJ候補らしいゲームです。バーストしないようにめくっていくだけのゲームです。これが候補で良いのか? いくらめくり役のプレイヤーがいてちょっと雰囲気がブラックジャックだからって良いのか? そういうことを考えさせられるゲームです。
ヒット ワード ゲーム Hit Word Game
スピードゲーム「セット」のようなロゴのワードゲーム。3x3に並んだ単語の縦横斜めの各列3枚から連想される単語を言っていくと言うゲーム。判定が曖昧になりそうなのが気がかりです。
結果:ねいじま(勝利)
バーベキューブス Barbecubes (ベジ エディション Veg Edition)
可愛らしい缶に入ったバランス系のゲームです。ベジエディションなので肉は入っていません。めくられたカードに対応する野菜を指示通りに置いていきます。箱がコンパクトで良いですね。
結果:Saashi&ねいじま 勝利
バッツ オン シングス Butts on Things
カードは全て、お尻の上に何かが描かれていると言うタイトル通りのイラストです。カードを出して行って、同一のカードが並ぶとその間のカードを全て取れます。あるいは、カードであるシンボルが出たら、中央にあるカードをリアルタイムで取り合いで取れます。そんな感じでカードを増やしていくゲームだったと思います。
結果:ねいじま 勝利
ここで、この日2回目のルドフィールをやったのですが、やはり写真を撮り忘れました。
デュオ ミニ Duo Mini
1986年の古いカードゲーム「デュオ」をリメイクしたものらしいです。韓国のゲームでパッケージ写真には Duo Miniと書かれておらず、色々なサイトがDuoをDouというようにスペリングを間違えていたので、元のゲームを探すのが大変でした。韓国語の 듀오 미니 が Duo Miniということのようです。
さて、古めかしいゲームらしく、数字と色とシンボルのうち2種類が合っているものを出すと言うだけのシェディングゲーム(ゴーアウト系)なのですが、2ゲーム目はバリアントのリアルタイムゲームを遊びました。リアルタイムだとまあまあ面白いと思います。
どのあたりが「ミニ」になったのか、知っている方は教えてくれると嬉しいです。
8282 8282
韓国語で8282はパリパリと発音するらしく、「早く早く!」という意味らしいです。もとは「セブン エイト ナイン 7 ate 9」というゲームです。スピードゲームで場に出ているカードに合わせたカードをどんどん出していきます。カードの数値が中央に大きく書かれており、隅に±1、±2、±3、などと書かれています。つまり現在のカードの数値から指定された差分のカードを出すのです。これもリアルタイムのゲームですが、なかなか楽しめました。
イルイラン Il-Illan
この日の最後は「イルイラン」です。カードが要るか要らないかを宣言していくゲームです。ちょっと面白い。ブラフ要素が強めですが、このくらいの方が良いかも。
結果:不明(河上、平、すずき、自分)
これで1日目は終了です。
その3につづく