スコットさんと誘い合わせて、ゆずぼど Citron Days に参加しました。4ヶ月振りの参加で、今回が145回目のようです。
リバース Rebirth (限定版 Limited Edition)
(説明 20分 プレイ時間 50分)
スコットさんも自分も大好きな「リバース」です。今回はアイルランド。南西部で城を4つ繋げる目的を2倍にして24点を得て、さらに周辺の城を自分のものにできたのが大きかったです。ゲーム終了までに海岸線関連以外のボーナスは全て取ることができました。そのうち日本語版が出版される日は来るのかなあ。
結果(アイルランド):自分 257、スコット 206、春日野 189
コミック ハンターズ Comic Hunters
(説明 15分 プレイ時間 55分)
アメコミをテーマにしたゲーム。レアなアメコミを収集します。世界の七不思議のようにカードをドラフトしてまわしていくか(Store)、コロレットのようにめくるか取るか(Flea Market)、あるいは競り落とすか(Auction Site)、はたまた5x5の格子状に並んだカードを1枚移動させて縦列か横列の同じシンボルのカードを全て取るか(Convension)、というように、さまざまなカードの獲得方法を経ていきます。そして、コレクションを公開するときには、公開のコストをカードで支払わなければならないので、実質2倍くらいのカード枚数が必要になります。
Dachsさんとスコットさんはテーマにも詳しかったのですが、自分はテーマは分からず、そういう意味では楽しめませんでした。でもゲーム自体はなかなか面白かったです。カードやシンボルの構成がわかってくれば、もっと戦略的に楽しめそうです。
結果:スコット 99、自分 74、Dachs 66
シジジー Syzygy
(説明 5分 プレイ時間 各5-10分)
前週の九州ボードゲームカーニバルで手に入れたばかりの手軽な協力ゲーム。カードを見たら移動させなければならないのと、端に移動できないことが難しいです。何度か続けて遊ぶと、どちら向きに昇順なのかの合意ができてしまうのが問題なのでは? ということをみんな言っていました。なにかうまく回避する方法はあるのかなあ。
結果
1戦目:敗北
2戦目:敗北
災禍万来 Saika Banrai
前回のゲームマーケットで購入したゲーム。自分が持ち込んだのではないのですが、遊ぶ機会に恵まれました。
4スートのマストフォロー、ノートランプのトリックテイクで基本的にはトリックを取らないことが目的です。テーブルの中央に4スートに対応する4枚のカードが並べられており、トリックで出されたスートに対応するカードを裏返します。4枚全て裏返ると、そのトリックでは一番低い数字が勝つのです。これがかなりの頻度で起こるので、低い数字だからと言って安全だとは限りません。また全員が持つ2枚の特殊カードは残してしまうとマイナスになるのですが、各トリックでは同じ特殊カードは1枚しか出せません。
本来は3−6人なのですが、今回は7人。初めて遊ぶのですが7人は多過ぎだと思います。すぐに4枚のカードが裏返るし、また特殊カードは使えるときに使わないとトリック数が少ないので大変です。次回は4人くらいで遊んでみたい。
結果:えとせと 36、えふぇ 63、スコット 72、Dachs 78、稲月 119、ゆうにゃ 119、自分 124
テキサス ショーダウン Texas Showdown
スートの多数決で勝者が決まるという不思議なトリックテイク。フォローできなければどのスートでも出せますが、次の手番のプレイヤーは出ているどちらのスートをフォローしても構いません。一番多く出たスートのハイカードがトリックに勝利します。そしてトリックを取りたくないタイプのゲームです。
マストフォローですが、かなり変則的なので、持っていないスートがわかるようなマーカーがあれば良いのにと思いました。流石にトリックの途中でフォローできるスートが変わっていくのにマストフォローなので、なにかしらの配慮が必要に感じます。
今回は6人プレイ。ある程度人数が多い方が面白いのかもしれませんが、適正人数が気になるところです。
結果:スコット 5、えふぇ 6、Dachs 6、えとせと 6、自分 7、稲月 10
テレストレーション 12人用パーティーパック Telestrations: 12 Player Party Pack
最後は9人でテレストレーション。使い込まれた12人用のセットです。このグループでは、絵を描くための時間を計る前に、すでにトピックを見て良いというルールでした。自分はいつも砂時計をスタートさせると同時に全員がそれぞれトピックを見ることにしているので、この方法は意外でした。また、カードを全く使わず、常に好きなトピックを考えるというバリアントでした。
1回目は自分は「トランプ大統領」というトピックにして、3人目くらいまではうまく回ったのですが、写真の絵のつぎからは、なぜか「バイデン大統領」になっていました。
ゲーム・インデックス
日付別
五十音順
アルファベット順
友人のよしださんが開催するKGBに参加しました。いつもよりゲームは少なめで3種しか遊びませんでしたが、楽しめました。
ソーダ密輸しよう Soda Smugglers (スタンダード版)
(説明 5分 プレイ時間 20分)
今回は、得点チップが紙製のスタンダード版です。ゲーム自体は同じです。特殊カードは除いて、純粋にブラフと駆け引きを楽しみました。なかなか好評でした。
結果:みーしゃ 24、アラモト 24、よしだ 19、自分 19、まんしょ 12
モダンアート Arte Moderno (Fractal Juegos版)
(プレイ時間 60分)
初めて遊ぶバージョンです。チリの Fractal Juegos という出版社で、箱も小さめで持ち運びしやすいです。絵柄も各画家の違いがはっきりしていてわかりやすくできています。しかし例によって10のコインが少なすぎてちょっと困りました。こういうインターアクションの強いゲームは遊んでいて楽しいですね。
結果:自分 461、みーしゃ 358、アラモト 357、よしだ 294、まんしょ 255
ハイパー ロボット Rasende Roboter
最後は適当に集まった人たちで「ハイパーロボット」です。とにかくパズルを解きたいというプレイヤーが多く、ときには時間無制限としながら楽しみました。
昨日の失敗を繰り返さないように、早めに朝食を食べます。そして、朝食後、会場が開くまでの1時間くらいで早速ロビーでゲームをしました。
タバルア Tavarua
(プレイ時間 80分)
九州で遊んだ中では一番本格的な長時間ゲームです。テーマはサーフィンで、沖まで波を追いかけてパドリングし、波に乗っている間はうまくバランスを保ち、最後には流れに任せて戻る、ということがよく表されています。ロングボードとショートボードがあるのも面白いですね。ルールが結構複雑でしたが、雰囲気が良くて楽しめました。インターアクションは同じ波に乗れるのは2人まで、というくらいなので、もう少しインターアクションが欲しいところです。
結果:不明
会場では、昨日試遊したばかりの「シジジー」が製品化されており、早速購入しました。こんなに早くカードや説明書をプリントして整えられることに驚き。
十五賽 Jyugosai
ダイスで遊ぶ五目並べです。1列で15以上になるか、1の目が3つ並べば勝利です。手番にはダイスを振って任意のマスに置くだけですが、6の目が出たら3として置くか、振り直しができます。振りなおして6が出れば置けますが、そうでなければ置けずにパスとなります。このルールがちょっとややこしい割にあまり機能していない気がします。もう少し大胆にダイスを使った方が良かったのではないでしょうか。
ところで英語タイトルは Jyugosai で Jugosai ではないのですね。「じゅ」だと ZyuかJuだと思うのですが。
結果:自分 勝利、ねいじま 敗北
このあとは主にイベントのトークショーを聴いて過ごしました。「創作ゲームの海外展開(梶野氏他)」、「2024年の海外ブース連続出展記(Saashi氏)」、「国内メーカー30代社員語り場(高田氏他)」などなかなか興味深かったです。ちょっと残念だったのは、進行スケジュールが張り出されていなかったことや、スクリーンが使われていなかったことです。少しでも視覚に訴えるものがあれば、トークがより映えたのにと思います。3つ目のトークに出演した3人に写真を撮らせてもらいました。
ダブル Dobro
最後にコリンさんのブースで1ゲーム遊びました。「エスカレーション」に似たゲームですが、1回に2枚までしか出せません。また直前の数字と同じ数字を出すこともでき、そのときは場の数値が倍になります。出せない、あるいは出したくない時には引き取ります。
タイトルが Dobro だと発音は「ドブロ」だし、「ダブル」という意味はないと思うのですが、その辺りが気になるところです。
これで3日間にわたるボードゲームカーニバルは終了です。19時博多発の新幹線に乗るべく、往路と同じ道を歩いて香椎花園駅へ。橋を渡ると少し現実に戻った気がします。西鉄と地下鉄を乗り継いで博多に行くと、ちょうどキャンセルが出たみたいで19時の新幹線(のぞみ64)の指定席が買えました。良かった!
総括:九州ボードゲームカーニバルはイベントとしてはまだまだ発展の余地があると感じました。遊んで交流するのが中心の宿泊型イベントなので、日本版のBGG .CONみたいな感じがあります。夜中にもホテルのロビーが開放されていたのは良かったです。次回訪れる時を楽しみにしています。
(完)
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