ゲーム・インデックス

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CatalogueMapsTickets20251122-23.JPGゲームマーケット秋2025(東京ゲームマーケット TGM)は前回に引き続き千葉幕張で2日間に渡って開催されました。1日目ははたさんと、2日目はスコットさんと会場を廻りました。どちらの日も、あまり試遊はできませんでしたが、思いのほかアブストラクトゲームが多くて色々と購入してしまいました。千葉は遠いので、1日目の夜はスコットさんの家でのゲーム会に参加し、そこで泊まらせてもらいました。

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1日目。はたさんと待ち合わせて、初めて試す宝町・京葉線東京駅乗り換えで会場に向かいます。移動中はひたすらカタログを見て、立ち寄るブースの目星をつけます。正午に会場に着いて待機列に並んでいるあいだに、会場の地図に目印をつけていきます。原始的ですが、結局これが一番わかりやすいと思います。



スタア Star
Star20251122.JPG前回の「フロー」「リンク」に続くゲームです。今回はアシンメトリックなゲームで、ひとりは縦方向に空いている通路を作ること、もうひとりはそれを阻止することを目指します。手番には星のスタックを2つまで隣接する縦横のマスに動かせます。空いているマスには移動できないのと、スタックの上限は3個までというのが良い制限です。3段のスタックはもう動かせないので、これを利用して通路を妨害するのです。最善手がありそうな気もしますが、とりあえず3回遊んだ限りでは悪くないので購入しました。




はい、ポウズ! Paws Up
(プレイ時間 40分)
PawsUp20251122-1.JPGホビージャパンのブースで試遊したゲームです。エッセンシュピールで出版されたばかりの Paws Up の日本語版が既に出版されているというのがすごいです。5枚の手札には点数と1−2種のアイコンが付いています。これを交換していくことで、3枚が同じアイコンになると目的カードが達成できるというわけです。面白いのはこの3枚はそのまま手札に残り手札枚数は常に5枚だということです。なので同じ目的は達成できません。どんどん手札を交換してより多くの目的を達成しつつ、最終的には手札自体の点数を高くするのです。

PawsUp20251122-2.JPG手番はなく、同時出しで1枚出して点数の高いプレイヤーから場と交換できます。交換は強制なのも悩ましいです。ちょっと「マネー」とプレイ感が似ていますが、異なる点も多く、完全な新作と言えるでしょう。

試遊では自分が勝利しました。そして、この晩にスコットさんの家でのゲーム会で2戦目を遊び、そこではスコットさんが勝利。

結果
1戦目:詳細不明(自分 勝利)
2戦目:スコット 138、アナ 123、自分 123、デイブ 110、ガビィ 93



ゲームマーケット1日目終了後は、はたさんと夕食後に南船橋で別れて、スコットさんの家に向かいます。既にスコットさんの友人らが揃い、メープルゲーム会は始まっていました。ここで夜中まで遊び、翌朝はスコットさんと一緒にゲームマーケットに行くのです。

まずは「はい、ポウズ!」をもう一度プレイ(結果は上記)、そのあと「フェイスカード」と「フレームレット!」を遊びました。



フェイスカード Facecards
(プレイ時間 35分)
Facecards20251122.JPG人間、動物、物体の似ているペア同士を当てるというゲームです。各プレイヤーの似ているという概念が異なるので、それを探っていくのが楽しいです。序盤はみんな同じカテゴリー同士で無難にペアを作っていたのですが、終盤以降は得点が倍になる異なるカテゴリー同士でのペアが多かったです。ガビィが強くて、大差で勝利。

結果:ガビィ 10、デイブ 5、アナ 5、自分 5、スコット 3



フレームレット Framlet!
(説明 25分 プレイ時間 各45-70分)
Framlet20251122-1.JPG今日のゲームマーケットで購入した同人ゲームで一番気になっていた紙ペンゲーム「フレームレット」を早速遊びました。同時手番のパズルゲームで、3枚のカードからポリオミノを選び、テトリスに似たルールで自分の用紙に描きます。もくてきは空白を与えられたポリオミノの形にすることです。4枚の基本的な形は点数の他にスキルと呼ばれる特殊能力を使う機会が与えられ、それ以外の複雑な形は高得点ですが、1人目と2人目以降で点数が異なります。なので、他のプレイヤーの動向を見ておくことも大切になるわけです。

3枚の選択肢のうち1枚は、常に1x1のモノミノでこれをうまく使うことも大切です。スキルは任意のポリオミノを選べたりモノミノを空中に配置できたり(ゴッドリフトと呼ばれる)でき、これも使い所によっては大切です。

誰かが全てを埋めたらあと1順で終了。埋めるとボーナスになるので、スピードも問われます。

Framlet20251122-2.JPG1戦目はノーマルモードでプレイ。やっていくうちに、小さなポリオミノでゆっくり埋めて行った方が色々な形を作りやすいということがわかってきたのですが、ある程度のスピードも持って終了ボーナスも狙います。続けての2戦目はハードモード。基本的なルールは変わりませんが、ボードが広くなり、目的とするポリオミノがより複雑になります。その分、かなり達成感があります。途中でデイブはルールを間違えて幾つか配置してしまいスコアがわからなくなってしまいました。自分は137点も取れて満足。

結果
1戦目(ノーマル):自分 106、スコット 82、デイブ 33
2戦目(ハード):自分 137、スコット 79、デイブ 不明

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2日目。この日はスコットさんと一緒に会場に入りました。1日目にほとんどの買い物を済ませたので、2日目しか出展していないブースを中心に廻ります。



塔陣 Touzin
Touzin20251123.JPG2人用アブストラクトゲームで、まずは2−7の高さの塔を描くプレイヤーは3つずつドラフトします。その後、それらを順にボードに配置し、最後にそれらを全て崩して陣地を取っていくというゲームです。塔を配置するのはどの塔からでも良いのですが、最後の塔を崩すフェイズでは一番低い2の塔から順に崩していくというのが難しいところです。マンカラのように1枚ずつ残して崩していき、途中で曲がっても構いません。また移動の前に1マスだけ塔を移動できます(ただし、そのときは元いた方向には崩せません)。高い塔を崩せずに終わることが多く、その辺りの攻防になると思います。スコットさんと2回試遊しました。




レーザー ダイバー Laser Diver
LazerDiver20251123.JPG各コマには通路が描かれており、その通路に沿って別のコマを移動させて相手の陣地に到達するという到達系のアブストラクトゲームです。今回は、ブースの方の指示でデジタル版を試しました。これまでにあったようであまりなかったタイプのゲームかもしれません。なかなか面白かったので購入。




これでゲームマーケットは終了です。購入したゲームを少しずつ遊ぶのが楽しみです。来年の会はエッセンシュピールの1週間前らしいので、おそらく参加できないと思います。どうしてこういうスケジュールにしたのでしょうか。大手出版社を始め困る人は多いのではないでしょうか?

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手に入れたゲーム

PurchaseGames20251122-23.JPGペントタイル
エンジェリアン
バーグリアン
サイクリアン
フォッシリアン
レイリアン
アマロン
スター
フレームレット!
ベステッドアナザータイム
クインテス
ファイブシーズンズダイス
ピプラス
ゴモクロク
がーでんk
バナナガバナンス
はい、ポウズ!
レーザーダイバー


手に入れた書籍

PurchaseBooks20251122-23.JPG



Mendako20251122.JPGおまけ:書籍を買ったブースにいたぬいぐるみ。メンダコというらしい。


土嚢の会 2025.11.15

Lunch20251115.JPG2ヶ月振り、第98回土嚢の会です。参加は10名。今回、ネスターゲームズからは「フォー」を久し振りに遊びました。初プレイは「クワークルフレックス(準アブストラクト)」、「コロロ」、「ルートバウンド」の3つです。ランチはお稲荷さんを中心とした「土嚢ランチ」でした。




フォー Four
(プレイ時間 各5−10分)
Four20251115.JPGイワークさんの提案で、かなり久し振りに「フォー」を遊びました。どんなゲームかすっかり忘れていたのですが、シンプルで良いニム系のゲームですね。2戦2敗のあと、初参加のろんめいさんとも対戦。ここでも見事に負けてしまいました。このゲーム、自分は苦手なのかもしれません。

結果
1戦目:イワーク 勝利、自分* 敗北
2戦目:イワーク* 勝利、自分 敗北
3戦目:ろんめい 勝利、自分 敗北



クワークル フレックス Qwirkle Flex
(プレイ時間 80分)
QwirkleFlex20251115.JPGスーザン・ロスが2006年にデザインしたタイル配置ゲーム「クワークル」はSdJ受賞作として有名です。2010年にクニツィアがデザインした「ビッグファイブ」は知名度は低いものの、ルールとしては「クワークル」よりも洗練されてたのですが、クワークルの亜流と思われてしまっていた節があります。それから15年後、なんとこの2名の共作として「クワークルフレックス」が出版されたのです。

タイルはクワークル同様に6色6種が3枚ずつの108枚。ただし3枚のバックグラウンドが白、黒、斜線と異なります。通常の点数を得た後、斜めのタイルでのバックグラウンドが同じならばボーナス点数になるのです。これにより、単純にクワークル(6枚を並べて倍の12点を取る)だけが強いわけではなくなり、うまく斜めを揃えると15点くらいになることもあります。

「クワークル」よりもかなり考えるようになりました。シンプルなルール追加なのですが、ゲーマー向けだと思います。スコットさんと自分が何度かクワークルを達成して争っていたのですが、最後には逃げ切って勝利。

結果:自分 138(3)、スコット 126(4)、イワーク 117(0)、とけい 87(0)
(カッコ内はクワークルの回数)



コロロ Coloro
(プレイ時間 20分)
Coloro20251115.JPGヘルベチクがシュテフェンシュピールのブランドとして出版したゲーム。6色のタイルが6枚ずつあり、それを6x6にランダムに並べます。目的はなるべく多くの同色のタイルを集めていくことです。手番には前回相手が取ったタイルの位置から直線上にあるタイルを取ります。このとき、1人が縦、もう1人が横を担当し、縦だったら前回取られたタイルから縦の直線上にあるタイルしか取れません。こうしてひとりが手詰まりになった時にゲーム終了。どの色でも最も多く集めたプレイヤーが勝ちです。タイブレークはその色をより早く獲得していたこと。

かなり先までの読み合いが必要なゲームで、この手のゲームに強いタクヤさんに完敗しました。

結果:タクヤ 勝利、自分* 敗北



バントゥ Bantu
(プレイ時間 60分)
Bantu20251115.JPGかなり久し振りに遊ぶゲームで、自分も買ったのですが自分のコピーで遊ぶのは初めてです。1、2、3の3つのコマを進めてゴールさせるアブストラクトなすごろくなのですが、同じマス目のグループにいるすべてのコマの数値合計だけピッタリ動かさなければなりません。「ビラボング」とかそういう系統に近いです。

終盤の調整が結構難しくて、その辺りを華麗に進めタクヤさんの勝利。

結果:タクヤ 勝利、(イワーク、スコット、自分 敗北)



ルート バウンド Root Bound
(プレイ時間 各60分)
RootBound20251115.JPG7x7x7の127ヘックスのヘックスヘックスボードで遊ぶ囲碁のようなゲームです。ひとりのプレイヤーのコマだけで空白のエリアを囲むと、その囲んでいるコマのグループはゲーム終了まで生きているグループになります。空白が囲めないコマは死んだグループとなります。先手の初手番に1個、後手の初手番に2個(非隣接)置いたあとは交互に0−2個ずつ配置していきます。配置には変わった制限があり、どちらかのエリアに打てないのはもちろんですが、自分のコマ3個で小さな三角形を作ることが禁じられています。またすでに置かれたコマから2個を連続して直線上に伸ばすことも禁じられています。これらの制限は遊んでいくうちになるほどと思うものばかりです。

こうして、両方のプレイヤーがパスをしたら終了です。自分のエリアと自分のコマがすべて点数になります。

1戦目は土井さんと遊びました。かなり手探りですが面白い! そして2戦目はこの日の最後にしのだけさんと遊びました。このときは死んでいるグループを生きているグループと勘違いしてしまい大敗。日本語タイトルで「根詰まり」となっているこのゲーム、囲碁が好きならばぜひ遊んで欲しいゲームです。

結果
1戦目:自分 91、土井 31
2戦目:しのだけ 110、自分 15



羊の思考 Schaf Nachgedacht
(プレイ時間 各10−40分)
SchafNachgedacht20251115.JPG先月のエッセンシュピールで購入したゲルハルツの新作です。まだ手探りで遊んでいるうちは、結構早く決着がつくのですが,、慣れてくるとかなり膠着してしまうゲームなのかもしれません。2戦目にたっくんと遊んだときには、どちらかの見落としを待つ感じになってしまい40分もかかりました。

結果
1戦目:自分 勝利、とけい* 敗北
2戦目:たっくん* 勝利、自分 敗北



最後にもう一度「ルートバウンド」をしのだけさんと遊んで終了です(結果は前述)。道化師さんとは同卓できませんでしたが、また次回に!


八丁堀トリックテイキング会 2025.11.08

さやさん主催のトリックテイキング会です。「たまにやるトリテ会」ということで、今回は八丁堀です。



フィッシェン Fischen (サニーバード版)
(プレイ時間 8ディール65分)
Fischen20251108.JPG遊ぶのは3回目。トリックテイクとデッキ構築を合わせたフリーゼらしいゲームです。今回は1ディール目でカードがかなり偏っていたので、ノートランプを活かして大量得点、その後しばらくは沈みましたが、うまく補充のペースもつかんで最終的にはたかりんに僅差で勝ち切りました。

結果:自分 89、たかりん 85、マルベリー 75、koba 69



ウフバッセ Uffbasse!
(プレイ時間 4ディール50分)
Uffbasse20251108.JPGエッセンで手に入れたトリックテイク。出版は少し前だったようで、もう遊んだことがあると言っている人たちもいました。場に並んだカードのうち最も枚数の多いスートが切り札になります。2種が同数なら2スートとも切り札、そして3種以上が同数なら切り札なしです。トリックの勝者がこの場のカードを1枚獲得するので、切り札は刻々と変わっていくのが面白いです。1ディール終わると、獲得したカードを使ってレシピカードを得ていきます。これを4ディール繰り返すのです。

なかなかよくできていて面白いと思います。問題点は最終の4ディール目にはもうほとんどレシピカードが残っていないことです。たまたまなのか、あるいはどこかでルールを間違えたのかはわかりませんので、もう少し検討してみたいと思います。今回は、たかりんさんとマルベリーさんが同点でしたが、タイブレークでたかりんさんの勝利。

結果:たかりん 19(2)、マルベリー 19(3)、自分 16、アンチョビ 13



オーラム Aurum
(プレイ時間 45分)
Aurum20251108.JPGマストノットフォローで、全員異なるスートを出さなければなりません。ゴールドスートは切り札でこれだけはいつでも出せ必ず勝ちます。トリックに勝つのは最も高い数字ですが、最も低い数字を出すと同じ数字のゴールドカードをサプライから獲得できます。異なるスートやゴールドが出せないとただちにディール終了です。

難しいのは、この終了時までにトリックをいくつ取れるかをビッドしなければならないことです。さらに4人だとペア戦で、自分たちのペアが合わせてどれだけのトリックが取れるかを考えなければなりません。ビッドを達成したりゴールドカードを得ると点数となって、点数が高い方がディールに勝利します。先に2ディール勝てば勝利です。

ビッドがかなり難しく、考えることが結構多いです。風変わりなゲームで、また機会があれば遊んでみたいです。

結果:たかりん&アンチョビ 2(勝利)、マルベリー&自分 0(敗北)



ポテトマン Potato Man (プレイテ版)
(プレイ時間 4ディール45分)
PotatoMan20251108.JPGこれもマストノットフォローのゲームです。全員が異なるスートを出せないとディールが終了するというのも、かなり変わっています。トリックの勝者はスートに関係なく数字だけ(同数字は後出し勝ち)ですが最弱の黄色1−3は最強の赤16−18に勝てるポテトマンカードになっています。勝ったスートに応じて得点が得られ、得点カードがなくなると、さらに高得点の5点カードがもらえるので、そのあたりをうまくコントロールするのが面白いですね。だいぶコツがわかってきましたが、ポテトマンが得意なマルベリーさんの勝利!

結果:マルベリー 34、自分 24、たかりん 20、アンチョビ 14



ウッドランダーズ Woodlanders
(プレイ時間 各30−35分)
Woodlanders20251108.JPGマストフォローで、5スートのうち異なるスートをペインスート(失点スート)として順にドラフトしていき、のこった1スートが切り札になります。各スートは1−4の数値が4−1枚のピラミッド型の計10枚。面白いのは手番には同スートなら1−2枚プレイできることです(数値4だけは1枚のみ)。なので最高値は3が2枚の6となります。トリックに勝つと獲得したカードが1枚1点。ただしペインスートが含まれていたら、ペインスートのみを抜き出してそれらが失点になります。誰かのカードが尽きたら終わるので、ペース配分も大切です。

前回のゲームマーケットで手に入れたまま放っておいたゲームですが、ようやくプレイ機会に恵まれました。オーソドックスなようでなかなか良くできていて、結局3戦も遊んでしまいました。

結果
1戦目:アンチョビ 22、たかりん 17、マルベリー16、自分 15
2戦目:アンチョビ 26、たかりん 25、自分 23、マルベリー 11
3戦目:マルベリー 23、たかりん 22、アンチョビ 11、自分 4



Results20251108.JPGまた次回が楽しみです!