ゲーム・インデックス

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大井町ゲーム会 2024.05.04

カーネギー Carnegie
(説明 40分 プレイ時間 215分)
Carnegie20240504-1.JPGアンドリュー・カーネギーの精神に則って寄付をしながらアメリカで自分の会社を成長させていくゲームです。アンドリュー・メロンとともにペンシルベニア州ピッツバーグにあるカーネギー・メロン大学の基礎を作った人物でもあります。

バリアブルフェイズ(フェイズ選択)のシステムで、手番はプエルトリコで例えれば5回だけです。もちろん他のプレイヤーの手番でもそのフェイズを全員順に行うので、実質20手番と考えて良いかもしれません。手番には4種類のフェイズ(人事、管理、建設、研究)のいずれかを選びます。選んだフェイズのコマを右に進め、そこに描かれた地域(東部、南部、中西部、西部)も同時に選んでいることになります。これらの情報はあらかじめすべて見えているので、各フェイズは5回選ばれてどのときにどの地域が選ばれるのかもわかるようになっています。

まずは選ばれた地域の決算をします。その地域に送り込んでいた自分のコマが、さまざまな収入(現金やリソースやコマ)をもたらします。その後、手番順に選んだフェイズの建物でアクティブなコマが置いてあるものをすべて実行できます。

Carnegie20240504-2.JPG個人ボードには、あらかじめ印刷された5つの部署以外に、どんどんと部署を拡張して配置できます。そしてそれらの部署は4つのフェイズのどれかに対応しているのです。人事フェイズでは自分のコマを移動させ配置します。管理フェイズでは部署を新たに配置できます。建設フェイズではボード上の都市に自分のディスクを置けます。そして研究フェイズでは、個人ボードの右側の4つの研究を進めたり、4つの地域での研究を進めたりします。個人ボードの研究はボードに差し込む計算尺みたいになっていて、そのためにボードは3層という豪華な作りです。

また、このゲームには寄付というアクションがあり、フェイズを選ぶときに寄付のシンボルが描かれていると手持ちの現金でボードの上に示された寄付ができます。寄付はなんと20種類もあって早い者勝ちですが、N回目の寄付では5Nの寄付金が必要なので大変です。

バリアブルフェイズ(フェイズ選択)ということで興味を持っていたゲームです。「プエルトリコ」で使われたバリアブルフェイズは、その後のゲームではあまり使われておらず、後継の「サンファン」以外は「レースフォーザギャラクシー」のようにフェイズの順番は決まっていて選ばれなかったら単にスキップする、というだけのものでした。しかし、このカーネギーは同じフェイズが2回、3回と連続することもあり、その辺りはかなり面白いと思います。

またプエルトリコ以上に完全情報ゲームで、要素も多いので難解です。ボード上で大都市を繋げると大きなボーナスがあるのですが、経験者のマルベリーさんにソルトレイクシティを奪われ、さらにけいこさんにフェニックスを奪われてサンフランシスコから東部へと繋ぐルートは絶望的になってしまいました。地域の研究も中程度だったので、ボーナスは6点のみ。しかし他でうまくいったのでボーナスで36点を稼いだマルベリーさんと同点1位でした。なおタイブレークはないようです。勝利を分かち合いました。これはまた遊びたいゲームです。

結果:マルベリー 106、自分 106、みつる 96、けいこ 81



それ何キロカロリー? How Many Calories?
(説明 5分 プレイ時間 35分)
HowManyCalories20240504.JPG手軽なメイフォローのトリックテイクです。4スート32枚ですが、数値はスートをまたがった通し番号で1−32まであります。手札は8枚。2枚を左隣りにカード交換してスタート。フォローしなかったカードは数値が5上がります。同数値はリードスートが大きいとみなします。各トリックでは一番大きい数値を出したプレイヤーが一番小さい数値のカードを取り、一番小さい数値を出したプレイヤーが次のリードをします。獲得したカードの合計値が27を超えるとバーストでそのラウンドから抜けます。それ以外のプレイヤーで合計が大きい(同値は数値の大きいカードを取った方)から順位点が付きます。これを4ディール行って総得点を競います。

大きいカードが小さいカードを取るというのは、「ダビテとゴリアテ」の逆みたいですね。バーストの要素は面白いと思いますが、せっかくならば同数値が起こらないように、フォローしなかったらプラス4.5にするなどしてわかりやすくした方が良かったかもしれません。今回は3人だったのででてこないカードが8枚あったのですが、4人だと全てのカードを使うのでだいぶプレイ感覚が違うかもしれません。

結果:マルベリー 10、けいこ 7、自分 3



テラフォーミング マーズ Terraforming Marsヘラス&エリシウム Hellas & Elysiumヴィーナス ネクスト Venus Nextプレリュード Preludeコロニー Colonies
(説明 35分 プレイ時間 250分)
TerraformingMars20240504-1.JPG今日のもう一つの課題、「テラフォーミングマーズ」です。毒を食らわば皿まで(?)ということで
拡張4種入りです。ほぼ全部の拡張セットかもしれません。今回は拡張「ヘラス&エリシウム」からエリシウムのボード、「ヴィーナスネクスト」から金星関連のボードとカード、「プレリュード」から初期のカード、「コロニー」から月、イオ、タイタン、エウロパ、ミランダ、エンケラドゥスという衛星を使いました。

覚悟はしていましたが、やはりすべてユニークカードなので解釈が大変でした。基本的には現金を払って自分の手札のカードをプレイし、相乗効果で少しずつリソースが増えて強力になっていきます。カードによってはリソース変換の役割をするものもあり、特定のシンボルを既にプレイしていなければならないとか、色々な制約があります。

TerrraformingMars20240504-2.JPG火星の地球化(温度を上げる、酸素を増やす、緑化するなど)で貢献度が上がっていきますが、なにしろなかなかゲーム終了条件にはなりません。ようやく4時間後に火星の地球化が終わりました。ふう。木星のカードが強いらしく、それらをうまく使ったけいこさんが僅差で勝利。

遊ぶのは2回目ですが、1回目よりは数段楽しめました。やはりゲームはそのゲームが好きなプレイヤーと遊ぶのが一番楽しいですね。拡張はあってもそこまで難解にはならないので、全部入れても良いかもしれません。

結果:けいこ 85、マルベリー 83、みつる 77、自分 70


土嚢の会 2024.04.29

Lunch20240429.JPG第82回土嚢の会は、祝日ということもあり初の月曜開催。総勢10名が参加しました。途中、草場さんの提案で、「どうぶつドラフツ」というインターナショナルチェッカー/インターナショナルドラフツの6x6盤の大会を行いました。個人的初プレイは「東京ダンガン」、「どうぶつドラフツ」、「たぎる交差」、「我田引水」で、今日遊んだ土嚢(ネスターゲームズ)は「オメガ」です。写真は本日の土嚢ランチ。




東京ダンガン Tokyo Dangan
(説明 10分 プレイ時間 10分)
TokyoDangan20240429.JPGいつかのゲームマーケットで購入してずっと眠っていたゲームです。アブストラクトだと思ったら、割と手軽なファミリーゲームでした。各プレイヤーには東京都区内の5ヶ所の目的地が与えられ、なるべく早くそれらを周るのが目的です。手番は3アクションで、各アクションは手札のタイルを1枚配置するか、タイルを1枚回転させるか除去するか、自分のコマを道路に沿って移動させるか、と言った感じです。道さえ繋がっていればどこまででも進めるので、移動の部分は少し蛇足に感じます。それ以外はちょっとトランスアメリカに似ていますが、トランスアメリカの方がバランスは取れています。

結果:つばさ 5(勝利)、ぴーかん 4、自分 3、中村 2
(スコアは訪ねた目的地数)



大競技場 Circus Maximus (ローマ Rome より)
(説明 15分 プレイ時間 100分)
Circusmaximus20240429.JPG久しぶりに遊びたくなったので、この完全情報レースゲームを持ち込みました。途中まではかなり良い線行っていた(自分の3台が割と満遍なく中位から上位にあった)のですが、ゴール直前のコーナーでかなり失敗したこともあり脱落。トップと最後尾近くと両方あった中村さんが1台ゴールしたあとに後ろをブロックしきれずに堂々1位。結局自分は5位でした。かなり悔しい。

結果:中村 1位、つばさ 2位、ぴーかん 3位、道化師 4位、自分 5位



どうぶつドラフツ International Draughts: 6x6
(プレイ時間 各5−20分)
Draughts6x6-20240429-1.JPG草場さんの提案で、急遽どうぶつドラフツ大会を行うことになりました。「どうぶつドラフツ」とは通常のインターナショナルドラフツ(インターナショナルチェッカーともいう)の10x10を6x6にしたものでルールは同じです。フライングナイトはペガサスのコマになっているのが良いですね(草場さんのアイディアらしい)。今回はこのどうぶつドラフトの初の大会ということになりました。

Draughts6x6-20240429-2.JPGなかよし村形式で、総当たり戦かラウンドロビンにしようという話でしたが、途中で帰らなければならないプレイヤーもいるために、いつもの土嚢の会での大会形式(最低3戦を任意のプレイヤーと自由に対戦し、勝ち越し点を競う、同点なら勝利数)で行いました。インターナショナルドラフツは何度か遊んでいるのですが、このどうぶつドラフツはコマ数が少なくボードも小さく相手のコマとすぐに戦いになるので、通常の10x10や8x8とはかなり勝手が違います。自分は結局9人の相手全員と戦いました。結果は散々で10人中最下位。上位2位は勝ち越し点5とやたらに強かったです。

個人結果:
1戦目:たっくん 勝利、自分* 敗北
2戦目:土井*、自分 引き分け
3戦目:草場* 勝利、自分 敗北
4戦目:タクヤ* 自分 引き分け
5戦目:中村 勝利、自分* 敗北
6戦目:自分* 勝利、つばさ 敗北
7戦目:ぴーかん* 勝利、自分 敗北
8戦目:自分* 勝利、しのだけ 敗北
9戦目:道化師* 勝利、自分 敗北

大会結果:
1位 中村 7勝2敗(5) 優勝
2位 道化師 6勝1敗1分 (5) 準優勝
3位 たっくん 5勝4敗 (1)
4位 しのだけ 4勝4敗 (0)
5位 タクヤ 3勝4敗2分 (−1)
5位 草場 3勝4敗2分 (−1)
7位 つばさ 2勝4敗2分 (−2)
7位 土井 2勝4敗2分 (−2)
7位 ぴーかん 1勝3敗4分 (−2) 最多引き分けで賞
10位 自分 2勝5敗2分 (−3)
(括弧内は勝ち越し点、勝利数マイナス敗北数)



たぎる交差 Boiling Crossing
(説明 10分 プレイ時間 25−30分)
BoilingCrossing20240429.JPG大阪のBGBEJで購入したゲームで、初版は2016年のようです。一種の論理パズルでルールがかなり複雑で最初は戸惑いました。3色3種の模様の棒9本のうち順に1本ずつ配置していきます。それを4手番繰り返すと棒と棒の交点がいくつかできます。各プレイヤーはあらかじめ極秘裏にどの組み合わせの交点がプラスとマイナスになるかを割り当てておき、これを元に対象となる交点数と合計の点数をヒントとして相手に伝えます。この棒の交差とヒントの提示は最大4回繰り返され、相手が自分を当てるよりも早く、相手の点数スキームを当てるのが目的です。

プレイするのは初めてで、最初の数十分はとまどっていましたが、なんとか仕組みが分かりました。ルールの量を交差点の数(3−6カ所)で調整できるのがすごく良いと思います。論理パズルが好きならば楽しめるのではないでしょうか。

結果
1戦目:自分* 勝利、ぴーかん 敗北
2戦目:ぴーかん* 勝利、自分 敗北



我田引水 Gadeninsui
(説明 5分 プレイ時間)
Gadeninsui20240429.JPG2人用のコネクションゲームです。矛盾の内容にタイルを置いていき中央から自分の側の田んぼまで水路をつなげるのです。ただし、水路は中立のものとどちらかのプレイヤーしか使えないものがあり、これがゲームを難しくしています。2人とも全く同じ構成のタイルを山札として持つので、自分しか通れない水路を防御に使うのか相手の邪魔に使うのか、そして相手しか通れない水路をどのように置くかなど、なかなか楽しめます。

ルールがいくつか不明瞭だったのですが、あとで出版元が挙げている動画を見たら解決しました。なので次回はちゃんと正しいルールで遊べそうです。 気になったのは以下の2点です。

タイル配置では置かれたタイルの通路を塞いではいけないのですが、置くタイルの通路は塞いでも良いのか? → 塞いではいけない。つまり通路同士は連結していなければならない。
ボードの端に向かって通路を置けるのか? →置いて良い。

結果:自分 勝利、ぴーかん* 敗北



クッキー チェック Cookie Check
CookieCheck20240429.JPG遊んでいてコンポーネントやルールに既視感があるなあと思っていたら「パステル」のリメイクのようです。箱だったのが円筒のパッケージになり、色合いが変わりました。今回は1回だけ遊んだのですが、、見落としてしまい敗北。

結果:ぴーかん 勝利、自分* 敗北



オメガ Omega
(プレイ時間 35分)
Omega20240429.JPG最後はこの日遊んだ唯一のネスターのゲーム「オメガ」です。初めは2人でやろうとしていたようですが、2人だとボードの半分が自分のコマになるので、理想的なサイズのグループを作るのがかなり難しいです。なのでこのゲームは4人の方が遊びやすいのではないでしょうか?

手番には自分を含めた全員のコマを1つずつ任意のヘックスに配置するだけです。全員が同じ手番数ができないだけの空きヘックスしか残っていなかったら終了です。今回は7x7x7なので127ヘックスあります。4人なので各自が手番を行うには16ヘックス必要なのです、なので残りの空きヘックスが15になったら(つまり各プレイヤー7手番ずつで112ヘックスが埋まったら)終了です。

得点は全ての自分のグループの積なので、理想は大きさが3のグループを多く作ることです。終盤みんなに邪魔されましたが、なんとか勝てました。

結果:自分 672(6.51)、ぴーかん 504(6.22)、しのだけ 352(5.86)、タクヤ 336(5.82)(括弧内は自然対数)



これで4月の土嚢の会は終了です。夕食は初めて行く餃子の店で。


ゲームマーケット2024春 2024.04.27-28

TGM2024Spring-CatalogueMap.JPG東京ビッグサイトでのゲームマーケット2024春に2日間参加しました。1日目は12時から入場したのですが、すでに11時からの早期入場の客が多かったためかスムースに入れました。自分のような現金購入の人もちらほらいますが圧倒的に少ないです。現金購入だと入場券代わりの腕輪が2色になっています。何か区別する必要があるのかもしれません。

Conic20240427.JPG1日目は主にねんそさん、マルベリーさん、けいこさんと会場を回りました。円安の影響もあるのか海外のブースがかなり増えており、また海外からの参加者も多く感じました。まず驚いたのはコロコロ堂の新作「コニック」です。なんとクニツィアが1992年にプロリグノから出版されていた「カテナ」のリメイクとのこと。こんなマイナーなゲーム(でもすごく面白い)がリメイクされるとはすごい世の中です。ボードが立体で格好良い! 少しルールが変更されているみたいなのでその辺りも楽しみです。ただし今回はまだ販売はなく、もう少し先になるようです。

いくつか目当てのものを買ったあと、ジーピーのブースで2つのゲームを試遊しました。



ぐらぐらケーキタワー Cakes!
Cakes20240427.JPG2021年に出版された Cakes! の日本版のようです。手のひらの上で全員同時にキャプテンリノを遊ぶというゲームです。カードで新たに作らなければならない階層が示され、さらにそのうえに飾りのチェリー(木のキューブ)を乗せるかどうかが示されます。それをいち早く達成させれば勝利です。1回目では意図せずに崩れてしまったので、2回目を遊びました。そこまで新規性はなく、リプレイバリューが低いと思いますが、キャプテンリノもトランプで塔を作ればいいのではと思っているのでそういう意見になるのかもしれません。1回目は楽しいけどね。




ジュエル マイスター Gem Forge
GemForge20240427.JPGこれは2024年の新作で数カ国語で展開されています。飛び出す絵本式の立体ボードの山の裾野に沿って5色の宝石が並んでいます。列の一番下から宝石を取って自分のトロッコに移動し、トロッコから自分のジュエリーカードが示す組み合わせの通りに置いてジュエリーを完成させるというゲームです。同じ色を一気に完成させるとボーナスがつくので、やはりそれを狙うことになります。

ファミリーゲームの範疇だと思うのですが、その割には思い通りに宝石が集まらずにかなり苦しいです。次回遊ぶならばそれを理解した上で特殊カードを大いに利用していくのが良いと思います。マルベリーさんと自分は同色ジュエリーの完成を狙って欲張りすぎました。そのあいだに順調にジュエリーを完成させていったねんそさんの勝利。




SustainableEnergyCatan20240427.JPGジーピーと言えばカタンです。ジーピーはこの時代に合わせてサステナブルをテーマにしたカタンを出すらしく、モックアップが展示されていました。また、みんなでリアルカタンと称したイベントを遊びました。これは最初に配られた1種類5枚の資源を他の人と交換することによって5種1枚ずつに変えるのです。そうすると懸賞に応募できるという仕組みです。これまで何度も行われていたイベントだと思いますが、参加したのは初めてです。

FriedmannFrieseTalk20240427.JPGドイツからフリーゼが来日しており、彼のトークを最後の10分ほどだけ聞きに行きました。フレッシュフィッシュはどうしてルールを変えてしまったのかという質問に、新しく遊ぶ人のためにわかりやすくしたかったという答えでした。この質問は自分も10年くらい前にしたことがあります。やはりみんな思う疑問点は同じなのですね(と思ったら、質問していたのは知り合いでした)。

そのあとは、新ボードゲーム党で佐藤さんの毒舌を聞きながら念願の「イレブン」を手に入れたり、ショーハウスで韓国のショウさんに再会したりと、色々なブースを見てまわりました。



ごいた Goita
Goita20240427.JPG草場さんに遭遇し、みんなで雑談していたらそのままごいたを遊ぶことになってしまいました。自分以外はあまりプレイ経験がないので、遊びたがっていた小学生くらいの女の子と自分が組んで5人で遊びました、といってもその女の子がとても強くて自分はほぼ見ているだけでしたが。ごいたの面白さは結構わかりづらいと思うのですが、さすがみんなゲーマーで出せるのに出さずに取っておいたり、などだんだん上手くなっていきました。




終了後は同じ建物のなかでのイタリアンで食事です。しまっている場所が多く、イベントなのにどうしてだろうと思いますが、本当に人員不足なのかもしれませんね。

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WantToBeALionBooth20240428.JPG2日目はO32「ライオンになりたくて」というブースで中古ゲームを販売しました。自分が持っているよりは遊んでくれる可能性がある人が持っていた方が良いと思うし、もっとボードゲームの中古市場が大きくて良いと思います。そんなわけで安めの値段設定にしました。ブースが狭かったのでほとんど手伝えず委託販売みたいになってしまい、そのあいだ自分は琢磨さん、はたさん、スコットさんなどと会場を回っていました。




じゃんけん ノーボーダー Janken No Border
JankenNoBorder20240428.JPGちかすずさんが製作したものの製品化のようです。グーとパーとチョキの間のような曖昧な写真のカードで、1−16のカードを配って同時に出します(じゃんけん!)。しかしそこで結果は決まらず続けて何度か勝負をし、カードを並べていきます。そして最後に残ったカードによって、グーとチョキとパーの境目が決まるのです。このアイディアはすごいです。琢磨さんと2回遊びました。ただ混乱しすぎてよく分からなかったのでもう一度冴えているときに遊んで研究したいです。




AIスマート4 AI Smart Four
AISmartFour20240428.JPG5x5のボードで遊ぶ立体4目並べです。そういう意味では新規性はないのですが、なんとAIと対戦できるということで、AIを一番弱い設定にして3回遊びました。この設定でもAIはかなり強く、的確にブロックしてきたり攻撃してきます。最初の2回は敗北しましたが、ついに3回目で勝利。コンピューターのプログラムとAIとでどこが違うのかがわかっていないのですが、AIはどんどん学んで強くなっていくということなのでしょうか? 他にこのシリーズで2−3種類のゲームが出店されていました。




バス & ストップ Bus & Stop
Bus&Stop20240428.JPG琢磨さん、スコットさん、自分が加わって全部で4人でSaashi&Saashiの「バス&ストップ」を試遊しました。シンプルなセットコレクションですが、得点化していないカードは10枚までしか持てなかったり、カードドラフトは同じ色全てなのですが集めるのは人の種類だったりと、色々工夫されています。なかなか面白かったのでそのまま購入しました。




これでゲームマーケット2024春は終了です。終了後は「ライオンになりたくて」のブースのみんなと夕食を食べにいきました。中古ゲーム販売は、売れると思っていたものが売れなかったり、その逆もあったりとなかなか興味深かったです。エッセンでも個人的な1番の楽しみは中古ブース(かつては15くらいはあったが今は激減)を回ることだと思うので、こういう出展者がゲームマーケットでももっと増えてほしいです。

なお、今回でビッグサイトでの開催はひとまず最後となり、この秋は千葉の幕張メッセでの開催になるそうです(ゲームマーケット千葉という名前になるのでしょうか?)。また、関西での開催がついに復活することになり今年9月に京都で開催されるそうです。これも楽しみですね。大阪のBGBEJとどういうふうに共存していくのか興味があるところです。

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手に入れたゲーム

TGM2024Spring-GamesPurchased.JPGイレブン
シューティングスター
カミオール(パズル)
フォールドリス
アンブラデコ
我田引水
ノコスダイス
それ何キロカロリー?
じゃんけんノーボーダー
バス&ストップ
キートス

手に入れた書籍

TGM2024Spring-BooksPurchased.JPG本当に面白いボードゲームの世界
紡ぐボドゲ