ゲーム・インデックス

日付別

五十音順

アルファベット順

高尾ボードゲーム会 2016.04.23

アイスクール Ice Cool
(説明 10分 プレイ時間 30分)
IceCool20170423.JPGダルマのように下に重心があるペンギンコマを弾いて鬼ごっこをするゲームです。順番に1人が鬼になり、他のプレイヤーは捕まらないようにボードの間をくぐり抜けて、得点を得ます。このボードの間はペンギンが横向きでないと通らないようになっているのが難しいですね。さらに弾きかたによってかなりカーブさせたり、うまくやればひと弾きでボードを一周することもできます。ちょっとコツが必要ですが、なかなか面白い。

結果:はた 25、自分 23、フジマキ 20、ミニイズナ 9



クリスマスの12日間 12 Days of Christmas
(説明 5分 プレイ時間 35分)
12DaysOfChristmas20170423.JPG大富豪の亜流。カード構成は数字が枚数なのですが、弱いカード(数値が大きいカード)に対する救済策がありません。枚数を出しても数値が高いもののほうが勝てるのです。最後は自分のカードが最強でないと上がれないので、結局低いカードがないとダメです。結果、あまりに手札運が大きく、このあたりがこのゲームが今ひとつ完成されていないところだと思います。

結果:自分 4、イズナ 3、フジマキ 2、フォルテ 2、ミニイズナ 1、たっくん 0、はた 0



ハリウッド Traumfabrik
(プレイ時間 55分)
Traumfabrik20170423.JPGちょっと久し振りに遊ぶ「ハリウッド」です。3人プレイは初めてかもしれません。3人だと出てくるタイルが16枚少ないので、少し運の要素が高まりますが、ひとりあたり競り落とせる回数が多く、作れる映画の数も多くなるのでなかなか楽しいです。自分は豪華1点主義で最高の映画「紳士は金髪がお好き」を作り、これだけで41点を稼ぎましたが、クニツィアタイル(マイナス1点)を競り落としてB級映画を大量生産したはたさんが勝利。3人でも十分面白いです。

結果:はた 98、自分 84、イズナ 83



マトリョーシカ Matryoshka
(説明 10分 プレイ時間 25分)
Matryoshka20170423.JPG可愛らしいマトリョーシカの描かれたカードが各スート1-7の7枚ずつあります。目的はスート別での長いシークエンスや同じ数字のカードを集めることです。手番には他のプレイヤーに対してカードを提示します。他のプレイヤーはその提示されたカードと交換にあげても良いカードを裏向きにして出します。手番プレイヤーはそれらをこっそりと見てから、必ず誰かと交換するのです。自分の前にカードをさらしたりと色々ルールがありますが、基本的にはこの交換を繰り返してシークエンスや同数字の得点を競います。悪くはありませんがインパクトには欠けます。ただ今回ルールミスで手札が少なかったので、きちんとしたルールで遊べば印象は異なるかもしれません。

結果:自分 41、イズナ 27、はた 24



フィジー Fiji
(説明 10分 プレイ時間 25分)
Fiji20170423.JPGフリーゼがデザインした宝石を同時にビッドするバッティンゲームです。場には最終的にどの色の宝石が多ければ(あるいは少なければ)勝利なのかがカードで示されます。これはタイブレークが3つもあり、場合によっては最後のタイブレークまでもつれ込むこともあります。そして、今回の宝石の交換条件がやはりカードで決められます。これらはペアになっており、1枚が条件を(ある色の宝石のビッドが多いか、あるいは少ないか)、そしてもう1枚がその条件を1人だけが満たした時に得られる宝石の組み合わせを示します。ビッドした宝石は場に捨てるので、ちょっと変則的な交換です。また1人だけが条件を満たすというのが肝で、2人以上だと効果を発動しません。このあたりがバッティングの要素というわけです。

かなりマニア向けのゲームで、なかなか難しいです。黄色の宝石を最も多くビッドしたら黄色を4つもらえるという場合、増やしたい時はどうすれば良いのか、そして減らしたい時は、というように悩みは尽きません。少々バッティングが多過ぎてなにも起こらないことが多いのがちょっともったいない気もしますが、ゲームとしての読み合いはかなり楽しめました。

結果:自分 8、たっくん 7、フジマキ 5、はた 2



ビンジョー コウジョー Piggyback Factory
(説明 20分 プレイ時間 80分)
PiggybackFactory20170423.JPGゲームマーケット大賞になった噂のゲーム「ビンジョーコウジョー」です。各自、個人ボードに工場の生産ラインをつくり、それがうまく受注したものと合致すれば収入です。この受注はデッキからのめくり運なので、他のプレイヤーが受注した時にそれに便乗することができます。ただし手番外なので収入は低いです(タイルにあらかじめ書いてあります)。一度生産ラインを受注に使ってしまうと、次に生産可能になるまで一定時間待たなければなりません。また労働者タイルを生産ラインに使っていると、これを再び獲得しなければならず、あまり便乗ばかりしていても効率が悪いのです。後半にはアクションを使って収入を得点化していき、60点を超えたら勝利です。

生産ラインで結構緻密な計画を要求されるのですが、受注はめくりの運です。その運要素に対抗するべく、だんだんと生産ラインを増やしたり、受注の時にめくる枚数を多くしたりというあたりが「テーベの東」っぽいと思います。ゲーム中盤以降まで誰も資金を得点化していませんでしたが、自分は一番先に得点化して、受注でめくれるタイルを多くしました。そのまま逃げ切って勝利。また遊んでみたい。

結果:自分 60、イズナ 42、フジマキ 30、武井 15



オーレ! Olé!
(プレイ時間 35分)
Ole20170423.JPG登戸や高尾ゲーム会でよく遊ばれている「オーレ」です。カードを出し切れるのであれば、高い数値のカードを持っていた方が良いのですが、そうでないならばゲームが終わるまでに高い数値のカードは処理したい、というのがこのゲームの本質だという気がします。この辺りが、2次元のランク(数値と色)の面白さをちょっと殺している感じです。カードはすべて1失点でも良いのではないでしょうか? あとパスの時に取らなければならない5点チップですが、パスなら脱落(つまり残りの手札のカードはすべて失点になる)でも良いかもね。と、遊ぶたびに色々とルールを変えてみたくなるゲームです。

結果:たっくん 31、武井 69、イズナ 81、はた 84、自分 85、フォルテ 95、フジマキ 110



このあと、たっくんと「ヤバラス」「マナラス」「六目並べ」「ポウ!」を遊びました。最後の「ポウ!」は残念ながら、時間切れ。次回は持参して遊べなかった「コンテナ」を遊びたいですね。


土嚢の会 2017.04.22

Games20170422.JPG今月の土嚢の会はディアシュピールの4階です。思ったよりも参加者が少なくて6人でしたが、たっぷりと遊べました。初プレイは「スーパーアダプトイド」と「ギプフのゼヘツポテンシャル拡張」です。土嚢は「アダプトイド」「流氷に身を任せて」「デュプロヘックス」「ペントアップ」の4種を遊びました。久しぶりに遊んだ「フィボナッチ」や「テトラコンボ」も良かったです。エアンヌさんと自分が2人とも持ち込んだ「クラミ」が好評でしたが、自分は教えるだけで遊ぶ機会はありませんでした。



アダプトイド Adaptoid (デラックス版 スーパーアダプトイド Superadaptoid) + アダプト3 Adapt3 (デラックス版 スーパーアダプト3 Superadapt3)
(プレイ時間 各20-65分)
Superadaptoid20170422.JPG「アダプトイド」のデラックス版、「スーパーアダプトイド」です。豪華版は拡張のための伸縮可能な筒に入っており、結構特殊な形状のパッケージだと思います(現在はこのパッケージでは発売されておらず、すべて箱になっています)。アブストラクトなのにウォーゲームっぽいというちょっと特異なジャンルです。まずはエアンヌさんと2人ゲームを2回遊びます。2-2くらいのアダプトイドが強いのですが、そこから卵を産む(隣りにアダプトイドを作る)と窒息死しやすいのが曲者です。適度に卵を生みつつも、2-2や1-1のアダプトイドをいくつか作るのが良いと思います。エアンヌさんはさすがに飲み込みが早く、2戦0勝2敗。

Superadapt320170422.JPGこの日の最後には、拡張の「アダプト3」を入れて、3人ゲームを1回遊びました。3人だと前の手番(右隣り)のプレイヤーしか捕食できません。つまり、後の手番(左隣り)のプレイヤーを囲んで窒息死させて殺しても前の手番のプレイヤーの得点になるだけです。自分の右隣りは風来の道化師さんだったのですが、こちらは捕食されないので弱いアダプトイドで道化師さんのアダプトイドに守ってもらって佐藤さんからの攻撃を防ぐという面白い展開でした。最後にはそれがエスカレートして、道化師さんのアダプトイドの周りに卵だけを産んで窒息死させるということを試していたのですが、いかんせん効率が悪く、結局自分が最下位。激戦でしたが楽しめました。

さすがにデラックス版はハサミや脚がもげることなく、遊びやすいです。2人と3人で結構プレイ感覚が異なるのも良いですね。

結果
1戦目:エアンヌ 5、自分* 4
2戦目:エアンヌ* 5、自分 2
3戦目(3人):風来の道化師 8、佐藤 7、自分 4



ギプフ Gipf + ゼヘツ ポテンシャル Zertz Potential (ギプフ プロジェクトセット2 Gipf Project Set 2 より)
(プレイ時間 40分)
Gipf20170422.JPGギプフプロジェクトの始まりのゲームである「ギプフ」には、ギプフプロジェクトセットという拡張セットが3種類出ており、それぞれにポテンシャルと呼ばれるギプフへの追加のコマが入っています。これらを使って遊ぶのは自分も初めてです。今回はゼヘツポテンシャルを使って遊びました(写真では間違えてインシュポテンシャルを使っていますが、ルールはゼヘツポテンシャルのルールです)。

ゼヘツポテンシャルは、通常のコマの上に重ねてゲーム序盤にボード上にスライドされます。手番ではコマをスライドする代わりに、ゼヘツポテンシャルだけを分離して、直線状に他のコマを飛び越した先の最初の空きマスに移動することができるのです。いくつもを飛び越してその直後に着地するという動きがゼヘツよりむしろインシュに似ているので、インシュポテンシャルと混同してしまったのです。ただ、よく考えてみればゼヘツでは必ずジャンプするのに対し、インシュはジャンプすることもしないこともあるので、ゼヘツポテンシャルという名前で良いのかもしれません。

結論から言えば、ポテンシャルをうまく使うことができずに、通常のギプフと同じ感覚でした。ギプフ自体が久し振りなので、もう少し慣れる必要があります。順番にいろいろなポテンシャルを試してみたいものですね。次回はタムスクポテンシャルかな?

結果:エアンヌ 勝利、自分 敗北



流氷に身を任せて Go with the Floe
(プレイ時間 各10-15分)
GoWithTheFloe20170422.JPG非対称(アシンメトリック)なアブストラクトでは、かなり完成度が高いと思われる「流氷に身を任せて」です。ホッキョクグマは隣りのマスからしかアザラシを取れないという正式ルールでプレイし始めてからは、アザラシの方が強いのではないかという意見が多いですが、自分は結構互角なのではと勝手に思っています。とは言っても、今回は前後戦を2回(つまり計4回)あそんですべてアザラシの勝利。やはりアザラシの方が強いのかもしれません。

結果(*は先手のアザラシ)
1戦目:道化師 17(0+17*)、自分 17(17*+0)
2戦目:道化師 18(0+18*)、自分 6(6*+0)



四元素の魔法の薬 Zaubertrank der vier Elemente
Zaubertrank20170422.JPG絵柄が美しい「四元素の魔法の薬」を4人で遊びました。4人なので同じ絵柄のセットコレクションをつくるのは至難の技です。なにしろ4枚中4枚をすべて集めなければならないのです。同じ得点のものを4色集めるのもまったく同じ得点なのはちょっと腑に落ちないですね。これまで3人と4人で遊びましたが、2人だといっぱい絵柄が集まって一番面白いかもしれません。

今回盛り上がったのは、催眠術カードです。これまでの2ゲームではほとんど使われなかったのですが、今回は全員が結構良いタイミングで使ってゲームを有利に進めていました。次回は2人で遊んでみたいです。

結果:エアンヌ 52、風来の道化師 43、自分 41、佐藤 35



フィボナッチ Fibonacci
(説明 10分 プレイ時間 各5-10分)
Fibonacci20170422.JPG非常に変わったゲームで、攻め込むタイミングが肝となる鋭いゲームです。手番でのアクション数が多く、ゲーム開始時には1、2、3、4、5、6(1、2、3、5、8、13ではないのが残念)と増えていき、以降はずっと6アクションです。なかなか先を読むのは難しいのですが、最初の印象よりもずっとスピーディーで今回も各ゲーム10分以内でした。自分はしゅりさんと対戦しましたが、その前後でも結構遊ばれており、なかなか評判が良かったです。

結果
1戦目:自分* 勝利、しゅり 敗北
2戦目:自分 勝利、しゅり* 敗北



テトラコンボ Tetra Combo
(プレイ時間 各15-30分)
TetraCombo20170422.JPGカワサキファクトリーの「テトラコンボ」です。後手は1スタートの代わりに、先手の初手版の追加アクションを2回までとしました。これでバランスは取れていると思います。道化師さんも佐藤さんも強く、普段ならこのゲームでは勝てるのですが、3戦0勝3敗という散々な結果でした。でもゲームを気に入ってもらえたようで良かったです。

結果
1戦目:風来の道化師 勝利、自分 敗北
2戦目:佐藤 勝利、自分 敗北
3戦目:佐藤 勝利、自分 敗北



デュプロヘックス Duplohex
Duplohex20170422.JPG近年の土嚢ではベストだと思っている「デュプロヘックス」です。つい最近続編の「デュプロライン」も出版されました。ヘックス系のゲームは多いのですが、自分のコマが2種類あるというのは珍しい部類です。その2種類が相手の2種類とうまく相互作用をもたらしており、深みを生んでいます。

結果:自分 勝利、佐藤 敗北



ウボンゴ3D Ubongo 3D
Ubongo3D20170422.JPGウボンゴ3Dには絶対の自信があるという佐藤さんにチャレンジです。自分はウボンゴ3Dはこれで5回目くらいなのですが、結構得意なゲームです。最初の回では自分と道化師さんが1位2位で、佐藤さんはかなり焦っていたようですが、その後は本来の実力を発揮してこちらは全く歯が立ちませんでした。これはかなり悔しい! さすがウボンゴ佐藤です。

結果:佐藤 40、風来の道化師 24、自分 20



ペントアップ Pent-Up
(プレイ時間 10分)
Pent-Up20170422.JPGウボンゴ3Dに触発されて、ペントミノを使ったネスターの「ペントアップ」です。どのタイミングで上に置くか(置かせるか)というのがなかなか悩ましくも面白いゲームです。パズルっぽい部分もありますが、それがうまく戦略と絡み合っているのが素晴らしい。

結果:自分 勝利、佐藤 敗北



最後にアダプトイドの3人用「アダプト3」を遊んで終了です(結果は前述)。終了後は近所で夕食をとって解散。また来月が楽しみです。


ボードゲームサークル まんまる 2017.04.09

夕方からまんまるに参加しました。



リカーーーリング Recurrring
(プレイ時間 各40-70分)
Recurrring20170409.JPGあまりボードゲームを遊んだことがないというので、まずはカードゲームの「リカーーーリング」です。最初はみなどうしても場札を取るのを忘れてしまうみたいですが、それがこのゲームの本質なので致し方ないところです。経験者としてなんとか1位を守りました。2戦目は「ハリガリ」のあとにプレイ。今度はみなゲーマーですが、意外にも「このゲーム難しい」の連発。確かに勝ち方というのがわかりづらいのですが、それが魅力だと思うので、これも仕方ないところです。2ディール目を終えてこじこじさんと1点差でしたが、最終ディールで引き離されました。こじこじさんは3ディールとも「5を5枚」で得点しており、4人プレイだともしかしたらこの「5を5枚」が非常に強いのかもしれません。もちろんタイミングにもよりますが。

結果
1戦目:自分 31、たか 27、にゅうだ 23、ゆっこ 10、しの 9
2戦目:こじこじ 35、自分 28、じゅん 12、だだ 12



フリント船長の財宝 Der Schatz des Käpt'n Flint
(説明 5分 プレイ時間 各10分)
KaptnFlint-Boxes.JPG「フリント船長の財宝」はクニツィアがデザインし、2005年にピアトニクから出版された3-5人用のゲームです。プレイヤーは、6つの島に手札からカードを配置して、ゲームの終了を見計らいながら高得点の宝箱を獲得することを目指します。このゲームはテーマを変えて何度かリメイクされています。「デッドマンズトレジャー Dead Man's Treasure(プレイルーム、2006年)」は「フリント船長の海賊」と同様に島に残された海賊の宝箱、「コズミックパイレーツ Kosmiczni Piraci(エグモント、2014年)」は宇宙の海賊、そして「フルーツスパイ Fruit Spy(ジョリーシンカーズ、2016年)」は果物を盗む動物というテーマです。なお、同作者で同名の「フリント船長の財宝」という2人用ゲームがシュピールポックスの付録で1991年に出版されていますが、これは2人用のアブストラクトゲームで、ルールは全く異なります(詳しいレビューはこちら)。

KaptnFling-Boards.JPGゲームの前に、島が描かれた6枚のボードを自由に円環状に配置します。この6枚のうち2枚はフリント船長 Captain Flint(黒)とベン・ガン Ben Gun(赤)のコマのスタートの島で、それぞれのコマを置きます。ボードの組み合わせは本質的には5通りです。最後に20枚の宝箱トークン(1、2、6、7が2枚ずつ、3、4、5、が4枚ずつ)を裏向きにしてよく混ぜ、5人プレイのときはフリント船長とベンガンがいない島のうち2つを任意に選んで4枚ずつ、それ以外の4つの島には3枚ずつ置いてから、すべて表向きにします。4人のときは、すべての島に3枚ずつ、3人の時はすべての島に2枚ずつです。宝箱に書かれた数字が得点を示します。そして各プレイヤーは自分の色のカード8枚(数値1-7と大砲)を手札にします。

KaptnFlint-Cards.JPG手番には手札からカードを1枚裏向きにして任意の島に配置します。そのときすでにその島に配置された裏向きのカードがあれば、それを表向きにして、その右隣りに並べます。つまり、一番最後に置かれた1枚だけは見られず、それ以外は徐々に公開されるのです。ただし、大砲が表向きになったときは、配置したカードと両方を捨て札にします。大砲以外のカードが表向きになったときは、その島にいるフリント船長、ベン・ガンのコマをそれぞれ反時計回り、時計回りに隣の島に移動します(カードが置かれた時ではないことに注意してください)。

KaptnFlint-Figures.JPGこうしてどちらかのコマがボードを1周してスタートの島に戻るか、全プレイヤーがすべての手札を出し切ったらゲーム終了です。裏向きのカードをすべて表向きにして決算です。最もカード合計値の高いプレイヤーから最も高い宝箱を獲得します。つまり2位は2番目、3位は3番目に高い宝箱を得るのです。もし宝箱が余ったら1位のプレイヤーが残りをすべて獲得します。なお、10と書かれたベン・ガンのコマは、10点の動く宝箱として扱います。さらに、フリント船長のいる島は無得点で、その島にあるすべての宝箱(ベン・ガンも含む)とカードは捨てられます。カードの合計値が同じ場合には、時計回りに隣りの島で、より合計値が高い方が優先されます。それも同じならば、さらに時計回りに隣りの島、というようにタイブレークが解決されます。全部が同じ時にどうするかは書かれていないのですが、おそらくそれは起こらないでしょう。なおフリント船長がたどり着いた島のカードは捨てられるので、このタイブレークの役割もしないことに気をつけてください。

KaptnFlint-StartingBoards.JPGシンプルで短時間ながらも、考えどころがあるゲームです。フリント船長とベン・ガンの2つのコマは全員の集団心理で動いていくので、他のプレイヤーの思惑を常に考えなければなりません。最後は有利だと思ったプレイヤーが終わらせるというあたりは「フリンケピンケ」に似たものがあります。2つのコマのどちらかはスタート地点に戻るのが通常ですが、煮詰まった展開になるとカード切れで終わるので、必ずしもそうならないのが難しい所です。

またカードが少しずつ公開されていくので、他のプレイヤーが置いた裏向きのカードがだんだん推測できるようになります。とくに「デッドマンズトレジャー」以降のバージョンではカードの裏がプレイヤー色になっているので、この推理がしやすくなっています。カードを全部使い切ることはまれなので、どこまで低い数値のカードを残しておくかは考えなければなりません。最後に高い数値のカードが手札に残ってしまってはもったいないです。

KaptnFlint-Points.JPG大砲は最初は使いどころが難しく、手番を損するように思えるかもしれません。自分が優勢な島を守るために置いたり、フリント船長やベン・ガンの動きを緩めたいときに置いてゲームを長引かせるなど、色々な使い方があります。大砲が置かれると次のカードは大砲とともになくなり、その次のカードは裏向きで、どのカードも表向きにならないので、この島に関しては2回はカードが表向きにならずコマがあっても動きません。

クニツィアらしい切れ味のあるゲームですが、おそらく一番影響を受けているゲームは、同作者の「ビジネス」です(シュピールボックス、1993年 または、ゲームリンク、2010年)。こちらは完全公開情報のゲームで、カードの代わりに各プレイヤーは20個のコマを持ち、手持ちから好きなだけ置きますが、同じ場所には2度と置けないというシビアなゲームです。2つのコマやそれらの役割も同じです。「フリント船長の財宝」は「ビジネス」にカードプロットの要素を加えて遊びやくすしたゲームと言えるでしょう。

各バージョンの、コンポーネントやルールの相違は以下の通りです。

2つのコマの名称
フリント船長の財宝:フリント船長、ベン・ガン
デッドマンズトレジャー:フリント船長、ベン・ガン
コズミックパイレーツ:海賊船、商船
フルーツスパイ:ファーマー・パパ、ダリー

ボードの形状とボードが表している場所
フリント船長の財宝:台形、島
デッドマンズトレジャー:楕円形、島
コズミックパイレーツ:正方形、惑星
フルーツスパイ:長方形、農家

得点チップの名称
フリント船長の財宝:宝箱
デッドマンズトレジャー:宝箱
コズミックパイレーツ:財宝
フルーツスパイ:果物

5人の時の準備
フリント船長の財宝:コマのない島2つに4枚ずつ、残りに3枚ずつ(和訳は誤訳あり)
デッドマンズトレジャー:コマのない島2つに4枚ずつ、残りに3枚ずつ
コズミックパイレーツ:コマのない惑星2つに4枚ずつ、残りに3枚ずつ
フルーツスパイ:コマのある農家2つに4枚ずつ、残りに3枚ずつ

カードの裏面
フリント船長の財宝:すべて同じ
デッドマンズトレジャー:プレイヤー色
コズミックパイレーツ:プレイヤー色
フルーツスパイ:プレイヤー色

「大砲」カードの名称
フリント船長の財宝:大砲カード
デッドマンズトレジャー:大砲カード
コズミックパイレーツ:テレポートカード
フルーツスパイ:武器カード

「大砲」カードが表になったときの直後のカード
フリント船長の財宝:記述なし
デッドマンズトレジャー:全員に見せてから裏向きに捨てる
コズミックパイレーツ:見ないで捨てる。
フルーツスパイ:全員に見せてから裏向きに捨てる

決算の順番
フリント船長の財宝:任意
デッドマンズトレジャー:フリント船長の島の時計回りに隣りの島から、時計回りに順番に
コズミックパイレーツ:任意
フルーツスパイ:任意

カードの数値合計が同じ時のタイブレーク
フリント船長の財宝:時計回りに隣りの島(フリント船長のいる島を除く)
デッドマンズトレジャー:反時計回りに隣の島(フリント船長のいる島を含む)
コズミックパイレーツ:反時計回りに隣りの惑星(海賊船のいる惑星のカードを除く)
フルーツスパイ:反時計回りに隣りの農家(ファーマー・パパのいる農家を除く)

点数合計のタイブレーク
フリント船長の財宝:なし(和訳は誤訳あり)
デッドマンズトレジャー:フリント船長の島の反時計回りに隣りの島
(フリント船長の島の時計回りに隣りの島から時計回りに得点計算をするので、この島は最後に得点計算をした島になる。これが同点の時はカードのタイブレーク同様に反時計回りを順に見る)
コズミックパイレーツ:なし
フルーツスパイ:なし


FruitSpy-Cards.JPGもっとも大きな違いは、カードの裏面です。「フリント船長の財宝」では裏面がすべて同じなので、誰が出したカードなのかをよく覚えておく必要があります。これを逆手にとって、同じ島に続けてカードを置いて、2人が争っているように見せかけることができます。一方で、「デッドマンズトレジャー」以降のバージョンでは裏面はプレイヤー色なので、誰がどこに出しているかは明らかです。特に大砲カードは自分が裏向きに出したカードに続けて、優位性を保つために出すことが多いのですが、裏面が異なると、同じ場所に続けて出しているのが一目瞭然なので、大砲だということがバレやすいです。よって大砲カードが使いづらいかもしれません。

他にも細かい違いが多くあります。特に「デッドマンズトレジャー」は決算の順番が厳格に決められており、タイブレーク解決が少しだけ異なります。点数が同点の時のタイブレークがあるのもこのバージョンだけです。タイブレークになる隣りの島は時計回りなのか反時計回りなのかについては、「フリント船長の財宝」だけが異なりますし、大砲カードの直後のカードについては「コズミックパイレーツ」だけが異なります。また「フルーツスパイ」では全てのカードのイラストが異なり、大砲に当たる武器カードの武器もさまざまです(上の写真)。

注意しなければならないのは、上記のように「フリント船長の財宝」の和訳の一部でいくつか誤訳があることです。5人の時の準備はなぜか「フルーツスパイ」と同じにコマがいる島に4枚ずつの宝物、となっています。これだと、ベン・ガンが戻ってくると宝箱が5つあることになってしまうので、やはり元のルールの方が良いでしょう。「フルーツスパイ」のルールがおそらく間違いなのではと思われます。また、「フリント船長の財宝」では、なぜかタイブレークとしてベン・ガンを持っているプレイヤーになっていますが、原文にこの記述はありません。このタイブレークだと、該当しない場合も多く、いずれにせよ中途半端です。

KaptnFlint20170409.JPG今回は、5人プレイを2回遊びました。みんなあまりゲームをやったことがないということですが、いろいろなレベルで遊べるのがこのゲームの良いところです。高得点の宝箱を狙うも良いし、またほどほどの場所で独占を画策するのも良いでしょう。やはり終わるタイミングをうまく見計らうことが、そして3通りあるうちのどの終わり方なのかを見極めることが大切です。1戦目はわりと接戦でなんとか1位になれましたが、2戦目はうまいタイミングでゲームが終わってくれたこともあり、大勝しました。1ゲーム10分なので、何度も遊べるのも良いですね。

結果
1戦目:自分 18、しの 15、にゅうだ 15、たか 14、ゆっこ 13
2戦目:自分 27、しの 14、ゆっこ 13、たか 11、にゅうだ 11



為替裏取引 Pan tu nie stał! Cinkciarz
(プレイ時間 各15-20分)
Cinkciarz20170409.JPG「マネー」のポーランド語のエグモント版で Pan tu nie stał! シリーズのひとつです。このシリーズは「Pan tu nie stał! 長蛇の列」(万里の長城のリメイク)「Pan tu nie stał! Demoludy 共産圏旅行」(アタック/ジェムディーラーのリメイク)が出ており、今回がおそらく3作目です。

グラフィックがとても美しく、また山札を置くためのボードも付いています。カードにはどのスートにも属さない10の硬貨と同様に、あらたに20の硬貨が加わりました。また同種の硬貨を3枚集めても100のボーナスがつきます。おそらく20の硬貨の価値が、かなり高いのではないでしょうか。ちょっとバランスが心配です。ただルールがちょっとあやふやなので、もう一度きちんと翻訳してから遊びたいです。

結果
1戦目:ゆっこ 630、にゅうだ 590、しの 410、自分 360、たか 190
2戦目:にゅうだ 680、自分 630、たか 510、しの 510、ゆっこ 390



ハリガリ Halli Galli
HalliGalli20170409.JPG手番になったら自分のデッキから1枚を表向きにめくって、場の1種類の果物の合計が5になったらベルを鳴らします。最初にベルを鳴らした人は、場にあるすべてのカードを取って自分のデッキの下に入れます。自分のデッキがなくなったら脱落。最後まで残った人が勝利です。経験者のだださんとこじこじさんが仲良く同時に脱落。初プレイのゆっこさんが、序盤は出遅れたものの、その後健闘しました。最後はジャンクさんと自分の一騎打ちで、自分が勝利しました。あまり遊んだことがない(前回は10年以上前かも)のですが、自分に向いているゲームなのかもしれません。

結果:自分 (勝利)



マウアー Die Mauer
(プレイ時間 25分)
道化師さん持ち込みの「手本引き」のようなゲーム。先に手持ちのコマをすべてなくすことを目指します。親が握ったものと同じコマを握れば、親の代わりに置けます。ただしバッティングすると置けないケースが多いので、6人だとバッティングが多発して爽快感があまりないのが残念です。一応3ラウンド制らしいのですが、今回は時間の都合で1ラウンドで終了。(写真撮り忘れ)

結果:だだ 0(勝利)、まいきぃ -1、れっど -3、道化師 -10、自分 -17、じゅん -31



スティック スタック Stick Stack
(プレイ時間 各10分)
StickStack20170409.JPG「ジェンガ」「ヴィラ・パレッティ」のようなバランスゲームです。ランダムに袋から引いたスティックを塔の上に乗せていきます。このとき、スティックの色が乗せる部分の他のスティックや塔の色と合致していなければなりません。塔は下の方がバネでぐらぐらしており、いずれは崩れる運命です。崩したら負けです。7人くらいで遊びました。次の自分の手番までには誰かが失敗するだろうと思うと、手番が回ってきてしまいます。2回遊んで2回ともまいきぃさんが崩してしまいました。

結果
1戦目:まいきぃ 敗北
2戦目:まいきぃ 敗北



キングアーサー King Arthur: Das Kartenspiel
(説明 10分 プレイ時間 25分)
KingArthurDasKartenspiel20170409.JPG最後はHTPさんたちと久し振りの「キングアーサー」です。「上級ルールの紋章トークンありの方が良いの?」と聞かれたので「もちろんそうだよ」と回答。一般的にクニツィアのゲームは上級ルールで真価を発揮するものが多いです。紋章があるとすぐに手札にできないために高得点のカードを得るタイミングで負けてしまうことがあります。そのために二重攻撃や追加攻撃があるのですが、これはカードを倍使うので効率が悪く、使うタイミングが難しいでしょう。今回は自分は使わずに、最後から2枚目の得点カードを取ってゲームを終わらせて勝利。「ロンドン略奪事件」も面白いですが、こちらも悪くないですね。

結果:自分 39、まいきぃ 33、HTP 32、道化師 27、ジャンク 25