第99回土嚢の会です。参加者は13名と盛況でした。初プレイは「ペンギンが流氷から落ちたら死ぬゲーム」、「リンクロス」、「ばけばけ」の3つ。版違いの初プレイは「イーコール(バトルフォーオリンパス)」と「ガーデン(マインリーフ)」です。今日のランチはマーブル特製ドライカレー。久し振りに食べられて美味しい!
ペンギンが流氷から落ちたら死ぬゲーム Penguins on the Floe
(説明 5分 プレイ時間 50分)
ぴーかんさん持ち込みの「アバロン」を改良したようなゲームです。手番は3アクション制ですが、必ず3匹の異なるペンギンを押さなければなりません。また直線上で自分より相手のペンギンが少ないならば2−3匹のペンギンで相手の1−2匹を押すことができます。このときは自分が使ったペンギン数だけアクションを消費することになります。
目的は相手のペンギンを3匹盤上から押し出すか、相手の王様ペンギンを押し出すか、相手の王様ペンギンのスタートヘックスに乗り込むかのどれかです。
「アバロン」は慣れるとすぐ膠着して終わらないので、「フォーカス」とともに有名だけど駄作だと思うのですが、この長いタイトルのゲームではかなり改良されていると思います。ジリジリとした戦いの末に勝利。また遊んでみたいゲームです。
結果:自分* 勝利、ぴーかん 敗北
イーコール Ichor
(説明 15分 プレイ時間 各15-45分)
キックスターター、そして今年のエッセンで発売されたゲーム。「クリンチ(シュピールボックス)」「ティク(シュテフェンシュピール)」「バトルフォーオリンパス(ネスターゲームズ)」のリメイクで、特殊能力が多い「バトルフォーオリンパス」を元にしています。まさかリメイクされるとは思いませんでしたが、ネスターゲームズからの少量販売だったので、今回こうしてリメイクされるのは喜ばしいことです。
スコットさんと基本ゲームを2回遊びました。ボードは小さい6x6を使用し、スコットさんがモンスター、自分がゴッドを担当。能力はカードに書かれており、また相手の能力一覧もあるのでプレイしやすいです。1戦目はこちらのミステイクであっけなく敗北。気を取り直しての2戦目。特殊能力は各コマ1回ずつだけなので、スコットさんのモンスターの能力をなるべく使わせていきます。こちらが若干有利かと思ったのですが、またもや進路を阻まれて敗北。
結果
1戦目:スコット* 勝利、自分 敗北
2戦目:スコット* 勝利、自分 敗北
(*は先手のモンスター、後手はゴッド)
リンクロス Linkx
(プレイ時間 各5−10分)
立体に置いたボードにテトリスのようにポリオミノを落としていくゲームです。なんと目的は縦か横に繋げるというコネクションです。角で接しているポリオミノも繋がっていると考えます。手番には自分の色のポリオミノを1つ落としますが、きっちり敷き詰められないような落とし方をしてはいけません。
ポリオミノはテトロミノ(正方形4)が数種とトリオミノ、ドミノがそれぞれ2つずつあり、相手の残りも考えながら進めていきます。思ったよりもゲームになっていて、なかなか面白かったです。
結果
1戦目:自分* 勝利、スコット 敗北
2戦目:スコット* 勝利、自分 敗北
3戦目:自分 勝利、とけい* 敗北
4戦目:自分* 勝利、とけい 敗北
ガーデン Garden
(プレイ時間 15分)
先日のゲームマーケットで購入した台湾ボードゲームデザイン出版のゲーム。以前「マインリーフ」として出版されていたゲームのリメイクのようです。それぞれ4種類のコマを2つずつ持ち、相手が直前に置いたコマが示す場所にしか置けません。相手が置いたコマの縦横列のマス、斜めのマス、周囲のマス、周囲以外のマス、の4通りの指示があります。目的は縦横斜めで3連(1点)、4連(2点)を作ること。「マインリーフ」と異なりモジュラーボードなので、より長く遊べそうです。
結果:スコット 4、自分* 2
ばけばけ Bakebake
(プレイ時間 各10分)
おそらくこの日一番遊ばれていたゲームです。ボードには、自分の側にそれぞれの色の動物コマを1つ置いた状態でスタートです。目的は相手の最前列に自分の動物を送り込むこと。手番には自分の動物を1マス前後左右に移動するか、新たに自分の動物コマと中立の木コマをペアで隣接する空きマスに置くかです。ここで面白いのは、本物の動物は1匹ずつだけで、残りは木コマとペアになった偽物なのです。そして複数に解釈できる時には自分と相手の動物と偽物を好きに解釈できるのです。例えば動物、木、動物と3つが並んでいたら、どちらの動物を本物と考えても構いません。
非常に斬新なルールで、戦略もよくわかりません。気がついていたら負けていた、ということが多く、本当にキツネにつままれた気分です。ぴーかんさんに2敗したあと、kobaさんと遊んで1勝1敗。
結果
1戦目:ぴーかん 勝利、自分* 敗北
2戦目:ぴーかん* 勝利、自分 敗北
3戦目:自分* 勝利、koba 敗北
4戦目:koba* 勝利、自分 敗北
ペントタイル Pent Tile
(プレイ時間 各25−30分)
土井さんがデザインした「ペントタイル」です。先日のゲームマーケットで発売されました。8x8のボードにタイルを2枚ずつ配置し(先手の初手番だけは1枚)、できるだけ多くのペントミノ(正方形5個が繋がった形)を作るのが目的です。正方形6個以上の繋がりを作るのは禁止です。同数のペントミノができたときは先に作った方が勝利なので、終盤はスピードも大切になります。
エサさんはさすがに強く、面白い手を打ってきます。1戦目は3対3、2戦目は4対4の同点でしたが、タイブレーク(先に完成が勝利)で1勝1敗となりました。非常にエレガントで素晴らしいゲームだと思います。
結果
1戦目:エサ* 3(勝利)、自分 3
2戦目:自分* 4(勝利)、エサ 4
クインテン Quinten
(プレイ時間 各35分)
最後は久し振りに参加してくれた佐藤さんと、紹介を兼ねて「クインテン」を遊びました。自分も結構久し振りで、ルールを忘れていました。11x11のボードとして使える「ボールト」のボードと囲碁のコマを使用。のヘックスのようなコネクション要素とエリアマジョリティーでの領域争いを融合させた、なんとも不思議なゲームです。1戦目はこちらのミステイクが続いて佐藤さんの勝利、2戦目は自分が少し盛り返してきたかというところで時間切れです。また遊びましょう。
結果
1戦目:佐藤* 勝利、自分 敗北
2戦目:時間切れ
これで今年の土嚢の会は終了です。参加者の半数(うるま、しのだけ、タクヤ、道化師、土井、中村)とは遊べませんでしたが、また次回遊びましょう。来月は100回記念としてヤバラックス大会の予定です。
ぴーかん
ペンギンが流氷から落ちたら死ぬゲームは、押し出し以外にも相手の丁度1駒を囲う事で除去が可能です!