メープルゲーム会 その3 2020.11.09

本当は2日目の夜で帰宅する予定だったのですが、夜も遅くなったのでもう1泊してゲームをさらに遊びました。



インディゴ Indigo
(プレイ時間 60分)
Indigo20201109.JPGスコットさんが「インディゴ」の2人用アブストラクトルールを試してみたいというので、久し振りに遊びました。その前にいくつか注意点(36の出口に対して石は12個しかないことなど、第1列に置く意味はほとんどないこと)を説明してスタート。お互いに自分の経路の可能性を広げつつ、相手の経路を塞いでいくという激戦を楽しめました。3点の青い石は、やはり誰も取れませんでした。

結果:自分 8、スコット 4



抹茶 Matcha
(プレイ時間 各30−35分)
Matcha20201109.JPG4スート4ランク(加えてゼロカード2枚)の18枚のカードを使って数比べをするゲームです。中央に1列に6枚のカードを表向きにし、これが目的を表します。各カードはスートで戦うか数値で戦うかが指定され、スートなら同じスートの一番大きな数値が勝ちます。数値なら同じ数値の一番価値のあるスートが勝ちます。指定されたスートや数値以外のカードでは勝てません。

手札は5枚で、手番には手札から1枚を伏せて目的となるカードの前に置くだけです。ただし6枚どのカードの前に設けるというわけではなく、2枚ずつが組みになっていて、そのどちらかにしか置けません。手札の枚数は目的より1枚少ないので、必然的にどこかでパスすることになります。

すべてをプロットしたら左側から順にどちらが勝ったかを判定します。どちらか1人しか置いていないときは、無情剣で獲得。そうでなければ双方のカードを公開して勝者を決めます。勝つと目的カードに描かれたスートに対応するトークンがもらえます。このとき、指定されたスートや数字でないときで相手が勝ったときは残念賞がもらえるのです。なお、スコットさんが100円ショップで手に入れたという急須のミニチュアを使って、先手と後手、そして列のどちら側から解決するのかのマーカーにしました。このミニチュアはどこで売っているのでしょうか?

こうして5種類(4スート+残念賞のスート)のトークンをすべて集めるか、同じ種類を4つ集めれば勝利です。

目的となる6枚のカードは手札にないので、そこから様々な推理が可能です。わざと異なるスートや数値を出して残念賞を狙うも、相手も同じことを考えていると何ももらえません。なかなか渋くて良い2人用ゲームです。

結果
1戦目:スコット 勝利、自分 敗北
2戦目:自分 勝利、スコット 敗北



ハツデン Hatsuden
(プレイ時間 25分)
Hatsuden20201109.JPGittenの割とよく見かけるゲームです。ルールはあっけないほど簡単で、4種類ある発電所の自分の側に最大2枚ずつのカードを並べて数値合計を競うという「ショッテントッテン/バトルライン」に近いゲームです。横列にも意味があり、横列の合計が11を超えてはならず、また9未満だとペナルティーがあります。そして10ちょうどだと得点になるのです。

カードは発電の種類(4スート)と数値1-4が2枚ずつという構成で、カードのスートによって置ける場所が決まってしまうのは「ショッテントッテン」との大きな違いです。なのでカードを裏向きにして鉄塔としてどこにでも置くことができますが、鉄塔の数値は0です。またカードを捨てるというオプションやそこから拾うというオプションもあるみたいですが、ほとんど使われないということです。

横に4列で合計値が10にするので、4のカードなどはかなり使いづらいです。その代わりに4を使うとボーナスカードが引けて、これがかなり強力です。今回は残念ながら4が手札に全くなくて、ボーナスのほぼすべてをスコットさんに取られてしまいました。

カードの構成などはもう少しきつめにして、カードを捨てたり拾ったりということを多くすればもう少しインターアクションが生まれるのではと思います。また、せっかく各カードには電線が描かれているので、この電線をゲームのルールに使うというルールはどうでしょうか。例えば、都市を置いた側から電線でつながっていないカード(つまりあいだにカードを置いていない場合)は無効になるとか。

結果:スコット 5、自分 4



ブラッド オブ イングリッシュマン The Blood of an Englishman
(プレイ時間 各30分)
TheBloodOfAnEnglishman20201109.JPG「ジャックと豆の木」をテーマにした2人用非対称ゲームです。ひとりがジャック、もうひとりが巨人になって戦います。ジャックの目的は1-9の数字カードプラス宝物、というシークエンスを3組作ること、巨人の目的は、それを阻止することです。

カードは数値1-9が4枚ずつと宝物4種が2枚ずつあり、それを4列に表向きに並べます。この初期配置以外は、完全情報ゲームで、ジャックはカードを1枚移動させたり、シークエンスを作るために獲得したりと、手番には3アクションができます。そして巨人は4枚のカードをまとめて移動したり、カードを破棄したりと強力な1アクションができます。

まずは自分がジャック、スコットさんが巨人を担当し、2戦目は役割を入れ替えました。ジャックの方が自由度が高いせいか、2回ともジャックの勝利。巨人は動きがゆっくりしてますが、なんとか破棄などを駆使していずれは巨人で勝利してみたいものです。

結果
1戦目:自分(ジャック) 勝利、スコット(巨人) 敗北
2戦目:スコット(ジャック) 勝利、自分(巨人) 敗北



クロキノール Crokinole
Crokinole20201109.JPGカナダ出身のスコットさんは綺麗なクロキノールのボードとコマを持っています。小さい頃から慣れ親しんだゲームだとのことで、家族でよく遊んだそうです。そんなスコットさんに色々と教えてもらいながら2戦遊びました。コマは両面が異なり、滑る面と滑らない面を場合によって使い分けるということですが、自分は滑る面ばかりを使っていました。よく考えたら、押し出されづらいようにするには、滑らない面の方が防御になるわけで、今度はそうしようと反省しています。

1戦目は全く歯が立たずに、大差で負けが続いてあっという間に終了です。2戦目ではだいぶ慣れてきましたが、それでも自分が1度も勝つことはなく、スコットさんが規定の150点を超えて敗北。またいずれ、再挑戦したいものですね。

結果
1戦目:スコット 150、自分 0
2戦目:スコット 145、自分 0



ペアネコ The Waltzing Cat
賽苑シリーズの3つ目は「ペアネコ」です。スコットさんは以前遊んだことがあるとのことで、軽く2回ほど遊びました。1戦目はペアをたくさん作る方針で、そして2戦目は王様のタイルを潰していく作戦で勝利。(写真撮り忘れ)

結果
1戦目:自分 11、スコット 8
2戦目:自分 8、スコット 4



ブルームーン Blue Moon
(プレイ時間 115分)
BlueMoon20201109.JPGゲーム会の有終の美を飾るのはブルームーンです。前日に遊んだ4種族とは異なった種族ということで、テラ対キンドを遊びました。スコットさんもだいぶ慣れてきて、僅差でカード切れでの勝負が2ディール続き、3ディール目もドラゴン1匹を取っただけ。本当なら5点先取の勝負をしようということになっていたのですが、こちらが4点を取ったところで終了としました。

結果:自分(キンド) 4(1+1+2)、スコット(テラ) 0(0+0+0)



結局、3日目も夜までたっぷりと遊んでしまいました。スコットさんとその家族には本当にお世話になりました。また次回のメープルゲーム会が楽しみです。

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