横浜クニツィア会 2026.07.18

第58回クニツィア会のレポートです。会場は神大寺地区センター和室で9:30-20:30の11時間開催です。参加者は9名でうち初参加1名。

RebirthBoxes20260718.JPG1週間ほど前にSdJ関係の受賞発表があり、「リバース Rebirth」が KedJ(Kennerspiel des Jahres 年間エキスパートゲーム大賞)を受賞しました。クニツィアは2008年に「ケルト Keltis」でSdJ(Spiel des Jahres 年間ゲーム大賞)と「誰だったでしょう? Wer war's?」でKdJ(Kinderspiel des Jahres 年間キッズゲーム大賞)の両方を受賞したので、今回のKedJ受賞で三冠です(よく混同されるKinderspielとKennerspielですが、ドイツのサイトを調べると後からできたKennerspielはKdJではなくKedJと略すようです)。そんなわけでリバース大会ができるようにと2セット持ち込んだのですが、そういう流れにはならずに1回遊ぶだけに留まりました。

出版社で辿るクニツィア史も26回目となり1999年に入りました(厳密にはまだ98年の出版社がひとつ残っていますがゲームが揃わないので揃ったら行おうと思います)。今回はオーストリア・ウイーンに本拠地を置くクレー Klee です。1999年に2つのゲームを出版しています。

Klee20260718.JPGディアボロ Diabolo (1999)
落としちゃダメ! ちいさなカラス Lass nichts fallen, Kleiner Rabe (1999)

「ディアボロ Diabolo」はワードゲームで、「セット」のように1−2文字が書かれたカードを公開して行って単語となる組み合わせを見つけたら取ります。ドイツ語をもとにしてあるのでドイツ語を知らない筆者は遊べなかったのですが、英語版の「マイワード(2001年)」や「エクスプレス(2002年)」は何度か遊んだことがあります。

「落としちゃダメ! ちいさなカラス Lass nichts fallen, Kleiner Rabe」は「ちいさなカラス」という児童書やアニメシリーズをもとにした子供用ゲーム。テーブル中央に置かれたカラスを倒さないように、いろいろなものを引っ掛けていきます。リメイクとして「ティミーの休暇 Timmy macht Urlaub」がペガサスから2019年に出版されています。

今回は両方とも遊べました。実は今回がどちらも初プレイです。他には「ハイソサエティ(オールプレイ版)」が版違いの初プレイとなります。



マラブンタ Marabunta (スペースカウボーイズ版)
(プレイ時間 45分)
Marabunta20260718.JPGちょっと久し振りとなる「マラブンタ」です。中央のボードも個人ボードもどちらも易しい面で遊びました。キリンさんは初プレイです。

めずらしくスコアリングの葉っぱが1枚埋まりました。と、同時に最後のカップケーキも無くなったのでいずれにせよ終了だったのですが。ギリギリで勝利。

結果:自分 15、キリン 14



リバース Rebirth (限定版 Limited Edition)
(説明 20分 プレイ時間 50分)
Rebirth20260718.JPG「リバース」のKedJ受賞を記念して遊びました。ちょっと久し振りです。記録を見ると、今回で29回目。初プレイのプレイヤーがいたので易しいと思われるスコットランドで遊びました。

とりあえず方針を立てるために目標カードを取りに行きます。その中に1枚最も多くの教会を建てるというのがあったので、8カ所全てに教会を建てて8枚の目標カードを獲得。しかしうち2枚が「最も広い食料のグループを作る」と「3以上の食料のグループを最も多く作る」というある意味で相反する物だったために両方達成するのはかなり困難でした。案の定、これらのうちひとつしか達成できず。また城も終盤にバタバタと奪われてしまい、ぴーかんさんに3点差で敗北。悔しい。

結果(スコットランド):ぴーかん(青) 124、自分(ベージュ) 121、やっちゃん(オレンジ) 104、キリン(青) 94



キャプテン シャーキー 椰子の木に登れ! Capt'n Sharky: Ab auf die Palme!
(説明 10分 プレイ時間 30分)
CaptnSharkyAbAufDiePalme20260718-1.JPGぴーかんさんリクエスト。ヤシの幹に沿って登っていく4人のキャラクターのうち極秘裏に2人応援するゲームです。途中でこのレースの勝敗に関わらずに取れる椰子の実があり、自分はこれを合計6個中3個も取ったのですが、それだけでは勝てませんでした。「アバンドンシップ」や「かめのかけっこ」に似ていますが直接もとになったゲームというのはないと思います。

結果:ぴーかん 35、ヤスシ 33、自分 23、ちょこ 27



イリウム Ilium
(プレイ時間 55分)
Ilium20260718.JPGキリンさんリクエスト。タイトルの「イリウム」はトロイの遺跡のことらしいです。点数が大雑把なことが気になります。5が最小単位なので5で割れば良いじゃないかと思いますが、そうすると今回の場合は最高点は13、最低点は4となり、低い数字なので5倍することにしたのでしょう。あるいは「ロストシティボードゲーム」と同じようにアメリカ人は5の倍数が好きだということと関係しているのかもしれません。

考え所は多く、今回はパトロンに貢ぐ分がなかなか取れずにあせりました。ヤスシさんが上手いタイミングで決算を起こしていき勝利。自分は最下位でした。

結果:ヤスシ 65、たっくん 55、キリン 30、自分 20



ハリー ポッター ハニーデュークス Harry Potter: Honeydukes
(プレイ時間 10分)
HarryPotterHoneydukes20260718.JPG10分ほど時間ができたので繋ぎのゲームとして「ハニーデュークス」です。運試しのようなゲームですが、「だるまあつめ/ヒット」のバリエーションみたいな感じで面白いと思います。これは何か元のゲームがあるのか? 気になりますね。

結果:自分 69、キリン 50、ヤスシ 44、たっくん 38



指輪物語 ボードゲーム Der Herr der Ringe
(説明 15分 プレイ時間 各65−70分)
LOTR20260718.JPGちょこさんリクエスト。久し振りに遊ぶ「指輪物語」です。自分の提案で上級者向けのサウロン10から始めることにしました。1戦目はほとんどイベントを読まず闇雲に進んでいったのでモルドールには辿り着けずにその前で力尽きました。それではもう1戦ということで2戦目は結構イベントを読んでみんなで話し合いを深めながら進めました。運も手伝って最後に指輪の破壊に成功。シールドも11枚貯めて71点での勝利です。

次回は「友と敵」か「サウロン」、あるいは両方を入れて遊びたいものですね。

結果(サウロン10)
1戦目:50(敗北) ヤスシ(フロド)、ちょこ(サム)、ぴーかん(ピピン)、自分(メリー)
2戦目:71(勝利) ぴーかん(フロド)、自分(サム)、ちょこ(ピピン)、ヤスシ(メリー)



落としちゃダメ! ちいさなカラス Lass nichts fallen, Kleiner Rabe
(プレイ時間 各5−10分)
LassNichtsFallenKleinerRabe20260718.JPGクレー第1弾。テーブル中央に大きめの「ちいさなカラス」を立てて置きます。プレイヤーは手番にはカラーダイスを振り出た色に対応したオブジェクトをカラスに引っ掛けるのです。色は4色でオブジェクトは4つずつあります。ダイスが黒か紫のときは自由なオブジェクトを選びます。

カラスに引っ掛けるときにカラスを倒したり、引っ掛けたものがテーブルに接していたら負けです。見かけよりもずっと難易度が高く、これが4歳以上のゲームとはドイツ恐るべし。

短時間なので2回遊びました。敗北者を決めるゲームで3人で遊んだので敗北しかなったぴーかんさんが消去法で勝利。

結果
1戦目:自分 敗北
2戦目:ヤスシ 敗北
(つまり敗北しなかったピーカンさんの勝ちか?)



ディアボロ Diabolo
(プレイ時間 10分)
Diabolo20260718.JPGクレー第2弾。ワードゲームでアルファベットが書かれたカードを1枚ずつめくっていき、公開します。そして公開されたカードでできる単語を見つけたらそれらのカードを取れるという仕組みです。のちに英語版が出版されてそちらはあそんだことがあるのですが、元祖にあたる「ディアボロ」はドイツ語なのでこれまで遊べませんでした。今回はドイツ語の文字で英語の単語を作って遊びました。ウムラウトは通常のカードで代用するみたいで、英語のアルファベットとほぼ同じですが、TZというカードは流石に使えませんでした。

結果:ぴーかん 30、自分 16、ヤスシ 8



ハイ ソサエティ High Society (オールプレイ版)
HighSociety20260718.JPG新しいオールプレイ版は、拡張カードが3枚ついています。今更という気もしなくもないですが、とにかく使ってみることにしました。

拡張3枚は以下の通りです。

価値が12の資産カード:このカードの競りで負けたプレイヤーはすでに使った自分の最高値の小切手1枚を手札に戻します。このルールのために使った小切手は裏返して自分の前に置いておくことになっています。
価値が5の資産カード:競りの方法が同時競りになります。全員1枚の小切手をビッドして同時に公開します。空ビッドはできません。ハゲタカ式に最も高いユニークビッド(バッティングしていないビッド)が勝ちます。そして全員がビッドしたカードを失います。ユニークビッドがない場合は誰のものにもなりません。
小切手2倍:ゲーム終了時に手元に残ったお金は2倍されます。

そこまでゲーム性は変わりませんが、ときには良いスパイスにはなると思います。ただ、価値5の資産カードは、使い捨ての競りで同時公開とハイソサエティの流れから大きく外れている気がします。他にも価値を半分にするカードは0.5は切り捨てだとか、細かいルールが変わっています。なお、勝者のタイブレークはまず残金、そして最も高い資産カードとなっています。

今回は自分が勝ち12と倍にするカードを競り落として勝利。

結果:自分 24(40)、ぴーかん 0(67)、ヤスシ 15(35脱落)



アフリカ Africa
(プレイ時間 40分)
Africa20260718.JPG何度遊んでも正しいルールで遊べないゲームの筆頭です。細かいルールが多く、また空きマスの定義がややこしかったりがあります。今回はその辺をしっかり勉強してきたつもりだったのですが、やはりルールを間違えてしまいました。動物やノマドを移動させるときに自分のコマの場所に関わらずどこからどこにでも移動して差分点をもらえるとしてしまったのです。途中で気がついたのですが、やはりなかなか正しく遊べませんね。

結果:ヤスシ(ナイロビ) 39、ぴーかん(ケープタウン) 33、自分(ラゴス) 32、ちょこ(カサブランカ) 31、ミスミン(カイロ) 27



このあと「まねきねこれくしょん」が遊ばれていました。Ariさんとは同卓できませんでしたが、またの機会に! 

Results20260718.JPGその他遊ばれていたゲーム:「マウスハウラック」、「ロストシティ中国版(山海再臨)」、「バビロニア(ルドノヴァ版)」、「カップケーキの女王」、「ケルトスパイラル」、「まねきねこれくしょん」

次回は8月8日です。
https://twipla.jp/events/735141

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