高尾ボードゲーム会 2025.05.25

ユア ターン Your Turn
(説明 5分 プレイ時間 10分)
YourTurn20250525.JPG3人プレイが良いという話を聞き試してみました。また、前回よりも少しだけ戦略的に遊べたと思います。同じ数字を集めておけば一気に上がれる時もありそうですが、なかなかそうはいきません。集めた同じ数字を使わないようにすると、数字や色が合わないカードを出さざるを得ず、ペナルティーのカードを引く枚数が多くなってどうしようもなくなってしまいます。なので手なりでやっていくしかない気がしますが、どうなのでしょうか。

結果:ちゃべい 10、自分 7、イズナ 0



ダイ ダイス Die Dice
(説明 10分 プレイ時間 15分)
DieDice20250525.JPG「DIEダイス」は相手にダイスを振らせてバーストさせるゲームです。ダイスを振って1が出たらライフを失います。毎手番、特殊効果があるカードを出して、それが累積していきますが、本当のことを言う必要はなくブラフで異なる特殊カードだと言い張ることもできます。しかし、このブラフ要素があまり効果的でなく、必要性を感じません。もっと特殊能力に差があるとか、シチュエーションとしてどうしてもこの能力が必要、とかがあるとブラフの意味が出ると思うのですが、なかなかそうはならないのです。また能力の種類が多く、そのあたりもブラフの意味が薄くなる要因だと思います。

結果:ちゃべい 1位、自分 2位、イズナ 3位



クッレ Kurre
(プレイ時間 各15−25分)
Kurre20250525.JPGクニツィアがフィンランドのタクティックから出版したリスをテーマにしたキッズゲーム「クッレ」です。今回も2回遊んでしまいました。1ゲーム目は結構一方的に進んでしまいイズナさんの勝利。2戦目はちょっと長くなりましたが、自分が粘って勝ちました。

ゲームが時々長引いてしまうことがあるので、それを防ぐルールを導入しても良いかもしれませんね。考えられるのは最初持っている松ぼっくり以上は持てないとし、超過したらゲームから除外すれば適度に収束すると思います。

結果
1戦目:イズナ 11、ちゃべい* 4、自分 0
2戦目:自分 11、イズナ 2、ちゃべい 0



プレサージュ Presages
(説明 10分 プレイ時間 50分)
Presages20250525.JPGチーム戦で遊ぶゲームで、今回は6人で2名ずつ3チームに分かれて遊びました。手札を出し切るのが目的で、チームのどちらかが出し切れば1点獲得。2点先取です。一種のトリックテイクで、リードプレイヤーから順にカードを出し、最も高い数字のプレイヤーは出したカードを捨てて次のリードになり、それ以外のプレイヤーは出したカードを手札に戻します。ただし、すべてのカードに特殊能力があり、これによってトリックに勝たなくても捨てることができるのです。うまくパートナーがカードを捨てられるように能力を使っていくと言うのが、このゲームの面白さです。

アイディアはなかなか良いと思いますが、なにぶん特殊能力がほぼ全て異なるので把握が大変です。これらの特殊能力の相関関係を理解すればもっと楽しめるのではと思います。

結果:usalapbit&自分 2、ちゃべい&たっくん 1、武井&イズナ 0



イーグル チェイス Eagle Chase
(説明 15分 プレイ時間 30分)
EagleChase20250525.JPGクニツィアの楽しいアメリカ旅行ゲームです。最初に配られたカードがバラバラで、鷹もなかなか捕まえることができずに大変な旅行でした。まずニューメキシコ州のカールスバッド洞窟を訪れた後、飛行機を使ってジョージア州のルーズベルト大統領のリトルホワイトハウスを訪れます。そのあとワシントンDCのリンカーンメモリアルでお土産を買い、オハイオ州のトーマスエジソンの家を訪れたところで時間切れ。4カ所を訪れ鷹を2回獲得しただけなので9点と最下位でした。

複数の観光地を効率よく訪ねて行ったusalapbitさんが12点で勝利。教育ゲームなのですが、アメリカの意外な観光地が学べてなかなか楽しいです。

結果:usalapbit 12、イズナ 11、自分 9



ドージェ Doge
(説明 15分 プレイ時間 75分)
Doge20250525.JPG3度目の「ドージェ」です。だいぶこのゲームの構造に慣れてきましたが、序盤でつまづいてしまったのが最後まで尾を引いてしまいました。たっくんと思考が同じだったのか、最初に決算が発生するところに集中的に力を入れながらも、わずかの差でたっくんに1位を取られて引き離されてしまいました。これだけのシンプルなルールでかなり読み合いを楽しめました。次回はもう少し戦略を変えていこうかと思います。

結果:たっくん 6エリア6邸宅(勝利)、武井 5エリア6邸宅、自分 5エリア5邸宅



チャージ Charge
(説明 10分 プレイ時間 15分)
Charge20250525.JPGカードには数字とアルファベットが1つずつ書かれており、山札と手札を全て出し切るのが目標の協力ゲームです。手番には手札からカードを出します。カードは2通りの使い方があり、中央の場のカードよりも小さい数字か同じアルファベットならば置けます。このときは場にあったカードは裏向きにして1コインとなり、出したカードが新たな場のカードになります。

もう一つの使い方は、中央の場には出さずにそのまま捨てて、カードの特殊能力を使うことです。ただしこの場合は数字の分だけコインを消費します。このどちらもできないと敗北です。

特殊能力はありファベットに対応しており、一応カード上でアイコン化されているのですが、なかなか能力に慣れることができずに結構大変でした。終盤まではうまくいっていたもののあと10枚くらいというところで敗北。

結果:敗北(自分、たっくん、武井)



ワン パーセント 1%: A Game of Strategic Chance
(説明 10分 プレイ時間 35分)
1%AGameOfStrategicChance20250525.JPG「確率1%で勝つゲーム」というキャッチフレーズのゲームです。メタゲームのような感じで、まずはカードの変更ができない「ライアーズダイス」のようなことをします。むしろ「アーカンソーブラフ」と言ったほうが良いかもしれません。というのは、チャレンジが起こると全員がどちらの側につくかを決めるのです。これにより、複数のプレイヤーが脱落し、短時間で最後の1人までになります。

ラウンドで最後の1人になったら、ダイスを振る権利が3回まで与えられます。10面ダイス2個を振って00の目が出れば勝利ですが、この確率は最初は1%です。ダイスを振る代わりにカードを取ると、カードに書かれた数字はゼロとして扱います。なのでダイスを振った時の勝率が上がるというわけです。

5ラウンド目まではラウンドの最初のチャレンジで全て脱落してしまいましたが、6ラウンド目以降は執念で生き残り、ダイスを振らずにカードを3枚ずつ獲得していきました。6、7、8ラウンドと3連続で勝利し、合計8枚のカードを獲得したあとダイスを振って勝利。8枚獲得すれば10個中9個の数字がゼロ扱いなので、勝率81%なわけです。しかし後で計算するとこれは最善手ではなかったようです。

基本的には0扱いの数字が増えるに従って、確率は1%、4%、9%、16%、25%・・・と上がっていきます。6枚取って(7個の数字が0扱いになって)ようやく勝率49%とほぼ半々です。ここでラウンドに勝った時に最善手を計算すると以下のような興味深い結果になります。

取らずに3回振る(7個0扱い):勝率 86.73%
1枚取って2回振る(8個0扱い):勝率 87.04%
2枚取って1回振る(9個0扱い):勝率 81%

なので、今回は1枚だけ取ってダイスを振るのが最善手だったわけです。

もうすこし深く考察するとカードがない状態では以下のようになります。
取らずに3回振る(1個0扱い):勝率 2.97%
1枚取って2回振る(2個0扱い):勝率 7.84%
2枚取って1回振る(3個0扱い):勝率 9%
となり、振らずに取った方が良いです。ここで仮に一度も振らずに次回に備えて3枚カードを取ったとします。すると次のダイスを振る権利を得た時にはこのようになります。
取らずに3回振る(4個0扱い):勝率 40.73%
1枚取って2回振る(5個0扱い):勝率 43.75%
2枚取って1回振る(6個0扱い):勝率 64%
なので3枚カードがあって3アクションできる時には少し考えても良いと思います。ここでも振らずにカードを6枚にすると、最初に書いた状態になるわけです。

もちろん前提条件として同じ数字のカードは取らないので、このようにいくとは限りませんが、もしダイスを振るならば、カードを2枚取るのが最善なのはカードがない時だけでカードが1−6枚あるときには1枚取って2回振るのが最善です。

結果:自分 勝利



ラーテル Ratel
(プレイ時間 25分)
Ratel20250525.JPGゲームマーケットで試遊して面白かったシェディング系の「ラーテル」です。いわゆる「大富豪」のルールと基本的には同じですが、全員パスしたときのカードがプラスなその数値だけカードを取りマイナスなら捨てます。欲しいカードが出てきたら+5を出して回収すると言う「リカーーーリング」みたいなことができます。たっくんは「リカーーーリングよりこっちの方が良いのでは?」と言っていたのにはちょっとびっくりしましたが、こちらの方がとっつきやすいかもしれませんね。プラスのカードで取るカードが足りなかったら山札からその分を取るとしたら、そこまでプラスが強くなくなるかも。

今回は時間の関係で2ディールのみ。イズナさんと自分がそれぞれ1回ずつ敗北しました。

結果(2ディールのみ):武井 0、usalapbit 0、たっくん 0、イズナ 1、自分 1
(失点数)

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