メープルゲーム会 2025.05.06

2日連続のメープルゲーム回2日目です。この日のメインゲームは「アメンラー」の3人戦に来世拡張を加えたものです。



ナルハヤのつるぎ Building Swords as Soon as Possible
(プレイ時間 30分)
BuildingSwordsASAP20250506.JPG「なるべく早く」を略して「なるはや」という俗語がありますが、その通りなるべく早く与えられた形通りに剣を作るスピードゲームです。多人数同時早時パズルで、適度な難易度でとても楽しめました。序盤は自分がかなり優勢で次々とつるぎを完成させていったのですが、途中からエンジンがかかってきたスコットさんに逆転されてしまいました。

結果:スコット 5、自分 4、kizu 1



10デイス イン ザ USA 10 Days in the USA
(プレイ時間 各20-35分)
10DaysInTheUSA20250506.JPG前日に引き続き、再び「10デイズ」です。まずは昨日同様に3人で遊んでスコットさんが勝利。これでスコットさんの勝ち越しです。

「ファラウエイ」の後にも2人で2連戦しましたが、これもスコットさんが連勝して彼はこの日全勝です。ボードの上にはカナダが描かれていて、ふとカナダの10州+3準州でカナダ拡張を作ったら面白いのでは、と思いました。

結果
1戦目:スコット 勝利、自分* 敗北、kizu 敗北
2戦目:スコット* 勝利、自分 敗北
3戦目:スコット 勝利、自分* 敗北



アメン ラー 20周年記念版 Amun-Re: 20th Anniversary Edition
(説明 40分 プレイ時間 165分)
Amun-Re20250506-1.JPGこの日のメインディッシュと言える「アメンラー」の3人プレイです。今回は来世 Afterlife という拡張を入れてみました。5種類12枚づつ60枚の来世タイルを使います。これを底辺最大5枚のピラミッド上に積み上げていくのですが、少々ルールがややこしいです。

来世タイルを手に入れるのはマーケットフェイズでカードを購入する前に購入します。価格体系はカード、農民、ブロックと同じです。カードと同様に裏向きのまま引くので何が手に入るかはわかりません。今回は適当な袋を使って袋から引きましたが、裏向きに重ねておいて引いても良いと思います。引いた来世タイルは裏向きにして自分の前に置いておきます。

Amun-Re20250506-2.JPG手持ちの来世タイルをピラミッドの一部として配置するのは捧げ物フェイズです。恩恵の一つとして1枚の来世タイルを配置します。タイルの能力は即座に発動します。能力は、農民1人、ブロック1個、カード1枚、お金2、点数1の5種。ここですごいのはその来世タイルを支えている同種のタイルは全て発動するということです。なのでなるべく同種のタイルを積み重ねていくように配置するのが得策です。さらにややこしいのは、この捧げ物フェイズで恩恵を得た後、カードとタイルを任意の組み合わせで2枚捨てることによりタイルを配置できるのです。文脈からはおそらく捧げ物をしたかどうかに関わらず、全員可能だと思いますが疑問が残ることろです。

また特殊カードにはこの来世タイルに関するものが加わり、マーケットフェイズで来世タイルを1枚引くかもっている来世タイルを1枚配置するかができます。これが唯一マーケットフェイズでタイルを配置する方法で使い方によっては非常に強いと思います。

Amun-Re20250506-3.JPG今回は捧げ物のバッティングが多くてかなり苦しい展開でした。5ラウンド目で3人の捧げ物は8、7、7、同様に6ラウンド目では14、11、11でどちらもタイブレークに負けて3位です。この差は大きい。最終結果も3位でした。最後の写真は完璧に完成させたスコットさんのピラミッドです。農民が多い展開だったこともあり、後半の水位はずっと4のままでした。さらにこの来世拡張によって水位が高くなる傾向があると思います。

かなりプレイ感覚が変わる来世拡張ですが、なかなか面白いと思います。「ラーの司祭」にもありましたが、クニツィアはこうやってピラミッドを作るのが好きなのかもしれません。

結果:スコット 83、kizu 60、自分 58
(水位の推移 3−1−2−4−4−4)



ファラウェイ Faraway + 地下世界より People From Below
(プレイ時間 各25分)
Faraway20250506.JPG得点源や得点体系が書かれたカードをドラフトしていき左から並べます。そして8枚並んだら右から順に処理していきます。なので序盤に取ったタイルは点数計算では終盤まで開かれないということに注意しなければなりません。つまり序盤には得点体系が書かれた決算のカードをおきたいし、終盤には得点源となるシンボルが描かれたカードを置きたいのです。しかしカードの数字は低いほどシンボルだけになり高いと決算だけになります。そして昇順にカードを置くごとにボーナスカードがもらえるのです。なかなかこのバランスが難しいゲームです。

1戦目は基本セットのみ、2戦目は拡張の「地下世界より」を加えて遊びました。どちらもあまりプレイ感は変わりませんでしたが、慣れてきたことがあって2戦目は勝利。

結果
1戦目(基本ゲーム):スコット 88、自分 33
2戦目(拡張入り):自分 69、スコット 56



ここで再び「10デイズインザUSA」を2回遊びました。前述通りスコットさんの2連勝。



スポッツ Spots (アークライト版)
(説明 15分 プレイ時間 30分)
Spots20250506.JPG6つのアクションカードを順に選んで指示通りにダイスを振ったり骨をもらったりするゲーム。アクションカードは多数用意されており、今回は基本としておすすめである、寝っ転がる、遠吠え、ねだる、歩く、走る、取ってくる、を選びました。これらをうまく使って自分の犬カードにダイスを配置して犬カードを完成させていきます。ちょっと「コード破り」っぽさがありますが、犬カードは共通ではないのでプレイヤー間の絡みは薄いです。6匹の犬カードを完成させれば勝利。僅差で敗北。

結果:スコット* 勝利、自分 敗北



シャンハイ Shanghaien
(説明 10分 プレイ時間 30分)
Shanghaien20250506.JPG「シャンハイ Shanghaien(独)/Shanghaiing(英)」には上海という都市名だけでなく人を騙す、誘拐して水夫として働かせる、という意味があります。このゲームはそこまでブラフや騙す要素はありません。中央の場のカードをダイスで獲得していくのが目的です。ダイスを2個振って出目に対応する場所のカードに配置します。そのとき配置するダイスは1つだけです。自分が相手より多くのダイスを配置しているカードを獲得できるので、ダイスを振る代わりに「シャンハイ」宣言をして勝負を終わりにしても構いません。ダイスの数が同数なら隣接するダイス目の合計がタイブレークです。こうして、各色で相手よりカードの合計値が高ければ相手が取ったカードの数値合計が点数になります。相手が1枚もその色を取らないと自分が取ったカードの合計値が点数になるのが面白いです。この辺りはシャハトっぽいです。他にも特殊カードがいくつかあります。

結果:自分 20、スコット 16

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