土嚢の会 2023.11.26

Lunch20231126.JPG第77回土嚢の回のレポートです。参加者は8名。10月は開催しなかったので2ヶ月半振りです。今回は主に10月のエッセンシュピールの新作を遊びました。土嚢(ネスターゲームズ)は持ち込んだものの遊ばれませんでした。個人的な初プレイは「オリオンデュエル」「コントラスト」です。ただし「オリオンデュエル」は既にBGAでよく遊んでいるので、対面で遊ぶのは初めてだということです。写真は昼食のマーブル特製オムライス。




オリオン デュエル Orion Duel (デラックス版)
(プレイ時間 各10−35分)
OrionDuel20231126-1.JPGエッセンのマタゴーのブースで盛んに遊ばれていたけれど、ルールはその時に既に知っていたので試遊はしなかったゲームです。通常版とデラックス版を売っており、エッセンでの記念という意味も込めてデラックス版を購入してしまいました。ボードがマット状になってプレイヤーのコマを置くスペースなどがあり、また銀河やブラックホールのコマも厚みがある木製です。

各プレヤーはヘックス3マスからなる3種類のコマ3個ずつとヘックス2マスからなるコマ4個、そしてヘックス1マイスのコマ1つを持ちます。メインとなるヘックス3マスのコマは必ず自分の色が2マスで相手の色が1マスになっています。ヘックス2マスのコマのうち3個は自分と相手の色が1枚ずつですが、1つだけは自分の色だけが2マスという強力なタイルです。

OrionDuel20231126-2.JPG目的は向かい合う対辺をつなぐか、銀河4つを自分の色で繋げるか、ブラックホール3つを相手に繋がせるかです。大変は色分けされていて、オンラインのBGAだと「同じ色の星座(自分の色ではない)を自分の色で結ぶ」と書いてあったので、自分のプレイヤーカラーの対辺ではない他の2組の対辺のうち1組を繋ぐのだと勘違いしていました。ところがルールブックにはそういう記載はありません。おそらく、BGAでは「同じ色の星座(プレイヤーカラーとは無関係)を自分の色で結ぶ」と言いたかったのだと思います。

銀河やブラックホールに繋げるときは、その色のタイルが既に置かれた同色のタイルにつながっていなければなりません。この縛りとタイルの構成がよくできていて、相手にブラックホールを繋がせるためにはその隣りのヘックスに相手の色を置かなければならないのですが、自分が銀河を繋げるためには2ヘックス離れたところからでも攻められます。

まずは、どーけしさん、土井さん、タクヤさんと紹介も兼ねて1戦ずつ対戦。どーけしさんは研究してから戻ってくる、と言っていました。土井さん、タクヤさんはともに強く自分が敗北。第4−6戦は「トライアド」の前に中村さんと遊びました。3戦0勝2敗1分で負け越しです。自分も研究が必要です。

結果
1戦目:自分* 勝利、どーけし 敗北
2戦目:土井* 勝利、自分 敗北
3戦目:タクヤ 勝利、自分 敗北
4戦目:中村* 勝利、自分 敗北
5戦目:自分*、中村 引き分け
6戦目:中村* 勝利、自分 敗北



アヴァ Ava
(プレイ時間 各10−25分)
Ava20231126.JPG今回はバリアントAで遊びました。つまりお互いのコマが尽きたら隣接するマスに動かすか、相手を1つだけ飛び越えて捕獲します。捕獲の結果相手が5個以下になったらパターンが作れなくなるので相手の負けです。

まずはタクヤさんと3連戦。やはり最初の2戦はコマが尽きるところまではいかずに10分で決着がつきました。しかし3戦目はだいぶ長引き、コマが尽きた後を見越した配置を少しずつ考えていくことになります。このバリアントAはなかなか良かったです。自分はどちらのバリアントも優れていると思います。

「トライアド」のあとでエサさんとさらに2戦。こちらはうまくX型をつくり自分が2勝。

結果:
1戦目:自分* 勝利、タクヤ 敗北
2戦目:タクヤ* 勝利、自分 敗北
3戦目:自分* 勝利、タクヤ 敗北
4戦目:自分 勝利、エサ* 敗北
5戦目:自分* 勝利、エサ 敗北



パッソ Passo
(プレイ時間 各5−15分)
Passo20231126.JPG最後のシュテフェンシュピールのゲーム。「パッソ」は相手の最も遠いコマを越えれば勝利という到達系のゲームですが、面白いのはコマが前進してくることでどんどんと勝利ラインが変わること、そしてコマがなくなるとマスもなくなるのでどんどんボードが縮んでいくことです。

結構慣れていると思っていたのですが、まずはタクヤさんと遊んで敗北。続けてエサさんと2戦し1勝1敗。みんななかなか強いです。

結果
1戦目:タクヤ 勝利、自分* 敗北
2戦目:自分 勝利、エサ* 敗北
3戦目:エサ 勝利、自分* 敗北



トライアド Triad
(プレイ時間 各15−20分)
Triad20231126.JPG1−2−3か同数字3個の列を3回作ることが目的です。手番には自分の立方体のコマ1つを異なる数字にし、その数だけ直線上に縦横斜めに進めます。少々プレイ感覚が非直感的で、見落としをしやすいです。慣れた、と思ってもまだ見落としている、そんな感じです。エサさんが2戦2勝しました。

結果
1戦目:エサ 3、自分* 2
2戦目:エサ* 3、自分 2



エリオス Elios
(プレイ時間 各10−20分)
Elios20231126.JPG8色の棒が4本ずつをランダムに2人で分けます。与えられた16本の棒をあらかじめ持っていた2本のオールマイティーの白い棒と一緒に1−3本からなるグループに分けます。どんな分け方をしても良いですが、同じ色が同じグループに2本以上入ってはいけません(まあ入れても良いのでしょうが、分割必須で不利なだけなのでやらない方が良いです)。グループ分けはリアルタイムで行い、先に終了宣言をしたら相手プレイヤーはゆっくり考えられますが、初手に貴重なオールマイティーを使わなければなりません。

目的は全ての自分の棒を置き切ること。手番には自分のグループひとつを場の同色の棒の上に配置するか、高さ制限を示す黄色のディスクを置くか、グループ1つを2つに分割するか、の3択です。配置には2つ制限があり、配置する棒は全て同じ高さでなければならないこと、そして高さ制限の黄色のディスクを超えてはならないことです。このルールがやはりゲームの核心で、グループ分けが難しいところです。

エサさんはこのゲームが得意そうだなあと思ったら、やはり負け越してしまいました。かなり完成度の高いニムだと思います。前回エッセンで遊んだときは3人は今ひとつだと思ったのですが、3人もやってみようかな。

結果
1戦目:エサ 勝利、自分 敗北
2戦目:自分 勝利、エサ 敗北
3戦目:エサ 勝利、自分 敗北


コントラスト Contrast
(プレイ時間 10分)
Contrast20231126.JPGドンキホーテで販売されていたという怪しげなゲームです。ぶぞうさんと遊んでみました。ボードの色と透明なコマに描かれた白黒の矢印を利用したゲームで黒いマスと白いマスで見える矢印が異なります。こういうギミックは嫌いではないのですが、なにぶんゲームが破綻しています。あいて最前列に到達するのが目的ですが、相手のコマを取ったり飛び越えたりできないので、中央で見合いになるしかないのです。

結果:自分 勝利、ぶぞう 敗北



今回は久し振りにタクヤさんとたくさん対戦しました。みどりさん、ぴーかんさんとは対戦機会がなかったのは残念ですが、またの機会に。次回はネスターゲームズの未プレイゲームも遊ぼうと思います。

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