トランプ&タロット会 2023.11.25

Results20231125.JPG3回目となる「トランプ&タロット会」、通称「トラタロ会」に参加しました。今回からオープン会になったみたいで非常に盛況でした。個人的な初プレイは「キャンセレーションブラックレディ」「ササキ」「パパユー」「500ラミー」です。でも「キャンセレーションブラックレディ」と「500ラミー」は遥か昔に遊んだような気もします。




ブラック レディ Black Lady
(プレイ時間 5ディール30分)
BlackLady20231125.JPG「ハーツ」の日本版です。自分は「ハーツ」が好きなのですが。どうもシュートザムーン、ハートブロークン、ポイントブロークンのない「ブラックレディ」が日本では主流のようです。面白いのはカードをパスするときに2枚、その後1枚と分割することですが、常に右隣りのプレイヤーに廻します。

自分は途中まで無失点で頑張ったのですが、最後にスペードQを取らされてしまい2位。

結果:お〜ほり 12、自分 16、Y 25、別府さい 31、よっしぃー 44



ドゥビトー Dubito
(プレイ時間 15分)
Dubito20231125.JPGクニツィアのトランプソロゲーム。かなり慎重に考えてなるべくスートが他人と被らないようにしたのですが、やはり被ってしまいました。そして9が思ったほど手札に来ずに最初の4枚だけ。あと9がもう1枚来ていれば勝てたのに! というくらいの接戦でした。手軽で良いですね。

結果:お〜ほり 51、自分 48、Y 45、よっしぃー 43



キャンセレーション ブラックレディ Cancellation Black Lady
(プレイ時間 65分)
CancellationBlackLady20231125.JPG「キャンセレーションハーツ」の基本のハーツのルールを日本の「ブラックレディ」風にアレンジしたゲームです。遊ぶのは初めてかもしれません。同じトリックで同一カードが2枚出るとキャンセルされトリックに負けます。リードスートがキャンセルされるとディスカードで勝敗を決めますが、ディスカードはスートに関わらず数値でキャンセルされるので勝者が決まります。ごく稀に全てキャンセルされた時はリードプレイヤーが勝ちます。なるほど。

パーティー感覚が強いゲームですが、評判が良いだけあって面白いです。今回は8人プレイ。獲得した同一カードもキャンセルされれば良いのに、と思ってしまいました。名付けて「スーパーキャンセレーションハーツ(ブラックレディ)」、スペードのQも2枚取ればラッキー。それだとカオス過ぎるかな?

結果:草場 0、別府さい 16、よっしぃー 19、お〜ほり 28、Y 30、アンチョビ 30、自分 45、Ohashi 83



ゴルフ Golf
(プレイ時間 4ディール35分)
Golf20231125.JPG草場さんの提案で久し振りに6枚ゴルフを遊びました。4枚ゴルフは友人が好きで、大学時代によく遊んだものです。いつかどちらがより面白いのか比べてみたいと思います。次のプレイヤーに良いカードを渡さないこと、そしてなるべく早くカードを公開すること、というあたりがこのゲームの戦略でしょうか。みんなで楽しく遊びました。

結果:よっしぃー 17、お〜ほり 35、草場 50、別府さい 63、自分 63、Ohashi 70、ずみ 73、スイクン 89、Y 108、アンチョビ 115



スカート Skat
(説明 25分 プレイ時間 6ディール75分)
Skat20231125.JPGアンチョビさんとスイクンさんがスカートをやってみたいというので、久し振りに遊びました。ちょっと説明が大変ですが(自分も細かいルールを忘れていたので)それだけの価値はあります。ラムシュのルールは省きました。

ひとり2回ずつディーラーを行い計6ディールあそびました。スイクンさんが1ディール目で40点、3ディール目で24点と好調です。自分は5ディール目でこのゲームでの最高点60点を得てなんとかプラス点に抑えました。やっぱりスカートは素晴らしいです。

結果:スイクン 10、自分 6、アンチョビ −60



ポートランド Portland
(プレイ時間 30分)
Portland20231125.JPG5人なので210点を奪い合うゲームです。4ラウンド目で1位になり5ラウンド目終了時はトップだったのですが、6ラウンド目ではたった7枚のカードしか残っておらずに失速。できたのはキングのワンペアだけで、もちろんこのラウンドは最下位。2、3、6ラウンドと合計3つのラウンドで1位になったアンチョビさんが勝利。

ところで、7ラウンドのバリアントは本にも記載されていますが、少し緩めの5ラウンドバリアントをやってみたいなあと思います。その方がより高い役が狙えるし、カード配分にもう少し融通が効くので楽しいかもしれません。

結果:アンチョビ 56、大堀 41、自分 41、さいとう 37、スイクン 34



トゥーペン
好きなゲームですが、自分で説明をするのは初めてです。バイブルとでもいうべき「トランプゲーム大全」でルールを確認しながら遊びました。10チップ持ちで、チップは失っていく一方です。あとでわかったのですが、最後まで残ったプレイヤーがチップを少しだけ獲得するというのは草場さん独自のアイディアなのですね。確かにその方が面白いです。今回は結構勝てなそうなプレイでも強気にノックをしたらみんな降りてくれました。そんなわけで勝利です。確か9チップくらい残っていました。(写真撮り忘れ)

結果:自分(勝利)、スイクン、さいとう、アンチョビ、お〜ほり



ナインティーナイン Ninety-Nine
(プレイ時間 90分)
Ninety-Nine20231125.JPG再びアンチョビさんとスイクンさんと3人で、今度はナインティーナインをきっちり9ディール遊びました。自分以外は初プレイです。今回は全く宣言通りに取れず、苦しい展開が続きます。宣言を次々に達成するスイクンの一人勝ちで大差で敗北。しかし後で記録を見ると、宣言通りにトリック数を取ったのは、自分が3回、スイクンが4回とそこまで差はなかったのですね。写真は8ディール目で自分が逆転をかけてリビール宣言をしたところです。でもやっぱり厳しく、60点ずつを与えてしまいました。一度4人で遊ぶバージョンをやってみたいものです。

結果:スイクン 310、自分 259、アンチョビ 162



ベリシネベリシ Verish' Ne Verish'
(プレイ時間 20分)
VerishNeVerish20231125.JPGダウトすると損をするのでなるべくダウトをしないようにしながら適度にダウトをするゲームです。結構好きなゲームですが、経験者のたかりんと自分以外はみんな不思議な顔をしていました。また機会があれば遊びたいものです。

結果:別府さい 1位、ずみ 2位、自分 3位、さや 4位、たかりん 5位、スイクン 6位



WishList20231125.JPG何を遊びたいかをみんなが書いたホワイトボード。「トップ」はカテゴリーがわからないので「クニツィア」としました。

CribbageResults20231125.JPGこちらは残念ながらスカートに熱中していて参加できなかったミニ・クリベッジ大会の結果。大会は面白いのでまたやってほしいです。




トップ Top
(プレイ時間 各15分)
TopBoard20231125.JPG少し前のクニツィア会で遊んだシュピールボックスの付録のトランプを使ったゲーム。別府さいさんに頼んで、即席でボードを描いてもらいました。中央にタイトルロゴも入ってオシャレです。各自チップを10枚持ち、これらを使い切るのが目的。カードは数字かスートとして使え、プレイするとすでにあるチップとの差分だけチップが置けます。なのである程度は貯めてから一気にチップを置きたいのですが、あまり貯めると先に相手に置かれてしまう、というジレンマなのです。

Top20231125.JPG「面白いけど、今日遊んだこれまでのゲームが面白すぎた」という感想でした。リメイクとなった製品版の「スパイ」の方がやはりバランスは良いかもしれませんね。それでも2回遊べたので満足です。

結果
1戦目:自分 0、別府さい 2、スイクン 4
2戦目:スイクン 4、自分 3、別府さい 5



ササキ Sasaki
(プレイ時間 70分)
SasakiRules20231125.JPG佐々木って誰? と思ったこのゲーム。どうもササキとは朝鮮語で44Aのことらしいです。なんと北朝鮮の国民ゲームだということでギークにもパガットにもちゃんと記述があります。ゴーアウト系のクライミングゲーム(シェディングゲーム)で手札を早くなくすことが目的です。毎回ペアが変わるペア戦で赤の10を持っている同士と持っていない同士がペアになります。

2を除いた48枚を使い、弱い方から3<・・・10<J<Q<K<Aの順です。リードプレイヤーは1枚、2枚の同位札、3枚以上の連番のいずれかの組み合わせで始めて、以降は同じ枚数の同じ出し方でより強い数字の組み合わせを出すかパスします。全員連続でパスをしたら(つまりソフトパス)ラウンド終了で最後に出したラウンドの勝者が再び打ち出します。こうして手札をなくした順番に順位を決め、ペアの順位によってチップを受け渡します。

Sasaki20231125.JPG面白いのは「ける」と「さす」という出し方と、特殊な組み合わせの出し方です。1枚のカードで手番が来た時に、すでに出ているカードいずれかの2枚組を出せば、「ける」といってラウンドに勝ちます。ただし、その直後に最後の1枚を持っているプレイヤーが「さす」といって出すと、そのプレイヤーがラウンドに勝つのです。この「ける」と「さす」は、次の述べる特殊な組み合わせよりも優先されます。

特殊な組み合わせは5種類あり、弱い方から、トリプル<ササキ<フォーオブアカインド<赤豚<黒豚、です。トリプル、フォーオブアカインドは3枚4枚の同位札、ゲームタイトルにもなっているササキは44Aの組み合わせ、赤豚は赤の10を2枚(この場合は1対3になるのがバレる)、黒豚は黒の10を2枚です。これらの特殊な組み合わせは直前に出されたカードに関わらずに出せ、それに勝つためには同じ組み合わせでより強い数字を出すか、より強い特殊な組み合わせを出すのです。

ほかにも「走る」と「止まれ」というのもあり、勝てると思ったら「走る」と言って赤の10を明かして得点を倍にする、持っていない側が阻止できると思ったら「止まれ」を宣言しさらに倍にする、というものです。今回は起こらなかったと思います。ドッペルコプフの「レー」と「コントラ」に似ていますね。

「ティチュー」や「ピーパー」に少し似ていますが、それらよりも面白く感じました。ペアの決め方が「ドッペルコプフ」方式なのは良いし、「ける」と「さす」はちょっとアンギャルドの攻防っぽいです。また得点が順位点だけなのでシンプルなのも良いです。ササキを4AAと間違えるプレイヤーがいると聞きましたが、それだとサキキになってしまいますね。今回は初プレイ初勝利。また次回も遊びたいものです。

結果:自分 18、たかりん 14、こや 8、さや 0



パパユー Le Papayou
(プレイ時間 各20−25分)
Papayou20231125.JPGこの日遊んだ唯一のタロットゲームで、製品版「パパヨー」の元になったゲームです。まさか「パパヨー」にタロットゲームの元ネタがあるとは思いませんでした。とにかく失点しかないゲームでクイーンは50失点、大アルカナは数値がそのまま失点(1−21失点)という非常に大雑把なゲームです。人数が多いのでタロットデッキを2デッキ使いました。なので失点は862点もあります。すごい。

ゲーム自体はタロットらしくマストフォロー&マストトランプです。なのでボイドがあると切り札を出すことになり苦しいのです。ほぼ考える余地がないゲームだという気もしましたが、ひとつくらいこういうのも悪くないかもしれません。

2戦目はカード構成を変えたりして独自の「パパヤー」?をみんなで生み出そうとしていました。個人的にはマストトランプとハート系の組み合わせは悪くないと思います。ボイドがあると有利だという通常のトリックテイクでのプレイが逆になるからです。

パパヨーのプレイ記録は以下
https://www.gamers-jp.com/playgame/archives/000969.html#papayoo

結果
1戦目:さや 0、たかりん 0、まあや 53、ずみ 61、自分 168、こや 219、やういち 261
2戦目:こや 0、自分 0、ずみ 59、まあや 60、やういち 95、たかりん 152、さや 506



500ラミー 500 Rummy
(プレイ時間 3ディール30分)
500Rummy20231125.JPGトランプで遊ぶラミー系の基本となるようなゲーム。トランプ2組を使い、出したメルドは得点、残った手札は失点です。また自分がメルドをしていなくても付け札ができ、自分の点数になるのでわかりやすいように自分の前におきます。大きな特徴は捨札はずらして重ねていき、山札から引く代わりにどの捨札でも取れることです。ただし、取った捨て札は必ずメルドか付け札として直ちに使わなければならず、さらに取った捨札より新しい捨札(上にずらして重なってるカード)は全て手札に引き取らなければなりません。

これまで自分は「ラミー500」というタイトルだと思っていましたが、「500ラミー」がより一般的なタイトルのようです。でもどちらも使われているらしいです(パガットによる)。7人プレイの3ディール戦でやういちさんの勝利。

結果:やういち 118、たかりん 87、ずみ 84、こや 36、さや 30、自分 19、まあや −23



Snack20231125.JPG9時から22時と13時間も連続で遊んでしまいました。久し振りにゲーム会に終日参加した気がします。写真は途中で配られたおやつセットです。遊ぶとお腹が空くので嬉しい! それにしても、これだけ色々なトランプ/タロットが遊べると良いですね。次回はカシノ系(スコポーネなど)、カナスタ、アノウ、ブラックレディでないハーツ、4枚ゴルフ、ポートランドの5ラウンドバージョン、ナインティーナインの4人プレイ、などを遊んでみたいです。次回が楽しみです。

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