高尾ボードゲーム会 2023.08.27

ビッグ ファイブ Big Five (赤帯2011年版)
(説明 5分 プレイ時間 4ディール70分)
BigFive20230827.JPGトミーさん持ち込みの「ビッグファイブ」です。4人だったので4ディール戦で遊びました。ちょっとパズルっぽいゲームですが、相手の妨害ができたり、スモール4を取ってビッグ5を作らせない配置にしたりなど、結構面白いインターアクションがあります。

自分は経験を活かして4ディール中3ディールで無失点を達成して勝利。

結果:自分 4、ミスミン 16、メルカッツ 21、トミー25



イッツ マイン!(グラブ!) Grab!
(プレイ時間 10分)
Grab20230827.JPG「グラブ Grab!」はイッツマインのイギリス版です。どうも当時のウィニングムーブスは、アメリカ向けに It's Mine!、イギリス向けに Grab!、そしてドイツ向けに Her Damit と3種類を出版していたようです。今回は、イギリス版のグラブで遊びました。

リアルタイムの競りゲームで、久し振りに遊ぶとなかなか面白いです。大量にカードを取得したメルカッツさんに僅差で勝利。

結果:自分 28、メルカッツ 27、トミー 21、ミスミン 2



アニマルズ ギャザリング Animals Gathering
(説明 10分 プレイ時間 40分)
AnimalsGathering20230827.JPGダイスを振って目的カードに図形のコマを置きカードの動物の形を完成させていくゲームです。図形は三角形、平行四辺形、円弧、正六角形など6-7種類くらいあり、3種類のダイスによってそれらが出る組み合わせや確率が異なります。手番ではダイスを振って出目に対応する図形を手持ちのカード(公開されている)の対応する場所に置きます。置けない場合は他のプレイヤー全員がその図形を置く権利があります。なのであまり他のプレイヤーと必要とする図形が同じにならないようにするのが良いでしょう。

またダイスを振る代わりに手持ちのカードを増やせます。ただ振れるダイスの数は6マイナス手持ちのカード枚数なので、3枚くらいがほどよいと思います。

基本的にはソロプレイ感が強く、ラッキーで運良く相手の持っていない図形を置けるという部分はありますが偶発的に感じます。図形が織りなす動物は可愛いと思うのですが、ゲームとしては少々惜しいです。

結果:メルカッツ 31、イズナ 24、自分 24、H 20、ミスミン 17



ラー Ra (プレシサマンテ版)
(説明 25分 プレイ時間 85分)
Ra20230827-1.JPG「ラー」のポルトガル版です。ずいぶん前にひだりさんに頼んで手に入れたのですが、ようやく初プレイ。グラフィックはかなり異なり、最初は戸惑います。タイルの枠の色で種類を見分けられるのですが、破壊タイルがちょっと分かりづらかったりとやはりグラフィックに凝ると視認性が悪くなるのは残念です。また太陽チップは紙製の円形コインチップになり、ここはやはり木製にしてほしかったなあと思います。

Ra20230827-2.JPGプレイアビリティー面では、タイルの構成一覧がボードにないのはやはり不便です。プレイマットは白黒なのでダイスツリー版よりは良いと思いますが(ダイスツリー版はカラーなのでタイルが置いてあるのかそうでないのかわからない)、それでも同じタイルを重ねなければならず、特にファラオは他のプレイヤーの枚数をいちいち聞かなければならないのが残念です。ただタイルは片面印刷なので、袋なしで遊ぼうと思えば遊べます。こんかいは袋を使いましたが、次回は袋なしでテンポ良く遊ぼうと思います。

結果:メルカッツ 39、H 37、自分 32、イズナ 30、ミスミン 26



イクイノックス Equinox (ゴーレム版)
(説明 15分 プレイ時間 45分)
Equinox-Boxes.JPG「イクイノックス」は「タイタンアリーナ」や「コロッサルアリーナ」のリメイクで、古くは「グランドナショナルダービー」そして異端児の「ギャラクシーダークエイジ」などといった派生もある数比べのゲームです。この「イクイノックス」はなんと絵柄が異なる3バージョンがあり、1番目の紫箱版、2番目の緑箱版は中身のカードは同じですが、3番目のゴーレム版はカードの絵柄が全面的に異なります。また掛けチップも碁石のような素材だったものがクリスタルをイメージしたプラスチック製になっています。

Equinox-GolemEdition.JPGゴーレム版には専用のプレイマットがあります。置く場所やラウンドの進行がわかりやすくなり、プレイアビリティーが良くなりました。せっかくこのプレイマットを手に入れたので、今回はプレイマットを持ち込んでゴーレム版を遊ぶことにしました。

Equinox20230827.JPGゴーレム版のカードの絵柄は似ているものが多くて、最初は間違えやすいと思います。ルール自体は同じなので、いつものイクイノックスを楽しめました。5人だとやはりコントロールがしづらいという部分がありますね。次回は3−4人くらいで試してみたいものです。

結果:イズナ 16、ミスミン 15、メルカッツ 14、自分 14、トミー 10



投票日 Wahltag
(説明 15分 プレイ時間 60分)
Whaltag20230827.JPG統一から数年後のドイツを舞台にした選挙のゲームです。クニツィアのシュピールボックスシリーズのひとつで1994年に出版されました。のちの同作者の「ベガス」のもとになったゲームです。少し前のクニツィア会でかなり間違えたルールで遊んでしまったゲームで、ようやくほぼ正しいと思われるルールで遊べました。

このシステムが面白いのは同じ場所に止まって自分の優位性を固めようとすればするほど、確率的にそれが無駄になってしまうことが多いということです。なので適度に散らばらせたほうが良いし、他のプレイヤーが既に手をつけているところに後から乗り込んだほうが断然有利なのです。今回はあまり1の目が出ない展開だったということもあり、早期投票で決まった州が多かったです。

自分は、首都ベルリンを巡る戦いではイズナさんに破れてしまったものの、ブレーメン、ブランデンブルク、ザクセン、バーデン=ヴュルテンブルグ、バイエルンの5州で勝利して35%を制しました。2位のミスミンさんは、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン、メクレンブルク=フォアポンメルン、ヘッセン、ラインラント=プファルツを獲得していて、最後にノルトライン=ヴェストファーレンでの激戦を制して1%差まで追いつかれましたが、ぎりぎり勝利。このゲームを遊ぶとドイツの州を結構覚えることができますね。

結果:自分 35、ミスミン 34、トミー 19、イズナ 12

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