金町ゲーム会 2020.11.28

久し振りの金町での18会です。今回は2度目の1817にチャレンジ。



1817 1817
(説明 10分 プレイ時間 600分)
1817-20201128-1.JPG1817は18xxという株と鉄道のゲームのひとつで、株の空売り(マイナス1株を買う)ができるという変わったゲームです。舞台は1830を少しだけ拡大した地域で、北米のうち、ニューイングランド、中部大西洋岸、境界南部、五大湖周辺といった地域が含まれます。

鉄道会社は「プライベート」と呼ばれる特殊能力付きの金券、2株会社(社長株だけなので、他のゲームでいうプライベート会社に近い)、5株会社、10株会社とあり、プライベート以外はすべて非史実会社で、どこの都市でも設立できます。とは言うもののチャーターには現存した会社の名前が使われており、歴史がちょっと書かれていて興味深いのですがフレーバーでありゲームには関係ありません。「プライベート」は第1株式ラウンドの前に競りで手に入れますが、定価分の金券として会社を建てるときに使えます。しかし、その分会社には現金が少なくなるので列車が買えなくなるなどといった弊害があり難しいところです。

1817-20201128-2.JPG同格の会社同士は(線路のつながりなどに関わらず)合併ができます。2+2=5、5+5=10というようにです。また2→5、5→10というように合併をせずに新規株を発行して昇格もできます。こうすることで、トークンが増え、より多くの借金ができるようになるのです。

そう、このゲームは借金のゲームです。とても列車を買えるようにはできていないので、たいていは借金をします。借金の総数によって利息が決まり、その利息を毎ラウンド払うのです。

また、このゲームでは株価を下げることにより会社を破産させることができます。なので先行きが怪しくなった会社は、意図的に手放すことができるのです。

1817-20201128-3.JPG1817を遊ぶのは8月2日以来2回目です。前回は2列車がずっと市場にありなかなかゲームが進まずにそのまま途中終了となる不完全燃焼なゲームでした。今回はそれから約4ヶ月後、やっと2戦目が遊べたというわけです。

最初に買ったプライベート3つの組み合わせが良かったのか、序盤は2社を設立して順調なスタート。ペンシルバニア州ピッツバーグ Pittsburgh, PA の鉄道会社にPittsburgh Steel Mill、そしてバージニア州ブラックスバーグ Blacksburg, VA の鉄道会社にCoal MineとMountain Engineersを所有させて、アパラチア山脈を超える路線を作りました。ピッツバーグは3方からの路線が自然に集まり結節点になったことも収益の伸びにつながりました。

1817-20201128-4.JPGさらにバージニア州リッチモンド Richmond, VA にも会社を設立し3社体制です。問題はどの会社も2列車や2+列車だけで、終盤にはミシガン州デトロイト Detroit, MI にも設立した会社と合わせて4社になり、そこから合併を重ねていきます。特にブラックスバーグの会社はみんなの空売り攻撃にあったものの、頑張って配当にこぎつけました。このとき自分の手持ちに50%、会社に90%、バンクプールに50%、プレイヤー3人にマイナス90%(空売り9株)という状態で、なかなか1817らしさが味わえました。配当すると自分と会社で140%も入ってくるなんて! 配当万歳!

1817-20201128-5.JPG最後はピッツバーグの1社だけにまとめて、借金を返す目処が立ったところで競技終了。一応判定勝ちでした。これで大体ルールがわかったので、次回はルールをしっかりと頭に入れて、最後までやりたいものです。

結果:自分 勝利(判定勝ち)



ナインティーナイン Ninety-Nine
Ninety-Nine20201128.JPGさたもとさんとゆいさんの3人で3人専用のトランプでできるトリックテイク「ナインティーナイン」を遊びました。今回はお試しということで、エアデッキを使用して2ディールのみですが、楽しんでもらえたようです。

結果(2ディールのみ):自分 54、ゆい 26、さたもと 8

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