第48回となる土嚢の会は久し振りの日曜開催でした。参加者は11人と盛況で、うち初参加が3名(kazunaさん、加藤さん、ぽっつさん)でした。特に、「アブな世界」というアブストラクトゲームのYoutube動画を中村さんと一緒に作っている加藤さんとは色々遊ぶことができました。写真は恒例の土嚢ランチで、お稲荷さんにオニクノミルフィーユ、コロッケ、フルーツ、お味噌汁がついて豪華です。
トゥーシェ Touché / マグネザー Magnezer
(プレイ時間 各5分)
去年のエッセンで購入した、マグネットのギミックが素晴らしいゲーム。「タッチ」と勝手に英語読みしていましたが、フランス語で「トゥーシェ」あるいは英題の「マグネザー」が一般的な名称のようです。
各プレイヤーは自分の色で4連を作ることが目的です。ボードには磁石が仕掛けられており、コマのなかのディスクが磁極によってひっくり返って赤か白になります。丸と四角のコマは磁極が反対で、丸コマで赤になるマスは四角コマでは白になります。これを元にうまく自分の色を並べていくのです。手番にはプレイヤーは丸か四角のコマを1マス進めます。チェッカーのようにジャンプや連続ジャンプもできます。徐々ににボードの磁極が判明してくるので完全情報ゲームではないのですが、なかなか面白かったです。まずはとけいさんとぴーかんさんが対戦した後、初参加のkazunaさんと2戦遊びました。
結果(*は先手)
1戦目:kazuna 勝利、自分*
2戦目:自分 勝利、kazuna* 敗北
カリスト Callisto (ストゥポルムンディ版)
(プレイ時間 15分)
クニツィアが作った「ブロックス」とでもいうべき「カリスト」です。今回使用したのはベネツィアで購入したストゥポルムンディ版で、ボードに衛星カリストの写真が使われています。
先手が有利なので、本来は人数分のラウンドをスタートプレイヤーを変えて行うのですが、今回は1ラウンドのみのお試しプレイです。予想通り、順位は手番順なので、次回はきっちり3ラウンド遊びたいものです。
結果:ぴーかん* 0、kazuna 5、自分 9
ラン Run (RKシュピール版)
(プレイ時間 25分)
牛とカウボーイの2種類のコマを使った到達系のゲームです。このRKシュピール版を遊びたかったので、道化師さんを誘って遊びました。まだ途中だったのですが、こちらがかなり有利な位置になり、判定で自分の勝利となりました。
結果:自分* 勝利、道化師 敗北
流氷に乗って Go with the Floe
(プレイ時間 計15分)
初参加のぽっつさんは、あまりアブストラクトゲームを遊んだことがない等ので、まずとっつきやすい「流氷に乗って」を遊びました。北極熊はアザラシを捕獲することを、アザラシは捕獲されないように自分自身を孤立させることを目指します。おそらく先手プレイヤーであるアザラシが有利なのですが、今回はアザラシでも北極熊でも勝てました。(写真撮り忘れ)
結果(*は先手のアザラシ)
1戦目:自分 15、ぽっつ* 0
2戦目:自分* 13、ぽっつ 0
メカニクス Mecanix
(プレイ時間 25分)
前回の歯車ゲーム「ターン」がいまひとつだったので、面白さが保証されているもうひとつの歯車ゲーム「メカニクス」を久し振りに持ち込みました。これまでは短時間ゲームという印象がありましたが、双方が慣れてくると結構長時間になるのかもしれません。別のテーブルでも、遊ばれていましたが、少々膠着すると言われました。ただ、ダブルリーチのような勝利の手筋があると思うので、単純にまだプレイヤーの成熟度が低いだけなのかもしれません。
結果:自分 勝利、加藤 敗北
ウルビーノ Urbino
(プレイ時間 各20−25分)
続けて、ゲルハルツ出版からの木製ゲームでは一番オススメの「ウルビーノ」です。ルールをすんなりと理解してくれて、なんと2戦2敗。2戦目は真剣に戦ったのですが、思わぬグループ同士が連結して0点だったグループが得点化してしまうという、非常に興味深いゲーム展開でした。「ウルビーノ」はやはり傑作ですね。でも、この日一番悔しかったのはこのゲームに負けたことです。
結果
1戦目:加藤 21、自分* 10
2戦目:加藤* 26、自分 21
ピラミッド パワー ゲーム Pyramis
回転台がついた3面ピラミッドの側面を使ったゲームです。海外では Pyramis という名前で売られていたようです。目的はペントミノ(正方形が5つ繋がった形)を完成させることで、ヘキソミノ(正方形6つ)以上では勝利になりません。手番には1枚自分の正方形のタイルを置くだけですが、重力の関係でピラミッドの下側からしか埋まっていきません。それをうまく利用して相手が打てない場所を作っていくのが鉄則でしょう。それにしても大仕掛けなゲームです。
初参加のぽっつさんが持ち込んでくれたゲームで、大きな箱に入っています。ぽっつさんは「そんなに面白いゲームではないですよ」と言っていましたが、なかなか面白いと感じました。この手のゲームが得意な佐藤さんと2戦して0勝2敗。また遊びたいです。
結果
1戦目:佐藤 勝利、自分* 敗北
2戦目:佐藤* 勝利、自分 敗北
バトル オブ リッツ Battle of Lits
(プレイ時間 10分)
エサさんのリクエストで持ち込み、久し振りに遊びました。正方形を除いた4種類のテトロミノのコマ(テトリスのコマと同じ)を配置して、自分のシンボルをより多くボードに残すようにします。制限は、すでに置かれたコマに隣接する、同じコマは隣接できない、2x2をつくってはならない、というもので結構考えますが展開は淡々としています。以前遊んだ時よりは若干面白く感じました。
結果:エサ 19、自分 17
ゾリバ Xoliba
「ゾリバ」は自分の色で大きな二等辺直角三角形を作るのが目的です。ただし、斜辺が縦か横になっているものでなければなりません。斜辺が斜めのものは含みません。
ランダムにコマを配置します。自分のコマを動かして、ニュートラルのコマと交換します。そしてできた三角形の内側にある相手のコマをすべてニュートラルにできます。こうして相手のコマをどんどん減らしていき、どちらもあらたに三角形ができなくなった時に一番大きな三角形を作っていたプレイヤーの勝利というわけです。
ルールが長くて難解で、土井さんに付き合ってもらって遊びましたが、なんだかよくわからないゲームでした。結局どちらが勝ったのか覚えていません。いずれ、もう1回くらい試してみたいと思います。
結果:不明(土井、自分)
インディゴ Indigo
(プレイ時間 40分)
次にインディゴの2人アブストラクトバージョンを遊びました。あと何枚のタイルで繋がるのか、を的確に読み、タイルを置く優先順位を把握するのが大切です。12個の宝石と36箇所の出口をどう繋いでいくのかが、面白い。このあとも、他のプレイヤーで2人アブストラクトインディゴが遊ばれていました。
結果:自分 10、加藤 3
シンプル Symple
「シンプル」は通常は正方グリッド(碁盤)で遊ぶコネクションゲームです。手番には自分のコマを1つ置くか、既に盤上にあるグループをすべて1つずつ伸ばすかのどちらかです。ゲーム終了時には自分の置いたコマ数が得点になりますが、グループ数xPが失点になります(Pはあらかじめ決めておいたペナルティ点)。なので途中はグループ数を増やして多くのコマを置きたいのですが、終盤にはグループを繋げてペナルティーを減らしたいのです。
今回はヘックスボード(菱形のボード)を使い、P=8として遊びました。あとで調べると細かいルールがいくつか違ったようですが、それでもゲームとしてはなかなか楽しめました。次回は正式なルールで正方グリッド(おそらく13路盤くらいか)でやってみたいと思います。
Pが任意というのがちょっと気になります。
結果:エサ 33、自分 16
どろぼうギツネのマジックパンツ Dorobou Gitsune no Magic Pants
(プレイ時間 5分)
息抜きにマーブルにあったアクションゲーム「どろぼうギツネのマジックパンツ」を遊びました。おそらく国産だと思われます。布製のキツネのパンツに宝石を入れたあと、キツネの頭を押します。たいていは何も起こらないのですが、5−10回に1回くらいはパンツが消えて、これまでの宝石が飛び出るのです。それをリアルタイムで拾って5個獲得したら勝利です。必死に拾って1回で5個獲得して勝利。
結果:自分 勝利
スキップ Skipp
(プレイ時間 各10−30分)
最後に中村さんとオランダ生まれの「スキップ」を遊びました。このゲームはルールの記述が簡潔すぎて分かりづらいところが2点あります。
1:スキップが複数ヘックス移動するとき、途中にもすべてベースがなくてはならないのか?
2:チェッカーのように連続ジャンプ・捕獲ができるのか?
これまでは、そして今回も1、2ともイエスで遊んでいました。しかし、作者にメールでルールを確認すると、アップデートされたルールを送ってくれて、それによれば1はイエスだが2はノー(つまり連続ジャンプはできない)ということだったので、次回からはそのように遊びたいと思います。
それはさておき、3戦もしたものの0勝3敗と惨敗でした。中村さん、強い。
結果
1戦目(拡大ボード):中村 勝利、自分 敗北
2戦目(拡大ボード):中村 勝利、自分 敗北
3戦目(通常ボード):中村 勝利、自分 敗北
飲食店の時間短縮の影響で、ウーバーイーツで軽く食事をしました。タイミングが合わなかったとけいさんやあすまーさんと遊べなかったのは残念ですが、11人も参加してくれて嬉しい限りです。また2週間後に会いましょう。
コメント