ジェリージェリーカフェ横浜 2020.11.19

久し振りに横浜のみんなに会いました。「ビアヘックス」以外は5作ともすべてトリックテイクです。本当にトリックテイクが流行っていますね。



ビアヘックス BeerHex
(説明 5分 プレイ時間 10分)
Beerhex20201119.JPG5x5のヘックスですが、隠匿情報があります。各自13個ずつのコマ(王冠)を持ちます。表側は自分の色ですが、裏側は自分の色(7個)か相手の色(6個)になっています。これを並べて裏側の自分の色で対辺をつなげたら勝利なのです。

自分のコマを配置する前に、アタックといって隣接する3つの王冠を公開して裏向きにすることができます。それが全て同じならば持ち主に戻され、そうでなければ裏側が自分のものだけ戻されて相手のものはこれ以降除去はできなくなります。この隣接する3つという意味が曖昧で、三角形上になっていなくてはいけないのか、あるいは1列やへの字に並ぶ3つでも良いのかという疑問が残りますが、今回は1列やへの字に並ぶ形でもアタックができることにしました(そうでないとアタックの機会が少なすぎるので)。

つながったと思ったら、手番の初めに勝利宣言をします。すべてのコマを裏向きにして自分の対辺がつながっていたら勝利、そうでなければ敗北です。半分くらいが相手のコマなので、あまり無駄打ちするとつなげません。今回は面白さまではわかりませんでしたのでまた次回。

結果:自分 勝利、一味 敗北



セブン セグメント トリックス Seven Segment Trix
(説明 5分 プレイ時間 40分)
SevenSegmentTrix20201119.JPG先週、なかよし村で遊んだ倦怠期の新作です。カードの数値の強さを変えられるのは、「彼女のカレラRS トリックテイキングゲーム」を思わせます。ノートリックを達成すれば10点ですが、それよりも大きな点数も場合によっては可能です。今回はシミーズさんが15点を叩き出しました。しかし勝ったのは一味さん。

結果:一味 44、シミーズ 39、自分 34、名人 14



キャット イン ザ ボックス Cat in the Box
(プレイ時間 60分)
CatInTheBox20201119-1.JPG1−8が5枚ずつあり、そこから4人に9枚ずつ配って8トリックのマストフォロー、切り札(緑)あり4スートのトリックテイクを行います。面白いことにカードにはスートが決められていません。出すときにどのスートなのかを決めて宣言するのです。目的はパラドックスが起こらないように最初に宣言したトリック数(1−3)を達成すること、そしてそのときにより大きなボーナスを獲得することです。

マストフォローなので、他のプレイヤーは同じスートを宣言するか、そのスートはもうないと言って異なるスートを宣言します。各プレイヤーにはどのスートがもうないのかという一覧表があります。

CatInTheBox20201119-2.JPG同一のカードがあってはならないので、どの数字をどの色として誰が出したかという一覧表があり、ここに毎回マーカーを置いていきます。面白いのは、このマーカーをうまく繋げて大きなグループを作るとトリック数を達成したときのボーナスになるということです。また、スートは4つですがカードは5枚あるので、ほとんどの場合に矛盾が起こって置けなくなってしまいます。これをパラドックスといい、マイナス点になってしまいます。

一覧表の一番上の列が切り札である赤色なので、切り札として扱ってどんどん取りたいならば切り札に近い列の青、そうでなくて取りたいトリック数が少ないなら切り札から離れた緑の列から攻めるのが良いのだと思います。

今回で一番面白かったゲームです。使わない8枚がちょうど数字の1−8でない限りはパラドックスが起こるので、ほぼパラドックスが起こるのが確実なのですが、もうちょっとパラドックスが起こらないこともあるようなバランスだとより良いと思います。

結果:一味 14、自分 10、シミーズ 7、名人 6



デプス ドゥーム Depths Doom
(説明 10分 プレイ時間 20分)
DepthsDoom20201119.JPG今回の一番の問題作!? 1−72の数字のうち2つが書かれたカードが36枚あります。つまり同じ番号はないのですが、1枚のカードに書かれた2つの数字に規則性らしいものはありません。さらにカードは歯車の数によって3つのスーとに分かれます。手札のカードを出しきるのが目的です。直前のプレイヤーが出した数字よりも上で、さらに自分が前の手番に出したカードで使わなかった方の数字よりも下の数字を出さなければなりません。またスートも同じでなければならないのです。数字は上下の制限があり、スートの制限もあるので、毎手番、出せるカードを探すだけで大変です。他にも右隣りのプレイヤーのリードを奪うなどのルールがありますが、とにかく自由度が低くてゲームというよりはアクティビティーに近いかもしれません。数字を上下から制限する
のは面白いと思うのですが、スートはさすがに余計な要素に思えます。数字の種類を絞ってすっきりさせたら、ゲーム性が高まるのではないでしょうか。

結果:名人 0(勝利)、シミーズ −1、一味 −3、自分 −5



ボースト オア ナッシング Boast or Nothing
(プレイ時間 20分)
BoastOrNothing20201119.JPG3スート9ランク+パスカード3枚(4人プレイ時)のマストフォロー、切り札ありのトリックテイクです。3スートの順位が3色のディスクを重ねることによってあわらされており、メジャートランプとマイナートランプとプレーンスートの3種があるというような感じです。毎トリック終了時にトリックに勝ったスートのディスクは一番下に(つまり最弱に)なります。つまりトリックごとにスートの強さがどんどん変わるのです。手札7枚で、ちょうど2トリックとれば1点、ノートリックだと2点というシステムです。これを繰り返して5点先取を目指します。

こういうゲームは戦略性のあるゲームとしては成立しづらいと思うのですが、ちゃんと機能しているのが素晴らしいです。

結果:一味 5、シミーズ 3、自分 2、名人 0



ニャー Meow
(説明 5分 プレイ時間 15分)
Meow20201119.JPGクニツィアの新作「ニャー」です。3スート18ランクのオーソドックスなトリックテイクで、緑が常に切り札です。これで手札9枚のトリックテイクを3ラウンド行います。毎ラウンドランダムに9枚のチップを場に並べます。これらのチップは得点だったり失点だったりするのですが、どのトリックに勝てばどのチップがもらえるというのが初めから分かっているのです。面白いのは3ラウンドを通してチップを集めるというところで、ペアにしなければ失点にならないチップを取らされたり、マイナスチップを捨てらえるチップを狙ったり、とそれぞれのプレイヤーによって狙い所が変わってきます。もちろんどうしょうもない展開も多々あると思いますが、なかなか楽しめるのではないでしょうか。クニツィアにしてはちょっと大雑把なゲームかもしれません。次回はカードを絞って(人数に合わせて数値の高いカードを省く)遊びたいです。金魚鉢を割ってしまい、最下位。

結果:シミーズ 15、一味 −1、名人 −5、自分 −31

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