土嚢の会 2020.09.26

DonouLunch20200926.JPG第46回目となる土嚢の会です。今回は10名の参加者がありました。久し振りにじっくりと「ヘックス」を遊んだり、カードを使った「ツイクスト」のバリアントを遊んだりと、楽しめました。また、初プレイの「ラオコーン」は、なかなか息苦しいゲームでした。今日のランチはおいなりさんで、まるで土嚢のように見える「土嚢ランチ」です。とても美味しくいただきました。




ミュルス ガリカス Murus Gallicus
(プレイ時間 各5-10分)
MurusGallicus20200926.JPG初参加のぴーかんさんと「ミュルスガリカス」を遊びました。初めてなのになかなか手強く(というより、自分が下手なだけなのですが)、1勝1敗でした。この独特な動きは到達系のアブストラクトではやはり秀でています。

結果
1戦目:ぴーかん* 勝利、自分 敗北
2戦目:自分* 勝利、ぴーかん 敗北



デュプロヘックス Duplohex
(プレイ時間 5-15分)
Duplohex20200926.JPGぴーかんさんは「デュプロライン」を遊んだことがあるというので、その元になった「デュプロヘックス」を遊びました。コネクション系はあまり得意ではないというぴーかんさんでしたが、2戦目は接戦の末、隅での攻防を制したぴーかんさんの勝利。

結果
1戦目:自分 勝利、ぴーかん 敗北
2戦目:ぴーかん 勝利、自分 敗北



フィット Fits (ホワイトゴブリン版)ミニ拡張ボード Mini-Uitbreiding
(プレイ時間 60分)
Fits20200926.JPG久し振りに会うスコットさんも一緒に、3人でホワイトゴブリン版の「フィット」です。ホワイトゴブリン版は初めてで、同社から別売りの「ミニ拡張ボード」も入れて遊びました。この「ミニ拡張ボード」は「ダウンロードできるオフィシャルの「拡張ボード」の5-8面のうち、6&7面を5&6面として遊べるものです。8面遊ぶのは長いので、6面くらいがちょうどいいかもしれませんね。

自分は1、4、6面で0点でしたが、2、3、5面で稼いで21点。ぴーかんさんは1面以外はすべてプラス点で19点と僅差です。スコットさんはすべてプラス点であり、さらに3、4、6面で高得点を出して26点で勝利。

結果:スコット 26、自分 21、ぴーかん 19



アキバ Akiba
(プレイ時間 各5-10分)
Akiba20200926.JPG最近よく持ち込んでいる「アキバ」です。「アバロン」の正方形版といった趣ですが、ルールはかなり異なります。まずボールの数を比べるルールはありません。そして指が入るマス目があれば、どの自分のボールでも押せます。つまり押すボールの手前には空きマスがなければならないのです。また目的は中央の13個の中立の赤いボールのうち過半数の7個以上を落とすことです。さらにボールを落とすと連続手番なので、たいていは一度に難点もの大量得点が入り、ゲームが非常にスピーディーです。相手のボールも落とすことは可能ですが、全部を落とさない限り勝利には直接結びつきません。プレイ感覚はちょっと「フィボナッチ」っぽいかも。と、書いていたら今度は「フィボナッチ」が久しぶりに遊びたくなりました。

結果
1戦目:自分 勝利、スコット 敗北
2戦目:自分 勝利、ぴーかん 敗北



ミックスツアー Mixtour
数少ないアブストアクトゲームのSdJ候補作「ミックスツアー」です。移動先が移動距離を決めるというのが斬新なルールですが、やはりうまく綺麗に勝つ方法がなかなかわかりません。ぴーかんさんはうまくこちらが逃げられないように詰めてきて、2戦0勝2敗でした。次回は「フェンドー」かな? (写真撮り忘れ)

結果
1戦目:ぴーかん 勝利、自分 敗北
2戦目:ぴーかん 勝利、自分 敗北



リカーーーリング Recurrring
Recurrring20200926.JPG前回は「ネコのマーチ」や「ペアネコ」を気に入ってくれたみたいなので、今回は同作者の「リカーーーリング」を紹介しました。2ディール遊んで2回とも自分が手札をなくした上に勝ちました。久し振りに遊んだけど、やっぱり良いゲームですね。

結果(2ディール):自分 24、ぴーかん 14、土井 10、エサ 10



ヘックス Hex (ネスターゲームズデラックス版)
Hex20200926.JPG久し振りにエサさんと14x14のヘックスを遊びました。まずは通常のゲーム。エサさんは初手で鈍角の角に置いてきます。彼によればこれはかなりバランスが良いパイルール対策なのだとか。確かに5−6ヘックス先まで効いてくるので良い場所かもしれません。エサさんは非常に強く、負けてしまいました。

2&3戦目はパイルールの代わりにボードを長方形にして遊んでみるという実験をしました。エサさんが長辺(12)を、そして自分が短辺(11)を受け持ちます。その代わりにエサさんが先手でパイルールなしです。これを2回遊びましたが2回とも勝利。あとでキャメロンに聞いてみると、後手にもかかわらず短辺のプレイヤーは必勝法があるとのことです。なるほど。

結果
1戦目(14x14):エサ 勝利、自分 敗北
2戦目(12x11):自分 勝利、エサ 敗北
3戦目(12x11):自分 勝利、エサ 敗北



ツイクスト Twixt
Twixt20200926.JPG道化師さんが「ツイクスト」にカードを入れたバリエーションというバリアントの開発の手伝いをしているということで、3回遊びました。(なお、許可を得てこのレポートを書いています)。カードに自分、あるいは相手のピンからのつなげ方が示されており、その通りにしか打てないようになっています。つなげ方というのは「ケイマ」「大ケイマ」「2間」「コスミ」とかそういう感じです。また特殊カードで相手に自分のブリッジを壊されるというものがあります。

1戦目は基本ということでカードを1枚めくってその通りにプレイするという手札0枚で遊びました。なにしろケイマが強力で(確実にブリッジができるため)、桂馬を引いた数で勝敗が決まるのではないかと思うくらいで興醒めです。

2戦目は手札1枚とし、1枚めくって2枚から選択とします。なぜ最初から2枚にしないかというとブリッジを壊すというカードがあるためですが、このブリッジで壊されたところには二度とかけられないという妙なルールのために、どこだったのかを覚えておかなければならないのがルールとしてはすっきりしません。相手のブリッジを壊して自分のをかけられるところだけしか壊せないとするなどすれば、もっとすっきりするとおもいます。

3戦目は自分の提案で、強力過ぎる「ケイマ」と「ブリッジ壊す」のカードをすべて除外しました。手札は2枚で引いて出すでなく、出して引くというようにしたので本質的には2戦目と同じです。結論から言うと、このバージョンが一番楽しめました。「ケイマ」がないのでもどかしいのですが、いろいろなつなげ方を学ぶには、そしてゲームとしてもこれが一番良いと思います。

結果
1戦目:道化師 勝利、自分 敗北
2戦目:道化師 勝利、自分 敗北
3戦目:自分 勝利、道化師 敗北



クロキノール Crokinole
Crokinole20200916.JPG息抜きに、マーブルに常備してある「クロキノール」を2回遊びました。かなり久し振りですが、ボードの質が良く、ちゃんと滑ってくれて遊びやすかったです。初参加のあすまーさんと、そして久し振りに来てくれたしのだけさんとそれぞれ1戦ずつ楽しみました。「クロキノール」をやっていると「カラバンデ」とか「クラスク」とかそういったアクションゲームが遊びたくなってきますね。

結果
1戦目:自分 70、あすまー 55
2戦目:自分 75、しのだけ 0



ブレーキング アウェイ Breaking Away (ニューゲームズオーダー版)
(プレイ時間 110分)
BreakingAway20200926.JPGかなりアブストラクト色が強いと思われるレースゲームです。普段は4人で遊ぶことが多いので、5人は久し振りです。サイクリストの番号(ゼッケン番号)が見づらいのが欠点で、なにか良い方法はないものかと考えてしまいます。ファーストスプリントで無得点だったぴーかんさんがうまく力をためて後半に爆発。ファーストとセカンドの両方で1位を取ったスコットさんや、最終ゴールで1位を取った自分に対し、ぴーかんさんが僅差で勝利しました。熱い戦いですね。

結果:ぴーかん 38、スコット 36、自分 36、あすまー 29、しのだけ 17



ラオコーン Laocoon
(プレイ時間 各25分)
Laocoon20200926.JPGこの日が初プレイの「ラオコーン」です。しのだけさんに付き合ってもらって遊びました。4色のディスクが4色チェッカーボード状(ボールトのボードと同じ)に並べられます。つまり周囲8マスには同じ色がないわけです。お互いに2個のリングを移動させていき、手詰まりになったら負けです。

移動は8方向の隣接マスですが、相手のリングがある場所のディスクの色は相手の色となり、自分のリングを相手の色には動かせません。またディスクがない場所にも動かせません。移動後、リングがあった場所のディスクを取り(2枚なら1番上だけ)、それを相手プレイヤーに渡します。相手プレイヤーは渡されたディスクを1枚のディスクがあるマスの上に任意に選んでおきます。ただし同色同士は重ねられず、また2枚重ねが上限で3枚にはなりません。こうしてどんどんと移動場所がなくなるというわけです。

序盤から中盤は、どうしたら良いのかよくわかりませんが、だんだんとキープしておきたい色や、相手に特定の色の主導権を渡すタイミングなどがわかってきます。ニムっぽい感じもします。プレイ感はただひたすら辛いので、辛いゲームが好きならばお勧めです。

結果
1戦目:自分 勝利、しのだけ 敗北
2戦目:自分 勝利、しのだけ 敗北



来月は月末ハロウィーンの10月31日の予定です。

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