なかよし村とゲームの木 2020.04.04

Nakayoshimura20200404.JPG第1937回のなかよし村例会です。月の第1週なので赤桐さんのトランプ講座です。「カクタス」と「ディフェレンツラーヤス」という2つのゲームを遊びました。




カクタス Cactus
Cactus20200404.JPG「カクタス」は「ゴルフ」のバリエーションで、カナダのバンクーバーなどで遊ばれているそうです。裏向きに配られた4枚のうち、2枚をこっそり見ます。目的は、自分の前にあるカードの点数(A、2、・・・、10、J、Q、Kはそれぞれ1、2、・・・、10、10、10、0点)をできるだけ少なくすることです。手番には山札か捨て札の一番上を取って、自分の裏向きのカードのどれかと見ずに交換します。山札から取った時だけはそれをそのまま捨てても良いです。捨てたカードにより、自分のカードを1枚見る(6−8)、他のプレイヤーのカードを1枚見る(9−J)、自分と他のプレイヤーのカードを交換する(Q)という特殊能力があります。また捨てたカードの同位札があれば先着1枚だけ捨てられます。

こうして誰かが「カクタス」と宣言したらあと1周で終了。宣言したプレイヤーの点数が最小なら0点、そうでなければ宣言したプレイヤー以下のプレイヤーは全て0点で、宣言したプレイヤーがペナルティとして10点が加算されます。

問題点は「カクタス」宣言のあとにQの能力によってカードを変えられてしまうケースが非常に多いことです。なのでQが全て使われたのを見越してから「カクタス」を宣言するか、あるいはどんどんカードを減らして0枚にして宣言する以外にはあまり宣言するのが得策とは思えません。

特殊カードのルール、そして早い者勝ちで同位札を捨てられるルールなどは「オメルタ」を彷彿とさせます。さすがに「オメルタ」の方が洗練されていますが、「オメルタ」は特殊カードが少々多いので、この「カクタス」も悪くないです。5人で6ディール遊び、3ディールを0点に抑えて勝利。やはり「カクタス」を宣言した時が最大失点でした。また遊んでみたいと思わせます。

結果:自分 48、やっちゃん 65、草場 71、ぶうりん 87、O島 108



ディフェレンツラー ヤス Differenzler Jass
DifferenzlerJass20200404-1.JPGスイスで遊ばれている「ヤス」の一種だそうです。「ヤス」というとオランダのゲームという印象ですが、スイスの「ヤス」は10が弱いのが特徴です。ランクはA、K、Q、J、10、9・・・6で、点数は、それぞれ11、4、3、2、10、0・・・0点です。ただし切り札はJ、9がAより強く、点数も20、14点と高いです。またラストトリックは5点なので1ディールでの合計は157点です。プレイ自体は通常のマストフォローのオーソドックスなトリックテイクです。

おもしろいのは、ひとりずつ取れる点数を宣言していくことです。そして、ディールが終了したら、実際に獲得した点数との差分が失点になります。ちょうどぴったりだったら、失点の代わりに10点の得点というバリアントがあり、これを採用しました。

DifferenzlerJass20200404-2.JPGちょうどピッタシは至難の技ですが、ある程度考えて29点宣言で29点を取った時は嬉しかったです。写真のように、2トリック6枚を取って29点です。さすがにこんなに細かい点数のシステムで絶対値が失点というのは厳しい!

結果:大堀 −39、自分 −62、赤桐 −105

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