土嚢の会 2020.01.11

Donounokai20200111.JPG土嚢の会を初めて喫茶マーブルで開催しました。合計12人参加。今回は、「ヤバラス」、「ヘックス」、「ミュルスガリカス」に続き「香港」トーナメントを行いました。やはり一つのゲームを集中的にやると、みんな一気に上達したり面白いプレイが見られたりするので、2、3回に1回はこういうトーナメントをやっていきたいものです。




香港 Hong Kong
(プレイ時間 各15−25分)
HongKong20200111-1.JPG今回はファンも多い「香港」のトーナメントです。個人的にも「香港」はクニツィアのアブストラクトゲームのなかでもかなり好きな部類です。これまで同様に、参加は自由。他のゲームをやる合間に自由に遊んで結果を用紙に書いて最後に集計するという方式です。同じプレイヤーとは先手と後手で最高2戦まで(1戦でもよい)、最低でも3人の相手と戦えばエントリー資格があるという基準にしたのですが、どうも3人の相手と対戦するという基準を満たすプレイヤーが少なかったのは残念です。しかし、やはりトーナメントだと色々と面白い局面が見られて楽しめました。

HongKong20200111-2.JPG自分は、まず最初にスコットさんと対戦した後、「パンタレイ」の前に2戦、あとに5戦と計8戦を戦いました。傾向としては先手が勝利することが多く、若干先手有利だと思われます。しかし道化師さんと自分の対戦のように、双方とも後手が勝っている場合もあるので一概には言えないかもしれません(先手は中央に置けないのですが、もっとちゃんとしたパイルールが必要かもしれませんね)。またボード25マスが全て埋まって終わるケースが多く、これはこれまでの自分の「香港」のプレイ経験に対する印象とは異なりました。

最終的には自分が75%の勝率で優勝でした。よって香港の大ファンでもある、2位の道化師さんに賞品「香港」が渡されました。おめでとうございます。

個人結果(6勝2敗)
1戦目:自分 13、スコット* 12
2戦目:じゅんこ* 13、自分 12
3戦目:自分* 15、じゅんこ 10
4戦目:自分* 14、サチコ 11
5戦目:自分* 14、naki 11
6戦目:自分 13、naki* 10
7戦目:自分 14、道化師* 11
8戦目:道化師 12、自分* 11

大会結果(参加者11名のうち、対戦相手が3名位用のプレイヤーのみ対象)
1位:自分 6勝2敗(75%)
2位:道化師 10勝5敗(67%)
3位:スコット 1勝3敗(25%)

おまけ:対戦相手が2名以下のプレイヤーの上位3名
1位:亀子 3勝1敗(75%)
2位:じゅんこ 2勝1敗(67%)
3位:佐藤 2勝2敗(50%)



ペントアップ Pent-Up
(プレイ時間 20分)
Pent-Up20200111.JPGあまりアブストラクトは遊んだことがないというじゅんこさんに「ペントアップ」を教えながら遊びました。ルールは簡単なのですが、こういう図形のゲームは得意不得意があるみたいで、じゅんこさんはどうも苦手だったようです。最初は「ヤバラス」のほうが良かったかな。

結果:自分(黒) 勝利、じゅんこ(白) 敗北



フェニックス Fenix
(プレイ時間 35分)
Fenix20200111.JPG7x8、あるいは9x9のボードで遊ぶゲームで、自分のコマ同士が重なるようにできています。3段のキング1つ、2段のジェネラル3つ、残りは1段のソルジャーで、それぞれ動きが異なります。キングはチェスや将棋のキング(王将)と同じ、ジェネラルはルーク(飛車)と同じ、ソルジャーは1歩だけ進めるルーク(飛車)、つまり前後左右に1歩しか進めません。相手を取るときはジャンプして取りますが、ジェネラルだけは長距離ジャンプが可能です。そしてチェッカーのように連続して相手のコマを取れるのでジェネラルのコマを取る動きはインターナショナルチェッカーのキングと同じであり、非常に強力です。相手のコマを取るのは強制で、さらにコマ数が多い方(キング=3、ジェネラル=2と数える)を取らなければなりません。相手にキングやジェネラルが取られた直後に限り、再生が可能です。

ルールが少々曖昧で、再生と相手のコマの捕獲のどちらが優先なのか、あるいは選択できるのかが大切なのによくわかりません。それを除いても、なかなかダイナミックなゲームですが、この面白さはインターナショナルチェッカーとよく似ています。道化師さんは相当気に入ってくれたようで、良かったです。

結果:道化師* 勝利、自分 敗北



パンタレイ Pantarei
(プレイ時間 各10−15分)
Pantarei20200111.JPGエッセンで購入した中で一番怪しいゲームです。なんといってもブースのスタッフが、これは全部見本だからといって、売りたがらないのです。それを無理やり頼んで購入した唯一のゲームです。昔、ジャクタリアから出版されていた「ホキト」に少し似ています。タイルは1−3の数字が書かれており、自分のコマをその数字だけ左右どちらかに動かします。どんどんコマが重なっていき、7段を作ったほうが勝ちです。「ホキト」と異なり、コマはスタックの上から1−2個しか動かせません。「27」などにも似たプレイ感覚です。

結果
1戦目:自分 勝利、スコット 敗北
2戦目:自分 勝利、スコット 敗北



ピラミッド Pyramido (通常盤)
Pyramido20200111.JPG道化師さんと「ピラミッド」を遊びました。慣れないとすぐに手詰まりになってしまうので、ゲーム前半は手詰まりにならない注意が必要です。そういう意味ではあまり初心者向けではないゲームなのかもしれません。

結果
1戦目:自分 勝利、道化師 敗北
2戦目:自分 勝利、道化師 敗北



アップタウン Uptown
(プレイ時間 10分)
Uptown20200111.JPGネスターゲームズの新作です。3Dのテトロミノ(立方体4個からなる形)を8種類使っています。双方がこれら8つを持ち、1つずつボードにおいて、7つの列で上から見えるマジョリティーを競います。置く制限はボードに必ず接していることで、これによって全てが置けなくなることがあります。実験的なゲームだと言えます。1点差(1列差)でkobaさんに勝利。

結果:自分(灰色) 4、koba(赤) 3



マイアック Maiak
(プレイ時間 10分)
Maiak20200111.JPG前回、好評を博したものの自分はプレイ機会がなかった「マイアック」をトミーさんと遊びました。エッセンで遊んだ以来2回目です。マス目の色によって動くときに自分のコマをコストとして支払うというのが斬新なゲームです。慣れてきたら、ボードの初期配置を変えても良いかも知れませんね。

結果:自分 勝利、トミー 敗北



Lunch20200111.JPGこれで、2020年の新春土嚢の回は終わりです。マーブルでは正月らしくお雑煮を食べることができました。マーブルのお雑煮は実家のものと似ていて美味しかったです。

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