ディアシュピール 2016.11.16

ヘックメック ミニ Regenwowrmen Pocket-Editie/ Heckmeck: Das Kultspiel
(プレイ時間 25分)
Heckmeck20161116.JPG今年のエッセンやケルンのゲームショップで見かけた「ヘックメックミニ(缶入り)」のオランダ版です。小さいのですがちゃんと遊べます。まさのぶさんが途中で何と38!(写真)を出して36のタイルを獲得。36を取ったのは初めて見ました。ところがその後のバーストで36タイルを失い、こちらは堅実にどんどんタイルを取って最後は2点差で勝利! なかなか白熱した戦いでした。

結果:自分 12、まさのぶ 10



インディゴ Indigo
(プレイ時間 30分)
Indigo20161116.JPG続けて、まさのぶさんが遊んだことがないという「インディゴ」です。なんだかディアシュピールに来るたびにインディゴ2人プレイをしている気がしますが、インディゴは2人で手札2枚が一番戦略的で面白いですね。タイルは5種類でそれぞれが14枚か6枚なので、あらかじめきっちり二等分して個人デッキにして遊んでみたいです。昔考えた「チョコレート Scho K.O.」のバリアントと同じやり方です。

結果:自分 8、まさのぶ 1



バラクーダ Barracuda
(説明 15分 プレイ時間 各35-40分)
Barracuda20161116.JPGここからはシミーズさん、キノさん、折口さんと4人です。まずはこの日の目的であるシミーズさん一押し(なのか?)の「バラクーダ」です。「クーハンデル」のような不思議なゲームですが、かなり個人攻撃色の強いゲームです。シミーズさんが言うにはルールが分かりづらく曖昧だということで、とりあえずこれだろうというルールで遊びました。

ボードは10枚の酒場(バー)で構成され、これらに5つマーカーを置けば勝利です。バーによってはマーカーは合計1つ(所有者)だけだったり2つ(所有者とパートナー)まで置けたりします。これらをめぐって交渉をするわけですが、基本的にすべてのやり取りは紙幣を裏向きにして渡すというのが最大の特徴です。

手番では、バーを開く、バーの乗っ取りを仕掛ける、バーのパートナーになる、バーを競りに出す、という選択肢があり、乗っ取りやパートナーでは所有者に対して紙幣を裏向きで提示するのです。バーは持っているだけで毎手番コストがかかり、あっという間に破産する仕掛けになっています。そのあいだにどれだけ多くのバーを持つようにするかというのが緊張を高めるのです。1戦目は序盤でお金を貯めて、終盤でうまくバーを増やして勝利。2戦目は逆に序盤で早期決着で終わらせようと頑張りすぎて失敗し、破産寸前でした。

結果
1戦目:自分(勝利)
2戦目:キノ(勝利)



キングドミノ Kingdomino
(プレイ時間 各15-25分)
Kingdomino20161116.JPGブルーオレンジ・ヨーロッパからのカタラの新作です。ドミノ(正方形を2枚並べた1x2のタイル)には色々な地形が描かれており、いくつかには王冠が描かれています。これらを自分の箱庭に上手くつなげていき、最終的にはそれぞれの地形でつながっているマス目数掛ける王冠の数が得点になります。なお、箱庭は5x5に収めなければならず、捨てざるをえないこともあります。自分の箱庭は1x1から始めて、得られるドミノは12枚なので、うまく敷き詰めればちょうど5x5なのです。捨てずに5x5を完成させたり、5x5の中央が自分のスタートの1x1になっているとボーナスがつきます。

タイルはドラフト式ですが、あまり良くないタイル(裏に数字が書いてあり、小さい順に並べる)を取ったプレイヤーから次のタイルが選べます。次を選んでから、前回選んだタイルを並べるというタイムラグがあるので、多少は戦略的になっています。どうも自分はこのゲームが下手なようで、ボーナスは全く得られずに惨敗でした。

結果
1戦目:シミーズ 56、折口 44、自分 35、キノ 34
2戦目:シミーズ 64、キノ 54、折口 49、自分 40



X ニムト! X nimmt!
(プレイ時間 各10-15分)
Xnimmt20161116.JPG「6ニムト」を元祖とするニムトシリーズの最新作です。「6ニムト」以外はどれも今ひとつだと思っていましたが、この「Xニムト」はなかなかよくできていると思います。場には3列あり、それぞれ3、4、5枚でバーストする3ニムト、4ニムト、5ニムトなのですが、バーストして引き取ったカードのうち1枚を除いて手札に戻します。除いたカードは自分の前のXニムトの列に置きます。ここには何枚でも置いて良いのですが、昇順にならないとただちにバーストで、脇に避けなければなりません。誰かの手札が無くなったら終了で、手札の残りは通常どおり牛の数、Xニムトでバーストして脇に避けたものは牛の2倍です。Xニムトの列自体には失点はないところが面白いです。

場札がまた手札になったりと巡回していくのが新しい感覚で面白いです。6ニムトは場に最大20枚置けますが、Xニムトは最大9枚しか置けず、倍以上の速度でバーストが起こるのです。何度か遊んでみたいゲームです。

結果
1戦目:自分 3、シミーズ 4、キノ 8、折口 20
2戦目:キノ 0、シミーズ 6、折口 7、自分 12

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