ウォルドーフゲーム会 2010.08.13

毎月第2金曜日の夜に行われていたウォルドーフゲーム会も主催のピートがピッツバーグに引っ越すことになったので、今月でひとまず最後です。このあとは、ウォルドーフ近辺に住む有志のメンバーがメーリングリストを引き継いで続けていくことになるかもしれません。まだ具体的には何も決まっていません。そんなこともあって、普段より多くの人が集まりました。到着すると、すでに2つのテーブルではゲームが遊ばれています。3つ目のテーブルでは丁度、ダブルオアナッシングが始まるというので、それに混ぜてもらうことにしました。



ダブル オア ナッシング Double or Nothing
(プレイ時間 10分)
ピート所有のウーバープレイ版。ここウォルドーフではかなり人気があるゲームでしょっちゅうプレイされています。この日も合計で3回も遊んでしまいましたが、これはその1回目。エデンと自分が1位2位を争っていましたが僅差で勝利。バーストする確率を知っておくのは大切です。

結果:自分 69、エデン 64、マギー 43、ケリー 40



クク Cucco (カンビオ Cambio)
このあと、先月に非常に人気だったククカードを使ったカンビオを5人から10人くらいの様々な人数で3ゲーム遊びました。すべて持ち点10とし、誰かが破産したら終了です。2-3ラウンドで終わるのは良いのですが、ラウンドで勝たないと勝ち目はありません。まあポーカーのように、のんびりと時間をかけて遊ぶ方が面白いかもしれません。ピートはククのデッキを欲しがっていたので、餞別としてプレゼントすることにしました。



間違いゲーム The Wrong Game
TheWrongGame.jpgどこかで安売りをしていたらしいパーティゲームで、その名も The Wrong Game(間違いゲーム)。質問カードがあって時間内に出来るだけ答えていくというだけのものですが、間違えた答えを言わなければなりません。でも無関係なものを言ってはいけません。例えば「落ち葉の落ちる季節は?」と言われたら「春」とか答えれば得点ですが「くじら」とか言ってはだめです。その辺りのボーダーラインが曖昧なのと、なんといっても簡単すぎるというのが欠点ですね。これはさすがにパーティーゲームとしても成り立っているのかどうか。間違えた答えを言うのって簡単だと思います。写真はきちんと間違えるともらえる得点チップ。



チグリス ユーフラテス Euphrat & Tigris
(プレイ時間 65分)
Tigris%26Euphrates20100813.jpgケビン持参のメイフェア初版のチグリスユーフラテス。WBCでプレイしたばかりですが、チグユーにノーとは言えません。メンバーはケビン一家3人(ケビンと彼の息子2人)と自分。割とゲーム慣れしているブランドンとライアンですが、父親のケビンには敵わないようです。途中まではかっていたと思うのですが、あっさりとケビンに戦争を仕掛けられ、そこからは機会をうかがうも隙のないケビンには太刀打ちできませんでした。4人チグユーは難しいですね。

結果:ケビン 6-7-7-7、ブランドン 5-6-9-9、自分 5-6-8-12、ライアン 3-3-6-10



ビジネス Business
(プレイ時間 各15-20分)
Business20100813.jpgゲームリンク第4号の付録で、以前はシュピールボックスから出ていたことがあります。ゲームリンクは1、2、4号を持っているのですが、1、2号のゲームは言語依存が高いのでプレイする機会がなかなか持てそうにありません。その分、4号のクニツィア3ゲームは言語依存がないのでちょくちょく遊べそうです。シュピールボックス版ではコマが付いてこずに、各自20個のコマを用意するというルールでしたが、コンポーネント数を減らすためにコマは11個。5、4、3、2が各1個と1が5個、それにバリアントのブラフの0が1個です。今回はバリアントのブラフの0は使わず、オープンで遊びましたが、20個で遊ぶのと実質変わりはなかったので安心しました。

各エリアには1度しかおけないので最高でも7手番しかありません。これが結構きついところで、様子を見るために少し置いて、後で追加、という訳にはいかないのです。ここがフリント船長と決定的に違い面白い部分でもあります。前回シュピールボックス版を遊んだときに、このルールを見落としていたので、今回が初めて正式なルールで遊ぶことになります(前回のレポートは訂正しておきました)。

結果
1ゲーム目(15分):エリックC 30、自分 19、ケビン 16
2ゲーム目(20分):エリックC 21、エリックK 20、自分 20、ケビン 17



シュートアウト Shoot Out
(プレイ時間 10分)
続けて同じくゲームリンク第4号の付録からシュートアウトです。手軽なので結構気に入っています。手番では自分のガンマンを前進させるか相手を攻撃するかというシンプルさですが、前進すればするほど命中率は上がります。命中すれば相手は3歩下がり、続けて手番となるのも良いルール。また各ラウンドは2-7点で過半数の14点を取れば勝ちなのですが、あまり攻撃ばかりしていると弾切れで負けてしまうのです。このあたりがシビアな作りで、そのラウンドの点数に応じて、どれだけつぎ込むかを考えなければなりません。ルークとのデュエルで勝利。このあとも何度か他のテーブルでもプレイされていました。

結果:自分 14、ルーク7



ダブル オア ナッシング Double or Nothing
(プレイ時間 各10分)
ウォルドーフに自分を誘ってくれたマイクHが最後なので珍しく来ています。あまり時間がないようなのですが、なにか軽めのものを遊ぼうというと「ダブルオアナッシング」がやりたいとのこと。2度続けて遊んでしまったので、今日は合計3回も遊んだことになります。遊べば遊ぶほどこのゲームの良さが分かりますね。「ボーナスカードが出ていないときはバーストしない確率は70%くらいだよ」というと驚いてました。このあたりの確率の基礎が分かっていないと楽しめないかもしれません。それにしても、このゲーム、どうしてもっと評価されないんだろう。

結果
1ゲーム目:自分 61、エリックC 45、マイクH 36、マイケル 33、ピート 29
2ゲーム目:マイクH 72、ピート 72、エリックC 55、マイケル 47、自分 43



賭博英雄伝セブン Casino: Seventh Heaven
(駆け引きコース1 プレイ時間 75分)
GambleSeventhHeaven20100813.jpg先月大好評だったカワサキさん作のギャンブルアソロジー。7ゲーム連続は時間的にきついので、3ゲームのコースを遊ぶことにしました。選んだのは「駆け引きコース1」です。前回好評だったビットイーンベットとマインドルーレットが入っており、さらに未プレイのスリーセブンもあるので楽しみです。原点は50点。途中での借金は50借りて75返すという高利なので出来れば避けたいところ。5人のギャンブラーのうち、最後に勝つのは誰だ!?

ビットイーンベット Between Bet
(プレイ時間 15分)
ビッドできる値の上限と下限を予測し、その間でぎりぎり上限に賭けることを目指すゲーム。7枚のうち最高値と最低値を除いた5枚から2枚ずつで上限と下限を決めるのですが、0や00が混じると、これらのカードも取り除く上に3枚ずつで上限と下限を決めるので一気に範囲が狭くなります。今回は、なんと0と00が両方入って0、00、1、2、4、4、5というカードのときがありました。0、00に加え、最高値の5、最低値の1の計4枚を取り除くので上限も下限も全く同じ値(2+4+4=8)、つまりぴったり8賭けてなければならないという恐ろしいことが起こり、非常に盛り上がりました。このときに儲けたと思われるマイケルが96点でトップ、自分は最下位で40点です。

中間結果:マイケル 96(+46)、エリックK 85(+35)、ピート 74(+24)、エリックC 42(-8)、自分 40(-10)
(括弧内はこのギャンブルの結果)



マインドルーレット Mind Roulette
(プレイ時間 35分)
前回ひとつルールを忘れており、ディーラーが0/00のどちらかと同数字3枚を出して終わらせたときには、残った供託金が倍になって戻ってくるのです。供託金のために50点必要なので、前回50点を下回ってしまったエリックCと自分は、ディラーが回ってくるまでになんとか手持ちを50点に増やそうと躍起になります。今回は、かなりディーラーの数字を当てることができ、無事に供託金を捻出。終わってみれば25点も稼いで総合で3位に浮上しました。エリックCは供託金の準備ができずに借金。借りるのは50ですが、返すのは利子が25ついて75で返さなければなりません。恐ろしい。

中間結果:マイケル 101(+5)、エリックK 95(+10)、自分 65(+25)、ピート 61(-13)、エリックC 37X=-38(-80)
(Xは借金、返済は75なので-75として扱う)



スリーセブン Three Sevens
(プレイ時間 25分)
5枚の手札から始めて、7を3枚以上多く集めたプレイヤーが勝つゲーム。毎回ポーカーのようにレイズ/コール/フォールド/オールインというビッドをしていき、そのあとカード補充となるのですが、この補充方法が面白い。各自手札から1枚を同時にビッドしてオープン。他のプレイヤーと出した数値が重ならなければ、その数値枚数だけ補充できるのです!多く補充したいから5や6を出したいけどバッティングすると逆に1枚失うことになります。7が3枚以上あることを宣言するのはビッドの後。もし2人以上が宣言したらより多く7を持っているプレイヤーがポットを総取りします。

7が3枚そろっているにも関わらず、欲を出してそのままドローとビッドを続けポットを増やします。7が4枚になったところでスリーセブン宣言。これが功を奏して大勝ちすることが出来ました。最終得点は1点差で勝利。また遊びたくなるギャンブルです。

最終結果:自分 122(+57)、エリックK 121(+26)、マイケル 77(-24)、ピート 58(-3)、エリックC 15X=-60(-22)



これでひとまずウォルドーフゲーム会は終わりです。来月からは主催者を変えて集まるということになるかもしれませんし、いまのところは不透明です。どうにかして続いてほしいものですが、ゲーム会の運営というのも難しいものですね。

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