友人宅ゲーム会 2009.12.24

クリスマスイブに友人アーロンの家でゲーム会です。とは言ってもなんとか時間をつくった僕とアンチュマン、それにホストのアーロンと奥さんのユーエーの4人。ユーエーは中国人なので、電力会社の中国マップやシャハトのチャイナを遊びました。



コルドバ Cordoba
(プレイ時間 10分)
Cordoba.jpg「古代ローマの新しいゲーム」の1つ、ローマ七丘のリメイクです。無料配布ゲームですが、スペインのコルドバでしか扱っていません。以前DCゲーマーズのメンバーだったダニエル(ドスデマヨの作者)に頼んで取り置きしてもらい、エッセンで再開した時に渡してもらいました。イラストが綺麗です。

ローマ七丘とはカード枚数や手札枚数が異なりますが、クブラズ ギャンボル Kubla's gambol としてリメイクされた時のルールと同じです。各プレイヤー10枚(1-10)で手札は1枚。点数タイルでのタイブレークはすべて先手プレイヤー。また同点のタイブレークは1点タイルを取ったプレイヤーです。バリアントとして手札3枚、手札10枚、点数タイルを1-2枚減らす(1点と2点のもの)が書かれているところも同じです。

結果:自分 14(タイブレーカー勝利)、アーロン 14



電力会社 新版 Funkenschlag中国マップ Erweiterung China
(プレイ時間 3時間30分)
FunkenschlagChina.jpg電力会社は様々なマップが出ており、その地域に見合った味付けがされています。中国マップでは中国の計画経済を再現するべく、発電所は05から30までは数字順に市場に登場します。また将来のマーケットは無く、常にプレイヤー人数マイナス1しかないので、毎ラウンド誰かは発電所を買えないことになります(第1ラウンドを除く)。

ホストのアーロンの希望で持参。アーロンの奥さんのユーエーは中国人なので、折角だからと中国マップで遊びました。かなり久し振りのプレイ。中国の計画経済ルールはそれほどきついとは思いませんでした。あまり普通のと変わらない感じはします。

結果:自分 17、アーロン 16、アンチュマン 14、ユーエー 14



チャイナ China
(プレイ時間 各35-40分)
China122409.jpgチャイナはシャハトの代表作である王と枢機卿のリメイクです。王と枢機卿ではコマは「修道院」と「枢機卿」でしたが、チャイナでは「家」と「公使」です。違いは以下の通り。

ボード:王と枢機卿はヨーロッパなのに対し、チャイナは文字通り中国。王と枢機卿では隣接国が遠く海で繋がっていたり、山で遮られたりと最初はわかりずらく、また隣接国数もフランスの5、イタリアの4以外はすべて3でした。チャイナでは隣接国数は4、3、2で公使は地図上では枢機卿より得点が難しくなっています。また、万里の長城がスコアリングトラックになっています。

カード:55枚(王と枢機卿)、57枚(チャイナ)。
王と枢機卿では対応するエリアの修道院数プラス1枚のカードがありわかりやすかったのですが、チャイナでは法則性は無いようです。

ドラフトする公開カード:王と枢機卿は2枚、チャイナは4枚です。これが一番賛否両論ある部分だと思います。個人的には2枚で十分だと思います。カードの巡り合わせの中で戦って行くのが面白いので。

決算の回数:王と枢機卿は2回、チャイナは1回です(ルール上はエリアが埋まると決算する)。つまり、修道院に当たる家は1回しか決算されません。これによって、家の公使に対する価値は相対的に下がったと思います(先に述べた、公使の地図上の制約を考えても)。家の価値を補うために要塞のルールがあります。これは王と枢機卿の拡張のヴァチカンと似ていますが、やはり違いもあります。

ヴァチカン:各コラム1つまでと制限がある。コラムにより、該当するエリアの修道院による点数が2倍になるか、または、該当するエリアの枢機卿による点数が2倍になる。

要塞:家の下に配置。総計5個。要塞があるエリアの家と街道の点数が両方とも2倍になる。強力で、かなり使いどころがある。

あまり評判の良くないチャイナですが、マップは分かり易く、また要塞のルールも面白いと思いました。ボードやカードのデザイン、そして総合的な雰囲気は王と枢機卿の方が好みです。でもたまにはチャイナも悪くないです。

結果
1戦目:自分 50、アーロン 46、ユーエー 35
2戦目:自分 52、アーロン 44、ユーエー 42



サムライ Samurai
(プレイ時間 各30分)
SamuraiAkita.jpgここでアンチュマンを待つまでにアーロンと2人でサムライ。このゲームは2人でもとても面白い名作です。というより、2人がベストなんじゃないかと最近思うようになってきました。つい先日、ボードゲームギークで適正人数に関するギークリストを見つけたのですが(ここ)、サムライは2人を適正と考える人が多数派なのです。

サムライはやればやるほど奥の深さが分かるゲームです。以前は単純なタクティカルゲームだと思っていましたが、2人だと最初の仏像、兜、田んぼの配置から既に重要です。2勝負ともに負けてしまいました。悔しい!!

結果(括弧無いは仏像、兜、田の順)
1戦目:アーロン 5 (5*-2-3)、自分 3 (1-2-4*)
2戦目:アーロン 6 (3-3*-3)、自分 5 (3-2-4*)



チグリスユーフラテス 新版 (メイフェア新版)Euphrat & Tigris
(プレイ時間 1時間40分)
ETMayfairNew.jpg最後は3人でチグリスユーフラテスです。メイフェア版の新版をプレイするのは初めて。以前のメイフェア版よりもボードのグラフィックの雰囲気が良いです。もちろんマップは両面で、ペガサス版には付いて来ないジッグラトモニュメントも付いてきます。

折角なので新マップに文明の建物とジッグラトモニュメントも入れたフルコースでのプレイ。早期にモニュメントを建て、序盤は絶好調。しかし、中盤にジッグラトを建てるタイミングを誤り、すぐに乗っ取られてしまいます。その後も後手後手にまわってしまい、全体的に外部戦闘力が弱く一気に沈みました。結果をみれば他の2人の最低点は自分の最高点より高いという始末。ここまで大敗したのはさすがに悔しいです。

結果:アンチュマン 22-23-24-27、アーロン 19-19-23-25、自分 10-10-13-17

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