ウォルドーフゲーム会 2009.03.13

ウォルドーフゲーム会は、毎月第2金曜の夜7時からだいたい12時くらいまで開かれます。今年は3月になって漸く参加する事が出来ました。アンチュマンとカープールをし、7時半頃到着。遊び倒して気がついたら朝の5時。こんなに長くいたのは初めてかもしれません。



モダンアート(ブラジル版) Modern Art
(説明 20分 プレイ時間 1時間20分)
ModernArtBrazilianCards.jpgかなり前に購入したグラフィックが綺麗なブラジル版を初プレイ。これらの絵はマイク・ドイルによるもので、彼は色々なゲームのアートを手がけています(ホームページはこちら)。個人的にはHIG版のアートはいかにもチープな現代美術と言う感じがして好きなのですが、マイク・ドイルは5人分の画家の絵を描き分けており、夕日の絵専門の画家の絵などなかなかです。競りの種類はシンボルでなくポルトガル語の頭文字でしたが、Aはonce Around(一周の競り)、Fはin the Fist(拳に握る)、UはUnordered(順番の無い、つまりリアルタイムの競り)DはDouble(ダブル)と適当に英語に当てはめて説明しました。

コンポーネントは工夫が見られるのですが問題点も多いです。まずカードは非常にシャッフルがしずらく、配る時にはデッキから一枚一枚剥がすような感じで大変。使い込めばシャッフルやディールがやりやすくなるのかもしれません。

ModernArtBrazilianBoard.jpgコインは額面が1、5、10、20、30、50、100となっており、特に10、20、30は絵の売却と同じなので使いやすいと思います。ただ、すべて同じ大きさで片面印刷なので表にしないと額面が分からないのはプレイアビリティーを低くしています。

スクリーン(衝立)は色々な美術館の形をしており、凝っています。少々小さめで倒れやすく、また下に隙間が出来てしまうのはちょっと頂けません。

まずはモダンアートだ、と決めたこの日ですが、ケイディはブラジル版の絵柄が気に入ったようです。また普段ゲームをプレイしないというボブも楽しんでくれたようで、このゲームは次世代のファミリーゲームになりうるのでは?と期待してしまいます。アンチュマンが売買両方で適度に儲けて勝利。

結果:アンチュマン 489、エリックK 423、自分 392、ボブ 360、ケイディ 311



サムズテン Sums Ten (テンプラス Tenplus より)
(説明 5分 プレイ時間 10-20分)
TenplusSamsTen.jpgカワサキファクトリーから出ている3つのゲームが一つになったお得なパッケージ。すべて10に関する事からテンプラスと言う名前だと思われます。そのなかから、以前プレイした事があるサムズテンをプレイ。

ボード上にタイルをランダムに配置してスタート。自分のコマは飛車(チェスのルーク)のように上下左右に何マスでも進めますが相手を飛び越す事は出来ません。唯一の例外は相手のコマがすぐ隣の時。この時に限り相手のコマを挟んだ反対側に動かす事が出来ます。どちらにせよ、必ずタイルのある場所に動かさなければならず、動かした先のタイルを取って自分の前に並べていきます。タイルは3色で1~5。単色で合計が丁度10になるように取ると枚数分得点となりますが10を越えてはいけません。これをうまく利用して、相手を追いつめていくのが基本です。どんどん動ける場所が少なくなっていくので、デュボンのようにゲームが収束していきます。中盤だと思っていたらもう終盤?という感じが小気味よいです。2戦2敗。

結果
1ゲーム目:アンチュマン 11、自分 7
2ゲーム目:アンチュマン 11、自分 7



プエルトリコ Puerto Rico
(プレイ時間 1時間30分)
PuertoRicoKevinCorn.jpgケビンとゲームをするのは久し振りなので、それではプエルトリコにしよう、という流れになりました。ケビンとルークは大量出荷で責めてきます。特にケビンはハシエンダを使ってとうもろこしのプランテーション6枚というもの凄さ。対する僕とアンチュマンは建築で責めていきます。勝利点チップが無くなって終了。集計すると、なんとゲビン、ルーク、僕の3人が40点で同点。タイブレークは残りのお金と品物の数の合計で、ケビンは12ルークと僕は5。よってケビンが僅差で勝利となりました。こんな接戦は久し振りかも。長年、ボードゲームギークの王座にあったプエルトリコ。いつかは1位に返り咲いて欲しいものです。

結果(括弧内は、勝利点チップ+建物+建物のボーナス)
ケビン 40(32+8+0)、ルーク 40(33+7+0)、自分 40(21+14+5)、アンチュマン 37(14+17+6)



ペンギン Penguin
(プレイ時間 15分)
Penguin.jpgファンタジーフライトが子供向けに出していると思われるゲーム。4色9匹ずつある36匹のペンギンをプレイヤー間で等分します(5人のときは余ったペンギン1匹はあらかじめテーブルにおいておきます)。配られたペンギンは衝立に隠し、相手から見えないようにします。手番には自分のペンギンを1匹場にプレイするだけ。最終的には8段のペンギンピラミッド(アイスバーク)を作るのですが、2段目以上に置くときは下のどちらか1つのペンギンと同色でなければなりません。なるべく自分の持っていない色を潰すように置いていきます。ちょっとした思考ゲームの感覚で悪くないと思うのですが、なにぶんペンギンのコマを重ねるのが面倒です。次回はカード版のペンギンパーティーで遊んでみたいと思います。

結果:アンチュマン(勝利)、自分 -1、ルーク -1



レーベンヘルツ 旧版 Löwenherz
(プレイ時間1時間10分)
LoewenhertzBoard.jpgアンチュマンが最近遊んで非常に気に入ったと言うゲーム。僕もかなり昔に一度遊んだきりで面白かったのですがなぜか2回目はありませんでした。これは折角の機会だと思い今回ウォルドーフに持ち込みました。一度だけ遊んだときも今回も3人プレイで、基本ルールです。つまり初めから柵に囲まれた領地を持っています。3つあるアクションのうちどれかを選ぶのですが、同じものを選ぶと交渉、または対決となります。3人だと手番プレイヤーはアクションを2つ選んでかならずバッティングするように調整されています。非常にやりがいのある陣取りゲームで楽しめました。後日4人で発展ルールでプレイしたので、そのときに細かいレビューをしたいと思います。

結果:自分 59、ルーク 40、アンチュマン 26



スノーテイル(雪国物語) Snow Tails
(説明 5分 プレイ時間 1時間40分)
SnowTailsBoard.jpg最後にもう一つ何か短時間のゲームということでエリックKが出してきたのが、犬ぞりのレースゲーム、スノーテイルです。各自犬ぞりのボードを自分の前に置きます。ボードには3カ所カードをプレイできるところがあります。前の2枚が犬を表し、後ろの1枚はブレーキです。前の2枚マイナス後ろの1枚が前進移動力になります。

SnowTailSlead.jpg面白いのはレーンチェンジの仕方で、前2枚の数値の差だけレーンを変更しなければなりません。これを調整するのが難しいこと!さらに、前の2枚が同数値だと、犬の歩調が合っていると言うことで、現在順位により余計に進む事が出来ます。なかなかよく出来ているのですが、何せ操るのが大変。30分くらいで終わるだろうと思っていましたが、1時間40分もかかってしまいました。アイディアは面白いと思うので又遊んでみたいです。

結果:エリックCとアンチュマン(勝利)、ルーク、エリックK、自分

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