DCゲーマーズ 2009.02.21

先週に引き続きDCゲーマーズです。自宅でやるのは本当に久し振り。DCゲーマーズのメンバー以外に、以前オフィスメイトだった友人のフォーレストが来てくれました。ゲームで繋がる友人の輪も良いものです。

参加者(到着順):サイモン、ショーン、ジェイソンC、フォーレスト、ルー、アンチュマン



メガリス Megalith
(プレイ時間 10分)
Megalith.jpgクニツィアの初期アブストラクトの名作、ストーンヘンジのリメイクです。PINという会社から出版されており、歯医者の待合室に置かれているような雰囲気の洒落た感じのつくりです。ストーンヘンジとの違いはコマを置く時に裏向きに置く事。ある列がすべて埋まるとその列のコマは表向きになります。この一つの変更点だけでガチガチのアブストラクトからブラフの効いたゲームに早変わり。どちらも面白いと思います。もちろんオリジナルのストーンヘンジのルールでもプレイ可能で、上級バリアントとして記されています。最初に到着したサイモンとプレイ。短時間で終わるので待っている間には最適のゲームです。ストーンヘンジとの感覚の違いに新鮮さを感じながらも勝利。

結果:自分(勝利)、サイモン



自由都市 Municipium
(説明 25分 プレイ時間 65分)
Municipium.jpgクニツィア好きの僕の為にサイモンが持ってきてくれました。サイモンはファンアゲインでプレオーダーをしたとのことで、おまけにかっこいいコインが付いていました。プレオーダーするとこういう特典があるのですね。ボード上のマスの特殊効果を利用していくセットコレクションで、スコアリング発生のタイミングが鍵を握るゲームだと言う事は覚えているのですが、少々時間が経ってしまったので細かい事は覚えてません。次回プレイする時に、細かくレビューしたいと思います。なんにせよ面白かったです。

結果:自分 5、ショーン 4、サイモン 4



魔法にかかったみたい Wie verhext!
(プレイ時間 40分)
Wie%20verhext%21.jpgアレア中箱4番。日本では評判のゲームであちこちでレビューを見ます。漸く初プレイ。プレイヤーには、全員同じ12枚のキャラクターカードが与えられ、各ラウンドのはじめに状況に応じて好きなものを5枚選びます。毎ラウンド同じカードを選んでも構いません。変形トリックテイクで、キャラクターをスートと考えたマストフォローです。リードプレイヤーと同じキャラクターが手札にあったら必ず出さなければなりません。無ければパスです。面白いのは、フォローする時にはリード権を奪うか「妥協」するかが選べる事です。トリックで最後にリード権を得たプレイヤーはそのキャラクターの能力を行使し、妥協したプレイヤーはそれより劣る能力を行使できます。リードを奪われたプレイヤー(複数人いる事もある)は何も出来ません。リード権を得たプレイヤーが次のキャラクターを手札から選んでリードします。

リードをすると他のプレイヤー全員がボイドでない限りはほぼリードを奪われ、能力が行使できないので、出来ればリードは避けたいものです。これによって、最後のプレイヤーでリードが奪える場合でも妥協することがあるのが面白いです。カードはすべてプレイすることになるので、キャラクターがプレイされる順番の綾や、どのキャラクターなら妥協でも良いのか、といったところが考えどころだと思います。トリックテイク的な解説をしてみました。

結果:ジェイソンC 20、ショーン 18、自分 18、サイモン 17



エクスペディション Expedition
(プレイ時間 40分)
Expedition.jpg前回このゲームをプレイしたのは前世紀だろうと思われるゲーム。それも友人のコピーでプレイしていたらしく、僕のものはシュリンクがかかったままでした。ルールが多少あやふやでしたが、ジェイソンCの助けで解読。なぜか上級ルールで遊んでしまいました。ランダムな要素を減らす為にはこのルールの方が面白いと思います。

各プレイヤーに地図上の訪問先のカードが12枚配られます。そのうち数枚は極秘裏です。これを3つある探検隊に訪問させます。手番にはどれでも良いので矢印を置いて探検隊を進めるだけ。ループを作ってしまった場合はそのループの任意の場所から再出発させる事が出来ます。(これは上級ルールで、基本ルールではその探検隊がたどった道筋のどこからでも再出発できます。)ほかにもマスによってはお金がもらえたり(お金を使う事によって手番が複数回出来る)、矢印をもう一つ置けたりします。このシンプルさが心地よい90年代のクラマーのゲームです。さらに誰でも達成して良い、5枚の共通目的地カードがあるのも面白いです。プレイ前に、サイモンとショーンにどんなゲームかと聞かれたので、僕とジェイソンCはトランスアメリカが一番近いような気がする、と言ったのですが、全然違うと後から言われてしまいました。感覚は似てると思うんだけどなあ。また遊びたいです。

結果:ショーン 13、ジェイソンC 13、自分 12、サイモン 11



シュリレ シュテレ Schrille Stille
(プレイ時間 60分)
Schrille%20Stille%20CDplayer.jpgここで元オフィスメイトのフォーレストとルーの2人が到着したので何か6人で出来るゲームを探します。久し振りにこの木製CD付きゲームをエントリー。同時投票のギミックはやはり面白いですね。サイモンとルーが2大勢力で点数を伸ばします。50点を越えたところで7人目が着た事もあり協議終了。僕は最後まで遊びたかったのですが、まあ雰囲気はつかめたのでよしとしましょう。

結果(50点先取)サイモン 58、ルー 44、ジェイソン 41、フォーレスト 38、自分 35、ショーン 33



ここで、ハイパーロボット Richochet Robot を軽く教えながら雑談、そしてデリバリーの夕食を待ちます。7人になったので2テーブルですが、なんとどちらのテーブルもチグリスユーフラテスをプレイすることになりました。僕は3人テーブルの方に加わりましたが、じっくり考えながら遊んだので、4人テーブルの方は早々と終了。再び、魔法にかかったみたい!を遊んでいたようです。



チグリス ユーフラテス 新版 Euphrat & Tigris
(プレイ時間 1時間55分)
ETpegasus%203-player.jpg3人テーブルが使ったのはペガサス版。ただしサイモンもフォーレストも初めてなので、クラシカルマップを使い特殊建物は無しで遊びました。序盤から黒と緑のモニュメントを南西に建てることに成功(二つの川は東で合流すると考えています)。しかし、長くは持たず。気がつけばサイモンは4色すべてのモニュメントをコントロールしており、3、4ターンに渡って確実に1点(4色すべてをひとつずつ)稼ぎます。もう少し攻撃的にサイモンの帝国に対してアクションを起こしておくべきでした。自分自身は赤があまりなかったのでまず赤を大量に得る為にフォーレストと国外戦争。しかし、彼は思いのほか赤を手札に持っており惨敗。これは全くの計算違いとなりました。もう勝つのは無理かと思われたのですが、何とかギリギリ勝利。経験の差で勝たせてもらいました。傑作ですね。

結果:自分 12ー13-14-15、サイモン 12-12-20-25、フォーレスト 10-11-15-19



他のテーブルの結果
チグリスユーフラテス Euphrat und Tigris(60分)
ジェイソン 6(勝利)、ショーン 6、アンチュマン 6、ルー 5

魔法にかかったみたい Wie verhext!
ショーン 21、ジェイソン 19、アンチュマン 16、ルー 12



フレッシュフィッシュ FrischFisch
(プレイ時間 60分)
Fresh%20Fish.jpg夜も更けてショーンとサイモンはかなり疲れていた様子で、この理詰めのゲームはきつかったかもしれません。ただ、ジェイソンCは素早くコツをつかんだようで楽しんでいたようです。久し振りだったので道路建設の見落としがあったのはまずかったですね。

結果:ジェイソンC -2、アンチュマン 2、自分 4、サイモン 11、ショーン 17



すしゾック(ガーガー店のおすし) Sushizock im Gockelwok
Sushizock.jpgここでサイモン持参のクニツィア第2弾、ヘックメックの続編のようなゲームです。サイモン曰く、以前はヘックメックばかり遊んでいたが、今はもっぱらこのゲームだとのこと。プラスとマイナスのタイルを両方取らなければ得点にならないなどなかなか面白いシステムです。ゲームの収束がヘックメックよりも早く、気に入りました。経験のあるサイモンが2回とも勝利。

結果
1ゲーム目:サイモン 7、アンチュマン 6、自分 4、ジェイソン -7
2ゲーム目:サイモン 7、アンチュマン 6、自分 6、ジェイソン -1

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