ハンザ

  小野さんのゲーム会と先日行なった自宅ゲーム会にてミハエル・シャハトハンザをプレイすることが出来ました。前評判ではシャハトの代表作、王と枢機卿をもしのぐ出来というので楽しみにしていました。ハンザはその名の通り、ハンザ同盟の貿易を題材にしたゲームです。メカニクスは僕があまり好きではないピックアップ&ディリバー(運搬)だったのですが、遊んでみるとそれほど窮屈な生産と運搬の管理をしなくても良く、時間もそれほど掛からずに遊ぶことができました(2ゲームとも3人でプレイ)。

  ハンザでは商館の数と設置してある都市が大変重要になります。基本的な収入は手番毎にもらえるおこずかいの3ターラーなのですが、これだけでは少なすぎて何もできません。そこでおこづかい以外の収入を確保しなければなりません。ある都市で自分の商館の数が一番多いと、その都市で販売される商品の上がりをすべて得ることができます。また同じ都市に自分が止まった場合にタダで商品を取得することが出来ます。こうして、交易をしていき、購入した商品をどこかの時点で売りさばかないといけません。このゲームで良いところは売った商品はお金として帰ってくる訳では無く、そのまま勝利点(VP)になるところです。同時に商品は商館を建てるためにも使われます。まとまって売れる時にはVPにして、VPに還元出来そうもない、または暴落しそうな色の商品で商館を建てます。このバランスがいかにもシャハトらしいメカニズムだと思います。その他にも商品を売りVPに変えた際には、同じ都市の自分の商館を1つ回収しなければなりません。これもシャハトらしい工夫の一つで、たとえ商館の数が多くても、商品を売り続けていれば商館の数が目減りしていき劣勢の立場に追いやられます。

  ハンザの航路図は船が移動できる方向が予め決まっています。都市にも2つの商品が並ぶ場所と商品が一つだけ並ぶ都市があります。ですのでバランスは不均等であると言えます。まだ2回しか遊んでいないでゲームバランスがこの不均等によってどのぐらい変わるのかわかりませんが、手番における船の最終の位置が重要になるのだと思います。これはシャハトのパリ・パリで判ったことなのですが、ボードがなまじ地図になっているから判りにくいだけで、航路や路線だけを拾い直線だけで書き直してみるとアブストラクトなゲームに近づき判りやすくなったりします。僕の直感ではこの移動が戦略的にかなり重要なのだと思います。自分の利益優先で動かすだけで無く、相手が不利になるような動きや位置取りをさせたいところです。

  ところで、ハンザに関しては各所で長考で結構時間が掛かるという話を良く聞きます。僕は基本的に短絡的で短気なのでそれほど時間はかけません。 w 3人プレイで2回行なったゲームではインストをいれても1時間ちょっとだと思います。長考をする方がお見えになる場合は制限時間を決めて行なうか、上家が頑張って次のプレーヤーの選択肢を狭める移動をすると良いかもしれません。あとマニュアルには手番で使われたお金を一端茶巾タイルからよけておくと良いと書かれているのですが、これより良いアイディアをさと~さんが出してくれました。使用したお金はこの下の写真のように、移動したら通った航路の上に移動賃金のターラー1枚を置き、商館を購入したら空いた場所にターラーを1枚を置くなどして、順になにをしたのかが判るようにしておくと良いと思います。もちろんグループによっては移動したらもう待ったなしという場合もあるので、予め取り決めをしておく方が良いでしょう。これで、プレイアビリティーがあがり、若干のスピードアップにはつながると思います。


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  こうして、ハンザを2回遊ぶことができたのですが、今回いっしょに遊んでくださったみなさんの感想は概ね好印象です。ぼくはコロヴィーニとならんでシャハト好きなので、ツボ中のツボ、まさに王と枢機卿のような傑作かもしれないと思っています。ドライで若干地味という意見を聞きますが、僕はドライぐらいが好きなのとインストが簡単でエレガントなルールのハンザはとりあえず気に入っています。あとは2人と4人と違う構成であそんでみたいと思います。

小野さんゲーム会にて
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