ウォルドーフゲーム会 2004.05.14

毎月第2金曜日の夜7時から開かれる、ゲーム会。今回5月14日は、いつも一緒に行く同居人のベンは実家に帰っているので、単独で一時間弱かけてウォルドーフへ。参加者は主催者のピートをはじめケビン、マークB、ウエンディー、マークG、ハリー、ダグ、自分と合計8人。到着したときはまだピートしかおらず、僕が持参したスカッド7に興味を持った彼は、CDを流し始め、結局スカッドセブンのCDが今回のバックミュージックに。いつも静かなのでたまにはこういうのもいいかもしれません。でも何時間も聞くとさすがにあの「ッンダアア!」とういのが頭に残ります。

まずは、近頃ようやく面白さが分かってきたトランスアメリカ TransAmerica をプレイ。初めて友達の家でプレイしたときには、あっさりしすぎて「何じゃこりゃ?」という感じだったのですが、その後BSWでオンラインプレイをする機会があってその時に突然面白さに目覚めました。そしてようやく手元に自分のゲームが届いたので持参してみたのです。確かに軽いのですが、それなりに戦略もあって面白いと思います。でもまわりにはあまり受けがよくありませんでしたが、いずれ皆、僕のように面白さに目覚めることでしょう。そのうち日本版、トランスジャパンとかも作って欲しいなあ。

ところで、ひとつだけ聞いたことのない町、ウィンストン Winston がありますが、よく考えたらタバコで有名なノースカロライナ州のウインストンセーラム Winston-Salem, NC の合併前の旧名ですね。

マークG 7、ケビン 5、ピート 4、自分 0(惨敗)

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軽さが魅力のトランスアメリカ


後から来たメンバーがサンファンを始めてしまったので、同じメンバーで引き続き王と枢機卿 Kardinal & König / Web of Powerをプレイ。よく3人がベストだと言いますが、4人でも悪くないと思います。初プレイのマークGが予期しない置き方をしてくるのでゲームの展開は荒れました。その結果、僕とケビンがフランスとバーガンディーでお互いに枢機卿(円柱)を2-1で置いて潰し合い。唯一の救いは修道院を9軒連続で建てたことかな。こうなるとカタンの開拓のように、最長修道院賞とかが欲しくなります。結局、ピートが漁夫の利を得た形で手堅く勝利。

ピート 56、自分 48、ケビン 39、マークG 35

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ケビン(青)と僕(紫)の潰しあいの図。修道院9連達成の図でもある


ここで今回のメイン(?)であるスカッドセブン Squad Sevenをセットアップ。本来はこういうゲームは夜中の12時を過ぎてからするものなのですが、このゲームに非常に興味を持ったマークGが、早く帰宅しなければならないということで早速プレイです。箱の中にはおもちゃの銃(吸盤の矢を打つやつ)と的2つとカードとCD。このCDのトラック1を聞いて音楽の意味を理解し、トラック2でゲームをせよと英訳には書かれていたので、トラック1をプレイ。3分ほどのはずなのですがおそろしく長い!なんか変だなあと思いつつトラック2をかけて実際にプレイするとなんと3分で終わってしまいました。どうも説明書がトラック1と2を逆に書いてしまったようです。17分も耳慣らしにあの音楽を延々と聴いて、プレイは3分で終わるとは馬鹿みたいですが、とりあえず気を取り直して再プレイ。

ゲームは手番になったらカードをめくってそれが宝物だったら素早く叩いて取るだけです。しかし音楽によって制限があります。音楽には昼と夜があって、昼のカードは昼の間に、夜のカードは夜にしか取れないのです。そして間違えると自分のスカッドが1人死ぬのです。また、音楽には時々叫び声「ッンダアア!」が入っています。カードには罰ゲーム的なものが多くあり、おもちゃの銃で的を打つ、テーブルの周りを回る、カードをシャッフルするなどを次の「ッンダアア!」までに終えないと、やはりスカッドが1人死にます。こうして、7人いるスカッドを生き残らせつつ、宝を多くとった人が勝つという、なんとも聞いただけでは馬鹿馬鹿しいゲームです。

実際にプレイすると、みんないい歳してCDを真似て叫びあったりしてのりのりです。特に、おもちゃの銃で撃つ時に、あせってしまって近くの的を何度もはずすケビンを見ていると爆笑してしまいます。いやー面白いです。ゲームが終わっても、バックミュージックとして延々とスカッド7の音楽がかけられ、ゲーム自体もあとでもう一度別のメンバーでプレイされていました。大好評。

ケビン 12、ピート 3、 マークG 0、自分 0 (マークGと僕は全員死亡で脱落)

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スカッドセブンの用具


そろそろ何か本格的なゲームをしようということで、レイルロードダイス Railroad Dice をプレイ。僕はこの前やって気に入ったカルテル Cartel をもう一度やりたかったのですが、新作の魅力にはかなわないみたいですね。なんといってもここ、ウォルドーフのメンバーでまとめ買いをしたので(更に何人かは痺れを切らして重複買いをしたらしい)、プレイしないわけにはいきません。

僕だけがプレイ経験があり、2回目(前回のプレイはここをクリック)。前回は3人だったので4人プレイではダイナミクスがどのように変わるのか興味があります。このゲームは斬新なだけに説明しにくく、結構時間がかかってしまいました。インスト泣かせなゲームかもしれません。

鉄道会社は5社でプレイヤーは4人。単純に考えると誰かが2社を操ることになります。そう考えた僕は、最小限の株で序盤に緑と紫を経営。うまくいったかと思ったのですが、その後あっけなく両方とも乗っ取られてしまいました。実は、乗っ取らせて「はてなマークのダイス」を4個得た方が得、後ですぐ乗っ取り返せば良い、などと悠長に考えていたのですが、その後、みんな5株づつ持ってしまったので、4社の株が完全に売切れるまでは会社を持てない状態に!欲張り2社戦法は大失敗です。こうして収入0、勝利点0のまま終盤までひたすら欲しくもない株を買い続ける、かなり悲惨でした。終盤ようやく乗っ取り返すことが出来ましたが、ルール上経営者からしか株が買えない為、乗っ取ったら次には乗っ取られるの繰り返しで、なんだかなあ。ほどなくケビンがダイスを不足させてゲームはサドンデス終了。終わったときは正直言ってほっとしました。

マークG 49、 ケビン 38、マークB 23、自分 5(屈辱)

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上から見た図。小さいタイルが全体図というのがよくわかる。


最後にイヌイット Iglu Pop / Igloo Popをプレイ。ザップゼラップをシンプルにしたものですが、ほぼ的確に当てないといけない為こちらの方が技術が要求されるような気がします。気が付くとすぐ自分のチップがゼロになっていたという前回の反省を踏まえて、今回は慎重にいきました。ぴったり当てなければならない3点札を2枚獲得しましたが、他が全く当たらず結局6点で2位。1位は確実に1-2点札を取っていったピートでした。

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この中に何人隠れているのだ?


この他にはサンファン San Juan乗車券 Ticket to Rideハンザ Hansa がプレイされていました。乗車券とハンザは未プレイで、今回プレイ機会を逃してしまい残念。でもスカッドセブンがプレイできて良かったです。

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