秋葉原水曜日の会 2011.02.23

トパーズ Topas
(プレイ時間 各15分)
Topas20110223.jpgトパーズはドミノタイルで遊ぶ頭脳絶好調のようなゲームです。置いたタイルの同色の宝石が得点となります。パズル色が強くなっており、また1列に7つまでが上限です。今回は初めてエキスパートルールを採用しました。各方向の得点を足すのではなく、掛け合わすのです。各方向は最低2点なので、掛け算の方が小さくなるということはありません。予想通り大量得点が起こったりと派手な展開になりましたが、自分はこちらの方が面白いかなあと思いました。次のプレイヤーに大量得点させないように考えることも大切なので、おそらく2人プレイがベストだと思います。

結果
1戦目:Hiro 293、自分 192、娯楽堂 81
2戦目:自分 172、娯楽堂 142、Hiro 99



バハ Baha
(説明 5分 プレイ時間 3ディール20分)
Baha20110223.jpg箱は黄色っぽいのですが、ハバのゲームではありません。ハーツ系のトリックテイクです。カードは通常のトランプと同じ4スート13ランク(1-13)。ノートランプ、マストフォローで、最初に3枚カードを渡すところも、渡す相手が右隣、左隣、向かいと変わるところもハーツと同じです。唯一違うのは失点カードで、9以上はすべて失点です。数値の9、10、11、12、13がそれぞれ1、2、3、4、5失点なので合計で60失点あるわけです。シュートザムーン(全ての失点を取って逆に得点とする)もありますが、ハイカードが全て失点なので、ハーツよりも達成が難しいと思います。

規定通り3ディールプレイ。特定のトランプゲームの専用札というのは敷居が低いので、こういったゲームを出す意義はあると思いますが、それにしても失点スキームがここまで特徴がないと少々拍子抜けです。ハーツは高い数値のノンハートをリードする意義があるのですが、このゲームではハイカードはローカードによってあぶり出されてしまうか、ボイドで乗せられてしまうかのどちらかです。このあたり、ハーツより戦略の取り方に多様性がないように感じてしまいました。また、スペードのQのような大量得点の爆弾カード的なものがないのもインパクトに欠けます。それでもハート系のトリックテイクとしては悪くはないと思います。

結果:月斎 10、タナカマ 25、自分 34、マツイ 110



指輪物語 ボードゲーム Der Herr der Ringe
(説明 20分 プレイ時間 75分&90分)
LOTR20110223.jpgこの日のメインは指輪物語を遊ぶこと。新版はコンポーネントやカードの質がかなり初版と異なっているのですが、慣れればプレイ自体には問題ありません。サウロン15からの初級だとさすがに易し過ぎると思うので、初めからサウロン12でのスタートです。経験者は、はいばらさんと自分だけでしたが、はいばらさんが的確なアドバイスを出してくれて、協力ゲームの雰囲気を盛り上げてくれます。サウロンはどんどんとホビットに向かって誘惑ラインを進み、「6」の位置にあった、おりとさん扮するフロドをシェロブの巣で飲み込み、さらに迫ります。残りの4人はなんとかモルドールまでたどり着いたものの、指輪保持者が飲み込まれて敗北。それではもう一度ということで、今度はメンバーを替えて2戦目。ダイス運も良く、途中ルーン(シールド)が尽きてしまったときにはガンダルフが呼べずにもはやこれまでと思いましたが、そこを乗り切ると最後まで無事到着。指輪を滅びの山に投げ入れることができました。ただこの2度目ではゴクリカードを星3枚として捨てるときにダイスを振らなかったという間違いをしてしまいました。どうもすみません。(カード1枚として捨てるときにはダイスは振らなくて良いが、星3つとして使ったり捨てたりするときにはダイスを振る)。

結果
1戦目(サウロン12)52点(敗北):おりと=フロド、かわはら=サム、はいばら=ピピン、自分=メリー、ささおやじ=ボルジャー
2戦目(サウロン12)76点(勝利):まるむし=フロド、自分=サム、ささおやじ=ピピン、かわはら=メリー、おりと=ボルジャー



はげたかの餌食 Hol's der Geier
(プレイ時間 各5-10分)
HolsDerGeier20110223.jpgはげたかの餌食はRajとも呼ばれ、ランドルフの古典のひとつです。各自同一の手札15枚(1~15)を持ち、15枚の点数札(-1~-5と1~10)を取り合います。点数札は良くシャッフルして、1枚を表にし、そのあと全員で同時に手札から1枚を出します。プラスなら最高数値、マイナスなら最低数値を出したプレイヤーが取るのですが、他人と同じ数値を出してバッティングすると取れません。そのときは次に高い/低い数値となります。もし全員がバッティングしていたら持ち越しとなり、次回は持ち越されたカードと合わせて取るのです。たったこれだけなのですが、高い数値を相手とバッティングしないように出すことや、低い数値の処分の仕方など、いろいろと考えることはあります。13以上あたりは誰が何を持っているかをカウンティングしておくと良いでしょう。このゲームの秀逸なところは、マイナス札で、低い数字ではバッティングして欲しいというように逆の思考になるのが楽しいです。

まるむしさんの持ち込み。懐かしさと面白さに思わず2回遊んでしまいました。やり尽くした感のあったゲームですが、これだけ久し振りに遊ぶと新鮮です。ここまで極限にバッティングのエッセンスだけを取り出したゲームというのも、なかなかすごいです。

結果
1戦目:自分 15、まるむし 12、ささおやじ 8、枇杷 7、かわはら -2
2戦目:まるむし 27、枇杷 9、自分 7、ささおやじ 1、かわはら -4

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