第56回横浜クニツィア会です。神奈川地区センターの中会議室での11時間開催で、なんと16名参加(うち初参加3名)。出版社でたどるクニツィア史第24回はゴルトジーバーです。1999年から2001年まで毎年1作、合計4作を出版していました。特に最初の3作はゴルトジーバー・アラカルトと呼ばれるカードゲームシリーズで、クニツィア・ゴルトジーバー・アラカルト3部作と言えるでしょう。
酔いどれ猫のブルース Katzenjammer Blues (1998)
マネー Money! (1999)
バンパイア Vampir (2000)
アフリカ Africa (2001)
これ以降はゴルトジーバーからの出版はなく、現在はゴルトジーバーはノリスの一部門のようです(ギークによる)。なお、ゴルトジーバー Goldsieber とは金の篩(ふるい)という意味で会社のロゴにもなっています。
最初に出版された1998年の「酔いどれ猫のブルース」ではこのロゴが猫になっています。カードでカードを競るという非常に厳しいゲームで、2-6人となっていますが、2-3人がベストでしょう。同時に出版されたリオグランデ版(英語版)、2013年にニューゲームズオーダーから日本語版、さらに2019年にオープンアンドプレイから「キャットブルース」というタイトルで韓国版が出版されています。近年では2024年では大幅にアレンジされた「キャットブルース・ビッグギグ」が出版されました。
1999年の「マネー」もカードでカードを競るゲームと言えますが、同時出しで交換していくゲームなのでずっとファミリーゲーム寄りです。4-5人がベストでしょう。リメイクも多く、同年のリオグランデ版(英語)、2008年のグリフォン版、2016年のエグモント版(ポーランド)「為替裏取引 Pan tu nie stał! Cinkciarz」、2017年のグループSNE版(日本語)、2018年のトゥープラス版(中国)、2023年のプレイテ(韓国)、2024年のフラクタルユゴス(スペイン)、2025年のオールプレイ版(英語)など多くの再販があります。
2000年の「バンパイア」はラミー系のゲームですが、各スートで最小のものは除外されてしまいます。おそらく3-4人がベストだと思われます。2018年にグループSNE版(日本語)から「ヴァンパイア」として再販されています。
2001年の「アフリカ」はファミリーストラテジーゲームとしてタイルをめくっていってアフリカを探検するゲームです。この時代のクニツィアにしてはルールが多く、また空きマスの定義などわかりづらい点が多いのが難点です。そんなこともあってか、4作中唯一リメイクされていません。
今回は、これら4つをすべて遊べました。なお、今回の個人的な初プレイは「手のひらのどんぐり」です。版違いの初プレイは「だんだんダンジョン」です。
酔いどれ猫のブルース Katzenjammer Blues (ゴルトジーバー版)
(説明 5分 プレイ時間 15分)
ゴルトジーバー第1弾。1998年。3人揃ったので、まずは「酔いどれ猫のブルース」の初版です。最近はリメイクの「キャットブルースビッグギグ」ばかり遊んでいたので、こちらは久し振り。みんなジョーカーを2枚くらい使っていたのですが、フクさんがジョーカーを使い過ぎてマイナス5点となり、自分が勝利しました。
結果:自分 7、フク 5、かわはら 3
マネー Money (ゴルトジーバー版)
(説明 10分 プレイ時間 15分)
ゴルトジーバー第2弾。1999年。ヤスシさんも加わって4人で遊びました。4人だと6スートなので一人当たり1スート半といったところですが、自分は最初に多く配られたドル札に気を取られて、結局ドル札をコンプリートしただけで終了。終わってみれば最下位でした。
結果:フク 630、かわはら 570、ヤスシ 530、自分 500
イーグル チェイス Eagle Chase
(説明 25分 プレイ時間 25分)
アメリカの地理を学べる「イーグルチェイス」です。今回は、遠回りカード(邪魔カード)10枚を使わず基本ルールで遊びました。イーグルを捕まえれば2点、目的地に到達すれば1−2点ということなので、イーグルを主に考えた方が良いです。
結構旅をしている気分になるのが良いところですね。久し振りにこのゲームで勝ちました。タイブレークはイーグルを捕まえた回数で、やはりイーグルが大切だということがわかります。次回は遠回りカードのルールをちゃんと把握して遊びたいものです。
結果(基本ルール):自分 10(タイブレーク勝ち)、ぴーかん 10、フク 8、ヤスシ 8、かわはら 5
アバンドン シップ Abandon Ship
(説明 20分 プレイ時間 20分)
すごく久し振りに遊ぶ「アバンドンシップ」。7人まで遊べます。「ドラゴンの宝石/ナクベの秘宝」と同様に7色のコマのうち1人3色を受け持つというシステムです。ダイスは全て異なるというのが挑戦的なデザインで、ダイスの出目表があって助かりました。
結果:かわはら 10、アフリカ動物パズル 9、ぴーかん 5、自分 5、ヤスシ 3、フク 2、ナカタ 2
バンパイア Vampir (ゴルトジーバー版)
(説明 10分 プレイ時間 20分)
ゴルトジーバー第3弾。2000年。5人という大人数で遊ぶのは久し振りです。誰かが6スートでメルドを作れば終了し、そのときに各スートで髑髏の数が最も少ないメルドは破棄されるというルールですが、誰かがメルドを作っていないスートだと0枚が最少枚数という扱いになるので5人いるとほぼ破棄されません。今回はぴーかんさんが上がりましたが、唯一破棄されたのはぴーかんさんの黄色のスートだけでした。やはり4人以下の方が面白いかも。
結果:ヤスシ 24、アフリカ動物パズル 23、フク 22、自分 22、ぴーかん 18
アーロと少年 大きな川の冒険 The Good Dinosaur: Abenteuer am Dino-Fluss
(プレイ時間 15分)
アーロと少年のゲーム再び。今回は石を投げて着地させるイベントやダイスを振って2つのキャラクターを手元に集めるイベントがうまくいって自分が6点で勝利。ダイスロースあり、記憶要素ありと色々なミニゲームが詰め込まれていて結構楽しいのではないでしょうか?
結果:自分 6、アフリカ動物パズル 4、かわはら 3、フク 2
ニャクザ Nyakuza
(説明 10分 プレイ時間 55分)
ヤスシさんのリクエスト。「オロンゴ」のリメイクですが、「オロンゴ」とどちらの方が視認性が良いかは意見が分かれるところだと思います。確かに回は転がらないものの、陣取りのチップが円形ではないために見づらく、またモアイ像が紙製の出店になったためにその反対側が見えづらくなりました。
ゲームはかわはらさんが海岸線を確保して最後に全てつなぐという完璧な技で勝利。
結果:かわはら 0(勝利)、ヤスシ 0、自分 2
だんだんダンジョン Down Down Dungeon
(プレイ時間 各15-20分)
「奇妙なキッチン/謎の地下世界」のリメイクです。テーマやグラフィックは「謎の地下世界」が踏襲されており、通常ルールのダンジョンに対して、バリアントルール(ステップバイステップルール)が洞窟とされました。さらに6人まで遊べるようになり、10種類のバリアントで遊べるようになりました。
どのバリアントで遊んでいるか、ダンジョンなのか洞窟なのかがわかるようにタイルが用意されています。今回は「はじまりのダンジョン」と「吼えたける洞窟」を遊びました。「はじまりの」は特殊ルールなし、「吼えたける」はドラゴンの上下左右に隣接するタイルのモンスターは倍(マイナス4点)となるルールです。
初めて洞窟ルールを遊びましたが、選択肢が少ない分ダンジョンルールよりも高得点が出やすいように感じました。今回はどちらも1位を獲得。
結果
1戦目(はじまりのドラゴンのダンジョン):アフリカ動物パズル 6、自分 6、フク 5、たっくん 5、ヤスシ 4
2戦目(吼えたけるドラゴンの洞窟):自分 12、フク 10、たっくん 9、ヤスシ 7、アフリカ動物パズル 6
ゴールドラッシュ Gold Rush (サニーバード版)
(プレイ時間 15分)
時間繋ぎに「ゴールドラッシュ」をプレイ。短時間なのは良いのですが、最後の集計に少し時間がかかってしまうのが難点です。今回は早期のビッドが実にならずに4位でした。
結果:ヤスシ 12、たっくん 12、アフリカ動物パズル 11、自分 9、フク 6
手のひらのどんぐり Acorn Paws
(説明 15分 プレイ時間 各10分)
99個のどんぐりを取り合うゲームです。まずどんぐりを適当に7つの袋に入れます。各ラウンドの始めには袋を1つ取ってなかのどんぐりを開けます。そのあと、各プレイヤーは5枚のカードから1枚選んで同時に出します。カードには手のひらを1-5本広げているもののほか、スケートボードと犬が1枚ずつあります。
手のひらの数の合計で場にあるどんぐりを割って取り分を決めます。余りはスケートボードを持つプレイヤーがもらえます。このスケートボードは対応するカードを出すと持つことができるのです。なお、犬カードはすべてを無効にしてしまいます。
これを7ラウンド繰り返して勝敗を決めます。スケートボードは強力なのですが、それを奪うタイミングがむずかしい。今回は2回遊びましたが、どちらもキャプテンワーカーマンの勝利でした。なお、どんぐりは本来は99個入っているはずなのですが、持っているコピーには100個入っていました。
結果
1戦目:卓上民族キャプテンワーカーマン 35、スーパーテストプレイヤーマシーン 24、佐藤 21、自分 20
2戦目:卓上民族キャプテンワーカーマン 37、自分 23、佐藤 22、スーパーテストプレイヤーマシーン 18
アフリカ Africa (ゴルトジーバー版)
(プレイ時間 45分)
ゴルトジーバー第4弾。2001年。未知の暗黒大陸アフリカを冒険するゲームです。前述した通り、この規模のファミリーゲームにしてはルールが煩雑で、今回も正しくプレイできているかはわからないところです。あとで以前のプレイレポートを読んでみると、空きマスに関する考え方を間違えていたようです。
参考:https://www.gamers-jp.com/playgame/archives/001729.html#africa
また、今回は4人だったので5人目用の2つのベースキャンプをよけておくべきだったのにそうせず、11個目の神殿がめくられてゲームが終わっていたのにまだ続いているとしてしまいました。この辺りも致命的なので、次回はちゃんとルールを整理して遊びたいものです。
結果:アリ 59、自分 57、TKS 54、ぴーかん 54
はい、ポウズ! Paws Up (ペガサス版)
(プレイ時間 30分)
久し振りに会ういつきさんと初参加のタキザワさんを交えて「はい、ポウズ!」を遊びました。最近のゲームのなかでは、現代的ながらもよく考えられています。どんどんと目標を達成していくいつきさんとタキザワさん。最終的にはタキザワさんが2点差で勝利です。
結果:タキザワ 128、自分 126、いつき 121、TKS 116、アリ 97
トゥー メニー クックス Too Many Cooks (カンガゲームズ版)
(説明 15分 プレイ時間 60分)
この日の最後は「トゥーメニークックス」のカンガゲームズ版です。以前、シネマアミーゴのボードゲームナイトでフジマキさんが持ってきてくれた時に遊んだ以来です。
この版では数値3のカードが1枚多く6人まで遊べるようになっています。今回は5人。アリさんが頭一つ抜けて勝利。いつきさんはノースープ(ハンバーガー)で大量失点していました。
結果:アリ 26、自分 19、タキザワ 15、TKS 14、いつき 7
他に遊ばれていたゲーム:「ロストシティ中国版」、「ハリーポッターハニーデュークス」、「バンクルト」、「ガゼボ」、「砂漠を越えて」、「メディチダイス」、「ドラゴンの宝」、「コンパスクエスト」、「キングダムオブダイス」、「ロストシティダイス」、「ラー(拡張入り)」、「キャットブルース」、「ジュピター」、「バビロニア」、「トレンディ」、「ロイヤルビジット」。今回は色々なプレイヤーと遊べました。唯一はたさんとは同卓できませんでしたが、また次回に!
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