第54回横浜クニツィア会です。片倉町駅近くの神大寺地区センター小会議室で、初参加4名を含む12名が参加しました。出版社でたどるクニツィア史第22回はウィニングムーブズです。1998年から2005年にファミリー向けのキレのあるゲームを出版し、さらに2010年にはフランス版のみですが「カメのかけっこ」の巨大版リメイクを出版しています。
イッツマイン(アメリカ版) It's Mine (1998)
イッツマイン(イギリス版) Grab (1998)
イッツマイン(ドイツ語版) Her Damit (1999)
ザ シンプソンズ スラム ダンク The Simpsons: Slum Dunk (2001)
ドラゴンの宝 Schatz der Drachen/La Course des Tortues (2003)
カメのかけっこ Schildkrötenrennen (2004)
ブント ロンド Bunte Runde (2005)
巨大カメのかけっこ La Maxi Course des Tortues (2010)
「イッツマイン」は同ルールの「ザシンプソンズスラムダンク」も合わせて4種類出版されています。「ラー」をリアルタイムにしたような競りゲームで、1枚ずつめくられて増えていく場のカードを頃合いが良いところで「イッツマイン!」(シンプソンの場合は「スラムダンク!」)と叫んでボードを叩いて獲得します。3-4回しか競り落とせず、またプラスやマイナス、2枚で点数になるカードなどいろいろなカードがあります。箱のデザインや絵柄が似ているようで少しずつ違うのが興味深く、またドイツ語版より英語版が先行したというのはこの時期のクニツィアには珍しいことだと思います。のちに「スワット/プラスク/怠け者の狂気/テイクイット/蚊を叩け」など様々なタイトルで様々な出版社から若干ルールを変えてリメイクされています。
「ドラゴンの宝」はプッシュユアラックのメモリー系のゲームで、おもちゃとドラゴンを両方めくらない限り何枚でもめくれると言うのが面白いです。おもちゃは種類によって枚数が異なり、また宝石は蜘蛛の巣をいったスパイスもあって大人も十分楽しめます。このゲームも「ポーリーポケット奇妙なペットのいたずら」や「ハリーポッターホグワーツチャレンジ」など色々なタイトルでリメイクされています。
「カメのかけっこ」は正体隠匿のカードを使った双六で、うまく要らないカードを処理しながら最後に勝ち切ると言うゲームです。のちにシンプリーファンから「リビット」としてリメイクされ、またボードをなくした「カメのかけっこミニ」がカンガゲームズから出版されています。さらに2010年にウィニングゲームズフランスから「巨大カメのかけっこ」としてリメイクされました。写真のように一回り大きなサイズでボードのマスが2マス増えています。
「ブントロンド」は完全公開情報のアブストラクトゲームで、6色6種の積み木をひとつずつ取っていき、ある色や種類が全て撮られると点数化されるというゲームです。6種6色の12項目のうち半分の6項目しか点数化されないのがよくできています。「歴史の糸車(古代ローマの新しいゲームより)」をシンプルにしたゲームと言えるでしょう。今回取り上げたウィニングムーブズのゲームで、このゲームだけ唯一リメイクされていませんがリメイクするべき良いゲームだと思います。
今回は初プレイのゲームはありませんが、版違いの初プレイは「エルドラドを探して黄金の神殿(ラウタペリト版)」です。またガゼボのエレベーション拡張での「ジャングル庭園 Jungle Garden」は初めてプレイしました。
ロス バンディット Los Banditos
(プレイ時間 20分)
結構久し振りの2人用ゲーム。「ショッテントッテン/バトルライン」をダイスで遊ぶというゲームで、程よい運が魅力です。戦略上(特定の色のダイスを袋に戻すためなど)棄権をすることができるというルールが、のちの「ショッテントッテン2」につながっています。
最初に到着したたろういもさんとプレイ。そのあと、たろういもさんとやっちゃんが対戦していました。
結果:自分 11、たろういも 2
ブント ロンド Bunte Runde
(プレイ時間 10分)
ウィニングムーブスその1。「クニツィアのぐるぐる回るゲームは面白いのが多い」というぴーかんさん。確かに「歴史の糸車(古代ローマの新しいゲームより)」や「カルテル」などいくつか良いゲームがありますね。そんななかでもこのブントロンドはすごくシンプルで遊びやすいです。どこまで他人と相乗りしてどこまで独自に頑張るかという、クニツィアらしいインターアクションのゲームです。運の要素がない完全情報ゲームなのですが、あまりそれを感じさせることがないコンポーネントが良いです。やっちゃんと自分が同点1位。
結果:やっちゃん 12、自分 12、たろういも 7、ぴーかん 5
ピック ア ペン 岩礁 Pick a Pen: Riffen/Reefs (999ゲームズ版)
(説明 5分 プレイ時間 45分)
「ピックアペン」シリーズから「岩礁」のレベル1を遊びました。前回は序盤でかなり経路で失敗して痛い目に遭いましたが、今回は他人の動向をよく見ながら進めていきます。先着1名だけのボーナスである全項目で2点と1項目で10点は逃したものの、4+の目をうまく使えたこともあって全項目6点を達成。勝てて嬉しい。
結果(レベル1):自分 49、ちひろ 43、たろういも 41、やっちゃん 32
ガゼボ Gazebo + エレベーション拡張 Elevation Expansion
(説明 15分 プレイ時間 25分)
「ガゼボ」には基本のボード2つに加えて「エレベーション」の拡張ボード2つがあり合計4つのボードが楽しめます。以下がそれぞれのボードの特徴です。
ガゼボ庭園 The Gardens of Gazebo:大きなパティオ(獲得するとガゼボ2つを置く)
蝶々庭園 Butterfly Garden:花瓶(接すると追加手番)
植物庭園 Botanical Garden:高台パティオ(獲得にはガゼボ2つ以上が必要)
ジャングル庭園 Jungle Garden:上記3要素に加えて台座(その上にプレイすると追加手番)
上の2つが基本、下の2つが拡張で、この順番に説明書に書かれています。今回はこのうち、全ての要素が入っている「ジャングル庭園」を初めて遊ぶことができました。
様々な要素がボードにうまく配置されており一筋縄ではいきません。ぴーかんさんがパティオを巡る争いで優勢となり、そのまま勝利。
結果(ジャングル庭園):ぴーかん 0、ナカタ 4、自分 5、ヤスシ 8
エルドラドを探して 黄金の神殿 Wettlauf nach El Dorado: Die Goldenen Tempel (ラウタペリト版)
(プレイ時間 65分)
かなり久し振りのエルドラドシリーズです。初めて使うラウタペリト版で、グラフィックはデュトレイト。自分はラベンスバーガーの旧版のグラフィックやカードに慣れているので少々戸惑いました。カードが大きい!
「黄金の神殿」は3ヶ所から宝石を獲得してスタート地点に隣接するゴールまで戻ってくると言うもので、よりボード上でのプレイヤーインターアクションが起こりやすくなります。今回はルールブックにあった初めてプレイする時のボードを使いました。初参加のちひろさんがすごく楽しそうに遊んでいたのが印象的でした。彼女が勝つのかと終盤まで思っていたのですが、最後はスコットさんの勝利。自分はカードを1枚も捨てなかったことや、どのカードが重要かの見極めができずに敗北。
結果(ビギナーボード):スコット 勝利、(ちひろ、たろういも、自分)
カスカデロ Cascadero
(プレイ時間 45分)
初参加の3名のゲーマーと一緒に、リクエストで持ち込んだ「カスカデロ」です。アブストラクトとゲージシステムの融合。このゲームで一番注意すべきはクニツィアが得意とする足切りシステムで、自分のプレイヤーカラーのカテゴリーを最上位まで上げておかないと勝利の権利がありません。自分は初めてこのゲームを遊んだ時に、この足切りで痛い目を見たのでこのルールだけは繰り返し何度も言ったのですが、やはり2名が足切りに合ってしまいました。
結果:自分 55、スーパーテストプレイヤーマシーン 24、卓上民族キャプテンワーカーメン 22(脱落)、rkusaba 17(脱落)
カピバラ クッキー クラブ Capybara Cookie Club
(プレイ時間 20分)
「ラマ」を複雑にしたと言われている「カピバラクッキークラブ」です。場が2つあり場のカードの一つ上の数字を出します(同じ数字はダメ)。5のときは1が出せます。2つの場がどう数字ならなんでも出せます。
細かいルールを覚えていなかったのでナカタさんがアシストしてくれながら遊んだのですが、それぞれのカードに特殊能力があって覚えるのが大変です。しかし手なりでプレイしていたらイズナさんと共に同点1位でした。
結果:イズナ 14、自分 14、ぴーかん 12、スコット 9、ヤスシ −7(敗北)
アメン ラー 20周年記念版 Amun-Re: 20th Anniversary Edition
(説明 30分 プレイ時間 125分)
ヤスシさんリクエスト。3人用の高官バリアントです。それ以外の拡張は使いませんでした。ぴーかんさんは前半でほぼピラミッドを作らない作戦で農民に力を注いでいきます。ヤスシさんも農民が多く自分は常に貧困生活でした。水位が1ラウンド目こそ2だったものの、それ以降はラクダの土地が使われなかったこともありずっと4というバブルな状態が続き、自分は相対的にどんどん貧乏になります。ヤスシさんがビッドで45という久し振りに書かれた数値を超えるビッド!
しかしこのビッドが少々高すぎたのかヤスシさんはかなりつらそうです。前半でお金を使わなかったぴーかんさんが盛り返してきて勝利。まるで以前DCゲーマーズにいたショーンを思い起こさせる作戦で見事でした。自分は最下位だと思いましたが、思ったほど点差が離れておらず善戦したかもしれません。
結果:ぴーかん 58、ヤスシ 51、自分 49
水位の推移:2−4−4−4−4−4
ドラゴンの宝 Schatz der Drachen (ウィニングムーブズ版)
(プレイ時間 10分)
ウィニングムーブズその2。クニツィアの記憶ゲームでは完成度が高い「ドラゴンの宝」です。49枚のタイルを好きなだけめくります。おもちゃとドラゴンが両方でてしまうとバーストですが、おもちゃは指定された枚数(2−4枚)で獲得でき、ドラゴンは1枚でも獲得できます。おもちゃとドラゴンのどちらとも共存できる宝石や、3枚ある蜘蛛の巣などのアクセントもあり、よくできていると思います。
結構得意だったはずなのですが、「アメンラー」の後遺症で集中力が続かずに敗北。もっと良いコンディションの時に再戦したいものです。
結果:ヤスシ 18、イズナ 14、ぴーかん 11、自分 6
イッツマイン Her Damit (ウィニングムーブズドイツ語版)
(プレイ時間 5分)
ウィニングムーブズその3。この日の最後は「イッツマイン」シリーズからドイツ語版とシンプソン版「スラムダンク」を1ディールずつ遊びました。一応2ディール先取で勝利なので、毎ディールごとに4種ある中から変えようという贅沢な趣向の「イッツマイン」です。
1ディール目はドイツ語版 Her Damitです。1点差で自分が勝利。点数に関わらず2ディール先取ということで、次は「スラムダンク」です。
結果:自分 28、ぴーかん 27、イズナ 21、ヤスシ 5
ザ シンプソンズ スラムダンク The Simpsons: Slam Dunk
(プレイ時間 5分)
2ディール目は「スラムダンク」です。アメリカのアニメーション「シンプソンズ」をモチーフにしたIPゲームで、絵柄は全てドーナツです。本来は「イッツマイン」という代わりに「スラムダンク」と言うようです。こちらも1点差で自分が勝利。これで自分が2ディール先取したので勝利です。
結果:自分 29、ぴーかん 28、ヤスシ 15、イズナ 12
総合結果:自分 2勝で勝利
他に遊ばれていたゲーム:「リスクエクスプレス」「マイスターマカツ」「エイリアンアタックUSA」「だんだんダンジョン」「ラーアンドライト」「フェーケライ」「ギャングオブダイス」「カメのかけっこ」「ファイブシーズンズダイス」「イーコール」
次回は4月18日です。
https://twipla.jp/events/720899
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