第52回横浜クニツィア会です。横浜片倉町の神大寺地区センター工芸室で9:30-20:30の終日開催。8名が参加してくれました。今回の出版社でたどるクニツィア史第20回はジャンボ第1期(1998−2000)です。これ以降は2018年の「紫禁城」と18年も間が開きます。
オハイオ Ohio (1998)
ジャンボ グランプリ Jambo Grand Prix (1998)
アムステルダムの商人 Die Kaufleute von Amsterdam (2000)
「オハイオ」と「ジャンボグランプリ」はどちらも1998年製の小箱のカードゲームで、現時点では再販/リメイクされていません。「オハイオ」は「古代ローマの新しいゲーム」の「スパルタカス」の製品化で、ルールが少し改変されています。全員同じ手札でシェディング系(ゴーアウト系)のような競りのような不思議なプレイ感です。「ジャンボグランプリ」はスート別の捨て札という翌年の「ロストシティ」に使われたシステムや、1枚捨てて2枚補充という「指輪物語二つの塔/セイミインザスーパークレイジーワールド」の原型となったシステムがあって興味深いゲームです。
「アムステルダムの商人」は20世紀の終わりである2000年出版で、ジャンボの本拠地であるアムステルダムを舞台にしたゲームです。ダッチオークションをオークションクロックで再現しているギミックで知られていますが、この競り以外にもアムステルダム市内、世界との貿易、そして産物と3つの分野で争うというクニツィアにしてはかなり複雑なゲームです。こちらは「アンドロメダの商人」として去年リメイクされました。
今回はこのうち、小箱2つ「オハイオ」と「ジャンボグランプリ」を遊ぶことができました。
今回の個人的な初プレイは「ペンギンの冒険(企鹅历险记)」、「ラー」の「貿易船」拡張、フェニックスの財宝」の3つ。版違いの初プレイは「ワードビッツ」です。
エイリアン アタック USA Alien Attack USA
(説明 15分 プレイ時間 70分)
ベストだと思われる3人でプレイしました。すべての目的カードのバランスをとりながら進めていき、有利だと思っていたのですが、終わってみたら僅差で負けていました。国立公園を無視してしまったのが不味かったのかもしれません。こんな大接戦は初めてです。「リバース」よりも面白いという意見もありました。
結果:ぴーかん 102、河原 101、自分 98
ペンギンの冒険(企鹅历险记/企鵝歴険記) Antarctica
(説明 5分 プレイ時間 15分)
ぴーかんさんのリクエストで持ち込んだ「ペンギンの冒険」です。原題は「企鹅历险记」で日本で使われている漢字だと「企鵝歴険記」となり企鵝はペンギンを歴険記は冒険記というような意味らしいです。双六をアレンジしたもので、自分のペンギン3匹をゴールまで進めるのが目的です。ダイスを振り出目の通りペンギンを動かし、シンボルに描かれたアクション(流氷を動かす、回す、シロクマを移動する)のいずれかを行います。移動とアクションはどちらを先に行っても構いません。
もっと邪魔の仕合いになると思っていたら割とあっさりと終わってしまいました。あとで出版社のビデオも見ましたが、ルールは合っているようです。
結果:河原 勝利、ぴーかん、スコット、自分
さかなあつめ Fische Fangen
(説明 5分 プレイ時間 5分)
ぴーかんさんリクエストその2。2個のダイスを振って出た色と種類の組み合わせの魚カードを取ります。すでに他の人が持っていたらそれを奪います。色のダイスには矢印があり、これがでると該当する種類の魚をすべて中央の場に返却しなければなりません。選択の余地がない「バスに乗り降り」みたいなゲームですが、一喜一憂が楽しめて意外と悪くないです。
結果:ぴーかん 勝利、(河原、スコット、自分)
ラムセス王のピラミッド Ramses Pyramid
(プレイ時間 50分)
ぴーかんさんリクエストその3。一時流行ったレゴを使うゲームのひとつです。ルールの英語とドイツ語に相違点があって解読が大変でしたが、遊び始めるとどんどん移動する宝石の色を覚えるのが大変! さらにミイラが次々に降りてきます。ミイラを避けながらピラミッドの頂上を目指し、最後は宝石の場所を当てるチャレンジが待っています。河原さんが見事に勝利。
結果:河原 勝利、(スコット、ぴーかん、自分)
ラー Ra (25世紀ゲームズ版レギュラーエディション) + 貿易船 Traders (25世紀ゲームズ版レギュラーエディション)
(プレイ時間 75分)
「ラー」の25世紀ゲームズ版にはあとから出版された拡張「貿易船」があります。20枚の貿易船タイルを他の180枚のタイルに混ぜ、個人ボードの上部には貿易船タイルを置く場所を置くための拡張ボードがつきます。
貿易船タイルは通常通りに競りにかけられます。競り落とすと、他の既に貿易船タイルを持っていたプレイヤーに貿易品が配られます。タイル1枚あたり貿易品1つです。誰かがタイルを2枚競り落として自分が既に3枚持っていたら6つの貿易品が手に入るのです。ラウンド終了時にタイルも貿易品も全て1点となり、得点を得たら捨てます。
少々地味ですが、うまく基本ルールと調和していると思います。貿易船は早く持つほど点数が加わるので、先に競り落とす動機付けになっているのはよいですね。
結果:自分 48、河原 36、スコット 31、ヤスシ 29、ぴーかん 29
ゾンビ マニア! Zombie Mania! (トリックオアトリート版)
(説明 5分 プレイ時間 15-30分)
前回は2人で遊んだ「ゾンビマニア!」を今度は4人で遊びました。1戦目は滞りなく終わったのですが、2戦目は膠着してしまい、最後は1匹のゾンビがぐるぐると回るという展開になってしまいました。1匹しかないと勝つためにはそれを次のプレイヤーに回さなければならないのですが、そのために必要なのは墓2個、家2個といずれかのゾンビのペアということで、思ったよりも簡単に達成できてしまうのです。3巡ほど同じ状態が続いたので競技終了としました。
結果
1戦目:ミスミン 勝利
2戦目:引き分け(競技終了)
マイ ワード! My Word! (アウトセット版)
(プレイ時間 5分)
最近結構よく遊ぶ「マイワード!」です。アルファベットで遊ぶ「セット」の様な早取りのリアルタイムゲームです。今回は英語を学んでいる河原さん、英語ができるusalapbitさん、英語が上手いスコットさんという取り合わせ。頭がうまく回らず、いつもより取れませんでした。2文字のカードが難しいですね。
結果:スコット 31、usalapbit 17、河原 10、自分 10
ワード ビッツ Word Bits (シンプリーファン版)
(プレイ時間 45分)
続けて「ワードビッツ」です。指定された数のアルファベットダイスを振り、トピックに合わせた単語でそれらの文字を含むものを言うというリアルタイムゲームです。以前グリーンボードゲーム版を遊びましたが、こちらの方がテーマがわかりやすいという印象です。適当なところで止めるつもりでしたが、結局デッキの全てのカードをやりつくしてしまいました。途中から片手間に入っていた佐藤さんが、意外と善戦。
結果:スコット 30、自分 17、河原 13、usalapbit 12、佐藤 6
オハイオ Ohio
(プレイ時間 4ディール40分)
この日のテーマ、ジャンボ第1弾は「オハイオ」です。全員同じ手札(1−10とオハイオカードの11枚)で直前に出されたカードより小さいカードを出すかパスします。オハイオは直前のカードより少し小さいと考えます。ハードパスで最後に出したプレイヤーがカードを取り次のリードをします。誰かがカードを出し切ったら終了です。点数はカードの数値ですが、獲得したカードはプラ点、手札はマイナスです。ただしオハイオカードは必ずマイナス10点になります。一種の競りなので、相場を作っていくのが難しくも悩ましいゲームです。
途中まで勝っていましたが、最後の方で歯車が狂って大量失点で敗北。
結果:スコット 165、usalapbit 164、河原 121、自分 100
忍者マスター Ninja Master (日本語版)
(説明 5分 プレイ時間 各5-10分)
スコットさん持ち込みの「忍者マスター」です。日本語版ですが英語ルールがダウンロードできます。多く忍者が出ている色、刀と手裏剣、忍者の総数などを同時にチェックしていきます、色に対応した忍者トークンを獲得したり、刀の方が手裏剣より多ければ刀を奪ったりと、なかなか忙しいです。
一度だけ遊んだことがあるのですが、その時の記憶よりもルールが煩雑に感じました。佐藤さんがものすごく強く、2戦とも勝利。
結果
1戦目:佐藤 20(勝利)、他不明
2戦目:佐藤 20(勝利)、スコット 18、usalapbit 9、自分 2
ジャンボ グランプリ Jambo Grand Prix
(プレイ時間 25分)
ジャンボ第2弾。4枚の手札から始めて、1枚捨てて2枚獲得を4巡繰り返し、8枚から4枚のカードを公開してレースの順位を決めるということを5回行います(4人の場合)。捨て札はスート別で獲得は山札か捨て札かそれらの組み合わせです。各レースでの点数カードにより、どのくらい力を入れるか、良いカードはのちに取っておくかなどと考えるのが面白いです。このゲームは再販されても良いと思うのですが、おそらく忘れ去られているのではと思われます。良いゲームなのに。
結果:usalapbit 66、自分 54、スコット 48、佐藤 42
フェニックスの財宝 Schatz des Phönix
(プレイ時間 25分)
5スート2−7とx2のカードが2枚ずつ(7だけは1枚)合計65枚あります。それに加えて、ワイルドスートの2と3が2枚ずつあるのでデッキは69枚。
手番には5枚の手札から3ヶ所の場のいずれかに1枚置いて1枚補充を繰り返します。補充は山札の1番上からか、公開された1枚のカードからかの2択です。6巡で合計6枚を3ヶ所に2枚ずつ配置し、2枚からなるポーカーハンドを3組作ります。2マッチ(2枚が同スートかつ同数値)ならゾロ目、つまりその数値の11倍の価値、1マッチ(同スートまたは同数値)ならば2枚の合計値、0マッチ(役なし)ならば高い方1枚の数値が価値となりこれらを比べます。タイブレークはスタートプレイヤーから時計回りです。
3ヶ所の場にはプレイヤー人数マイナス1枚の得点チップ(各2−10点)があり、うち1つには追加で宝石が描かれた10点マーカーがあります。合計値の高いプレイヤーから高い数値の得点チップをとっていくのです。宝石の10点マーカーを獲得すると次のラウンドのスタートプレイヤーとなります。こうして3ラウンド行い得点チップの総計を競います。
「ブラックシープ/まねきねこれくしょん」を簡略化したようなゲームです。しかし、これらのゲームでは1枚プレイしたときに1枚手札を捨てられたのですが、このゲームでは手札が一切捨てられないのが辛いです。
2枚のカードの価値は66が最高で、66>55>・・・>22>14>13>・・>3>2>0となります。よって2マッチは他の役よりも必ず強いのですが、1マッチ(最低2)は0マッチ(最高7)に負けることがあります。
この日の初プレイのひとつでエッセンの新作です。この前に別のテーブルでも立っていて、ぴーかんさんが勝ったみたいです。既に日本にも入っているようですね。6人で遊ぶと良いのかも。
結果:スコット 59、usalapbit 58、自分 31、佐藤 21
ロングボード Longboard
(プレイ時間 30分)
最後にサーフィンのようなゲームというリクエストに応えて「ロングボード」を遊びました。「カステイェールス(人間の塔)」を元にしたゲームですが、カードゲームになりかなり遊びやすくなっています。
このゲーム、自分はつい欲張ってしまうことが多くてあまり勝ったことがありません。今回は4種のサーフボードを作るという目的に固執してしまい、最下位でした。まだ追加のプロモパックは使ったことがないので、次回は使ってみたいですね。
結果:usalapbit 35、佐藤 32、河原 30、自分 21
他には「犬夜叉アクションダイスゲーム」、「クワークルフレックス」、「エイプタウン」、「ジュピター」、「メモストリート」、「ピックアペン岩礁」が遊ばれていました。最後の「ピックアペン岩礁」はusalapbitさんが勝利したようです。こうしてみると、自分は「ラー貿易船」でしか勝っていませんね。
次回は2月7日の予定です!
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