ディアシュピール 2025.04.28

「マイアイランド」の24エピソードを完走した4人で、今度は「マイシティ ロール&ビルド」に挑戦です。全部で12エピソードあり、今回はその前半の6エピソードを遊びました。他には「ドーナツならべ」「ウォンテッドウォンバット」「沈黙ノ艦長」は初プレイです。



ドーナツならべ Donuts (ホビージャパン版)
(プレイ時間 10分)
Donuts20250428.JPG2人用のアブストラクトゲームで正方形の小さめの薄い箱(「お先に失礼します」に似ているサイズ)に入っています。BGAで遊んだことがあり、結構面白かったので去年のエッセンで購入したのですが、実物は未プレイでした。それがいつの間にか日本語版が出ていてディアシュピールに置かれていました。

4人揃うまでにやぎのさんと対決。相手に自由度を与えないようにしていくのですが、読みが難しくて敗北。次回の土嚢の会に持って行こうかな。

結果:やぎの 勝利、自分* 敗北



クッレ Kurre
(プレイ時間 10分)
Kurre20250428.JPG2日前に遊んだばかりの「クッレ」を再び。キッズゲームですが、結構よくできていると思います。安全に進めていたらあっという間に松ぼっくりがなくなり、これから挽回するぞ、と思っているうちに終わってしまいました。かーんさんの勝利。

結果:かーん 9、やぎの* 5、自分 1、はっくつ 0(敗北)



マイ シティ ロール アンド ビルド My City: Roll & Build (英語版)
(説明 各0−5分 プレイ時間 各15-30分)
MyCityRoll&Write-Boxes2025.JPG「マイシティ ロール&ビルド」は、2020年のクニツィア初のレガシーゲーム「マイシティ」のダイス紙ペン版として、2年後の2022年に出版されました。その1年後2023年には続編とも言える「マイアイランド」が出版されています。なお、ドイツ語版のタイトルは「ロールアンドライト Roll & Write」で同じコスモスの出版です。言語依存はないのですが、各エピソードのルールの詳細がわからないと遊びづらいのでドイツ語版のあとに英語版を手に入れました。

MyCityRoll&Build20250428.JPGこのゲームが「マイシティ」「マイアイランド」と大きく異なるのはパッドを使った紙ペンゲームだということです。なので厳密にはレガシーではなく、いつでも好きなエピソードを遊べるようになっています。しかしせっかくなので4チャプター12エピソードを通して遊ぼうということになりました。

「マイシティ」同様に、各チャプターは3つのエピソードに分かれています。今回は前半に当たるチャプター1と2(エピソード1-6)を遊びました。メンバーは「マイアイランド」を遊んだ4人です。

MyCityRoll&BuildEp1-6-20250428.JPG各エピソードは独立したシートになっています。誰かがダイスを3個振り、ダイスで指示された建物を建てます。2つのポリオミノダイスは出目をつなげることで建物の形が表され、3個目のダイスで建物のタイプ(住居、産業、公共)が示されます。ポリオミノダイスのうち1つは1面がコンパスで1面がブランクですが、チャプター1ではどちらもブランクとして扱います。「マイシティ」と異なり反転して使っても構いません。以下が出目の組み合わせ一覧です。括弧内が36通り中での組み合わせの数で、+の後の数字はコンパスをブランクとして数えた時の追加の組み合わせです。

ペントミノ(正方形5個)U(2)、L(1)
テトロミノ(正方形4個)L(5)、O(4)、I(1)
トリオミノ(正方形3個)L(7+1)、I(3)
ドミノ(正方形2個)(5+3)
モノミノ(正方形1個)(2+2)

こうしてみると、Lのトリオミノが36分の7か8で最も確率が高く、ついでドミノが36分の5か8となっています。

全員同じ建物を建てますが、建てたくなければペナルティーの丸を塗ります。またこれ以上立てたくなければ降りることができます。降りたらもうこのエピソードには参加できません。このあたりは「マイシティ」を踏襲しています。



チャプター1:新たなる大地 The New Land

エピソード1:最初の開拓者として、あなたは新たなる土地のたどり着き、川岸の土手に沿って建物を建てます。すぐに山と森林の間の地域があなたの居住地区となるでしょう。

基本ルールを学ぶためのエピソードです。建物の種類は関係ありません。最初の建物は河岸、2個目以降はすでにある建物に接しなければなりません。最後に残った樹木は1本につき+1点、岩は1個につき−1点、空き地は1マスにつき−1点です。建てなかったペナルティーとして、塗りつぶした丸の数に対応したマイナス点を得ます。

結果(15分):やぎの 18、はっくつ 16、かーん 15、自分 15


エピソード2:最初の建物を建てたあと、村のコミュニティーは計画を持って進めることに同意します。規則だった区画が今必要なのです。

3種類の建物(住居、産業、公共)それぞれで同種の建物の最大グループの建物数が得点になります。やっと「マイシティ」らしくなってきました。

結果(20分):はっくつ 27、自分 25、かーん 24、やぎの 20


エピソード3:コミュニティーは成長を続けます。水の供給を改善するために、開拓地の東側に井戸が掘られました。言うまでもなく、より多くの建物が井戸の恩恵を受けるべきです。

ここから井戸が登場します。井戸の周りに4つの建物を建てると4点が得られます。シンプルなルールですが、悩む要素が増えました。

結果(20分):やぎの 31、かーん 30、自分 29、はっくつ 26


ここでチャプター1の勝者を決めるために計算したところ、なんと全員同点!
チャプター1:やぎの 69、はっくつ 69、かーん 69、自分 69



チャプター2:教会 The Churches

エピソード4:さらに多くの開拓者が到着し、教会がコミュニティーに加わります。教会の建設者は、どの建物を建てるべきかの明確な考えを持っています。

これ以降、ダイスのコンパスの面はブランクとして扱わず、コンパスとして扱います。コンパスが出たら、他の2つのダイスは無視して教会を建てなければなりません。教会は建てる順番が決まっておりそれぞれ異なる形をしています。建てなければペナルティの丸を2マス塗りつぶさなければなりません。

結果(20分):やぎの 30、自分 19、かーん 17、はっくつ 16


エピソード5:教会はコミュニティーに影響を及ぼすようになります。よって異なる種類の開拓者が声を聞いてもらうべく、より教会に近い場所に立てようとするのです。

ここから教会点が加わります。3種類の異なる建物(住居、産業、公共)が教会に接していたら、その教会は3点を得ます。教会は全部で4つなので最大12点の可能性があります。しかし教会用地を確保するのが大変!

結果(30分):やぎの 34、はっくつ 30、自分 29、かーん 27


エピソード6:教会はより大きな建物を欲し、より広い土地を要求します。それによって新たな開拓者が限られた土地を要求するのです。

シートには1x1の教会が印刷されており、これが最初の建物になります。またこのエピソードではパスはできません。「マイシティ」にもパスができないというエピソードがありましたが、やはりこのルールは厳しいです。どんなポリオミノでも置けるように準備していかなければなりません。

結果(25分):はっくつ 27、かーん 24、自分 23、やぎの 0


チャプター2ははっくつさんが総合勝者です。
チャプター2:はっくつ 73、自分 71、かーん 68、やぎの 64


これで前半の2つのチャプターは終了です。後半が楽しみです。



ウォンテッド ウォンバット Wanted Wombat
(プレイ時間 各5分)
WantedWombat20250428.JPGめくるまえに1000か3000か5000か10000かを当ててめくるゲーム。それだけ。ストレイシーフを彷彿とさせるゲームです。酔っ払っていれば盛り上がるのかも。

結果
1戦目:やぎの 16000、はっくつ 0、自分 0
2戦目:やぎの 15000、自分 10000、はっくつ 0



ファンタスティックス FantaSticks
(プレイ時間 35分)
Fantasticks20250428.JPG気まぐれで持ち込んだクニツィアのパーティーゲーム。8種類のカードをみんなは順に試していきます。「どの魚のスピードが速いか?」は一度やったはずなのに忘れていました。スティックを使うメモリービルダー、スピードビルダー、シークレットプランが面白いです。

結果:自分 勝利



沈黙ノ艦長 Chinmokuno Kancho
(説明 プレイ時間)
ChinmokunoKancho20250428.JPG一風変わった協力ゲーム。カードには前後左右のどちらから敵が来るかということが文章とシンボルで記されています。1人が艦長になり、艦長以外のプレイヤーがこれらのカードを持ち、同時に次々に朗読していきます。4人プレイだったので3人が同時に話すことになります。館長はそれを同時に聞いて最後にどちらから敵が来るのかを判断する、というゲームです。聖徳太子みたいな力が必要なゲームですが、割とちゃんとゲームにはなっていて面白かったです。2回遊んで1回は朗読者、もう1回は聞き手(艦長)をやりました。どちらも成功。

結果
1戦目(艦長 自分) 勝利
2戦目(艦長 かーん) 勝利



空手トマト Karate Tomate
KarateTomate20250428.JPG最後は空手トマトです。守備よく12点を取ったので終了宣言をしたのですが、包丁3本では足りなかったようです。はっくつさんと自分が脱落し、かーんさんの勝利。4人トマトは相対的に商品カードが少なくきつめのゲームですが楽しいですね。

結果:かーん 10(4)、やぎの 3(4)、自分 12(3脱落)、はっくつ 10(3脱落)

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