さや宅ゲーム会 2024.03.31

アート ソサエティ Art Society
(プレイ時間 95分)
ArtSociety20240331-1.JPG様々な大きさの長方形の絵画を競り落とし、自分のボードにうまく配置していくゲームです。各プレイヤーは1−20の競りカード(円形の札)を持ちます。各ラウンドでは、プレイヤー人数プラス1枚の絵画が場に出され、同時出しで競りカードを出して数値の高いプレイヤーから1枚ずつ獲得します。余った1枚はその種類の絵画の価値を高めます。

獲得した絵画は各自が個人ボードに配置します。絵画には種類(色)と枠という2つの属性があり、同じ種類の絵画を隣接させるとそれらは無得点になってしまいます。逆に、同じ枠の絵画を隣接させると隣接した数によってボーナスがつきます。なお配置した絵画はひとつのグループにまとまっていなければならないので、なかなか制約が厳しいです。

ArtSociety20240331-2.JPG他の特徴としては、手番プレイヤーが競りに掛けられる絵画の大きさを決められることくらいで、かなりオーソドックスな同時出しのシステムです。見た目は有名な絵画のパロディーなので、その部分でかなり得しているゲームかもしれません。出てくる絵画はランダムなので、計画を立てようがない部分も大きいです。またこの同時出しで高数値から好きなものを取るというシステムは、短時間ゲームならともかくあまり長時間のゲームには向いていない気がします。

そんななか、はっくつさんが綺麗に同じ枠を集めて勝利。

結果:はっくつ 95、さや 88、やぎの 86、自分 78



ウィーン Vienna
(説明 10分 プレイ時間 130分)
Vienna20240331-2.JPGフェルトのシティコレクションの5作目で「ライスラ」のリメイクに当たるらしいです。「ライスラ」はアレア中箱シリーズの10番で7年前に1回だけ遊んだことがあるのですが、印象が薄く、もうすっかり忘れていました。それでも、この「ウィーン」はかなり要素を追加したらしく、「ライスラ」とは相当異なった見た目になっています。テーマも、戦後のウィーンでのスパイ活動に変更され、ボードは複雑に絡み合った経路とイギリス、フランス、アメリカ、ソ連、オーストリアの旗が描かれた建物が並びます。

Vienna20240331-1.JPGラウンドでは各プレイヤー4枚のカードを持ち、うち3枚をフェイズ1、2、4の場所にプロットして1枚は捨てます(ここは「ライスラ」も同じだったと記憶しています)。カードは左上、右上、下に3分割されていて、フェイズ1ではカードの下に描かれた特殊能力を得ます。フェイズ2ではカードの左上に描かれたリソースを獲得します。フェイズ3では自分のアクションとしてボードにコマを配置し、ボードの置かれているチップを囲んで挟めば取れます。最後のフェイズ4ではカードの右上に描かれたカテゴリーの点数を上げます。このカードの使い方はやフェイズの進め方は「ライスラ」と同じだと思います。

以前「ライスラ」を遊んだ時よりは楽しめたと思います。ソロプレイ感が若干薄まっているのかもしれません。どちらのゲームも1枚のカードに3種類の能力が描かれていて、そのどれをどのフェイズ用に使うか、というのが面白さなのだと思いますが、自分は最後まで混乱していて大変でした。1枚複数能力ならば「オリンピア2000」くらいシンプルな方が良いと思います。

参考:「ライスラ」のプレイレポート:https://www.gamers-jp.com/playgame/archives/001701.html#laisla

結果:さや 266、はっくつ 170、自分 146、やぎの 119



思うにブタは2歩進む! Ich glaub, mein Schwein pfeift
(プレイ時間 各10分)
IchGlaubMeinSchweinPfeift20240331.JPG自分がプロットした数字(1−5)を左隣りのプレイヤーが当てて、外れている間は自分が進めるが、当てられると左隣りのプレイヤーが進むというシンプルなゲーム。これは「手本引き」みたいなゲームですね。半周すると1点で目標は4点、つまり2周することです。2回遊んで、はっくつさんが2勝。はっくつさん強し!

結果
1戦目:はっくつ 4、やぎの 2、自分 1、さや 0
2戦目:はっくつ 4、やぎの 3、さや 2、自分 2



サボテン キング Cactus King
(プレイ時間 10分)
CactusKing20240331.JPG内箱の中に設置された円盤が各スートでどの数字が強いかを表しています。スートは4種あり、各ラウンドではプレイヤーは任意の枚数を裏向きに伏せて同時に表にします。それぞれのスートで最強だと得点、それ以外は失点になります。そして、最も失点を食らったプレイヤーは円盤を6マスまで時計回りに動かせます。

毎回、どのカードが最強かが確定しているので、それを持っていれば出すし、そうでなければ誰もそのカードを持っていないことに賭けて出すか、次の機会を待つかしかありません。ちゃんとゲームとしては機能していますが、やはりもう少し何か不確定要素があった方が良いのではと思ってしまいます。でもシンプルなルールのゲームとしては良いのかもしれません。

結果:はっくつ 8、やぎの 7、自分 6、さや 2



頭脳絶好調 Einfach Genial (コスモス初版)
(プレイ時間 55分)
EinfachGenial20240331.JPG頭脳絶好調のパートナーシップ(ペア戦)です。お互いに話し合えないので、どのくらいで止めたら良いのかなどの読み合いが難しいです。我がチームはうまくいっていたと思ったのですが、接戦の末に最終的には負けてしまいました。双方のチームでほぼ同じ色が欠けていて、最後は潰し合いのようになってしまいまい苦しい展開でした。難しいけどやっぱり面白いですね。

結果:やぎの&はっくつ 23−24−24−27−27−36、さや&自分 22−23−35−36−36−36



ロスト シティ Lost Cities (コスモス初版)
(プレイ時間 3ディール70分)
LostCities20240331.JPGロストシティのパートナーシップ(ペア戦)です。事前に作戦を練らずに始めたのですが、パートナーのさやさんと自分の意思が食い違い、さやさんから送られてきた黄色(だったかな?)の2と4は要らないカードなのだと思って捨ててしまいました。自分は黄色を1枚も持っていなかったし、おそらくさやさんは黄色はその弱い数字の2枚だけなので、こちらが強いカードを持っていたら黄色を始めてね、そうでなければ処分してね、という意図だと思ったのです。しかし、どうもそうではなかったらしく、送られた手紙を破り捨ててしまうことになってしまいました。さやさん、ゴメン! こういう意思の食い違いもこのゲームの醍醐味であり、徐々にお互いを理解しながら、3ディール目には67点をとって逆転勝利。僅差で良い勝負でした。

結果:自分&さや 107(14+26+67)、はっくつ&やぎの 103(12+45+46)

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