２日目の日曜日だけ参加しました。開催は１１時から１７時で開場の少し前から待機列に並ぶつもりだったのですが、到着は既に１１時を回っていました。デジタル化が進んでおり、当日券を現金で買うという列には到着した時にまだ１５人くらいしか並んでおらず、割とスムースに入れました。数年後には完全にデジタル化となるのでしょうか。アナログゲームの祭典なのに。
２時半くらいの遅めの昼食までははたさん夫妻と、それ以降はスコットさんと会場を周りました。会場は西１ホールと西２ホールに分かれていて、分野別にだいたいまとまっているのでわかりやすかったと思います。ただ、アブストラクトゲームはスタンダードゲームというカテゴリーに含まれているので、独立したカテゴリーになっていると良いのですが、そこまでアブストラクトゲームのブースが多くないので仕方ないのかもしれません。例によって、アブストラクトゲームを中心に幾つかのゲームを試遊しつつ、アブストラクトとカードゲームを購入しました。
ペンタロール Pentaroll
「アキバ」や「アバロン」のように、ボールをスライドさせるアブストラクトゲームです。ボードは６ｘ６で手番には周囲から自分のボール１個を入れます。既にその列にあったボールはスライドするというわけです。ただし反対側から押し出すことはできません。目的は名前の通り縦横斜めいずれかの５連を作ること。スライド式のゲームでＮ連をつくるというのはあまり知らないので新鮮に感じました。「渋」シリーズを使って遊べそうなので、また試してみたいです。２回試遊して満足。
バーテンダウト Bartendoubt
バーテンダーとなり他の任意のプレイヤー（客）にカクテルを出すゲームです。カクテルの材料となる材料カード３枚を持ってスタート。場には材料カードと、それらを２種類を組み合わせてできるカクテルカードが並んでいます。手番には場から材料カード２枚を取り、さらにカクテルカードを選んで任意の客に材料は裏向きにしてカクテルカードとその材料を差し出します。正しい組み合わせだとカクテルカードを獲得して点数になりますが、そうでなければ材料カードを手札に追加しなければなりません。カクテルを振舞われた客は本当かどうかダウトをかけることができます。また、カクテルデッキには時計となるカードが混ざっており、時間が経つにつれて手札枚数の上限が下がっていきます。ことのきに上限を超えていたら脱落です。
カクテルを誰も差し出してくれなければ、あるいは正しいカクテルを出してダウトされなければ得点にならない、言い換えれば、手番プレイヤーか差し出されたプレイヤーしか得点のチャンスがありません。なので差し出すプレイヤーを任意にしてしまうのは不平等だし問題を感じます。また、脱落したプレイヤーは見ているだけになってしまうので、脱落の代わりに失点にした方が良かったのではないでしょうか。
見た目の雰囲気は良いゲームです。自分はジンとジンジャエールを混同して、そうするつもりでないのに間違えたカクテルを出していました。
このあと、はたさん夫妻と外のフードコートで昼食。ひと足先に帰宅するという彼らとはここでお別れです。もう３時近く、ゲームマーケットはあと2時間です。入れ替わりに、さきほど到着したというスコットさんと合流します。
トレロス Toreros
闘牛をテーマにしたゲームです。牛を囲って逃げられないようにするのが目的です。牛は自分のプレイヤーコマで９０度に曲がるのでうまく長方形の頂点上にコマを配置し、そこに牛を誘導するようにするのです。また相手のコマは牛がぶつかると除外されるので、ここがインターアクションの肝になっています。なかなか面白いシステムで、購入してしまいました。
ディエクト Diect
この日試遊した中では一番面白かったアブストラクトゲームです。共通のコマを１−５歩動かして経路にあるディスクを回収します。このとき、壁に当たるまでは曲がれません。そのあとプールからディスクを１枚配置します。目的はディスクを集めることです。共通のコマのすぐ後ろをついてくる邪魔なコマがあり、また場にはブロックが５つくらいあります。手番の最初に相手に勝利点であるディスクを与えることにより、ブロックを動かすことができるというのが素晴らしいルールです。
終了後は同じフードコートで一味さん、スコットさんと夕食。偶然にエサさんたちに遭遇し、隣りのテーブルで一緒に食事をしました。こうしてゲームマーケットの夜は更けていくのでした。
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手に入れたゲーム
トレロス
ディエクト
トライロード
Savage Bowl Trick Taking Game
忍びのがっこう
マスカレイドトリック
ペンギンパーティー
ホットリード
ゴールドラッシュ
手に入れた書籍
アナログゲームミュージアム会報誌５号
Board Game Places 4
ハダラ記念日
綴るボドゲ
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