横浜クニツィア会 2023.07.29

第23回横浜クニツィア会です。初の東神奈川開催で参加者は8名。今回は軽目のゲームが中心で、個人的な初プレイは「キング」と「スペースワーム」です。また、久し振りに拡張を入れない「ヘックメック」を遊びました。




エルファーラウス ボードゲーム Elfer raus!: Das Brettspiel
(説明 5分 プレイ時間 75分)
ElferrausDasBrettspiel20230729.JPGシンボルタイル8枚のバリアントを入れて遊んでみました。これらは1と20の先に置くことができ、置いたら追加で配置制限にかかわらず1枚を自由に置くことができます。これにより、ゲームの進行は早くなり、また戦略も変わります。今回は気がつけば左隣りのミスミンさんが上がってしまうということが続き大量失点が続きました。ミスミンさんの手札の残りが5枚くらいになると邪魔そうになるタイルを送るのですが、それが却ってミスミンさんを助けることになってしまったりと裏目になる展開が続いて最下位でした。2回上がったミスミンさんの勝利。

結果:ミスミン 26、とけい 70、マルベリー 79、自分 269



マシュマロ テスト Marshmallow Test (カンガゲームズ版)
(プレイ時間 20分)
MarshmallowTest20230729.JPG「ブードゥープリンス」のバリアントで、幾つかルールが異なります。1ディール目はノートランプなこと、最後まで残ったプレイヤーは0点であること、5や7そして0とハイカードの特殊能力がないこと、そして最大の違いは規定得点制で、1人が20点に達したら直ちに終了することです。カード枚数が少ないので、5人だと「ブードゥープリンス」、そして4人だと「マシュマロテスト」が適正だと思っているのですが、たっくんは5人の「マシュマロテスト」も良いという意見なので、もう一度この辺りも試してみたいです。

読みが外れて3ディールの終盤でたっくんに得点を与えてしまい終了。うぐぐぐ。

結果:たっくん 20、マルベリー 11、とけい 10、自分 5



ヘックメック Heckmeck am Bratwurmeck (メビウスゲームズ版)
(プレイ時間 25分)
HeckmeckAmBratwurmeck20230729.JPG実は初めて遊ぶメビウス版です。とはいってもコンポーネントはツォッホ版と変わりません。そんなに危険を冒してはいなかったと思うのですが、思うように得点できずバーストが続く展開です。最後にはタイルがなくなってしまいました。写真は最後の1枚がなくなるバーストの瞬間。ちょっと不完全燃焼です。

結果:たっくん 8、とけい 2、自分 0



イリウム Ilium
(説明 20分 プレイ時間 55分)
Illium20230729-1.JPGさぼさんのリクエスト。遺跡発掘のゲームですが、エリアマジョリティーです。発掘場所の間には経路マスがあり、めくったカードに従って、経路マスの上に自分のコマを置いていきます。そして1位や2位になると遺跡タイルが獲得できます。このとき、2倍以上の大差で1位が勝つと本来2位のプレイヤーがもらうべき遺跡タイルも1位のプレイヤーが獲得できます。しかし、もらえるのは各発掘場所で一番価値が低いものから順番なので、うまいタイミングで決算に持ち込みたいものです。1位が2枚取れるシステムは「万里の長城」そして決算があとだと得点が良くなっていくシステムは「ブルームーンシティ」みたいです。

Illium20230729-2.JPG今日唯一勝てたゲームです。久し振りにこのゲームで勝てたという気がします。

結果:自分 50、さぼ 40、たかた 40、ミスミン 20



アンフィポリス Amphipolis
(説明 5分 プレイ時間 25分)
Amphipolis20230729.JPGこれも久し振りに遊ぶゲームです。手番には4枚袋から引いて対応するエリアに分配したのち、1箇所のエリアから2枚まで獲得するというシンプルなゲームです。4枚ある特殊能力カードを使うタイミングがこのゲームのすべてと言っても良いかもしれません。

自分はミイラの家族に執着してしまい、骨が余ってしまいました。たかたさんの言う通り、偶数の場所と奇数でも良い場所があるので、余りがなるべく出ないように特殊カードを使うのがコツだと思います。非常に軽いプレイ感ですが、こういうのも悪くないかも。

結果:たかた 22、ミスミン 21、さぼ 21、自分 17



キング King
(プレイ時間 各5−15分)
King-Spielbox.JPGシュピールボックス1994年第3号の付録で Edition Spielboxの9作目に当たります。印刷の色合いのためにルールを解読するのが非常に困難でしたが、幸い有志がBGGにルールをあげていたのでそれに従って遊びました。

各プレイヤーはキング4個とポーン7個を持ち、それを自分の側に並べます。目的はキング1個を相手の最前列のキングヘックス(最初に相手のキングが置かれていたヘックス)まで進めること、あるいはそれが不可能なように相手のキング4個をすべて取ることです。

King20230729.JPGどちらのコマも動きは同じで、前方3ヘックスのいずれかにしか進めません。相手のコマがいれば取ることができますが、キングでポーンを取ることはできません。つまり弱いキングを誘導していくというゲームなのです。

今回は「カードチェス」のセットからチェスのコマを使って遊びました。キング、クイーンとビショップ2個をキング4個の代わりにしました。ボードの形状や2種類のコマ、そして弱いコマを相手方まで誘導するあたりが、「ラン」とかなり似ていますが、こちらの方が収束性が良くて面白いと思います。

結果
1戦目:ぴーかん* 勝利、自分 敗北
2戦目:ぴーかん 勝利、自分* 敗北
3戦目:ぴーかん* 勝利、自分 敗北



カゾック KaZock
(プレイ時間 5分)
Kazock20230729.JPG1年くらい前にあそんだ「カゾック」です。その時には写真を撮り忘れてしまいました。ダイスは2回まで振り直せます(合計3回)。数字の目の分は中央から、にんじんの絵の分は他のプレイヤーからにんじんを奪います。2人だと、左隣りと右隣りが同じなので、3人くらいが良いかもしれません。シンプルなゲームです。

結果:ぴーかん 15、自分 10



バスに乗り降り Schwuppdibus
(説明 5分 プレイ時間 5分)
Schwuppdibus20230729.JPGぴーかんさんのリクエストゲーム。「これ、本当に運の要素だけですよ」と念を押したのですが、遊んでみたいというので広げてみました。コンポーネントは非常に可愛らしくて和みます。ダイスを振って止まったマスの指示に従いながら、自分の停留所の最初に6人運んだプレイヤーが勝ちます。相手と同じマスに止まると相手の乗客を奪えるというのがなんともすごいルールですね。本当に運だけのゲームなのにコンポーネントが目を引くこともあって今回で通算5回目です。ぴーかんさんもたっくんも童心に返って楽しんでいました。

結果:たっくん 6、ぴーかん 4、自分 3



スペース ワーム Space Worm
(説明 15分 プレイ時間 30分)
SpaceWorm20230729.JPG今回初プレイの「スペースワーム」はダイスをベースにした紙ペンゲームです。黒の紙に銀色のポスカの様なインクで描いていき、宇宙空間に漂う果物や惑星をなるべく通る様にします。選んだダイス目とちょうど同じだけ直線上に進まねばならず、それができないときにはライフを失います。誰かがすべてのライフを失うか、全ての果物を獲得したら終了です。

手番プレイヤーが振った8個のダイスを順に獲得していくので後半は相手に残すダイスをそれなりに考えなければなりません。ダイスには色があり、獲得した果物とその時に取ったダイスの目が一致するとボーナスになりますが、その果物を3つすべて獲得しないとボーナスはありません。ルールはシンプルですが、かなり考えます。ちょっと「モールヒル」などに近い部分があります。全部でレベル4まであり、今回はレベル1をプレイ。次回はまた別のレベルで遊んでみたいです。

結果:たかた 22、ミスミン 16、自分 8、ぴーかん 5



Results20230729.JPG他には「ツタンカーメン(25世紀ゲームズ版)」「ロンド」「ポイズン」「クラシックアート」「黄河と長江」「カルテル」「ピューマフィア」が遊ばれていました。ぴーかんさんとたっくんがともに6勝ずつで最多ゲーム数勝利者でした。次回はアメンラー(25世紀ゲームズ版)を遊びたいものです。

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