土嚢の会 2023.02.19

Lunch20230219.JPG土嚢の会70回記念はグレーシャー大会です。参加者は9名。「グレーシャー」以外では「ゲリラチェッカー」と「カッコウ作戦」が個人的な初プレイゲーム。さらにエサさんとアリアナという未出版ゲームシリーズを遊びました。写真は今日の昼食、マーブル特製の焼きそばです。なお、同会場では同時にブルームーンを遊ぶ会(月の会)が行われており、そちらにも参加したかったのですがやはり時間的に厳しかったです。




グレーシャー Glaisher
(プレイ時間 各20−30分)
Glaisher20230219-1.JPGこの日の大会種目は「グレーシャー」です。一度くらいはこのゲームで大会をやってみたかったのですが、プレイ時間が少々長いので難しいのではないかと思っていました。でも今回の統計を見ると各ゲーム20−30分くらいで終わっていたので問題はあまりなかったみたいです(ときにはすごく長時間の戦いもあったようですが)。

大会形式は最低3人以上のプレイヤーと対戦すればエントリー資格が与えられ、勝ち越し点で順位を決める方式です。同点ならば総ゲーム数で決めます。先手有利かは不明ですが、一応パイルールを設けました。

Glaisher20230219-2.JPG自分はまず優勝候補のぴーかんさんと対戦し端をうまく結ばれて惨敗。やはりもう少し温まってからぴーかんさんと対戦すれば良かったと悔やまれます。2戦目は吉田さんと対戦して勝利、これで1勝1敗です。

その後「ゲリラチェッカー」「シャルティエ」を挟んだあと、たっくん、中村さん、えりこさん、土井さんと4連続グレーシャー。思ったように勝てずに勝ち負け半々で、3勝3敗です。

Glaisher20230219-3.JPGさらに「カッコウ作戦」「フィレンツェ」を遊んだあとに、地下で月の会(ブルームーンを遊ぶ会)に参加していたハイカンさんが、土嚢の会にも立ち寄ってくれて、ハイカンさんが遊んでみたいというので2回遊びましたが、これは練習で大会結果としてはカウントされません。最後にエサさんと遊び、なんとか踏ん張って勝利し、4勝3敗の勝ち越し点1で終了しました。道化師さんとは対戦できなかったのが残念です。

ぴーかんさんが1人で6勝1敗(勝ち越し点5)という圧倒的な強さで優勝。次点は自分と土井さんがそれぞれ勝ち越し点1ですが、ゲーム数の多かった自分が2位、土井さんが3位でした。優勝したぴーかんさんには賞品として「グレーシャー」が贈呈されました。

色々なプレイスタイルがあるみたいで、見ていて面白かったです。パイルールが必要かどうかは意見が分かれるところだと思います。

個人結果(*は先手)
1戦目:ぴーかん 勝利、自分* 敗北
2戦目:自分 勝利、吉田* 敗北
3戦目:たっくん 勝利、自分* 敗北
4戦目:自分* 勝利、中村 敗北
5戦目:自分* 勝利、えりこ 敗北
6戦目:土井 勝利、自分* 敗北
(練習1戦目:自分* 勝利、ハイカン 敗北)
(練習2戦目:自分 勝利、ハイカン* 敗北)
7戦目:自分* 勝利、エサ 敗北


大会結果(9名中上位5名)
1位 ぴーかん 6勝1敗(勝ち越し点5、勝率86%)
2位 自分 4勝3敗(勝ち越し点1、勝率57%)
3位 土井 3勝2敗(勝ち越し点1、勝率60%)
4位 エサ 2勝2敗 (勝ち越し点0、勝率50%)
4位 道化師 2勝2敗 (勝ち越し点0、勝率50%)



ゲリラ チェッカー Guerrilla Checkers
(プレイ時間 各20−45分)
GuerrillaCheckers20230219.JPGひとりがゲリラ、もうひとりがCOIN(counter-insurgencyの略。対反乱作戦のこと)になって戦うゲームです。COIN側は6個のコマを持ち、ゲリラ側は最初は2個のコマを隣同士に置きます。面白いのは、COINはグリッドのマス目に、ゲリラはグリッドの頂点にコマを置くというところです。ゲリラの目的は6個のCOINのコマを全て包囲して除去すること、COINの目的はゲリラのコマを獲得し、コマを尽きさせることです。

ゲリラは手番では既に置かれたコマの隣りとその隣りというように2個連続でしか置けません。これにより、COINのコマの置かれたマスの頂点全てにゲリラを置ければCOINを包囲したことになり除去します。COINは手番ではチェッカーのように斜めに1マス進めます、これにより頂点のゲリラを飛び越えるとそのゲリラは除去されます。ゲリラを1回取り始めたらもう取れなくなるまで連続ジャンプをしなければなりませんが、最大を取る必要はありませんし、1つも取らないマスに進むこともできます。

ゲリラはじりじりと勢力を広げていってもあっという間にCOINにほぼすべてを取られてしまいます。道化師さんと2回遊び、2回ともCOIN側の勝利。しかし、道化師さんは残りのCOINが2つ、自分は1つだったので、この残り数で勝負を決めるならば道化師さんが総合的勝利です。

結果
1戦目:道化師(COIN) 勝利(2)、自分(ゲリラ) 敗北
2戦目:自分(COIN) 勝利(1)、道化師(ゲリラ) 敗北



シャルティエ Chartae (ボードゲームサーカス版)
(説明 5分 プレイ時間 5分)
Chartae20230219.JPG「シャルティエ」の第2版です。アミーゴのカードゲームサイズの箱になってボードゲームサーカスから出版されました。たった9枚のタイルで遊ぶというミニマリスティックなゲームですが、時計回り90度回転と合わせて3手番連続の回転は禁止というルールがよくできています。

結果:自分(海) 5、道化師(陸) 4



カッコウ作戦 Operation Cuckoo
(説明 15分 プレイ時間 各5−10分)
OperationCuckoo20230219.JPG去年のエッセン新作。もともとこのゲームを買うために立ち寄ったのがジョリーダッチのブースだったのですが、カードゲーム「パーフェクトナンバーズ」など色々と買ってしまったブースです。本来の目的だった「カッコウ作戦」を漸く初プレイ。

ルールの勝利条件が分かりづらく、凡庸なゲームだと感じでいたのですが、慣れてくると相手に取らせるのと自分のカッコウを敵陣に到達させるという2つの目的が絡み合っていて面白くなってきました。

結果
1戦目:土井 勝利、自分* 敗北
2戦目:土井* 勝利、自分 敗北
3戦目:自分* 勝利、土井 敗北



フィレンツェ Firenze
(プレイ時間 35分)
Firenze20230219.JPGまだ1回しか遊んだことがなかった「フィレンツェ」を土井さんと遊びました。2−3人用で2人のときは白が中立色になります。3色のうち2色からなるドミノタイルをならべていき、自分の色の3マス以上のエリアを多数作ることが目的です。つまり大きなエリアを作っても意味がなく、また2マス以下のエリアは0点なので、ちょうど良い大きさにしていく面白さがあります。ここは3マス(正確には自然対数の底である2.718...マス)が理想とされる「オメガ」からの発想だそうです。さらに自分の色が相手の色1マスを挟むと、ランプレドットと言って挟まれたコマにピラミッドを置き無効化できます。これにより、相手のエリアを分断したり2マス以下にしたりできます。

今回は、このランプレドットが12回以上起きてしまってピラミッドが足りなくなり、終盤にはピラミッドを置けませんでした。得点は互いに5点(つまり3以上のエリアが5つずつ)。タイブレークは最大のエリアということですがこれも5マス同士で決着がつきません。これ以上のタイブレークは書いていないのですが、2番目、3番目に大きいエリアを比べて行くと大きい方から、土井さんが5−4−4−4−3、自分が5−4−3−3−3だったので、土井さんの勝利とするのが妥当でしょう。次回は3人で遊んでみたいものです.

結果:土井 5(勝利)、自分 5



アリアナ Ariana
Ariana20230219.JPG「グレーシャー」の最終戦を終えた後、エサさんと、コンヘックスの作者アントナウの未出版ゲーム「アリアナ Ariana」を遊びました。基本的なモジュラーボードにコマ、ダイス、ついたてなど様々なコンポーネントが付属しており、色々なゲームを遊べるようになっているゲームシステムです。

ArianaTrilemma20230219.JPGそれぞれのゲームには番号が付いており、今回は完全情報の「アリアナ2」、少しだけ隠匿情報のある「アリアナ6」、コマを置く場所を10個の宝石で競る「アリアナトリレンマ Ariana Trilemma(2.7)」の3つを遊びました。原石を楽しむという感じで、ここからルールを工夫していくとさらに面白くなりそうです。貴重な体験でした。

結果
1戦目(アリアナ2 Ariana 2):エサ 25、自分 24
2戦目(アリアナ6 Ariana 6):自分 33、エサ 18
3戦目(アリアナトリレンマ Ariana Trilemma(2.7)):エサ 勝利、自分 敗北

SHARE