土嚢の会 2023.01.22

Lunch20230121.JPG第69回土嚢の会です。今回は初参加のみねさん、吉田さんを含め10人参加です。個人的な初プレイは「ヨクシィ」、「マイクロチップ」、「クロコライダー」の3つで、どれも興味深いゲームでした。昼食はマーブル特製のオムライス。




ヨクシィ Yoxii
(説明 10分 プレイ時間 10−15分)
Yoxii20230121.JPGコスモルド出版の新作です。Y、O、X、IIの4種類のコマは3、1、4、2をそれぞれ表しています。中立のトーテムをより高い数値の自分のコマで囲むのが目的です。

スタート時にはトーテムが中央にあり他は空きマスです。手番にはトーテムの周囲8マスのいずれかの空きマスに自分のコマを置き、トーテムを8方向いずれかに1マス動かします。このとき、もしトーテムから1方向に自分のコマだけが直線上に並んでその先が空きマスだったら、トーテムは自分のコマを飛び越えて移動できます。こうしてどちらかが移動不可能になったら終了し、その時点でトーテムを囲むコマの数値合計を比べるのです。

飛び越える移動が面白いですが、お互いに牽制し合うのでゲーム中に3−4回ほどしか起こりません。最後に数値を比べる時に、やはり直線上に並ぶものも数えるようにしたら面白いかもと思いました。コスモルドっぽいゲームです。

結果
1戦目:自分 7、とけい 4
2戦目:とけい 8、自分 4
3戦目:吉田 18、自分 5



ヤバラックス Yavalax
(プレイ時間 各10分)
Yavalax20230121.JPG初参加の吉田さんと「ヤバラックス」を遊び、そのあと「ヤバラス」を遊びました。後から考えたら、逆の順番で遊んだほうがよかったかもしれません。

結果
1戦目:自分 勝利、吉田 敗北
2戦目:自分 勝利、吉田 敗北



ヤバラス Yavalath
Yavalath20230121.JPG続けて土嚢の会では誰もが遊んだことがあると思われる「ヤバラス」です。今回は4回遊び2勝2敗。吉田さんもだいぶ慣れてきて、後半の2戦は負けてしまいました。

結果
1戦目:自分 勝利、吉田 敗北
2戦目:自分 勝利、吉田 敗北
3戦目:吉田 勝利、自分 敗北
4戦目:吉田 勝利、自分 敗北



マイクロチップ Microchip
(説明 10分 プレイ時間 各10−20分)
Microchip20230121.JPG去年出版されたらしいネスターの新作。多人数のパズルゲームです。端の列から順番にタイルをドラフトしていき、すべて取った後に自分のボード上で閉回路をつくります。なるべくタイルを余らせずに、大きくて複雑な回路を作ることが目的です。

各自のボードは異なる色の配置で、これは獲得したタイルの色に合わせなければなりません。タイルは行き止まり(1点)、直線(2点)、L字(2点)、T字(3点)、十字(4点)とあり、カッコ内に記した通りタイルの辺に達している経路の数が得点となります。使わないタイルは1枚マイナス2点なので、場合によってはマイナスになってしまいます。

パズルゲームとしては面白いかもしれませんが、とても他のプレイヤーのボードを見てタイルを取る余裕はありません。とけいさんがかなりうまく、2戦を通してトップです。

結果
1戦目:とけい 20、ぴーかん 6、自分 4、吉田 −2、みね −18
2戦目:みね 24、とけい −2、吉田 −6、自分 −6、ぴーかん −12



クロコ ライダー Croco Rider
(プレイ時間 15分)
CrocoRider20230121.JPGコスモルドの茶色い箱シリーズです。持ち込んでくれたぴーかんさんと遊びました。結構複雑なエリアマジョリティーのゲームで、コマには正負の符号と数字が書かれています。ワニの背中を表したエリアは繋がったマス目で両端にプラスとマイナスの符号が書かれています。これが置くときの制限を表しており、プラス3のコマだったらプラスと示された側から3マス目にしか置けないのです。

すでにコマが置かれたエリアに置くと、どちらかが裏返ります。今置いた符号に従って絶対値が小さい方にいる側が裏返るのです。こうして最終的に残ったコマの数値と置かれたコマの数の積が得点です。かなりややこしいですね。

慣れてくるとなんとなくどうすれば良いのかがわかってきます。面白いのは自分が置いたコマが即座に裏返ると連続で手番ができます。これを利用してエリアの最後の1マスが自分になるように連続配置ができるとなかなか気持ち良いです。

結果:自分 45、ぴーかん 40



ペントアップ Pent-Up
ランチの後、ペントミノを利用した積み上げのゲーム「ペントアップ」を遊びました。12手番ずつしかない短時間のゲームですが、選んだペントミノが配置できる最上階層に置かなければならない、という縛りが素晴らしいです。(写真撮り忘れ)

結果
1戦目:自分 勝利、吉田 敗北
2戦目:自分 勝利、吉田 敗北



カリスト Callisto (ストゥポルムンディ版)
(プレイ時間 4ラウンド75分)
Callisto20230121.JPGクニツィアが手がけたブロックスのようなゲームです。今回使用したのは、ストゥポルムンディ(ラテン語で世界の驚異という意味らしい)というイタリアの出版社のバージョンで、ボックスカバーに木星の衛星カリストの写真が描かれています。ブロックスとの大きな違いは自分のタイル同士は辺で接しなければならないこと、スタート地点が自由に2箇所選べること、ゲーム中に3箇所目のスタート地点を手番使って選べることです。また、タイル構成なども大きく異なり、「フィット」と似たスピリットを感じます。

先手プレイヤーが有利なので、今回は各プレイヤーが順番にスタートプレイヤーを担当する4ラウンド制で遊びました。自分は3ラウンド目には無失点を達成したのですが、4ラウンド目で大きく失点を食らって3位に落ち込みました。みねさんが失点をうまく抑えて勝利。

結果:みね 17、とけい 19、自分 25、吉田 29



オクトゴ Octogo
(プレイ時間 35分)
Octogo20230121.JPG久し振りに遊ぶ「オクトゴ」です。80年代の古いゲームですが、2アクション制なのでスピーディーで思いの外面白かったという記憶があります。終盤には相手の背後に廻って一気にゲームが終わるという印象があったのですが、今回はそうはいかずに最後まで決着せず、結局は競技終了となりました。相手を絶滅させるという古いスタイルの目的が良くないのかもしれません。アブな世界での解析を待つことにします。

結果:中村、自分 引き分け(競技終了)



SiaSolaLevel0.JPG今回は Sia Sola という名前の、昨年ケルンの Spielbrett で見つけた中古ゲームを持ってきたのですが、ゲームではなくパズルだったようで、一部の参加者はかなり気に入っていたようです。黒と赤のコマを入れ替えるのが目的で、移動には灰色の石がまたぐ辺のどちらかの端だけにいなければならず、コマを移動すると灰色の石がその辺の反対側に移動します。自分は少しチャレンジしただけですが、第1問さえできませんでした。後日、第1問を解くことに成功し、一緒に解いていたnakiさんともっと初心者用の第0問を考えました(写真)。

2023年の最初の会だったので、早めに切り上げて8人で塚田農場で新年会をしました。同人デザーナーの世代分け(?)というマニアックなテーマで盛り上がっていました。参加者のうち(おそらくパズルのせいで)、佐藤さん、道化師さん、土井さん、タクヤさんとは遊べませんでしたが、またの機会に。

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