横浜クニツィア会 2022.09.25

Results20220925.JPG第16回目のクニツィア会です。参加者は10人。恒例のシュピールボックスからは、アイスホッケーの2人用ブラインドビッド「ペナルティー」です。個人的な初プレイは「タートルマニア」と「幽霊船」で、なぜか自分が勝利したのもこの2つのゲームだけでした。




インフェルノ Inferno (ピアトニク初版)
(プレイ時間 3ディール35分)
Inferno20220925.JPGまずはスコットさんのリクエストで「インフェルノ」のピアトニク初版を遊びました。説明している間に次々と参加者が現れて、結局理想と思われる7人で3ディール勝負で遊ぶことになりました。赤のカードが少ない時はディフェンシブにプレイしていたのですが、2ディール目が終わってキノさん19点、ぴーかんさんと自分が21点で同点2位だったので、1位を目指すべく勝算の薄い賭けに出てしまいました。しかしこれが大失敗して大量の赤カードを引き取ってしまいました。もしさっさと引き取っていたら3位にはなっていたかも。

結果:ぴーかん 30、キノ 38、あすまー 46、ペタナカ 47、自分 60、スコット 68、lain 81



タートル マニア Turtle Mania
(説明 10分 プレイ時間 5分)
TurtleMania20220925.JPG続けて初プレイのバランスゲーム「タートルマニア」です。土台の端からカメを指先を使って押し込みます。このとき、他のカメが落ちなければ成功ですが、押されて落ちてしまうと失点です。誰かが5失点になったら終了。また黄色いカメを落とすともう1手番やらなければなりません。ゲームセンターにあったコイン落としの要領ですが、落とさないようにうまく隙間を見つけます。自分はこの隙間にかなり助けられて無失点。しかし3人プレイだったので、対面がいない自分が有利だったのは否めません。4人専用かも。

結果:自分 0(勝利)、スコット 4、あすまー 5



美術泥棒(アートの横取り) Art Robbery
(説明 10分 プレイ時間 15分)
ArtRobbery20220925.JPGヘルベチクからの「美術泥棒」はボドゲーマでは「芸術品泥棒」となっており、最近出版されたすごろくやからの日本語版では「アートの横取り」と邦題に翻弄され放題なゲームです。どこでラウンドを終わらせるかという判断がクニツィアらしく、3人くらいが一番熱いのではないでしょうか。今回は自分はアリバイが少なすぎて脱落してしまいました。

結果:あすまー 30(5)、スコット 27(7)、自分 32(3脱落)
(括弧内はアリバイの数)



ウィナーズサークル Winner's Circle (フェイス2フェイス版)
(プレイ時間 80分)
Winner'sCircle20220925.JPGスコットさんリクエストの「ウィナーズサークル」です。豪華版を持って行こうかと思ったのですが、視認性の良さはこちらのフェイス2フェイス版の方が上です。(前々回は「アスコット」というシュピールボックスのゲームでコンポーネントだけ使いました)。このゲームはダウンタイムの関係と誰も賭けていないダミーの馬の妙があって4人くらいがベストだと思っているのですが、どうもギークでは6人ベストのようです。そんなわけで今回は6人です。0ビッドを使った裏向きビッドのバリアントです(というか、このバリアントを使わないことはほぼないです)。馬の選択はランダムに決めるウィナーズサークルルールを採用しました。

途中で自分だけしか欠けていない馬が2位になったりと、かなり良い感じだったのですが、最終的には3位でした。今回は1レース目で得点がマイナスになってしまうプレイヤーが現れましたが、そこはマイナスではなく0点としました(おそらくこれで正しいと思います)。

今回感じたのはやはりダウンタイムが長いこと。でも6人は6人でダラダラと遊ぶ楽しさがありますね。あと3レース目は馬の能力が同じようなものばかりになってしまったので、やはりロイヤルターフルールの方が優れていると思います。

結果:lain 1900、がとぅ 1850、自分 1650、ぺたなか 900、スコット 600、あすまー 400



ペナルティー Penalty
(プレイ時間 各15-20分)
Penalty20220925.JPG「ペナルティー」はシュピールボックス1993年2号の付録でエディションシュピールボックスの2番目になります。アイスホッケーをテーマにした2人用の同時ビッドのゲームで、シンプルながらも非常に熱い駆け引きができます。各プレイヤーは価値1、2、5のチップをそれぞれ10、5、1枚持ちます。つまり16枚で価値は25あるわけです。これを毎回任意の数だけ握ってより多く握ったプレイヤーがパックを相手側に勧められます。中央から2回勝てばもう得点です。しかし、相手よりも3枚以上多く握ってしまうと負けてしまうのです。これがペナルティーというわけなのですね。空ビッドもありなので、3枚握るときはペナルティーにならないかとドキドキします。どちらかが得点するたびにパックを中央に戻します。使ったチップは相手に公開し、どちらかが全て使い切ったら、まだ残っている方はチップの枚数を使って1回だけゴールできます。

今回は「古代ローマの新しいゲーム」のチップとコマを使って遊びました。もうブラインドビッドのゲームはこれを遊べばいいのではないかと思えるくらい、白熱します。昔一度だけ遊んだことがあるのですが、どんなゲームか忘れていたので再び遊べてよかったです。

結果
1戦目:ウサギ 5、自分 3
2戦目:ウサギ 4、自分 4(同点)



蹄鉄ゲーム Das Hufeisenspiel (ゲーム全格納庫 Allerley Spielerey より)
(プレイ時間 40分)
Hufeisenspiel20220925.JPG前日も遊んだ「蹄鉄ゲーム」です。今回も「カテナ」のコンポーネントを代用して4人で4回戦を遊びました。12枚中7枚なので引き運も確かに大きいですが、なかなか鋭くて好みのゲームです。今回は最下位でした。

結果:ぴーかん 44、ぺたなか 21、ウサギ 20、自分 16



幽霊船 Phantom Seas
(説明 5分 プレイ時間 20分)
PhantomSeas20220925.JPG方位磁針が付属しており、北に合わせてゲームボードを置きます。目的は幽霊船に捕まらないようにしながら海に散らばる財宝を獲得することです。手番には表向きになっているカードから1枚選んで移動。財宝は種類によって1−3点で、獲得したら裏向きにします。このとき幽霊船が動いたり、渦潮が起こってボードが90度回転したりするのです。幽霊船は斜めも含めて最短距離で向かってきます。捕まると財宝を取り上げられてしまうのです。またボードの回転は正確にするために方位磁針に合わせるというギミックです。

子供用のゲーム(自然科学のSTEM教育のゲーム)なので、子供にとって方位方角が理解出来るようになっています。ゲームとしては少々物足りないかもしれません。

結果:自分 10、ぺたなか 9、ぴーかん 8、がとぅ 4



この他には「なんちゃって銀行強盗」、「多重塔」、「モトリーフールの安く買って高く売れ」、「メンバーズオンリー」、「ミレフィオリ」、「オーバーアンダー」、「ゾンビマニア」、「ゼロ」、「ケルトタイル」が遊ばれていました。残念ながら、参加者のうち一味さんとは遊べませんでしたが、また別の機会に。

SHARE