R−120 2022.09.24

ツヴォゲル Zwoggel
(プレイ時間 各15−25分)
Zwoggel20220924.JPG他のプレイヤーが「チグリスなんとか」というゲームを遊んでいる間に、あとから到着した一味さんと遊びました。2人専用ではないですが、2人が一番面白いかもしれません。手番では場のタイルを2枚めくってから場に3枚裏向きに追加するので、収束しないように思われるのですが、ちゃんと最後は苦しくなって収束します。2戦遊んで2回ともペナルティー3で敗北。

結果
1戦目:一味 1、自分 3
2戦目:一味 1、自分 3



キャンペーン トレイル Campaign Trail拡張 緑の党 Green Party Expansion
(プレイ時間 265分)
CampaignTrail20220924-1.JPG党首になってアメリカの大統領選挙を勝ち取るというゲームです。チーム戦で8人が2人ずつ4つの党に分かれて、それぞれ大統領候補と副大統領候補となって戦います。アメリカといえば二大政党の民主党(青)と共和党(赤)があまりにも有名ですが、それに加えて比較的党員が多いリバタリアン党(黄)と緑の党(緑)が加わります。基本ゲームは政党が3つで6人まで対応しているようですが、拡張を入れると緑の党が加わり8人まで遊べるというわけです。

カードドリブンのシステムで、手札5枚のうち1枚を使い、それに書かれた能力のうちのどれかを使用します。コマを補充したりお金を獲得したりボード上を移動したりといったアクションが選択肢にはありますが、面白いのはコマを配置するアクションが2つあることです。ひとつはアドバタイズメントといって特定のトピックに関心がある州に1つずつコマを置くことができ、これは自分のいる場所には関係ありません。もうひとつはキャンペーンで自分が今いる地域周辺の州に集中してコマを配置できます。さらにカードは特殊能力が書かれているものも多くあり、通常の能力の代わりにこちらを発動させることもできます。

CampaignTrail20220924-2.JPGデッキは8月、9月、10月と3つに分かれており、デッキが尽きると討論会が始まります。8月の終わりには副大統領の、そして9月の終わりには大統領の討論会なのです。トピックに合う手札を残してうまく良いタイミングで自分の党が有利になるようにカードを出していきます。討論会の結果はボード上に反映されコマを配置できます。

実際の選挙人の数と同様に、合計538票を争います。人口比に合わせて各州(とDC)の票数が3−55と異なり、票数に比例した長さのタイルを溝に並べるようになっていて、クニツィアの「フィガロ」を思い起こさせるつくりで、視覚的にわかりやすいです。票数は多い順にカリフォルニア55票、テキサス38票、ニューヨークとフロリダが29票、ペンシルバニアとイリノイが20票となっており、これらの州をいかに獲得するかが主な争点になっています。最終的に10月のデッキが尽きてから1巡した時点で最も多くの選挙人を獲得した党の勝利です。

今回はたまたま着ていた服の色(青赤黄緑)によって大統領候補の4人が決まり、そのあとくじ引きでペアを決めました。自分は赤いシャツを着ていたので共和党の大統領候補です。つまり現実ではトランプというわけです。莫大な特殊能力をカヤ副大統領候補が解読し、ゲーム中2回ほどうまくボード上で近い場所に行きカード交換をしました。カード交換は一見無駄に思えますが、それぞれの能力がかなり異なるので、手札を最適化するためには正解だったと思います。

CampaignTrail20220924-3.JPG8月が終わった時点では我が共和党がトップでしたが、9月には大票田テキサス38票を奪われて最下位に沈みました。自分は最大のカリフォルニアを攻め込むのが良いのではと言いましたが、それは憎しみを買うからやめようと副大統領候補にたしなめられました。結局フロリダとテキサスを両方取るという現実的な作戦を遂行することにします。カヤ副大統領候補の特殊能力で移動しながらうまくフロリダを含む南部を獲得し、最後には温存していた特殊カードを使ってテキサスに1手番で合計5つもコマを配置することで、フロリダ、テキサスのサンベルト両州を勝ち取って勝利。はちゃめちゃですが、意外とバランスも取れていて選挙のプロセスが楽しめました。本当に選挙している気分になります。Make America Great Again! (注意:自分は共和党支持ではありません。ゲームの中だけです)

結果:カヤ&自分(共和党) 1位、あらい&ありきり(民主党) 2位、しゅだっち&一味(リバタリアン党) 3位、ひだり&あすまー(緑の党) 4位



蹄鉄ゲーム Das Hufeisenspiel (ゲーム全格納庫 Allerley Spielerey より)
(プレイ時間 25分)
Hufeisenspiel20220924.JPG4人が面白いのではと思われるシンプルな「蹄鉄ゲーム」です。今回はコマが裏からわからないように「カテナ」のゲームのコマを代用しました。本来は1−12の12個なのですが、カテナは0−10と星の12個なので、星を11とすればゲーム的には問題ありません。スタートプレイヤを変えて4回戦を行い合計を競いました。序盤では沈んでいたしゅだっちさんが逆転勝利。必ずしも先手番が不利とは言い切れない気がします。

「運の要素が大きいから最初から1−7を使うようにすれば」という意見がありきりさんからあったので、終了したあと1ラウンドだけ1−7で試してみました。最後の手番ではどのコマを持っているかがわかってしまうので、どきどきすることがなくなってしまい、やはり今ひとつかもしれません。でも完全情報ゲームに近くなるので、好みでバリアントとして遊ぶのも良いでしょう。

結果:しゅだっち 43、自分 36、カヤ 23、ありきり 10
(1−7を使ったバリアント:自分 13、ありきり 9、カヤ 6、しゅだっち 0)



カテナ Catena
(プレイ時間 10分)
Catena20220924.JPG続けて、一緒に持参した「カテナ」を遊びました。こちらは同時ビッドのゲームですが、使い捨てなのが厳しいゲームです。ある程度温存していかないと終盤の重要な勝負に絡めなくなってしまいます。シンプルですが同時ビッドのシステムが好きならば一度は遊んで欲しいゲームです。

結果:自分 5、カヤ 4、ありきり 4、しゅだっち 3



ミレ フィオリ Mille Fiori
(プレイ時間 35分)
MilleFiori20220924.JPG最後は「ミレフィオリ」です。時間がなかったので流れをつかむことを目的に速いペースで遊びました。45分で終わるだろうと思っていたらなんとたったの35分。しかし、少々急かされた気分で遊んだので、ちゃんと戦略を考えられなかったかもしれません。そんななかで1位を僅差で勝ち取ったのはあすまーさんでした。

結果:あすまー 218、一味 216、自分 151、ひだり 124

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