メープルゲーム会 2022.08.28

2日目のレポートです。この日は何と言っても「マルコポーロの旅路」が一番複雑で重いゲームでした。



マルコポーロの旅路 Auf den Spuren von Marco Polo追加タイルセット Die neuen Charaktere
(説明 45分 プレイ時間 130分)
MarcoPolo20220828-1.JPGスコットさんに「ロレンツォとマルコポーロとどちらが良い?」と聞かれたので、どちらも未プレイなのでどちらでもという返事をしたら「マルコポーロ」になりました。クニツィアの「マルコポーロ」と原題は同じですが、内容はかなり異なります。

毎ラウンド開始時にダイスを全員5個ずつ振り、それらをワーカーとしてボードの各所に配置していきます。ダイスプレースメントというシステムです。高い目のダイスの方が恩恵にあずかれることが多いですが、同じ場所に2人目以降が配置するときはダイス目に等しい金額を支払わなければならないので、低い目のダイスが欲しい場合もあるのは良くできています。ワーカープレイスメントの例に漏れず細かいルールが多くて複雑です。

MarcoPolo20220828-2.JPG目標都市のカードで Sumatra&Anxi と Karachi&Anxi を選択。両方達成すれば21点です。スマトラとカラチはわかるのですが、Anxiはどうも瓜州(かしゅう)のことで、2006年までは安西(あんせい=Anxi)だったようです。

とにかく「旅路」というタイトルなのに移動が難しく、いろいろなところの特殊能力を使ってようやく移動が賄えるという厳しさです。黄金の5(1移動が付いてくる唯一の資源)を使ったり、モスクワのらくだで移動の能力を使ったりし、最後はカラチで大量にお金を得てそれを武器にお金を使って移動しました。5ラウンドという固定ラウンド制なので、慣れればかなり早く終わるのかもしれません。

結果:自分 83、スコット 59、kizu 50



メドウ Meadow
(説明 25分 プレイ時間 110分)
Meadow20220828.JPGボードには12枚のカードが4x3の長方形状に並べられています。その周囲3辺のどこかに自分の矢印タイルを置き、カードを獲得します。タイルには数字が書かれており、直線上にその数字だけ離れたところにあるカードしか獲得できません。タイルは1-4の数字が書かれています。

さらにカードには獲得条件となるシンボルが描かれており、自分のカード列のどこかに条件のシンボルが見えていないと獲得できません。そして獲得したカードはこれらの条件となっているシンボルのカードのどれかを上書きするので、ちゃんと考えてカードを取っていかないと行き詰まってしまいます。パズル的な要素が強いですが面白いと思います。

また、矢印タイルをカードの周囲に置く代わりに、共通のボードにおいて特殊能力を使う方法もあります。このボードには円上にシンボルが並んでおり、隣接する2つのシンボルが自分のカード列で見えているとボーナス点チップを置けます。これは早い者勝ちであり、また2枚目、3枚目のチップほど得点は高くなるので重要なのです。

ボーナスも獲得しうまくカードを獲得していたと思ったのですが、僅差でkizuさんの勝利。

結果:kizu 57、自分 56、スコット 52



ラピード Rapido
(説明 プレイ時間 各10-15分)
Rapido20220828.JPG「エクストラ/エクスケープ」の新版です。2人用バリアントルールが載っていたので、試してみました。各自2組のダイスを持ち、ダイスを場に置いた時にはもう1組の自分のダイスは取り除かれることはありません。手番の始めに2組4個のダイスが場にあった時に、初めてそれらを回収して2組の示す合計値だけ進むことができます。つまり最大で5と4の場所に置いてあれば9マス進めるわけです。かなり面白いバリアントだと思います。もちろん「エクストラ」や「エクスケープ」でも遊べるので、持っている方は是非試してみると良いのではないでしょうか。

1戦目はやたら7が多く出るなあと思っていたら、なんとダイスはすべて1−2−3−4−7−Xの組み合わせでした。たまたま7−7が出なかったので気がつかなかったのですが、通りで5や6が出ないわけです。梱包間違いでこうなってしまったのだと思いますが、とりあえずはそのまま続けました。そして、2戦目はスコットさん所有のエクスケープのダイスを使いました。こちらはちゃんと1−2−3−4−7−Xと1−2−3−5−6−Xのペアになっています。

結果
1戦目(参考):自分 勝利、スコット 敗北
2戦目:自分 21、スコット 19



ナーガ ラージャ Naga Raja
(プレイ時間 40分)
NagaRaja20220828.JPG3種類の棒を振って3x3のの自分のボードイタイルを配置していき、財宝を集めるゲームです。まず山からタイルを1枚めくります。スタートプレイヤーから順にカードを出し、これによって今回振る棒の数と組み合わせが決まります。棒は4面ダイスで、種類によって出目が異なります。基本的には数比べで合計値が高い方がタイルを獲得できますが、その前に振った棒で数字ではないナーガというシンボルの数だけ色々な効果を発動します。ルールが煩雑なので、おそらく2回目から面白くなっていくゲームなのではと思います。

結果:スコット 27、自分 13



ミレ フィオリ Mille Fiori
(プレイ時間 各40-45分)
MilleFiori20220828.JPG初の2人プレイ。2人用のルールを読んでおらず、1戦目は通常通り5枚の手札のうち4枚を使いました。ここでルールを読むと、2人プレイの時には5枚中3枚しか使わず、残った2枚を共通のプールに置くようです。2戦目はこの正しいルールで遊びましたが、プールのカード枚数が非常に多くなり、違和感を覚えました。ゲーム自体は2人でもなかなか面白かったので、また2人でも遊んでみたいです。

結果
1戦目:自分* 218、スコット 206
2戦目:スコット* 205、自分 186



ケルト タイル Keltis: Der Weg der Steine
(プレイ時間 各15分)
KeltisBMM20220828.JPG昔よく遊んだ「ケルトタイル」です。久し振りに遊ぶと面白いですね。相手と同じ方向に行くが逆方向に行くかという選択や、ゲームが終わるまでのタイミングを計るところなど「ロストシティ」の良いところを引き継いでいます。今度は久し振りに多人数で遊びたい。

結果
1戦目:自分 51、スコット* 47
2戦目:自分 54、スコット 40



ケルト ダイス Keltis: Das Würfelspiel
(プレイ時間 25分)
KeltisWurfelspiel20220828.JPGこちらも久し振りに遊ぶ「ケルトダイス」です。今回は難しい方の面で遊びました。止まれないマスの配置が曲者で、特に黄色は出発するときに3マス進まなければならず、結局どちらも黄色は使いませんでした。このゲームに慣れているスコットさんの勝利。

結果:スコット* 47、自分 31



ザメック Zamek
(プレイ時間 50分)
Zamek20220828.JPG「カルカソンヌディブルク」のポーランド版です。グラフィックが変更されて、道が太くなり、タイルの色合いも変わりました。こちらの方が少しだけ視認性が良いかもしれません。今回は最大の屋根を獲得しましたが、ボーナスは6点と少なめ。序盤に市場においたのは失敗でしたが、勝つことができました。

結果:自分 107、スコット 83



カーボ Cabo
(プレイ時間 20分)
Cabo20220828.JPG自分のカードの数値合計を相手より低くするゲームです。ゲーム開始時には自分の4枚の伏せたカードのうち2枚を見ることができます。手番には山札から1枚引いてそれをいずれかと交換するか、あるいはそのまま捨てるかです。非常にシンプルです。トランプの「ゴルフ」に似ています(というか、ほとんど同じゲーム)。

結果:スコット 28(敗北)、自分 8(勝利)



3日目に続く

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