横浜クニツィア会 2022.05.29

第14回横浜クニツィア会です。なんと参加人数は総勢21人とこれまでの最高記録。自分にとっての初プレイは「アスコット」というシュピールボックスの問題作と、「指輪物語子供ゲーム」「お星さま起きて」という子供ゲーム2種です。



タタリ Tatari
(説明 10分 プレイ時間 45分)
Tatari20220529.JPGぴーかんさんのリクエストで、まずは「タタリ」です。5人でしたが、思えばこの5人というのがあまり良くなかったと思います。基本的にはヘックメックと同じダイナミクスなので、2-3人が適正でしょう。この時に「5人なのでまずは違うゲームにしましょう」と言えば良かった。

ルールは前回の高尾ボードゲーム会で遊んだ時のルールが正しいということで開始。そのときは3人だったので15分で終わりましたが、今回は5人で45分。一度人形がなくなっても4人のプレイヤーから攻撃を受ける可能性があるので、ゲームがなかなか終わりません。ぴーかんさんは5回もリーチをかけたのに上がれず。うまく何人かがリーチをかけたタイミングで大塚さんが勝利しました。

結果:大塚 勝利、ぴーかん 0、自分 0、とけい 5、沢田 8



バベルの塔 Der Turmbau zu Babel
(説明 10分 プレイ時間 50分)
TurmbauZuBabel20220529.JPG続けて、共同主催のうさぎ&みずきさんと、ハイカンさんたちを誘って「バベルの塔」です。よく考えたら、先日の高尾でもタタリ→バベルという流れでしたね。今回は後半でマジョリティーにうまく絡めず、また未完成の建物にもあまり関われずに最下位に終わりました。5人は難しい。そして、夢中になりすぎて写真を撮ったのは終わった後なのであまり良い写真になりませんでした。

結果:たっくん 75、みずき&うさぎ 64、カナ 59、ハイカン 58、自分 56



アスコット Ascot
(説明 10分 プレイ時間 各レース10分程度)
AscotSpielbox20220529.JPG「アスコット」はシュピールボックス1992年5号の付録で、多人数用のリアルタイム交渉の競馬ゲームです。準備が大変なことと、プレイヤー人数が8ー18人ということで、なかなかプレイできずに前回はその次の号の「ホモプフィフィカス」を遊びました。今回、ようやく遊べたというわけです。

6頭の馬はウィナーズサークルのダイスツリー版から流用し、馬券と移動カードは手作りです。馬券は6頭x18、移動カードは6頭x12で、各馬+3枚、++2枚、+++1枚、-3枚、--2まい、---1枚という構成です(+とーは移動力です)。また、ゲームマスターが仕切るように「ピット」からベルを借用しました。

Ascot20220529.JPG各プレイヤーに1から6の馬券を1枚ずつ配り、また移動カードをすべて配りきってスタート。開始と同時に、みんな自由に馬券や移動カードを交換します。そして移動カードをゲームマスターに渡します。これらの移動カードが5枚集まったらそのレースは終了です。プラスとマイナスの数だけ馬は進んだり後退したりします。すべて動かした後、トップ3に得点が与えられます。1位3点、2位2点、3位1点で同着は両方とも繰り上がります。これらトップ3の馬券を持っていたプレイヤーがその枚数だけ得点するというわけです。

第1レースは自分はマスターに徹することにしたので不参加です。ここではルールを間違えて、馬券をランダムに6枚ずつ配ってしまいました。本来は1−6を1枚ずつです。

第2レース以降は自分もマスターをやりながら参加です。そして馬券も本来のルール通り1−6が1枚ずつです。やはり移動カード5枚で終わってしまうのはかなり不満が湧き上がりました。

第3、4レースでは、移動カード5枚でゲーム終了となった後、さらに全員が1枚ずつ移動カードを足せるというルールにしてみました。少しはゲームらしくなってきっと思います。

ルールを読んだ時から危うさを感じていたのですが、予想通りいろいろな改良案が挙げられました。思ったのですが、18人で遊ぶと移動カードは1人3枚だけなので、もっといろいろな交渉が生まれる余地があるのかもしれません。今度は移動カード3枚というのが良いかもしれませんね。せっかく色々と用具を作ったので、改良案を考えたいものです。

結果
第1レース(自分は不参加):はらはら 11、ぴーかん 8、とけい 8、たっくん 7、がとぅ 7、ミスミン 5
第2レース:とけい 12、たっくん 12、がとぅ 11、ミスミン 9、ぴーかん 7、自分 7、はらはら 6
第3レース:はらはら 10、たっくん 9、がとぅ 9、とけい 7、ミスミン 7、ぴーかん 6、自分 1
第4レース:ミスミン 9、とけい 8、もっちぇ 7、大塚 6、はらはら 6、たっくん 6、自分 6、がとぅ 4、ぴーかん 4



チグリス ユーフラテス Euphrat & Tigris (ハンスイムグリュック版)
(説明 20分 プレイ時間 70分)
Euphrat&Tigris20220529.JPG最近よくBGAで「チグリスユーフラテス」を遊びますが、一度は本物を遊びたいというリクエストで持ってきました。今回は元祖ハンスイムグリュック版で、衝立が大きくて使いやすいです。途中、一つの王国に3個の宝物がある問い状態で自分がラッキーなことに商人(緑)の指導者を移動させて2つ獲得という珍しいことが起こりましたが、何とこれがもう一度発生し、4つの宝物を手に入れてしまいました。宝物が残り少なくなり、これは宝物が2つだけになってゲーム終了かと思いきや、ここから戦争に次ぐ戦争が続き一向に宝物が減る気配がありません。最後はタイルが尽きて終了です。序盤はモニュメントが少なかったものの後半に乱立したので割と平均的な点数だと思います。

結果:自分 8-9-9-9、ミロ 6-6-8-9、ぴーかん 5-6-9-9、はらはら 4-5-7-8



指輪物語 子供ゲーム Der Herr der Ringe: Das Kinderspiel
(説明 15分 プレイ時間 20分)
LOTRDasKinderspiel.JPGプレイヤーはホビットとなり、途中で友達を作りながら悪を倒していくというゲームです。通常の「指輪物語ボードゲーム」は協力ゲームとして有名ですが、この子供ゲームは翌年に出版されたあまり知られていないゲームです。20年近くの時を経てようやく初プレイ。せっかくなので上級ルールも入れて遊びました。

基本的にはすごろくでマス目をすすんで友や敵のタイルの場所まで来たらスピナーを回して友の助けを得たり敵を倒したりします。最終的にはサウロンを倒したときに最も得点の高いプレイヤーが勝利します。

上級ルールでは、友の力でダイスの振り直しなどができたり、単純にサウロンを倒せば勝ちではなく得点制になっていたりと、いくつかの違いがあるのですが、最も驚いたのは赤い玉(パランティア)の使い方です。塔の前を通るとしばらくは塔のシンボルが描かれたマスが続きます。これらのマスでは、隣のプレイヤーに手のどちらかに赤い玉を握ってもらい、玉が入っている方を当ててしまうと塔に戻されてしまうのです。なんとも原始的! またルールでは握るときに一つの拳は自分の胸に、もうひとつの拳は相手に突き出すようにポーズをとると書かれており、それに従って童心に戻って楽しく遊びました。

結果:もっちぇ 8、自分 3、ミスミン 2、ミロ 2、ぴーかん 1



ゴールド Gold
(プレイ時間 10分)
Gold20220529.JPG少し空き時間ができたので、「ゴールド」です。2枚めくっては鉱山夫が金を得たり、鉱山夫同士が戦ったり、ダイナマイトで全て吹っ飛んだりと、なかなか面白いです。記憶が必要なようでいて、そこまででもないので記憶力があまり良くない大人でも遊べます。今回は自分の味方の炭鉱夫同士が戦うことが続いてさっぱり金が取れず、最下位に終わりました。

結果:ミスミン 15、ぴーかん 11、ミロ 10、もっちぇ 9、自分 8



お星さま起きて Wake Up Stars
(説明 5分 プレイ時間 10分)
WakeUpStars20220529.JPG3歳以上から遊べる子供ゲーム。教育ゲームを多数出版するアメリカの知られざるシンプリーファン出版のゲームです。手番ではスピナーを回し、該当するだけの星(1−2個)を場からとります。そして、その星に書かれた表情にあった話をみんなに披露しなければなりません。おお、こんなゲームもあったのですね! 星を8個取れば勝ちなのですが、問題は勝ち負けではなくいかに良い話をするかということなのでしょう。ぴーかんさんと佐藤さんが付き合ってくれました。ほろ酔い気分で遊ぶと良いかもしれません。

結果:ぴーかん 8、佐藤 6、自分 5



ココナッツ島 Isle of Coconuts
(説明 5分 プレイ時間 各10-15分)
IsleOfCoconuts20220529.JPG最後は「ココナッツ島」です。沢田さんに紹介したかったこともあって出してみました。ダイスによるエリアマジョリティーなのですが、1位は2点、2位以下は0点。ただし2位がいない1位は0点です。またそのエリアに参加していないと1点になるという、あまり見ない得点システムです。

結果
1戦目:自分 10、沢田 9、がとぅ 7、一味 6
2戦目:沢田 10、一味 7、がとぅ 6、自分 4



Result20220529.JPG他には「ヘックメックカード」「サムライ」「アメンラー」「ペンギンパーティー」「モダンアート」「アリストクラシー」「モダンアートカードゲーム」「なつのたからもの」「ドラゴンパレード」「マシュマロテスト」「タージマハル」「ギャラクシーねこのばし」「ブルームーンシティ」「美術泥棒」「ハイソサエティ」「ブードゥープリンス」「漫画会」「ゼロ」「トレンディ」「エクスケープ」が遊ばれていました。結果を見ると、ハイカンさん、アオキハコさんがかなり勝ってますね。

次回は7月30日の予定です。

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