土嚢の会 2022.04.09

Lunch20220409.JPG第61回目の土嚢の会です。初参加のあべりょうさんも含めて、10名が参加。今回は「カンビオ」と「ホラリス5」が自分にとっては初プレイでした。また遊ぶ機会があまりなかった「ゾリバ」「クアドリオ」なども遊べて充実した会でした。いわさん持参のフィギュアのゲームや、じゅんこさんが紹介していたトランプを使った2人用完全情報公開トリックテイクの「メイト」なども遊びたかったのですが、残念ながらうまくタイミングが合いませんでした。これらも、また遊びたいものです。写真は、今日のランチのマーブル特製ドライカレーです。




アトランテオン Atlanteon
(プレイ時間 各25-30分)
Atlanteon20220409.JPGいわさんのリクエストで「アトランテオン」です。結構久し振りで、2人用の完全情報の「サムライ」といった感じのゲームです。相手のタイルも自分のタイルも全て見えているので、どこにどうおけば良いのかはかなり悩ましい。王は0の戦闘力しかなく、しかも制圧されると即座に負けなので、安全な場所を作らなければなりません。3つある城も相手が2つを取っているとかなり焦ります。

いわさんと遊んだ後に、自分は遊び足りず、みどりさんを誘ってさらに2回遊びました。ルールを読むと、勝者は相手がまだ置いていないコマの分だけ得点するとのことで、それによる得点を下に記しました。特に3戦目は青の自分が優勢でしたが、最後残り4枚になって、どう置いても白のみどりさんが逆転勝ちで勝利するという、鮮やかな展開で負けました(写真)。いやー面白い!

なお、もとの「革命」とは初期の配置や3つの建物のタイブレーク、コマの配置のタイミングなど、細かい点が異なるので注意が必要です。

詳細ルールと相違点はここ

結果
1戦目:いわ* 勝利、自分 敗北
2戦目:自分* 6、みどり 0
3戦目:みどり* 1、自分 0



パンタレイ Pantarei
(プレイ時間 30分)
Pantarei20220409.JPGコスモルドのゲームで、7段のスタックを制圧すれば勝利です。コマは1-3のシンボルが書かれており、1列に並べたコマの1つをそのシンボル数だけ左右どちらかに動かします。また動かすのはスタックの最上層2段まで。つまり最上層のコマ単独か、その1つしただけです。よってどこかに5-6段を作り、その上に7段目となるように移動させなければならないのです。

以前遊んだときよりも、面白く思えました。手軽さの面では「27」と雰囲気としても似ているかもしれませんね。

結果:みどり 勝利、自分 敗北



ゾリバ Xoliba
(説明 20分 プレイ時間 20-40分)
Xoliba20220409.JPG二等辺直角三角形の頂点になるように自分のコマを移動させるゲームです。ただし、斜辺は縦横どちらかの方向でなければなりません。このボードだと、斜辺の長さが2、4、6の3種類の二等辺直角三角形だけが可能です。これらがこのゲームでは三角形として扱われます。

ランダムに配置された自分と相手とニュートラルのコマでスタート。手番には自分のコマを線に沿ってニュートラルのコマまで進めて入れ替え、必ず新たな三角形を作らなければなりません。そして、できた三角形の頂点以外(つまり辺と面)にあるコマは、全て裏返してニュートラルになります。相手だけでなく自分のコマもニュートラル化されてしまうので注意が必要です。

どちらも新たに三角形ができなくなったらゲーム終了です。基本点はニュートラル化した相手のコマ数で、それにボード上にある自分の三角形の大きさで乗数が決まります(辺の長さ2、4、6で、乗数は1、2、3)。こうして最も多くの得点を取ったプレイヤーの勝利です。

1戦目は自分は最後に三角形がなくなってしまったので0点。2戦目はみどりさんと遊びましたが、やはり0点でした。

結果
1戦目:いわ 36、自分 0
2戦目:みどり、30、自分 0



クアドリオ Quadrio
(プレイ時間 各5-10分)
Quadrio20220409.JPG4x4の両面を使った4目並べのゲームです。各面4列で、各列はどちら側からでもコマを挿入できます。両面で縦横の列が異なり、また透明になって透けて見えるので、両面を組み合わせて4連を作っても良いというのが面白いです。

結果
1戦目:自分* 勝利、土井 敗北
2戦目:土井* 勝利、自分 敗北



マッターホルン Matterhorn
(プレイ時間 30分)
Matterhorn20220409.JPG先週遊んだ「マッターホルン」をスコットさんが持ってきてくれました。手軽で良いバースト系のダイスゲームです。キャントストップのような雰囲気がありますが、ダイス選択のシステムが面白いですね。今回は、あすまー、道化師、スコット、自分の4人。4人だと追加アクションの発生率が高く、あっという間に終わってしまいました。なかなか面白い。

結果:自分 勝利



奇妙なキッチン Cucina Curiosa
(プレイ時間 20分)
CucinaCuriosa20220409.JPG今回のパズルゲームとして持ってきた「奇妙なキッチン」です。20枚中16枚のタイルを使って、うまくロブスターだけを入り口につなげ、腐った魚を避けます。先週遊んだ「コネクション」と似ているようでかなり異なるゲームです。こちらは配置制限がありませんが、夢を見て最後に入り口の近辺を残していると、とんでもないタイルを置く羽目になります。これはつらい。今度は「謎の地下世界」というリメイクと合わせて9人で遊んでみたいものです。

結果:あすまー 15、道化師 10、自分 8、スコット 1



テイク イット ハイヤー! Take It Higher!
(説明 5分 プレイ時間 45分)
2月の土嚢の会で好評だった「テイクイットハイヤー」をまた遊びました。今回は、金と銀のボーナスを簡単に諦めないようにし、さらにロケットもかなり飛ばしました。序盤で1の長い列を作るはめになってしまうなど、幾つか失敗をしたものの、集計してみると1位でした。これは嬉しい。このゲームで1位を取るとすごく充実感があります。はしゃぎすぎて写真を撮り忘れました。なお、その場での集計ではスコットさんのスコアの足し算を間違えて442としていましたが、後で検算したら542でした。よって2位はスコットさんです。

結果:自分 569、スコット 542、道化師 518、あすまー 447、土井 357



カンビオ Cambio
(説明 5分 プレイ時間 20分)
Cambio20220409.JPG「カンビオ」はPINインターナショナル出版の木製ゲームです。この出版社のゲームはなかなか手に入れるのが大変ですが、先日見つけたので購入したものです。前回の土嚢の会で、中村さんたちがルールを解読しようとしていましたが、英語ルールが見当たらなかったとのこと。でも英語ルールは箱の下に隠れていました。

5x5の25個のキューブがあり6面に異なるシンボルが描かれています。ゲームの内容は「クイキシオ Quixo」と似ています。毎回自分のシンボルのキューブを辺のどこからか挿入して反対側のキューブを押し出します。このとき、中立のキューブや自分のキューブは押し出せますが、相手のキューブは押し出せません。こうして5連を完成させるのです。

「クイキシオ」との大きな違いは、最初のセットアップです。「クイキシオ」は最初はすべて空きマスから始まり、手番ごとに自分や相手のシンボルが増えていきます。「カンビオ」では最初にランダムに配置し、そこから複雑な手続きを経て6つのうちの2つのシンボルが決まります。そのとき、既に2つのシンボルはボード上に4-5個ずつあります。

プレイの感覚は、「クイキシオ」にそっくりでした。まあそれはそうでしょう。形勢というものがあまりなく、淡々と進んでいきます。手の幅がどうも狭い感じがします。やり込めば、幾つか定石があるのかもしれません。

とにかく見落としやすく、中村さんも自分も「待った!」の応酬という、なんとも非紳士的なプレイでしたが、それはそれで良しとしましょう。

参考:クイキシオのプレイレポート

結果:自分 勝利、中村 敗北



碁 Go (13路盤)
(プレイ時間 35分)
Go20220409.JPGたっくんに誘われて13路盤の囲碁を遊びました。対面で打つのは久し振りです。たっくんはちゃんと基礎がわかっているようで、適当にやっている自分はボロボロに負けてしまいました。また遊びましょう。

結果:たっくん* 47、自分 11



トラックス Trax
(プレイ時間 各5分)
Trax20220409.JPG久し振りに手軽なタイルゲーム「トラックス」です。ループを作るか、縦横で8マス分を繋げば勝利です。今回はあまり使ったことがないバリアントルール、つまり8x8に収まらなくても良いというルールを採用しましたが、そこまでゲームが続かなかったので通常と変わりなかったです。

結果
1戦目:自分 勝利、たっくん* 敗北
2戦目:自分* 勝利、たっくん 敗北



スキップ Skipp
(プレイ時間 30分)
Skipp20220409.JPG到達系ゲームではかなり好きな「スキップ」です。ルールが明確になってからは、さらに面白く思えてきます。序盤が一見もったりとしていそうなのですが、中盤以降の大切な布石になっており、このあたりがわかってくるとより楽しめるのではと思います。

結果:自分 勝利、たっくん* 敗北



ホラリス5 Hollerith5
(プレイ時間 各5-15分)
Hollerith5-20220409.JPG凝った作りの6x6の穴の開いたゲームボードで、縦横斜めのいずれかで4連を作れば勝利です。本体となるゲームボードの他に3x3の薄いサブボードが5枚付いており、そのうち4枚はゲームボード上に2x2の形で並べて6x6にぴったりと収まるようになっています。残り1枚は手番プレイヤーの手持ちになっていて、手番では必ずこの手持ちの1枚のサブボードをスライドさせて他の1枚を押し出さなくてはなりません。そして5枚のサブボードは穴の位置が異なり、その穴からしか自分のボールを入れられないのです。

スライドが思ったよりトリッキーで、かなり理詰めで攻めていくゲームだと思います。新たな参加者のあべりょうさんと4回遊びました。なかなか面白いのでは?

結果
1戦目:自分 勝利、あべりょう* 敗北
2戦目:自分* 勝利、あべりょう 敗北
3戦目:あべりょう* 勝利、自分 敗北
4戦目:あべりょう 勝利、自分 敗北



ポトラッチ クロネ Potlatch Klone
(説明 10分 プレイ時間 各5-15分)
PotlatchKlone20220409.JPG美味しい食べ物みたいな名前のゲームです(チェコのチェスキークロムルフみたい)。チヌーク語で3個あげるという意味みたいです。

手番のはじめのタイミングで高さ3の塔を3つ制圧していれば勝利です。塔はニュートラルのコマから成り立っていますが、一番上は制圧しているプレイヤーがいればプレイヤーマーカーと変更します。

手番は3アクション制です。各アクションは自分のコマを隣りのヘックスに移動させるか自分のコマが載っている塔を1段減らすかのどちらかで、どういう組み合わせで行っても構いません。

コマを隣りのヘックスに移動させるときは段数1までなら昇降できますが、同じ手番で同じヘックスを2回訪れることはできません。移動した先の塔の段数を1つ増やし、また3段のときには、代わりに自分のマーカーを置きます。

塔を1段減らすときには塔の一番上のコマを隣のヘックスに移動させ、それは中立となります。

面白いのは、移動や塔崩しで盤外になるときは、そこにヘックスが足されていくことです。ただヘックスは限りがあるので、全て置いてしまった後は盤外への移動や塔崩しはできません。

中村さんにルールを説明してもらって対戦。1回目は割とあっけなく負けてしまいましたが、ルールがわかってからの2回目がやはり面白かったです。最後は、写真のように、赤の自分でも気づかずに勝っていました。

結果
1戦目:中村 勝利、自分* 敗北
2戦目:自分 勝利、中村* 敗北

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