高尾ボードゲーム会 2020.10.25

昼頃からイズナさん主催のクローズ会、高尾ゲーム会に参加しました。オープン会が少なくなってしまった現状では、クローズ会は貴重です。

ココナッツ島 Isle of Coconuts
(プレイ時間 40分)
IsleOfCoconuts20201025.JPG最近のオススメクニツィアです。マジョリティーのゲームですが、1位2点、コマがないと1点、そして2位のいない1位は0点というのがなんとも斬新です。3つのダイスが適度な自由度を与えており、最後はどうしょうもなくなってしまう展開はあるものの、ゲームの短さを考えたら、あまり問題にならないでしょう。この後に、別のテーブルで2回ほど遊ばれていました。

結果:ちゃべい 11、ミスミン 10、自分 4



ヤバいブツ Heisse Ware: Krimi-Kartenspiel
(説明 10分 プレイ時間 55分)
HeisseWare20201025.JPGグマイナーから2019年に出版された酒の密輸をテーマとしたブラフゲームです。翌2020年のリメイクであるSNE版「チョコっと密輸」は既に遊びましたが、こちらの元の版は初めて。しかしルールは全く同じです。テーマや絵柄はこちらの「ヤバいブツ」の方が自分は好みですが、この辺りは意見が分かれるところでしょう。

これまで「チョコっと密輸」では3人と7人で遊んだことがあり、今回は念願の最大人数8人で遊べました。検査官は1回ずつで十分だと思います。後半に検査官を行うプレイヤーの方がプレイヤーの癖を学ぶ時間があるので有利なのではないか、という説があり、今回はその通り最後に検査官を担当したイズナさんが、6本、6本、5本と3人も逮捕に成功して一気に逆転勝利。それまでトップだったのに2位になってしまい悔しい!

結果:イズナ 47、自分 32、まほ 29、武井 28、たっくん 27、こうの 27、ミスミン 25、とも 24



ラマ パーティー エディション L.A.M.A. Party Edition
(プレイ時間 各5−20分)
LamaPartyEdition20201025.JPGピンクラマにピンクチップが付いた「パーティーエディション」です。今回はうまく繋がって出せるプラスのカードが手元に来て、手札3枚から一気に上がれたのが良かったです。20点のピンクチップを戻せるのは、良くも悪くも大味ですが、パーティーエディションという名前なので納得です。得点チップを加えただけでプレイ感覚が変わるゲームも珍しいですね。

結果
1戦目:たっくん 3、イズナ 8、たけい 14、くわた 23、自分 46
2戦目:たけい 4、自分 27、イズナ 31、たっくん 34、くわた 42



シュミッツ21 Schmitz 21
(プレイ時間 各5−10分)
Schmitz21-20201025.JPGカウントアップ系のシンプルなゲーム。21ちょうどになれば、それまでのカードを獲得できるが、それを超えてしまうと直前のプレイヤーが獲得できます。やはり4の数値がないカード構成がミソで、17と踏み込むと次のプレイヤーは取れないので、その次のプレイヤーが取る確率が高くなります。3人プレイだと、次のプレイヤーに17を言わせるべく12や14くらいを言うのが良いでしょう。短時間なので2回遊びました。

結果
1戦目:ミスミン 20、自分 17、たっくん 14
2戦目:たっくん 23、自分 15、ミスミン 14



ラインレンダー Rheinländer (フェイス2フェイス版)
(説明 30分 プレイ時間 55分)
Rheinlander20201025.JPGたっくんのリクエストで久し振りに「ラインレンダー」を遊びました。パーカーブラザーズ版とフェイス2フェイス版があるので、両方持参したらフェイス2フェイス版の方が絵柄が好みだ(ゴルトジーバーが出版したみたいに思える)ということなので、そちらで遊びました。若干マップが異なりますが、それ以外のルールは同じです。ちょっと癖のあるルールで、得点も少々分かりづらいのでプレイ機会が少ないのですが、今回遊んでみてもう少し遊びたくなりました。たっくんと自分が争いを繰り広げている間に、ミスミンさんが8つも領地を獲得してしまって、それらを崩すにはすでに時遅しという展開でそのままミスミンさんの勝利。次回のクニツィア会に持っていこうと思います。

結果:ミスミン 60、自分 48、たっくん 37



エクストリーム将棋 Extreme Shogi
(プレイ時間 各10分)
ExtremeShogi20201025.JPG噂には聞いていた将棋のルールを使ったミニ衝立将棋です。ゲーム開始時に各プレイヤーは使用するボードと数個のコマをカードによってランダムに決めます。ボードは10マスが繋がった形になっており、コマは王を含む以外は色々な組み合わせがあります。相手プレイヤーも同様に選ぶので、2枚のボードをつないで20マスのボードを作り、間に衝立を置いて、相手に見えないように自由にコマを並べるのです。準備が終わったら衝立を外し、以降は普通の将棋と同じルールです。異なるのは10マスは自分の陣地で10マスは相手の陣地なので、中立地帯(通常の将棋盤でいう中央の横3列)がなく、すぐにコマが成れます。また先手がかなり有利なのではというのが、ミスミンさんとたっくんの意見です。自分は将棋系統のゲームが苦手なのですが、2人と1戦ずつ遊んで1勝1敗でした。最初から詰将棋みたいに始まるので、手軽なのは良いですね。

結果
1戦目:ミスミン 勝利、自分 敗北
2戦目:自分 勝利、たっくん 敗北



小さなバイキングビッケ 宝だ宝だ! Wickie: Schatz Ahoi!
(説明 5分 プレイ時間 10分)
WickieSchatzAhoi20201025.JPGアニメーション「小さなバイキング」を元にクニツィアがデザインしたゲームは2つあります。1つは数週間前に遊んだ「ダイアモンド泥棒」でもうひとつがこのラベンスバーガー出版の「宝だ宝だ!」です。子供ゲームでダイスを振って進んだ先の宝物を取るというだけなのですが、宝物には数値が書かれており、ダイス目がそれ以上でなければ宝物を取れません。さらに、宝物を取れるときにはもう一度振って2個目を狙うこともできますが、失敗すると1個目の宝物も失ってしまいます。つまり簡単なリスクマネージメントの要素があるのです。

毎回、成否の確率がはっきりわかるので、それによってダイスをもう1度振ったり止めたりを繰り返します。最後は自分が3分の1の確率に成功して勝利。

結果:自分 23、たけい 22、イズナ 14



スターウォーズ 反乱同盟軍 Star Wars: Allianz der Rebellen (小箱版)
(プレイ時間 10分)
StarWarsAllianzDerRebellen20201025.JPG続けて、同じくラベンスバーガー出版の原作のあるゲーム「スターウォーズ反乱同盟軍」です。以前はちょっと大きめの箱で遊んだことがあり、そちらには英語のルールが入っていたのですが、これは小さめの箱で英語のルールは入っていません。ゲームはまったく同じですが、厚紙のコンポーネントが一部薄くなっています。

ゲーム進行は「イッツマイン」の変形です。リアルタイムの競りで、4枚あるキャラクターのうち最多を単独で取ればそのキャラクターが手に入ります。面白いのは2ラウンド制で、2ラウンド目に単独最多のプレイヤーがいなければそのままキープできるというところです。3人だと単独最多がいないパターンは2−2−0しかないので、4人の方がこのゲームは向いているかもしれませんね。4人だと、2−2−0と1−1−1−1の2通りがあります。

結果:イズナ 14、たけい 5、自分 1



アトランティス Atlantis
(説明 15分 プレイ時間 50分)
Atlantis20201025.JPGコロヴィーニが2009年に出版したゲームで、「カルタヘナ」をちょっと発展させたようなゲームです。カードは5色あり、進むときには次のその色のマスまで進めるというのは同じですが、そのマスに他のコマがあるときにはスキップするのではなく、さらに続けてカードを出さなければなりません。一気に進める代わりに手札が減ってしまいます。手札の補充は手番終了時に1枚なのですが、必要ならば手番の最初にカードを1枚捨てて、その数値(1−7)の半分切り捨てだけカードを補充できます。

コマがマスから去るきにタイルを勝利点として獲得するので、その場所は海になってしまいます。海を超えるにはコストがかかります。コストは海の両側のタイルの数値のうち小さな方です。海はどんどんつながるので、コストが刻々と変わるのがなかなか面白いところです。コストの支払いは獲得した勝利点(タイル)の数値で支払うか、あるいはカード枚数で支払うかで、とにかく海を渡るのがかなり大変なゲームです。各プレイヤーは海に1度だけ橋をかけられますが、橋は共用なのでうまく自分だけ有利になるタイミング出かけなければなりません。

たっくんが持ち込んでくれました。途中までは3つのコマをうまくすすめて橋のコストを抑えていたのですが、途中からはどんどん橋を渡るために勝利点を使ってしまい、ゴールしたものの最下位になってしまいました。

結果:たけい 35、たっくん 30、自分 24



隣り Tonari
(説明 10分 プレイ時間 各5−15分)
Tonari20201025.JPGランドルフがデザインしたものをフェドゥッティがアレンジしたらしいです。タイトルが日本語ですが、TonARiというようにボックスのロゴではAとRが大文字になっているのはアレックス・ランドルフのイニシャルだからということらしいです。舞台も日本の口之島という鹿児島県に属する小さな島で、どうしてここが選ばれたのかはかなり謎です。もしかしてランドルフが日本に住んでいたときに行ったことがあるのかもしれませんね。

ボードにはタイルが無作為に並べられ、共通のコマを島の中央の空きマスのどちらかに置いて始めます。手番ではコマを隣りのマスに動かしてそこにあるタイルを取るだけです。タイルは三角数的に点数が伸びるもの、最多を取ったプレイヤーが8点をもらえるもの、ボード状のタイル2枚を交換するもの、など色々あります。

このゲームの肝というべきは得点システムです。自分と自分の左隣りのプレイヤー(手番が次のプレイヤー)の得点の合計が自分の最終得点になります。つまり自分と自分の左隣りの2人が1位2位を取れば勝てるわけです。つまり自分が1位を取る必要はなく、右隣りのプレイヤーが3位ならば勝利です。よって次のプレイヤーをアシストしつつも、そのアシストがその次のプレイヤーに利さらないようにしなければならないという、微妙なバランス感覚が求められます。

1戦目は最多8点のタイルを集めつつ、次のプレイヤーの選択肢を絞りながらも優位性を与えるようにして僅差で勝利。2戦目は序盤で終了すれば勝てる場面だったのですぐに切り上げて勝利しました。2戦目はプレイ時間が5分しかかかっていません。

1戦目:自分 50、たっくん 46、たけい 40
2戦目:自分 15、たっくん 12、たけい 5

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