ジェリージェリーカフェ横浜 2018.06.21

伏麻殿 Pandemonium (ギア11 Gear 11 より)
(プレイ時間 5分)
Pandemonuim20180621.JPGギア11の6番目のゲームです。おそらく伏魔殿(ふくまでん)をもじっていると思われます。お互いに左から1-5の順に並べたタイルを伏せて、リアルタイムで5秒間だけ並べ替えられます。そのあと、タイルを公開して、向かい合ったタイル同士で大きさを比べるのです。相手のタイルと自分のタイルを記憶するのは難しく、もう少し記憶力があればゲームとして楽しめるのかもしれません。記憶力がそこまでない自分たちでは、5枚のうち1と5の2枚くらいは公開してやったほうが掴みどころがあるのではと思いました。

結果:自分 3、一味 2



アンダーテイカー Undertaker (ギア11 Gear 11 より)
(説明 5分 プレイ時間 10分)
Undertaker20180621.JPGギア11の7番目のゲームです。2枚がウィドーの手札4枚のトリックテイクでスートなしです。リードの1つ下の数字があればそれを出さなければなりませんが、そうでなければ何を出しても構いません。大きい数字が勝ちますが、5は1より1つ下の数字とみなします。おそらく5と1が両方場に出ているときのみ、1が勝つという解釈で良いと思います(ルールが少し曖昧です)。なにしろ4トリックしかないのですが、出す順番によって勝つ回数が変わってくるので読み合いの面白さがあります。これでギア11の2人用ゲームはすべて遊んだことになります。

結果:一味 10、自分 6



ピコ2 Pico 2
(プレイ時間 5分)
Pico2-20180621.JPG懐かしのドリス・マテウスのゲームです。先ほど遊んだ「アンダーテイカー」とちょっと似ているのではと思いました。こちらは同時出しで、大きな数字が勝ちますが、小さな数字の2倍を超えてしまうと小さな数字の勝ちになります。そして勝ったカードは得点になり、負けたカードは手札として再利用できるのです。いつか、元になった「ピコ」も遊んでみたいものです。

結果:自分 12、一味 10



ザ マインド The Mind
前回に引き続き「マインドザギャップ(仮題)」バリアントです。でも作った張本人が普通の「ザマインド」と勘違いして、始まった早々に「2」を出すというお粗末な結果でした。




ふくろと金貨 Moneybags
(説明 10分 プレイ時間 15分)
Moneybags20180621.JPG金貨65枚とダイアモンドの取り分を多くするというゲームです。親分となったプレイヤーが子分(他のプレイヤー)の麻袋に好きなように金貨を入れていきます。最低1枚入れなければなりません。そのあと親分の左隣りの子分から2巡だけ手番があります。手番では他のプレイヤー1人から金貨を盗むか、パスするか、袋を閉じるかの3択です。パスというのはソフトパスのことで、袋を閉じるというのはハードパスのことなので2巡目はソフトパスをする意味はあまりありません(他人から金貨を取られてチャレンジをするのを狙うなら別ですが)。金貨を盗むときには袋に手を入れて一つかみします。そのあと、取られたプレイヤーはチャレンジを宣言することができます。チャレンジでは2人の金貨がすべて公開され、多い方が脱落します。こうして2巡したら袋の金貨を比べて多い方から点数がつきます。これを3回繰り返して終了です。なおダイアモンドという重さがほとんどないプラスチック製のものが入っており金貨9-10枚分になります(高さなら9枚分ですが、10枚という説もあります)。

親分の分配方法によって、かなりそのラウンドの流れが変わるのは良いのですが、ゲームかどうかは微妙な気がします。なんというか重さだけで比べるならば「重力の儀」の方が面白いです。

結果:自分 9、シミーズ 5、一味 4



モンテーニュとの旅 Voyages avec Montaigne
(説明 15分 プレイ時間 60分)
VoyagesAvecMontaigne20180621.JPGウサギさん持ち込みのかなりレアな旅をテーマとしたゲームです。ボルドーから出発し、色々な場所を巡って戻ってくるというゲームです。途中の様々な場所がカードになっており、手番では他の都市のカードを出して移動するか、現在いる都市のカードを出して滞在し、さらにカードを1枚補充するか、カードを出さずに2枚まで補充するかの3つの選択肢があります。移動は距離によって追加でカードをコストとして支払わなければならず、プランニングが必要です。また、プレイしたカードは自分の前に1列に並べ、そのカードに描かれた書物、紋章、人物などが得点になるのです。カードの補充はドラフトで、公開されたカードと非公開のカードがあるのが面白いです。また他のプレイヤーが滞在している都市に到着するとさらに手番があったり、紋章のマジョリティーを競ったり、また最後にボルドーに戻るまでの速さを競ったりと、思いの外インターアクションがあって好みのデザインです。ボルドーに戻るための条件は本を3種類揃えることだけですが、それだけではとても勝つことはできません。どのタイミングで戻るのかが良い駆け引きになっています。今回は一番最初に戻ったのがウサギさん、そのあとシミーズさん、自分、一味さんという順でしたが、勝利したのは2番目に戻ったシミーズさんでした。

結果:シミーズ 14、自分 13、ウサギ 10、一味 5



アルケミスト Alchemist
(説明 10分 プレイ時間 30分)
Alchemist20180621.JPG変換装置作成ゲームです。シミーズさんは昔よく遊んだことがあり、ウサギさんと自分は数ゲームの経験、そして一味さんは初プレイです。1巡目からシミーズ・ザ・マッドが緑一つだけで10点を獲得するという暴挙とも言えるような変換装置を作ってみんなの度肝を抜きます。これだと緑は減らないし、みんな簡単に10点を稼げてしまうので大丈夫なのかと思いますが、さらに続けて9点やら8点やら高い得点の変換装置ばかりが誕生していきます。結局自分は変換装置を1度も作らないという作戦を初めてとり、終盤のために緑を集めます。ところがゲームが思ったよりも早く終わりそうで、持っていた緑を使い切らずに終了。4人中4位でした。シミーズさんのマッドマシン戦法は2巡目ならばうまくいったかもしれません。

結果:ウサギ 101、シミーズ 92、一味 92、自分 77



カルテル Kartel
(プレイ時間 15分)
Kartel20180621.JPGヘルベチクから出版された、ちょっと変わった細長い箱に入ったゲームです。「ブントロンド」や「ツタンカーメン」そして「クマさんグミナイトライフ」などと同系統のゲームです。マフィアの子分や賄賂が描かれた7色のディスクを円形にランダムに並べます。共通のコマを6面ダイス(2、2、3、3、4、4)を使って時計回りに動かして、止まった場所のディスクを獲得します。出た目以内ならどこに止まっても良いので、大きい目の方が単純に優れています。各色はそれぞれボスのディスクがあり、ボスのディスクが獲得されるとその色の子分が得点になります。ボスが5色捕獲されたらゲーム終了で、残った2色の子分は失点です。賄賂が描かれたディスクは、捕獲されなければ得点で捕獲されると0点です。みんなの思惑をよく考えていくというゲームですが、もうひとひねりあってもよかったかもしれません。

結果:自分 13、シミーズ 9、一味 8、ウサギ 0

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