ゲームマーケット2016春 2016.05.05

Catalogue20160505.JPG東京でのゲームマーケットにエリックマーティンが再び来日しました。今回で3回目です。ほぼ終日同行して通訳をしていましたが、その合間にいくつかゲームや冊子を買うことができました。今回感じたのは、規模の大きさです。前回の5割増しの広さで、L字型の会場は迷ってしまいそうです。後の集計によれば来場者は初めて1万人を突破し、約11000人とのこと。ブースの数は400を超え、第1回の2000年の来場者数を超えたというのはすごいと思います。2000年のゲームマーケットでの来場者のひとりひとりがブースを持つと考えると、大進歩です。内容も多彩で、自分好みのアブストラクトゲームや小さなカードゲーム、それにボードゲーム関連の書籍も数多く売られていました。

開場直後に来場者が押し寄せるシーンを収めるべく来場者入り口へ行きます。列の先頭付近にヒリュウさんを発見。思わず遠くから話しかけると、なんと夜の1時から待っていたとのこと。すごい!

Traver20160505.JPGエリックの目的は日本の同人ゲームをギークマーケットを通して売るようにすること、それにもっと多くのレビュービデオを撮ることです。この日は第一の目的を達するべく、人混みがある程度落ち着いたら、宣伝のチラシを配りつつ説明をします。すべてのブースに配るのではなく、言語依存がほぼないゲームであること、それに日本以外にも受けそうな内容であることが条件です。もうすでに40くらいの団体が参加しており、多くのゲームがギークマーケットで売られています。

SaienBooth20160505.JPGブースを回るのに疲れると、拠点にしている賽苑のブースに行って休憩します。ここでは前回同様に「グレーシャー」を委託販売してもらっています。「勝手にしやがれ」と同じゲームの絵違いだという誤解が解けたのか、「ペアネコ」の人気は高く、完売していました。素晴らしい!

TsukinokaiBooth20160505.JPGエリックとブースをめぐる合間に、買いたいものをほぼ買うことができました。まずはブルームーンを専門に遊ぶゲーム会である「月の会」が執筆した「ブルームーンマスターズ」という200ページ弱の書籍です。インタビュー記事には自分も関わっており、喜びもひとしおです。しっかりした製本になっていて表紙も綺麗なカラーです。その隣には「ツイクスト」の入門書が売られているブースがあります。アブストラクトゲーム好きとしてはたまりません。さらにはゲームジャンボリーも売られており、買い逃していた2号と新しい3号を購入しました。書籍は非常に充実していました。

Purchase-Games20160505.JPGまた、メジャーなところではクニツィアの「ラミー17」、「ツインズ」、「エスカレーション」が、それぞれテンデイズゲームズ、オインクゲームズ、ニューゲームズオーダーから出ており、早速購入。「ラミー17」はまったくの新作なので期待も高まります。アブストラクトや手軽なカードゲームも多く、気になったものをいくつか買ってしまいました。

Purchase-Books20160505.JPG終了後はRaelさんの先導で夕食会へ。そこでマクベスさんとも会い、みんなでゲーム談義やテストプレイに花を咲かせました。ゲームマーケットのパイオニアである草場さんをはじめ、さまざまな方と久しぶりに会った気がします。

その後は3次会と称したゲーム会へ。ここでは買ったばかりのゲームを遊ばせてもらいました。




鴉鷺 Aro
Aro20160505.JPG自分も購入したのですが、Raelさんが「4人用ペア戦のアブストラクトだからやろうよ」ということで遊びました。囲っても取らずに囲った枚数を得点とする囲碁ですが、タイルは裏向きに置かれるのでどちらのタイルかはわかりません。手持ちの大多数は自分の色のタイルですが、少しだけ相手の色のタイルもあります。よって裏をかいて、相手のタイルを置くということが可能なわけです。手番にはタイルを裏向きに1枚置くか、1枚表向きにするか、1枚を移動させるかができ、なるほどよくできています。あとで見たら2人でもできるようなので、今度は2人で遊びたい。




どっちの始末Show Dotchino Shimatsu Show
DotchnoShimatsuShow20160505.JPG「5本のキュウリ」を元にしたと思われる敗者を決めるゲームです。複数枚出しができるのが特徴ですが、あとで他のサイトでのレポートを見るとその条件がどうも間違っていたような気がします。このときは、あまり面白く思えませんでしたが、正しいルールで遊んでから、再び感想を記したいと思います。タイトルはテレビ番組の名前のもじりらしいです。




このあと、賽苑の2人とマクベスさんを含めた4人で「はちみつくまさん」を2ディール遊んでいたら、建物の明かりが消えて強制終了となりました。これで解散です。




CircusFlohcati-Gift.JPG翌日の6日はミスボドGWに午前中だけ参加し、翌々日の7日はエリックと東中野のディアシュピールで朝から昼過ぎまでボードゲームギークに掲載する日本のゲームを紹介するビデオ撮影をし、午後は一緒に浅草観光をして、さらに奥沢のJIGGに同行しました。8日の朝に中国へ向けて出発するとのことで、エリックとは7日の夜でお別れです。写真は今回頂いた「ノミのサーカス」のオーストラリア版。イカしたデザインですね。

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