浜log 2016.02.06

浜logを訪れるのは、久し振りです。十日市場の会場は初めてです。



ベガス Vegas
(説明 10分 プレイ時間 45分)
Vegas20160206.JPG前回は上級バリアントを使いましたが、今回は使わずにやってみました。結論から言えば使わないほうが収束も良いしスピーディーで良いと思います。バリアントを使うとダイスを使った(といっても振りませんが)3すくみの同時プロットになり、1か2でバッテイングすると争点のマスは空白に戻ってしまうのです。基本ルールでは一度チップが置かれたら、それが空白に戻ることはないので、すべて埋まっての決算がより起こりやすいのが美点です。

今回は後半で完全にタイになってしまい、誰も得点を得られなかったり、また最終ではかなりの激戦になったりと、なかなか面白い展開でした。次回は未プレイの「マギノール」を遊んで比べてみたいところです。

結果:ヒリュウ 37、tanaka 34、自分 11、裕次郎 9



フリント船長の財宝 Der Schatz des Käpt'n Flint
(プレイ時間 5−20分)
Kapt'nFlint20160206.JPGかなり久しぶりに遊ぶ「フリント船長の財宝」です。「デッドマンズトレジャー」の元のゲームでルールは同じです。箱が大きいので持ち運ぶには不便なのですが、中身だけならばあまりかさばりませんね。こちらの方が、ボードの形に特徴があったり、フリント船長やベンガンのコマが木製だったりとちょっと豪華です。読み合いとタイミングのゲームで、同作者の「ビジネス」を彷彿とさせます。それぞれの場所で最後に置かれたカードは裏向きで、以前のカードを表向きにするたびにそこにいたフリント船長やベンガンを動かすというルールはシンプルながらもよくできています。悩ましい! ついつい3回も遊んでしまいました。

1戦目:tanaka 31、ゆうすけ 19、自分 10、裕次郎 8
2戦目:tanaka 26、自分 23、裕次郎 10、ゆうすけ 9
3戦目:裕次郎 26、tanaka 19、自分 19、ゆうすけ 16



メモ ストリート Memo Street
(プレイ時間 30分)
MemoStreet20160206.JPGダイスの代わりにタイルと記憶力を使う「ヤッツィー」です。完全な運ではなく、ちゃんと覚えていれば有利になるというのはなかなか面白いアイディアです。これによって、他人と目標が重ならないようにすれば自分の欲しいタイルが取られずに残ったり、タイルは各13枚なので残りにはどのタイルがどれくらいあるというカウンティングもできたりと、自分好みのゲーム性があります。さらにジョーカーがそこまで強くないのがクニツィアらしいところで、もっとも高得点のトリプレットでは他のタイルと同じ扱いだし、どのタイルでも良いメモストリートでは0点扱いになります。

tanakaさんが数字の1−6でのボーナスを達成したものの、自分はボーナスはなかったものの早くにトリプルなどの役作りに成功して、1点差での勝利。いい勝負でした。かなり久しぶりに遊びますが、これはもっと遊ばれても良いゲームだと思います。単なるメモリーゲームと同じ扱いでケムニッツのボードゲーム博物館に置かれていたのを思い出しました。そこまでがちがちの記憶ゲームではないので、わりと万人におすすめです。

結果:自分 111、tanaka 110、裕次郎 84、もと 72



スティンジー Stingy
(プレイ時間 50分)
最近定番となっているスティンジーです。種類を増やしすぎて最後に収拾がつかなくなるという、典型的な負けのパターンで負けてしまいました。

結果:もと 67、tanaka 65、裕次郎 62、ヒリュウ 61、自分 50



レス パブリカ 2230AD Res Publica: 2230AD
(説明 20分 プレイ時間 65分)
ResPublica2230-20160206.JPGレスパブリカの新版でキックスターターで手に入れたゲームです。おそらくクニツィアでは初のキックスターターなのではないでしょうか。以前のクイーン第3版の特殊効果に、さらに大量に特殊効果が加わったゲームです。

宇宙がテーマとなりカードの名称は異なるものの、基本的な流れは同じです。これまでの村と町がスペースステーションとシティーになりました。種族5枚でスペースステーション1枚(3点)を獲得し、スペースステーション1枚につき技術が1枚補充でき、技術5枚でシティー1枚(9−4点)を獲得できます。

クイーン第3版にあった、僧侶と本はアトリアンズとクローニングとして受け継がれています。以前はそれぞれ5枚あり、2枚を集めるというものでしたが、今回はクニツィアの意図通りにそれぞれ6枚あり、3枚を集めます。アトリアンズ3枚で7点のリゾートが、クローニング3枚で大学(以降、5枚でなく4枚でスペースステーションや技術になる)が手に入ります。クイーン第3版の教会がリゾートに、図書館が大学になったのです。

種族デッキと技術デッキにはさらに6枚ずつ灰色のカードが加わりました。ゲーム終了まで持っていれば、どちらも各1点ですが、別の使い方もあります。パイロットはアトリアンズ以外の代わりになる種族ワイルドです。トルーパーは他人の能力を1手番だけ無効にできます。これは個人攻撃だし、そこまでして1点失う価値があるかは疑問です。

種族同種3枚と技術同種3枚でニューコロニーが手に入れられます。これは手札から2枚捨てることで捨て札から灰色のカード以外を戻せるというものです。2対1なので交換レートはそれほど良くないように思いますし、さらに捨てるうちの1枚は任意のプレイヤーに渡さなければなりません。

さらに各プレイヤーは個人ボードを持っており。4つのミッションの達成度が4分割された惑星で表されます。ミッションは「スペースステーション2枚獲得(7点)」「シティー2枚獲得(5点)」「自分の手番に交換3回(3点)」「技術の5種を1枚ずつ揃えて捨てる」となっており、誰かがこれを4つ達成させてもゲームは終了します。ミッションそれ自体は蛇足だと思いますが、終了上限が増えるのは面白いです。

全体的に、かなり特殊効果とルールが増えました。スペースステーション2枚は、獲得しなければ勝負にならないと思うので、3枚獲得でボーナスとするくらいが良い気もします。また自分の手番に3回くらいは交換するだろうから、これは不要でしょう。もうちょっとこの部分は練りこんだ方が良いと思いました。

結果:tanaka 56、自分 41、Kei 37、裕次郎 31



ちらかし放題 Chaos im Kinderzimmer
(プレイ時間 5−10分)
ChaosImKinderzimmer20160206.JPGクニツィアが作った「ドブル」のようなゲームですが、2枚のカードがあっても必ずしも一致するシンボルがあるとは限りません。めくっていって、一致するものが出たら素早く獲得します。基本ゲームはそれだけなのですが、上級バリアントが3つあり、今回はバリアントBの「3ペア一致」を試しました。つまりあるカードに描かれた3つのシンボルすべてが他のどれかにマッチしなければならないのです。見つければ4枚獲得です。どちらも惨敗でした。

結果
1戦目(基本ルール):さき 20、tanaka 12、Kei 8、ゆうすけ 2、自分 1
2戦目(バリアントB):tanaka 12、Kei 12、さき 4、自分 4、ゆうすけ 3



DTC DTC
(プレイ時間 10−25分)
DTC20160206.JPG最後はDTCです。それぞれ1ディールのみの勝負ですが、本来は数ディール遊んで合計を競う方が面白いと思います。3戦目は未プレイだというRaelさんやいえろーさんと一緒に遊びました。Raelさんは気に入ったようです。

結果
1戦目:自分 8、裕次郎 13、Kei 17、まっぱら 27
2戦目:まっぱら 11、自分 13、裕次郎 19、Kei 23
3戦目:Rael 5、自分 5、いえろー 14、裕次郎 残り



2次会ではポイズンを遊びました。5人で4ディール戦でしたが、思ったより5人も悪くなかったです。4人がベストなことには変わりませんが、王と枢機卿を4人で遊ぶのと同じくらいポイズンの5人も良いです。

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