ボードゲームサークル まんまる 2014.06.22

彼女のカレラRS トリックテイキングゲーム My Favorite Carrera RS Trick Taking Game
(説明 5分 プレイ時間 30分)
Carrera20140622.JPGちょっと変わったマストノットフォロー(つまり全員が異なるスートでなければらならい)のトリックテイクです。6スート各4枚ですが、どのスートも同数字4枚という変わった構成のデッキです。1、2、3、4、5のスートがあり4のスートだけ2種類あります。目的は最終トリックを取ることです。各トリックではスートに関係なく数字の大きいカードが勝ちますが、赤いガソリンチップと青いスピードチップを乗せることで数字を大きくできます。どのチップも1枚につき数値が1だけ大きいと見なします。同数値なら先出し勝ちです。

手番にはカードを表、または裏にして1枚出します。マストノットフォローなのでトリックで同じスートは出せませんが、出せても裏にしても構いませんしリードから裏にしても構いません。表で出した場合は青いスピードチップすべてと、さらに追加でガソリンチップを好きなだけ乗せられます。裏向きならばトリックに勝つ権利はありませんが、場にあるガソリンチップを裏向きに出したプレイヤー間で等分(端数切り捨て)に分けます。

トリックに勝つと青いスピードチップを1枚もらい、次のトリック以降で表向きに出すときに乗せてカードの数値を1つ大きくできます。これはラウンド中ずっと有効なのです。最終トリックに勝つと黄色の勝利点チップを1枚受け取ります。青いスピードチップはすべて返却しますが、ガソリンチップは次のラウンドへと持ち越しなのが面白いです。また、ガソリンチップはゼロサムのようですが、手持ち上限が5枚と決まっているために超過分がどんどんとなくなっていきます。

これまでに出したカードは自分の前に並べていくので、終盤は大体どのカードが残っているのかが分かりますが、それでも裏向きのカードがそれを難しくしています。

さらに1と2のスートのカードには特殊能力があり、1はそのトリックの4以上を0にし、2はプレイすると即座にガソリンチップ1枚を獲得できます。

最初は慣れない絵柄もあって非常に煩雑に思えたのですが、慣れてくるとなかなか考える所もあって面白いと思います。でも客商売さんの言うように、1を出すプレイヤーが5が勝つか3が勝つかのキングメイク的になるという問題は確かにありますね。また遊んでみたいです。

結果:イワイシ 2、ダイビキダ 1、客商売 1、自分 0



エレクトロニック ラビリンス Electronic Labyrinth
(説明 20分 プレイ時間 30分)
ElectronicLabyrinth20140622.JPGラビリンスは有名な子供のゲームですが、それに電子式の本を付けたゲームです。迷路には5人のキャラクターがおり、彼らに遭遇するたびにボタンを押して音声での指示を得ます。アイテムを取ってこいとか宝箱を運んでこいというもので、これらのミッションを達成すると褒美として宝石がもらえるわけです。宝石を一定数集めると終了です。ほかにもこの音声では物語を語ってくれたりとストーリーを盛り上げるのに一役買っています。問題はこれが英語であること。7カ国語に対応していますが日本語はなく、その場でみんなで内容を確認しなければなりません。

最初はかなり冗長になってしまい時間がかかるのではと思っていましたが、思いのほかあっという間に収束して終わってしまいました。短いし、また遊んでみたいです。

結果:アル隊長 15、河原 9、ナカタ 9、自分 8



タントニー Tantony
(プレイ時間 55分)
Tantony20140622.JPG前回は2ディールしかできなかったので、再びナカタさんと河原さんを誘ってタントニーです。1ディール目では負けていたものの、2ディール目でエースのトリックが3つも決まってなんと117点という大量得点を獲得。その後はほぼ互角の勝負となって逃げ切りました。最後のトリックに関してはそれまでと同様にトリックに勝ったプレイヤーがリードスートの一番低い数字を得点するがカードは交換しないとしていましたが、これは間違い、もしくは昔のルールのようです。現在は2つのルールがあるみたいです。

1:パーラットのトランプゲーム大百科 The Penguin Encyclopedia of Card Games(2000年)
最終トリックではリードスートは無関係で最も低い数値(複数の場合もある)を出したプレイヤーだけが自分が出したカードを得点する。カードはそのまま自分のものとなる。

2:パーラットのホームページ(2014年現在)ここ
最終トリックでは通常通りだが、トリックを獲得したプレイヤーがその得点となるカード(リードスートのモッtも低い数字)と自分のカードを交換する。

なお、1と2ではカードの得点も異なっており、1では絵札(JQK)は15点でエースは20点ですが、2ではJQKAがそれぞれ15、20、25、30点となっています。記憶をたどるともっと前は絵札が11点でAが13点だった気もするし、ルールは2回くらい変わっているかもしれませんね。点数はメリハリがあることもあって最新の2を使っているので、これからは最終トリックもカード交換方式を使いたいと思います。

結果:自分&ナカタ 232(25+117+29+61)、ダイビキダ&河原 184(47+43+38+56)



コンセプト Concept (ホビージャパン版)
(プレイ時間 35分)
Concept20140622.JPGホビージャパンから日本語版が発売されました。トピックが日本語になりプレイアビリティが増しました。アイコン(ピクトグラム)の意味の一覧表があり、英語版ではハートは「愛」ではなく何方かと言えば「生命」を表し隣りの髑髏の「死」と対比になっているなど、日本とは少々感覚が違うことろなどがわかるのは良いと思います。しかし「速い」「遅い」を表すウサギとカメのアイコンに「ウサギ」「カメ」と書いてあるのに意味はあるのでしょうか? また「表現」を表すアイコンも「漫画・アニメ」となっておりプレイの幅が狭くなってしまっている気がします。こんな妙な意味付けがなくたって漫画、アニメは表現できるし、あまりに多くの異なる意味をひとつのアイコンに付けるのもなあと思います。この日本語版だけかと思っていたら、気がつかなかっただけで英語版も同様に書いてありました(こちらの勘違いで文章を直してあります)。

ところで、写真のトピックをまったく思い出せないのですが、覚えている方はいますか?

結果:河原 16、一味 9、Jun 9、PAN−TA 6、ダイビキダ 4、自分 4



イゴール Igor: The Monster Making Game
(プレイ時間 15分)
Igor20140622.JPG「コード破り」のリメイク版です。箱を開けると中身が本当に少しでびっくりしました。「コード破り」のような赤いチップによる仕掛けはないのですが、それ以外は同じゲームだと思います。カード枚数など少し違うかもしれません。また終了条件が異なり、すべてのカードがなくなるまで行います。

ゲーム自体は面白いし、箱からだせばコンパクトなので持ち歩くには便利ですね。

結果:Jun 17、自分 13、ダイビキダ 12、一味 9



終了後の夕食で少しだけ「カップケーキの女王」のペア戦を遊びました。

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