名人宅ゲーム会 2011.06.11

AllGames20110611.jpgCU部のみずきさんに誘われて、CU部の常連の名人の家でのゲーム会です。まず、近所の洋食屋でみんなで腹ごしらえ。参加メンバーは、名人、テル田さん、ウサギさん、みずきさん、ヨツヤさん、パンサーさん、PHYさん、それに自分の8人です。3-4人ずつに2テーブルに分かれたり、8人みんなで一緒に遊んだりと、色々なゲームを楽しみました。




帝国 Imperium(古代ローマの新しいゲームより)
(説明 5分 プレイ時間 15分)
Imperium20110611.jpgまずは名人とPHYさんと3人で「古代ローマの新しいゲーム」から短時間エリアマジョリティの「帝国」です。8ラウンド制の標準ルールではなく、30点先取のルールで遊びました。このルールはリメイクされた「ローマ」に収録されている同名のゲームでも踏襲されている方式です。8ラウンド目に8番、9ラウンド目に9番、そして10ラウンド目に1と2番の両方を決算するのですが、3人だとあらかじめ2巡目の1や2にビッドするよりも8や9にした方が効率が良いのでこのルールは5人の時の方が生きてくると思います。

結果:PHY 30、名人 29、 自分 24




ボツワナ Botswana
(プレイ時間 45分)
Botswana20110611.jpg動物のコマの可愛さとは裏腹にシビアな株ゲームが楽しめる「ボツワナ」。1ラウンド目はライオンの0と5が両方手札にあり、戦略が建てやすく波乱も無く終了。2ラウンド目はパンサーさんが同様の手札だったようです。ところが3ラウンド目で予想に反して早く終わってしまい、テル田さんが27点のところを自分は13点というダブルスコアの惨敗。これが響いて、最終的にはテル田さんの勝利となりました。パンサーさんは「株ゲームは苦手なんだよね」と言いながら、パンサーコマ(レオパルド)を集めて楽しんでいたようです。

結果:テル田 86、みずき 78、自分 71、パンサー 66



コルセア Korsar(ハイデルベルガー版)
(説明 15分 プレイ時間 30分)
Korsar20110611.jpg8人で何か出来るゲームはということで、コルセアのチーム戦。5人までは個人プレイで、6、8人では2人ずつペアになってのチーム戦となります。ペア戦(パートナーシップ)のゲームでは通常向かい合ったプレイヤー同士がペアとなるのが常ですが、このゲームでは隣り合った同士がペアとなり、手札を見せ合って相談しても構いません。以前6人でのペア戦は何度か遊んだことがあるのですが、8人は初めてです。

パートナーと相談してワンツーアタックができるし、海賊と同色の海賊船が手札に無くてもパートナーにあれば使いどころもあるので、運の要素などは個人戦より少ないのかもしれないなあなどと思いました。名人と組んだ自分のチームには海賊2枚に加えて提督もあったのですが、手札をうまく活かしきれずに惨敗。このパーティーゲームでもなく、それでいてパートナーとの相談が楽しいという戦略ゲームはもっと遊ばれて良いと思います。

結果:みずき&ウサギ 31 パンサー&PHY 27、テル田&ヨツヤ 23、名人&自分 14



ベリシネベリシ Verish' Ne Verish'
(プレイ時間 25分)
VerishNeVerish20110611.jpg続けて6人で、ロシア版「ダウト」の「ベリシネベリシ」。CU部でもレポートされていますが、ダウト宣言の成否に関わらず、次のプレイヤーから打ち出すというルールで遊んでいたようです。以前の記事にも書いた通り、正式なルールはダウトが成功したときには打ち出しはそのプレイヤーからなので、今回は正式ルールを採用してみました。名人所有の草色のトランプはなかなか渋いです。

正式ルールで遊ぶのは2度目なので、どうも初めに習った「ぶっ飛んだ不思議な感覚」が忘れられずに、手札が後1枚の名人に向かって「ダウト」を言わせようと本能で嘘八百のカードを出してしまうというポカミス。たったひとつのルールの違いなのにかなりゲーム性が変わります。もしかしたら間違ったルールの方が全体的に見て自分には合っているのかもしれません。

結果:名人(1位)、自分(2位)、ウサギ(3位)、PHY(4位)、ヨツヤ(5位)、パンサー(6位)



ゴールドラッシュ Goldrausch
(プレイ時間 10分)
Goldrausch20110611.jpgちょっとだけ時間が出来たので10分で終わるゴールドラッシュ。めくって出していくだけなのですが、賭けチップを出すタイミングや他のプレイヤーとの相乗りなどゲームのエッセンスがある程度混ざっているのはすごいことです。本来なら人数分のディールで合計を争う方が面白いと思いますが、時間の関係で1ディール勝負。ウサギさんやヨツヤさんにも気に入っていただけたみたいです。

結果:自分 21、ウサギ 18 ヨツヤ 17



フレッシュフィッシュ FrischFisch
(プレイ時間 65分)
FrischFisch20110611.jpgここで5チームにわかれてフレッシュフィッシュです。以前CU部に持ち込んだことがあるのですが、そのときは序盤だけで途中終了になってしまったこともあり、漸く再戦の機会が巡ってきました。

道路建設のルールを把握しておくのが一番大切なのでいくつか例を挙げてしっかりと理解してもらうようにしました。初プレイヤーの方々も飲み込みが非常に早く、5人ということもあって絡みも色々とあり非常に面白かったです。以前は3人が良いと思っていたのですが、最近は5人がベストかもしれないと思うようになってきました。

序盤に連続でゲームショプのアウトレットが出て、引き取るはめになったことが響いてヨツヤさんと自分は14超えの遠回りになってしまいました。自分は他のプレイヤーも遠回りをさせるべく色々と画策したのですが、テル田さんの的確な助言もあって名人&テル田ペアの勝利。

結果:名人&テル田 -1、PHY 3、自分 10、ウサギ&みずき 12、 ヨツヤ 13




ミスター ダイアモンド Mister Diamond
(プレイ時間 10分)
MrDiamond20110611.jpg一応、この日の最後のゲームはピンク色のパッケージとダイアモンド君の絵柄も毒々しいミスターダイアモンドです。中身だけ別のパッケージで売ればお洒落な「インテリア風ゲーム」に十分なりうると思うのに、このパッケージのせいでおそらく余り売れていなかったのではと思われます。ボード上にはダイアモンドが並んでいますが、そのうち16個はボードに固定されている偽物です。手番にはどれかひとつを選んで取れれば自分のもの、取れなければ偽物なので何も得ずに終了です。たったこれだけのどれが偽物なのかを覚えていくという記憶ゲームなのですが、このアナログな感覚が面白く、ときどき遊ぶには良いゲームです。偽物をつかんでしまったときの感覚や相手が偽物をつかんだときの顔などは、アナログゲームのエッセンスと言っていいかもしれません。これをコンピューターゲームでやったら面白さは半分以下でしょう。

カードを使って遊んだことは殆どなかったのですが、今回は正式ルール通りにカードを使いました。手番にはまずカードをめくり、そこに取れた本物のダイアモンドを置いていくというだけです。まあどちらにしても、最多個数を取ったPHYさんの勝利です。

結果:PHY 22、自分 20、ヨツヤ 15、テル田 11、ウサギ 11、みずき 10、名人 8(単位1000)



近くのファミリーレストランで夕食をとり、そのあとは解散。自分は名人と名人宅に戻って、さらに2ゲームほど楽しみました。



市場のお店 Auf Heller und Pfennig
(プレイ時間 45分)
AufHeller20110611.jpg多くのゲームの中から名人がチョイスしたのは、クニツィアの古典的名作「市場のお店」です。一応4人まで遊べますが、2人がベストで人数が多いほど面白みは薄くなります。3ラウンド勝負で、6個ある使い切りの2-4倍のお店コマをどのタイミングでどういう配分で使うのかは結構考えるし、タイルを引くかコマを置くかだけでこれだけ悩ませるのはさすがというしかないデザインです。1枚しかない使い切りの手札も良い味を出しており、リメイクの「ベーオウルフザムービー」よりもシンプルなタイル構成で自分はこちらの方が好みです。

結果:自分 372、名人 196



ダズル Dazzle
(プレイ時間 15分)
Dazzle20110611.jpg翌日がゲームマーケットということもあり、この日の締めは賽苑のダズルです。自分の手札は相手の場札か得点札にしかならないので、相手がプレイできるスートがある程度はコントロールできるのがこのゲームの面白さです。最近こういった「自分の手札が自分の場にプレイできないゲーム」というシステムに魅力を感じており、「マメじゃないよ」「ダビデとゴリアテ」などが該当しますが「モダンアート」なども余り自分の絵を買わないので近いプレイ感覚があるかもしれません。

久し振りなので、このねじれた感覚を少々忘れていました。中途半端に狙い過ぎて、結局1スートしか取れず、2スート獲得した名人の勝利です。

結果:名人 16、自分 11



翌日はゲームマーケットだというのに、遅くまで遊んでいただいて、ありがとうございました。また一緒に遊びましょう。

CU部のレポートはこちら

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