秋葉原水曜日の会 2011.03.30

少々遅くなりましたが、3月最後の水曜日の会の報告です。今回は写真を撮り忘れていて、写真が少ないです。



カンパニーレ Campanile
(説明 10分 プレイ時間 20分)
Campanile20110330.jpg1995年にブラッツから発売されていた同名のゲームのリメイクです。新しくなってルールが変更になったらしく、ギークのフォーラムなどを読む限りは改良されているとのこと。どんどん高くなる5つの塔。もっとも高くなるのはどの塔でしょうか? 高い塔に誰よりも多くビッドチップを置くのが目的です。

5つの塔が5種類の12枚ずつのカードでどんどん高く伸びていきます。各自1~3の価値があるビッドチップを計9枚持ってゲームスタート。手番には3枚の手札から1枚プレイして、ビッドし、最後に公開されている3枚から1枚補充します。プレイした塔のカードは置き方によって1~3階分高く出来ます。ビッドは任意ですが、補充用に公開された3枚に対応する塔のどれかにしかビッドできないこと、そしてビッドするチップは手番で増やした階層と同じ価値でなければならないこと、という2点がゲームを悩ましくしています。山札の中間と終わり近くにスコアリングカードがあり、これが出ると、それぞれ中間決算と最終決算になります。

シミーズさん持ち込みで、ドイツゲームのシンプルなルールとそこから生み出される戦略性をよくとらえているゲームだと思いました。とくにビッドチップの数値の縛りとビッドできる場所の縛りが良くできています。今回は5人でしたが、3-4人くらいが面白いのではないでしょうか。

結果:ユリチョフ 12、シミーズ 10、ボー 8、ナカタ 7、自分 7



乞食と泥棒 Beggars and Thieves
(プレイ時間 30分)
BeggarsAndThieves20110330.jpg2人用トリックテイクの傑作ではないかと思っているこのゲーム。今回はトリックテイク好きのシミーズさんと対戦しました。3人用や4~5人用のルールもありますが、2対3や1対2のチーム戦で、ルールを読んだ限りでは2人用がやはり面白いのではないかと思います。シミーズさんは多人数戦を遊んだことがあると言っていましたが「この2人用の方が断然面白い」と言っていたので、間違いないでしょう。手札に公開の部分とあとから出てくる部分、それに通常の相手からは見えない部分とあり、これがマストフォローのルールもあって深みを与えています。いつも、合間に遊ぶので1、2ディールだけだったのですが、今回は一応正式ルールの半分の250点先取でプレイ。各ディール120点なので4ディールで決着がつきました。このくらいがちょうど良い長さかなあと思います。

なお、シミーズさんのリサーチによれば将校スカートという似たゲームがあるそうです。このゲームもスカートデッキをアレンジするだけで遊べますので、興味がある方は是非遊んでみて欲しいですね。

結果:自分 270、シミーズ 210



モダンアート Modern Art
(プレイ時間 60分)
ModernArt20110330.jpgささおやじさんのリクエストもあって、モダンアートです。かなり偏った展開で、何故かまったく場に出ない灰色の画家(ドイツ語、英語版のヨーコに相当。13枚ある)。自分には灰色のカードがゲームを通して1枚も手札に来なかったので、プレイし易く、場をうまくコントロールして勝ち切りました。

結果:自分 505、けろ 470、河原 461、ささおやじ 340



トリックマイスター Stich-Meister
(プレイ時間 65分)
ゲーマーのパーティーゲームと思っているゲーム。毎回のルールカードに翻弄されます。今回は以前ほど得点にアンバランスな印象はなく、ランダムでわからないなりに、うまく立ち回っていくという面白さを味わいました。ルールカードの組み合わせで「2番目に強いプレイヤーが取るけど、左隣のプレイヤーが取ったものが自分のマイナスになる」「ゲームの始めに3枚右に渡し、2トリック目終了後に1枚左に渡す」「切り札はマイナス1点で右隣のプレイヤーの点が自分の点になる」とかいろいろありました。数字の4と9が両方切り札になり、さらに切り札はマイナスになったときにはきつかったです。

結果:河原 14、けろ 12、自分 3、カズ -2、ささおやじ -8



ブクブク Land Unter (アミーゴ版)
(プレイ時間 45分)
ドーラがアミーゴから出していたゲーム。今回は河原さん持ち込みの箱の下側が赤い新版ですが、カードのデザインなどは変わっていません。はげたかの餌食や6ニムトと同じ、手札の同時選択公開を使ったゲームなのですが、デュープリケートブリッジのように全員の手札を1度ずつ担当することや2番目に大きいカードが失点を食らいやすいなど、ドーラらしいひねりの利いたゲームになっています。

河原さんの持ち込みです。手札によって、水位カードを取り易いもの、避け易いものなどあり、どのような順番でどこで勝負をするかを考えるのは楽しいものです。マイナスをくらわなかったので、なんとか1点差でトップになりました。

忘れがちなルールとして、誰かが脱落したらそのプレイヤーを除いたなかで水位が最も高いプレイヤーが浮き輪を失うという厳しいルールがあります。

結果:自分 17、河原 16、いたる 9、ささおやじ 9、れのん 4



ドクロと薔薇 Skull & Roses
(プレイ時間 各5-15分)
最後にいたるさんと河原さんに教えてもらった軽いブラフのゲーム。フランスのリュイメームから発売されており、日本ではホビージャパンからもうすぐ発売されるとのことです。ゲームの実物がないので他のゲームで用具を調達して、ブクブクと同じメンバーで2回遊びました。なかなか短時間で鋭いゲームで、これは製品版が出たら欲しいなあというくらい良い出来です。コンポーネントが少ないので、こういうゲームこそゲームリンクの付録に(版権の問題は別にして)相応しいのではないでしょうか。

結果:自分 2勝

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